あべこべ幻想郷で転生生活を!   作:てへぺろん

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ピクニック編でのお話です。まずはシン視点側からです。



本編どうぞ!


36 みんなで楽しいピクニック!(シン編)

 <ミナトが命蓮寺に着いた頃> 

 

 

シン「よ~し!ついたぞ!みんな!」

 

 

 今日は暑い季節にぴったりの湖でみんなでピクニックをしに来た。それと保護者達も同席だ。

 もこたん、慧音先生と椛にリョウタ先輩と純狐さんも一緒だ。先輩は誘ったら喜んで来てくれて、クラピー(クラウンピース)と純狐さんもやってきた。ヘン(ティー)(ヘカーティア)の方は来られなかったようだったが。

 

 

 リョウタ「ワイらも呼んでもろてなんかスマンのぅ」

 

 シン「いいって!ピクニックは大勢の方が楽しいしな♪」

 

 椛「あの……なぜ私も……?」

 

 

 椛はこの場違い感に困惑した。強制的にシンに連れて来られたのだ。

 

 

 シン「お前、最近家にこもりっぱなしだったろ?たまには気分転換に外で遊んだらいいんだよ!」

 

 椛「しかし……」

 

 

 自分にそんな資格があるのだろうか……私はあなたを殺そうとしたのに、あなたは私を許したつもりでしょうが、私自身は許せていない……はたて様にフラれてからは、私は罪滅ぼしをすると誓ったのにまだ何もやっていない。そんな私が彼女達の幸せの場所に居ていいのだろうか……。

 

 

 リョウタ「椛はんだっけか?嬢ちゃんは?」

 

 椛「あ、はい。リョウタさんでしたね。なんでしょうか?」

 

 リョウタ「事情はシンから聞いてる。けど、ワイは椛はんを責めようと思わんで?」

 

 椛「な、なぜです!?私はシンさんにひどいことを……!」

 

 

 椛にはわからなかった。シンさんもリョウタさんもなぜ私に優しくするのだろうか……。

 

 

 リョウタ「確かにしたことは許せんことかもしれんが、シンが許すと言ったんじゃ。ワイはシンがそう言うなら何も言わん。責めることもせん。椛はんだって反省してるんや。反省してるのにもっと反省しろなんて言わんよ。椛はんは優しい子じゃってことワイにはわかるで」

 

 

 そう言って私を見る目は優しかった。シンさんと生活していて、時々シンさんが私に向ける目とそっくりだった。何故かその目を見ていると安心している自分がいる。椛の尻尾か微かに揺れ動いた。

 

 

 シン「ま、そういうことだ。今は何も気にしないで遊べよ。走り回ってもいいんだぜ!リード持って来たらよかったかな?」

 

 椛「わ、私は犬ではありません!白狼天狗です///」

 

 リョウタ「ガハハハ!いい光景だのぅ!」

 

 

 ------------------

 

 

 妹紅「……」

 

 慧音「どうした妹紅?顔が怖いぞ?」

 

 妹紅「別に……なんでもねぇよ……」

 

 

 妹紅は不機嫌になった。さっきまではピクニックを楽しみで仕方なかったが、あの()と楽しそうにしているシンを見るまでは……。

 

 

 ルーミア「ガルルルルル!!」

 

 大妖精「ど、どうしたの!!ルーミアちゃん!?」

 

 リグル「な、なんか怖い……」

 

 フラン「どうしたの?みんな?」

 

 

 そして、ルーミアも不機嫌になった。説明するまでもなく、嫉妬していた。木の枝をガリガリ噛んで、枝がボロボロになっていた。

 

 

 純狐「女の嫉妬ほど見苦しいものはないわ」

 

 妹紅:ルーミア「「ああん!?」」(威圧)

 

 大妖精「ひッ!!」

 

 

 純狐はクラウンピースの保護者としてヘカーティアからお願いされてピクニックについてくることになった。本当は行く気はなかったが、ヘカーティアから「今のうちに男嫌いを直しておきなさい♪」―そう言われたのであった。それもあってか、純狐も不機嫌だったのだ。

 

 

 純狐「事実を言ったまでじゃない?永遠の時を生きても、見た目はブサイク、ロン毛の汚らしさを兼ね備えた老婆と肉しか興味がないちびブサイクに好かれる彼に同情するわ」

 

 妹紅「誰がロン毛のババアだって!!」

 

 ルーミア「誰がちびだって!!」

 

 

 妹紅は全身から炎を作り出し、ルーミアの姿は大人に変わった。完全にバトルする状況に陥っていた。

 

 

 クラウンピース「これヤバくない?」

 

 ミスティア「ヤバいわね」

 

 チルノ「あたいの方が強いんだぞー!」

 

 

 チルノだけが、状況を把握していなかったが、そんなことお構いなしにバトろうとした時に3人に強烈な痛みを感じた。

 

 

 妹紅「いってぇ……慧音なにするんだよ!」

 

 ルーミア「いたいのだぁ……!」

 

 純狐「いっつっぅ……あなた!私に何してくれてるのよ!」

 

 

 慧音が3人に頭突きをくらわせたのだ。額が赤くなって腫れている。これには純狐であっても堪らないのだ。

 

 

 慧音「3人とも!今日はピクニックに来たんだ!今日一日は楽しく遊ぶことにしろ!大の大人が子供の前で恥ずかしくないのか!」

 

 

 カンカンに怒っている慧音。折角楽しみにしていたピクニックが3人のせいで台無しになるのは妹紅もルーミアも望まない。説教された純狐も渋々暴れないことにした。

 

 

 シン「待たせたな。ん?どうしたお前ら?」

 

 慧音「いや、なんでもないさ。さぁ!みんなで何して遊ぼうか!?」

 

 

  ・

  ・

  ・

 

 

 シン「ふぃ……ちょっと休憩だ」

 

 妹紅「よ、よぅ!隣いいか……?」

 

 シン「お!もこたん!いいぜ!是非座ってほしい♪」

 

 妹紅「そ、そうか……なら……」

 

 

 ちょこんと俺の隣に座るもこたん。チルノ達とドッジボールをしていて、休憩がてら木陰で一服する。タオルで汗を拭くもこたんの姿に目が離せない……ふつくしい……。

 

 

 妹紅「な、なんだよ……?」

 

 シン「いや……いい眺めだと思ってよ」

 

 妹紅「―ったく……相変わらずだな。お前は」

 

 

 やっぱりいいなぁ……もこたんの声は……聞くだけで癒される♪そうなんです!俺は相変わらずなんですよ!だが、これだけは譲れない。もこたんカワユス♪(←これ重要!テストに出ます!)

 

 だが、こうしてもこたんと二人で会話するのも久しい気がするぜ。初めてこの幻想郷に来た頃を思い出す……。

 

 

 シン「そう言えば初めて、もこたんに出会った時は俺って変態だったな……」

 

 妹紅「出会った時じゃなく、今もだろ?」

 

 シン「言ってくれるな。あの時は興奮が抑えられなかったんだ。仕方ないじゃん!好きなキャラと実際会って興奮しないわけがない!」

 

 妹紅「興奮……するのか……私でか……?」

 

 

 チラッとこちらを見るもこたん。その目SAIKOU!

 

 

 シン「正直言うと……する!興奮しないわけがない!俺はもこたん大好きだからな♪」

 

 妹紅「……バカ///

 

 シン「ん?今なんつった?」

 

 妹紅「……変態って言ったんだ。バーカ♪」

 

 

 汗を流しながら、こちらに笑顔を向けて罵倒してくるもこたんの姿が目に焼き付いた。

 

 ------------------

 

 

 フラン「……シンお兄さんと妹紅お姉さんは仲いいんだね」

 

 リグル「そうだね。「もこたんの魅力をまた知ってしまった!」って言ってるしね。」

 

 クラウンピース「はへー!それじゃちょっと悪戯でもしちゃおうかな♪」

 

 ルーミア「よし!いい考えだ!ピース!実行しよう!」

 

 大妖精「だ、駄目だよ!シン先生に迷惑だよ!」

 

 

 大妖精が二人を説得している傍でシンと妹紅を見る椛。

 

 

 椛「……」

 

 チルノ「椛どうしたんだ?」

 

 椛「―え?」

 

 

 自分はいつの間にかボーっとしていたらしい。チルノ声をかけてもらえるまで気がつかなかった。

 

 

 チルノ「風邪か?なら、あたいが氷漬けにして風邪を治してあげるよ!」

 

 椛「それでは風邪が悪化しますよ……」

 

 

 チルノにツッコミを入れる椛。だが、チルノのおかげで少しは気持ちの余裕ができたのか、気分が楽になった。

 

 

 椛「ありがとうチルノ。少し楽になったよ」

 

 チルノ「おお?そうなのか?それならよかったな!」

 

 椛「ああ。ほら、私に構ってないで遊んできなさい」

 

 チルノ「椛も一緒に遊ぶんだぞ!遊んだら元気でるぞ!」

 

 椛「お、おい!ち、チルノ……!」

 

 

 椛はチルノに手を握られてフラン達の元へ走った。

 

 

 チルノ「椛も一緒にドッジボール混ぜてやろう!」

 

 椛「わ、私は……!」

 

 フラン「椛お姉さんも一緒に遊ぼう!人数多い方が楽しいもん!」

 

 リグル「そうだね。大ちゃん!ピースとルーミアも連れてきて!」

 

 大妖精「あ、わかったよ。ほら!二人共ドッジボールの続きするよ!」

 

 ピース「ああ!折角悪戯しようかと思ったのに……って力つよッ!?」

 

 ルーミア「大ちゃんこんなに力強かったかぁ!?」

 

 

 抵抗虚しく、大妖精に引きずられる二人。

 

 

 ミスティア「さぁ、続きをやろう!」

 

 チルノ「ほら!椛も!」

 

 フラン「はい!」

 

 

 フランからボールを渡された。

 

 

 椛「……ふ♪(子供には勝てないな……)」

 

 

 子供達と笑顔で遊ぶ椛の姿がそこにあった。

 

 

 ------------------

 

 

 レミリア「―これは本当においしいわね!」

 

 美鈴「味もにおいも焼き具合も程よく仕上がっていますね!」

 

 パチュリー「男の料理を食べれるなんて……夢のよう♪」

 

 小悪魔「私はシン様の精力(意味深)の方がいいのですけどね♪」

 

 レミリア「お仕置きが足りないのかしらね……」

 

 

 お昼時にみんなでバーベキューをすることになった。コンロは当然河童製だ。なんでも作ってくれてお値段格安で提供してくれた。にとりの奴ちゃっかりしてるぜ。なぜ、レミリア達がいるのか?湖の近くに紅魔館が建ってるだろ?フランもいるし、みんなで食べた方が楽しいと思って呼んだんだ。

 

 

 咲夜「シン様、わざわざ私達を呼んでいただいて申し訳ありません……」

 

 シン「気にするなよ。大勢で食べると楽しいだろ?ほら、咲夜の分だ」

 

 咲夜「―ありがとうございます」

 

 

 律儀にお辞儀までして皿を受け取る咲夜。<完全で瀟洒(しょうしゃ)な従者>は伊達じゃなかった。

 

 

 影狼「うまうま♪」

 

 わかさぎ姫「影狼、ゆっくり食べなさいよ……」

 

 蛮奇「……まったくだ……だが……美味……♪」

 

 

 影狼が肉のにおいに連れられて、草の根ネットワークの皆さんもやってきた。狼だから仕方ないよな。

 

 

 リョウタ「随分賑やかになったのぅ!ワイが居ない間にここまで友人を増やすとはやるのぅ!」

 

 シン「自然と集まってくるんだ。しかも、全員美人……最高でしょ先輩?

 

 リョウタ「全くじゃ。こんなにハーレムじゃ罰が当たってまうわ♪

 

 

 ひそひそ話をする二人。二人以外に男はいない。これぞハーレム天国!俺の気分はウハウハだ!

 

 

 妹紅「ふん!」

 

 シン「―ってぇ!」

 

 妹紅「ダラしない思考が丸見えだぞ。ちゃっちゃと焼かないとダメだろが」

 

 

 もこたんが俺の足を踏んづけた。痛い……だが、我々の業界ではご褒美です!そんなことを考えてると更に踏んづけられた。もっとやって……♪

 

 

 リョウタ「おうおう、夫婦喧嘩はそれぐらいにしといたらどうじゃ?」

 

 妹紅「ふ、ふふ……ふうふぅう!?」

 

 

 妹紅の顔がこれでもかっと思うぐらい赤く染まり狼狽(ろうばい)する。持っているトングがブンブンという音を立てて上下に振られる。

 

 

 妹紅「ち、ちがう!わた、わたしはそんなんじゃねぇ!誰がこいつなんかとぉ!!」

 

 

 Σ(゚д゚lll)ガーン!もこたんに拒否られた俺……ショックだ……。

 

 

 リョウタ「そうかい?ワイから見ればお似合いだと思うんじゃがな?」

 

 妹紅「お、お似合い……///」

 

 

 妹紅は下を向いて動きが止まった。どうしたと周りが聞いても答えない。おかしいと思い、咲夜が妹紅の顔を覗き込むと……。

 

 

 咲夜「シン様、リョウタ様……妹紅は気絶しているようです」

 

 

  ・

  ・

  ・

 

 

 妹紅「ううん……あれ?私は……?」

 

 レミリア「目が覚めたようね?」

 

 妹紅「レミリア!?」

 

 

 意外な人物が目の前にいた。レミリア・スカーレットだ。それと横には咲夜もいた。

 

 

 咲夜「お目覚めですね。冷たい飲み物でもどう?」

 

 妹紅「あ、ああ……ありがとうな……」

 

 

 なぜ二人が木陰で私と一緒にいるか疑問だった。そう言えば私はなぜ木陰で寝ていたんだろう……?

 

 

 レミリア「人払いは済ませてあるわ。あなたと少しお話しがしたかったの♪」

 

 

 クスッ♪っと笑みを浮かべる幼女の姿だが、500年も生きている吸血鬼だ。カリスマが溢れているのがわかる。

 

 

 レミリア「あなた、シンとどこまでいっているのかと思ってね♪」

 

 妹紅「……は?」

 

 

 妹紅の思考が一瞬停止したが、なぜ自分が木陰で寝ていたのか思い出した。自分でもわからないが、体温が上がっていくのがわかる。頭の中には夫婦と言う単語が浮かび続けていた。

 

 

 妹紅「/////」

 

 レミリア「私よりもずっと年上なのに、初心(うぶ)なのね。かわいいわ♪」

 

 妹紅「だ、誰がかわいいって!!」

 

 レミリア「ふふ♪ごめんなさい。ちょっといじめたくなっちゃったの♪それに彼らから見たら私達はかわいいのでしょ?あなた自分を誇っていいのよ♪」

 

 

 そう言いながら紅茶を飲むレミリア。かわいい子にちょっかいをかけたくなる性格なのだ。紅茶を飲み終えたレミリアは遊んでいるフラン達を眺めながら話し始めた。

 

 

 レミリア「彼には感謝しているわ。フランがあんなに楽しそうにしている光景を見れる日が来るなんてね……」

 

 

 フラン達は湖で水遊びをしている。(パチュリーの魔法で水も平気へっちゃら!)美鈴や影狼達も加わり、全員がとても楽しそうに見えた。

 

 

 レミリア「姉としてこれほど嬉しいことはないわ。フランに変わるきっかけを与えてくれたシンにはスカーレット家の名を与えてもいいと思っているわ」

 

 妹紅「―な!?」

 

 

 名を与えるとは、言わば結婚して夫婦になってもいいと言っているものと一緒だ。そんな言葉に妹紅は敏感に反応してしまった。

 

 

 レミリア「でも、安心しなさい。彼は素敵な方よ。本当に夫になってくれるなら私は喜んで受け入れるわ。でも、彼はある子に夢中みたいだから私はその子を応援することにしたの」

 

 

 妹紅を見る目はなんだか羨ましそうな目をこちらに向けていた。

 

 

 レミリア「正直に言うとあなたが羨ましいわ。彼にここまで思われているあなたがね……」

 

 妹紅「私は……別に……」

 

 レミリア「何も言わなくていいわよ。ただの独り言よ……それに彼の()()が見えなかったの。彼がこの先どうなっていくかわからないし、彼に関わる周りの者達もどうなっていくかわからない。誰かの愛に答えるかも知れないし、自分の意志を貫くのかもしれないわ。妖怪になっても、中身は人間のまま……人間は変わっていくわ。でもね、私はあなたを応援することに決めたの。彼に思われているあなたをね……」

 

 

 レミリアが話し終えると咲夜はいつの間にかもう一つティーカップをテーブルに用意していた。

 

 

 レミリア「さぁ、あなたと彼のお話し聞かせて頂戴。あなたが彼をどう思っているかをね♪」

 

 妹紅「別になんとも思ってねぇよ……」

 

 レミリア「今はそんな回答でもいいわ。今は……ね♪」

 

 

 微笑むレミリアと戸惑う妹紅の二人を横で見ていた咲夜はこう思った。

 

 

 咲夜「(ホント……鈍感なのね。あなたは……でも、頑張って♪)」

 

 

 心の中で応援する者がいた。

 

 

 ------------------

 

 

 シン「ゴミは持ったか?忘れものないな?片づけOKだな?」

 

 

 夕暮れ時に近づいていた。ピクニックも終わりを迎える時が近づいていた。

 

 

 レミリア「本当に今日は楽しめたわ。シン、ありがとうね♪」

 

 フラン「シンお兄さんありがとう!」

 

 

 スカーレット姉妹から感謝されている……楽しんでもらえたのなら何よりだった。

 

 

 美鈴「いつでも来てくださいね!アポとってなくても大歓迎ですよ!」

 

 小悪魔「そうですね。特に夜、図書館にお越しになると特別サービスがありますよ♪」

 

 レミリア「咲夜……」

 

 咲夜「―は!」

 

 

 小悪魔の姿が目の前から消えたと思ったら、返り血が付いた咲夜が立っていた。

 

 

 パチュリー「咲夜、返り血……」

 

 咲夜「失礼しました。お目を汚してしまいましたね」

 

 シン「小悪魔はどうしたんだよ?」

 

 咲夜「安心してください。()()はそうそう死にませんから……」

 

 

 そう言って笑顔で答える咲夜。小悪魔よ……アーメン……。

 

 

 影狼「こわいわー!人間こわいわー!!」

 

 

 ついでに影狼が怯えていた。

 

 

 わかさぎ姫「私達までお邪魔して楽しませてもらって、なんだか悪いわね……」

 

 蛮奇「この……借りは……いつか……返す……」

 

 シン「それなら期待してるぜ。俺も楽しかったよ」

 

 フラン「シンお兄さんまた今度ねー!」

 

 

 紅魔館メンバーと草の根メンバーと別れた俺達。

 

 

 チルノ「あたい達も帰ろっか!」

 

 大妖精「シン先生、今日はありがとうございました!」

 

 リグル「ありがとう!」

 

 ミスティア「今度屋台でサービスするわね♪」

 

 

 チルノ達もそれぞれ帰路につく。子供姿のルーミアだけが俺に寄ってきて……小声言った。

 

 

 ルーミア「今日はありがとうな♪ますます好きになった♪

 

 

 そう言うと軽く耳にキスをした。

 

 

 ルーミア「またなのだー!」

 

 

 そう言って帰って行った。勿論のこと俺の耳は真っ赤になっていた。

 

 

 慧音「まったく……子供の姿だからって……何をやっているんだ……///」

 

 

 慧音もそんな光景を見て赤くなっていた。もこたんの目が怖かった。椛の目は冷めた目でこっち見てた……そんな目で見ないでくれよ……。

 

 

 リョウタ「ええのぅ♪モテる男は辛いのぅ♪」

 

 シン「先輩だってこの世界じゃモテるだろうに……」

 

 リョウタ「ガハハハ!確かにのぅ!シン、今日はワイらも呼んで貰ってありがとな!困ったことがあったらいつでも助けるからよ!」

 

 クラウンピース「女タラシのお兄さんバイバイ~♪」

 

 シン「おま!?」

 

 

 先輩達も帰って行った。クラピーの奴覚えてろ!それに純狐さんはなんだかずっと先輩の方を向いていたがどうしたんだ?まぁ、何かあったんだろうが、俺が介入することじゃないな。

 

 

 シン「じゃ、俺達も帰るか……もこたん、椛……その目で見ないで……耐えられないから……」

 

 

  ・

  ・

  ・

 

 

 慧音「シン殿、今日はありがとう。美味しい料理も食べれて、楽しませてもらった。これでまた明日から頑張れそうだ」

 

 シン「無理はしないでくれよ先生?先生がぶっ倒れたら俺の仕事増えるんだからよ」

 

 慧音「ああ、わかってる。3人共気をつけて帰れよ」

 

 

 慧音先生と別れ、後はもこたんを家まで送っていこうとしたが、止められた。

 

 

 妹紅「私はここでいい。家に一人で帰れるさ」

 

 シン「大丈夫か?もうすぐ夜だぞ?妖怪に襲われないか?」

 

 妹紅「襲われる確率が高いのは男のお前の方だ。椛、しっかり守ってやれよ」

 

 椛「はい」

 

 

 椛に守られる俺か……そりゃ、今は椛の方が強いもんな……俺ももっと強くなる必要があるな。おっとそうだ!もこたんに渡しておこう……!

 

 

 シン「もこたん、これやるよ」

 

 妹紅「?握り飯か?なんで私に?」

 

 シン「余り物で作ったもんだが、味は衰えていない。焼き係やってたし、気絶してしまって飯少ししか食べてないだろ?だから、お前のために用意したんだ。食えよ♪」

 

 

 妹紅は差し出された握り飯とシンの顔を見比べていた。

 

 

 妹紅「(まったく……これだからこいつは……)」

 

 

 差し出された握り飯を受け取って妹紅は帰っていった。その足取りはとても軽く思えた。

 

 

  ・

  ・

  ・

 

 

 シン「帰って来たぜ!我が家に!」

 

 

 盛大に扉を開けるが当然中に誰もいない。横には、椛がちゃんといるが……。

 

 

 椛「今、お風呂の準備しますので少々お待ちを……」

 

 シン「待て!それは俺がやる。お前はゆっくり休んでろ」

 

 椛「しかし……お疲れですよね?」

 

 シン「お前の方が疲れているだろ?いつも気を張り過ぎて、毎日正座で暮らし、夜に剣の鍛錬をしてる誰かさんよりかは疲れてねぇぜ」

 

 椛「……鍛錬していること知っていたんですか……!」

 

 

 椛は自分が夜な夜な抜け出して剣の鍛錬をしていることはシンに知られていないと思っていたのだ。

 

 

 シン「ちゃんと知っていたさ。剣の鍛錬だけじゃなく、罪滅ぼしに何かをしようとしているが、何もできてなくて迷っていることもな」

 

 椛「……」

 

 シン「だけど、少しは気分が楽になったろ?今日の椛は一段とかわいかったぞ♪」

 

 椛「な、なにを!?」

 

 

 耳と尻尾が跳ね上がった。椛はそれほど驚いたのだ。

 

 

 シン「チルノ達と遊んでいる時の椛は特にな。無理に急ぐ必要なんてないし、自分のペースで罪滅ぼしでもなんでもやればいいさ。ちゃんと天狗達の元に帰れるよう協力するし、困ったことがあったら手を貸すさ。それに、落ち込んでいる椛より元気な椛の姿を見ている方がいいからな♪」

 

 

 笑いながら道具を台所に置き、お風呂の準備をするシン。椛は何も言えずにただ……。

 

 

 椛「……ありがとう……ございます……」

 

 

 風呂場にいるシンには聞こえなかったが、椛はそうつぶやいた……。

 

 




ちょいちょい既に登場しているキャラと絡ませていく次第です!
次もピクニック編です!
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