あべこべ幻想郷で転生生活を!   作:てへぺろん

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ピクニック編のリョウタ視点です!



本編どうぞ!


37 みんなで楽しいピクニック!(リョウタ編)

 <ミナトが命蓮寺に着いた頃> 

 

 

 クラウンピース「やっぱり地上はいいね♪」

 

 

 シンに誘われてピクニックに同席することとなった。ピースちゃんは昨日から楽しみで仕方なかったようじゃ。子供だから当然じゃ。残念ながらラズリはんはこれなかったようだったんじゃが、純狐はんが保護者で来てくれたようじゃった。

 

 

 純狐「なんで私が……」

 

 リョウタ「純狐はんはピクニック楽しみじゃないんかいな?」

 

 純狐「私は男が苦手なのよ。あなたもよ。近づかないでくれるかしら……」

 

 

 純狐はんのこの対応に慣れてしまったワイ。けど、やはり少し悲しいのぅ……男嫌いな理由は聞いてないが、純狐はんが嫌ならワイはそっとしておくだけじゃ……。

 

 

 クラウンピース「(友人様ったら……お兄さんも不憫だねぇ……)」

 

 

 そう思ったがクラウンピースは何も言えなかった。純狐の心に残った傷跡を考えれば口出しできるものではなかったためだ。

 そんなことも知らずにシンを探すリョウタ。

 

 

 リョウタ「お!居たのぅ!」

 

 

 シンは犬っ子と一緒にいた。

 

 

 リョウタ「ワイらも呼んでもろてなんかスマンのぅ」

 

 シン「いいって!ピクニックは大勢の方が楽しいしな♪」

 

 椛「あの……なぜ私も……?」

 

 

 犬っ子……確か椛はんとか聞いたのぅ。シンと一緒に暮らしているとか……いろいろ問題があったみたいじゃのぅ……。 

 

 

 シン「お前、最近家にこもりっぱなしだったろ?たまには気分転換に外で遊んだらいいんだよ!」

 

 椛「しかし……」

 

 

 どうやら椛はん、ここにいることに抵抗があるようじゃのぅ。ここは先輩であるワイがアドバイスしといたるかな! 

 

 

 リョウタ「椛はんだっけか?嬢ちゃんは?」

 

 椛「あ、はい。リョウタさんでしたね。なんでしょうか?」

 

 リョウタ「事情はシンから聞いてる。けど、ワイは椛はんを責めようと思わんで?」

 

 椛「な、なぜです!?私はシンさんにひどいことを……!」

 

 

 自分で悪いことをしたとわかっとるのぅ。なら、ワイが言えることを言わせてもらおうか。

 

 

 リョウタ「確かにしたことは許せんことかもしれんが、シンが許すと言ったんじゃ。ワイはシンがそう言うなら何も言わん。責めることもせん。椛はんだって反省してるんや。反省してるのにもっと反省しろなんて言わんよ。椛はんは優しい子じゃってことワイにはわかるで」

 

 

 シンから聞いた話だと、罪滅ぼしに何かしようとしているが、何もできていないことに焦りを見せているらしい……やっぱり根は優しい子じゃったんじゃ。少し、感情的になり過ぎただけなんじゃな。 

 

 

 シン「ま、そういうことだ。今は何も気にしないで遊べよ。走り回ってもいいんだぜ!リード持って来たらよかったかな?」

 

 椛「わ、私は犬ではありません!白狼天狗です///」

 

 リョウタ「ガハハハ!いい光景だのぅ!」

 

 

 シンならこの子を何とかしてくれるだろう。リョウタはこの光景を楽しんでいた。

 

 

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 純狐「女の嫉妬ほど見苦しいものはないわ」

 

 妹紅:ルーミア「「ああん!?」」(威圧)

 

 大妖精「ひッ!!」

 

 

 純狐はんと不良が戯れているのぅ……妖精の子がかわいそうじゃ……。

 

 

  ・

  ・

  ・

 

 

 慧音に頭突きをくらって痛そうにしている純狐の元にやってきたリョウタの手にはタオルが握られていた。

 

 

 純狐「……何しに来たのよ……」

 

 リョウタ「痛かったじゃろ?水に濡らしたタオルじゃ。無いよりマシじゃと思ってのぅ」

 

 純狐「余計なことしなくていいわよ……早くあっち行きなさい」

 

 リョウタ「わかっとる。届けに来ただけじゃ。ここに置いとくぞ」

 

 

 彼はそう言うと素直に行ってしまった。

 

 

 純狐「……」

 

 

 あのリョウタとか言う男は私を気にかけてくれている。変わった男だ。醜い私が綺麗に見える世界の住人だからだろうか、私に近づいて何かしようとする気配もない。こちらが勝手に嫌っているのに、彼は何一つ嫌な顔はしなかった。純粋に心配してくれているということはわかる。申し訳ないという気持ちは少なからずあった。しかし、男である以上どうしても拒絶してしまう。……もう()()()のようになりたくなかったから……。

 

 

 慧音「すみません。少しお話ししてもいいですか?」

 

 純狐「あなた……」

 

 

 先ほど私に頭突きをくらわせた張本人がやってきた。名は慧音とか言った。人里で教師をやっているそうだ。そんな者が私に何の用だろうか……?

 

 

 純狐「何の用かしら?私はあなたに用はないのだけれど……」

 

 慧音「リョウタ殿に関して少し聞きたいことがあったのだ。私は……あなたの過去を知っています」

 

 純狐「!!?」

 

 

 純狐は明らかな動揺を見せた。知らないはずの地上の民が私の過去を知っているだなんて!?純狐は慧音に警戒を強めた。

 

 

 慧音「警戒しないでください!私はあなたに危害を加えるつもりはありません!」

 

 純狐「……誰からそのことを聞いたのかしら……?」

 

 

 純狐の目は鋭さを失わず、手に力を込めていた。もし嘘をつくようであればこの場で消し炭にしてやろうかとまで考えていた。しかし、意外な人物の名が出て来た。

 

 

 慧音「あなたのご友人のヘカーティア殿から伝えられたのだ」

 

 純狐「ヘカーティアが……?」

 

 

 なぜヘカーティアがこの教師に伝えたのだ?意図が分からなかった。そんな純狐を尻目に慧音は説明し始めた。

 

 

 ヘカーティアが宴会の時に慧音に興味を持った。<歴史を食べる(隠す)程度の能力>に興味が湧いたのだ。ヘカーティアは慧音の能力で過去に辛い思い出を持つ純狐をどうにかして助けてあげられないかと相談された。しかし、強い者達や歴史書に頼ることもなく、実体験をしている者達に能力が通じないことを伝えるとヘカーティアはガッカリしていたそうだ。彼女も友人なりに、純狐のためにと思って行動したのだった。

 

 

 慧音「ヘカーティア殿は純狐殿のことを大変心配なされていた」

 

 純狐「……そう……」

 

 

 いつの間にか慧音への警戒を解いていた。ヘカーティアが自分のために過去を話をしたのならそれは仕方ないことだ。慧音への敵意も失い、慧音へ謝罪した。

 

 

 純狐「ごめんなさい。そうとは知らずに警戒しちゃって……」

 

 慧音「私の方こそいきなりで申し訳ない……それでなんだが、リョウタ殿はそのことを知っているのですか?」

 

 純狐「いいえ、彼は何も知らないわ。言ってないしね」

 

 

 あの男に何も言っていない。あの男は何も聞こうとしないのだから……。

 

 

 慧音「そうか……リョウタ殿はそれでもあなたのことを思っているのですね……」

 

 純狐「変わった男だわ。私が勝手に嫌っているのに、あの男はそれでも私に良くしてくれている。ピースも彼に懐いているし、ヘカーティアも彼のこと気に入っているわ」

 

 

 ピースと遊んだり、ヘカーティアのダサTシャツを褒めて好感度が一気に登ったぐらいに気に入られていた。

 

 

 慧音「リョウタ殿のこと事態は嫌っていないのですね?」

 

 純狐「まぁ……そうね。変わり者だけど、嫌じゃないわ。でも、男って言うのがどうしてもね……」

 

 

 純狐は男というもの自体に抵抗があった。それ故に、どうしても受け入れられなかったのだ。

 

 

 慧音「それだけ聞けば安心しました。純狐殿がリョウタ殿自体を嫌っているわけではなくて……」

 

 

 安堵の表情を浮かべる慧音。地上の民はここまで他人にお節介やきが多いのか……。

 

 

 クラウンピース「友人様~!そろそろお昼の時間ですよ~!一緒に食べましょう!!」

 

 慧音「呼ばれていますよ純狐殿、行きましょうか」

 

 純狐「はいはい。わかったわよ」

 

 

 ------------------

 

 

 昼間は皆でバーべキューじゃった。吸血鬼のお子様だと思ったが、ワイよりも年上だったのが驚きじゃった。しかも、紅魔郷のラスボスのレミリアちゃんじゃった。結局ワイにはクリアできんかった……悔しい思い出だった。それに狼娘と人魚までやってきたんじゃ。それにあの赤い子は確か、ろくろ首の子や。いろんな子がいるのぅ……。

 

 

 リョウタ「随分賑やかになったのぅ!ワイが居ない間にここまで友人を増やすとはやるのぅ!」

 

 

 リョウタはシンが知らない間にこれほど友人を増やしていて関心していた。

 

 

 シン「自然と集まってくるんだ。しかも、全員美人……最高でしょ先輩?

 

 リョウタ「全くじゃ。こんなにハーレムじゃ罰が当たってまうわ♪

 

 

 ひそひそ話をしていると隣にいた妹紅はんがシンの足を踏んづけた。

 

 

 シン「―ってぇ!」

 

 妹紅「ダラしない思考が丸見えだぞ。ちゃっちゃと焼かないとダメだろが」

 

 

 妹紅はんの事はよく知っている。シンにものすっごく講義されたからのぅ!あの時は何時間も帰れなかった……しかし、妹紅はん、シンの考えていることがわかるのか?以心伝心というやつか?まったくお似合いの二人じゃ。

 

 

 リョウタ「おうおう、夫婦喧嘩はそれぐらいにしといたらどうじゃ?」

 

 妹紅「ふ、ふふ……ふうふぅう!?」

 

 

 妹紅の顔がこれでもかっと思うぐらい赤く染まり狼狽ろうばいする。持っているトングがブンブンという音を立てて上下に振られる。

 

 

 妹紅「ち、ちがう!わた、わたしはそんなんじゃねぇ!誰がこいつなんかとぉ!!」

 

 

 てっきりワイはシンの事好いているものと思ったんじゃが?違うのかいな?

 

 

 リョウタ「そうかい?ワイから見ればお似合いだと思うんじゃがな?」

 

 妹紅「お、お似合い……///」

 

 

 妹紅は下を向いて動きが止まった。どうしたと周りが聞いても答えない。おかしいと思い、咲夜が妹紅の顔を覗き込むと……。

 

 

 咲夜「シン様、リョウタ様……妹紅は気絶しているようです」

 

 

  ・

  ・

  ・

 

 

 リョウタ「ううむ……やってしもたのぅ……」

 

 

 妹紅は顔を真っ赤にして気絶してしまった。悪いことをしたとリョウタは思っていた。レミリアが妹紅の介護をするからと遠ざけられてしまった。

 

 

 リョウタ「また、今度土産でも持っていくかのぅ」

 

 

 木にもたれかかって独り言をつぶやいていた。すると横から声をかけられた。振り向くとそこにはベッピンさんがいた!

 

 

 純狐「……少しいいかしら?」

 

 リョウタ「じゅ、純狐はん……!」

 

 

 純狐はんやった。振り向いてこんな美人がいたらワイだってドキってしてしまうわぃ!しかも、下から見上げている状態じゃから、凶暴なおっぱいが猛威を振るっておるわぃ!これが「おっぱいプルンプルン!」とシンが言うてたやつか!ワイの尻尾の炎がメラメラと燃え上がりそうなのを我慢する。純狐はん、侮れんのぅ……じゃが、ワイの事嫌っている純狐はんから声をかけてくるなんて珍しい……どうしたんじゃ?

 

 

 純狐「……」

 

 

 少しワイから離れた場所に腰を下ろす。一体何かと待っていると……。

 

 

 純狐「……ごめんなさいね」

 

 リョウタ「……おん?」

 

 

 いきなり謝られた。なんのこっちゃ?

 

 

 純狐「あなたは何もしていないのに、勝手に私が嫌っていたこと……どうしても謝っておきたかったのよ」

 

 リョウタ「なんじゃ。そんなことか?」

 

 純狐「そんなことって……怒らないのかしら?」

 

 リョウタ「なぜ怒るんじゃ?純狐はんだって生きておるんじゃ。自分の嫌いなものなんて一つ二つあるもんじゃよ?純狐はんは男が苦手ってピースちゃんから聞いていたから、それは仕方ないと思っておった。嫌われたって怒らんし、純狐はんを悪くなんて言わんよ?」

 

 純狐「そ、そう……なの……」

 

 

 純狐はリョウタの意外な回答に拍子抜けした。何か言われることもなく、仕方ないと片づけられた。この男は何も思っていないのだろうかと思った。

 

 

 純狐「あなた、()()思っていないの?」

 

 リョウタ「()()とは?」

 

 純狐「……私が……男嫌いな理由……」

 

 

 純狐の口からそのことを言うのはとても重みがあった。今でも覚えているあの時の事を……。

 

 

 リョウタ「ああ、初めはピースちゃんかラズリはんにでも聞こうと思ったが、止めたんじゃ」

 

 純狐「……どうしてよ……気にならないのかしら……?」

 

 

 気になったのなら聞いてもいいはず。なぜ聞かないの?

 

 

 リョウタ「気にはなる。じゃが、純狐はんに迷惑じゃし、何かあって男が嫌いになったなら、あまり良くないことだと思ってしまったんじゃ。良くないことを思い出させて苦しめるなんてしたくないからのぅ。純狐はんのようなベッピンさんにそんなことしたら罰が当たってまうわい!」

 

 

 この男はこういう男なのか……相手を気遣い、嫌いと思われても、何も言い返さない。しまいには私を口説こうとするなんて(本人はその気無し)……変わった男だと思っていたが、ここまで来ると笑ってしまう。

 

 

 リョウタ「どうしたんじゃ?」

 

 純狐「くくく……あなた、本当に変わってるわね」

 

 リョウタ「田舎から出て来たからかのぅ?」

 

 純狐「くく♪なによそれ♪」

 

 

 いつの間にか他愛もない話で盛り上がった二人だった。

 

 

 ------------------

 

 

 帰る時間になった。シンは帰り際に女の子にキスされおった。現代なら事情聴取やのぅ……少しからかってやるかのぅ♪

 

 

 リョウタ「ええのぅ♪モテる男は辛いのぅ♪」

 

 シン「先輩だってこの世界じゃモテるだろうに……」

 

 リョウタ「ガハハハ!確かにのぅ!シン、今日はワイらも呼んで貰ってありがとな!困ったことがあったらいつでも助けるからよ!」

 

 クラウンピース「女タラシのお兄さんバイバイ~♪」

 

 シン「おま!?」

 

 

 シンと別れて3人でラズリはんの元に帰ろうとした時、ピースちゃんがワイの服を引っ張った。

 

 

 リョウタ「ん?どうしたんじゃ?ピースちゃん?」

 

 クラウンピース「私疲れたから、おんぶして!」

 

 

 遊園地で遊び疲れた子供が父親におんぶをねだる光景を思い出す。まさか、自分がこんな状況になるとは夢にも思っていなかった。

 

 

 純狐「ピース、飛べるでしょ?飛びなさいよ」

 

 クラウンピース「お兄さんは飛べないでしょ?お兄さん一人で帰ることになるのはかわいそうだから、私が一緒について行ってあげるんだ」

 

 純狐「ピース、わがまま言わないの……」

 

 リョウタ「いいさ!子供のおんぶなんてワイにかかれば軽いもんよ!ほれ!」

 

 

 屈んでピースちゃんが乗れるようにする。勢いをつけて背中に乗るピースちゃんだが、こうして担いでみるととても軽かった。ちゃんと食事とってるか心配になるレベルじゃな。

 

 

 クラウンピース「よ~し!ご主人様の元へレッツゴー!」

 

 リョウタ「ういうい!リョウタ号発進じゃ!」

 

 純狐「ちょっと!二人共!!」

 

 クラウンピース「友人様も早くしないと置いていくよ~!」

 

 リョウタ「純狐号も発進するんじゃ!」

 

 純狐「純狐号ってなによ!まったく……困ったわね……」

 

 

 夕日が沈んでいく中で、走る姿はまるで家族のようだった……。

 

 




ヘカTシャツはいいセンスだと思います。ヘンTであるはずがないと思います!


最近は順調に話が進んでいてよかった。仕事も一段落して、落ち着いて書いていける。
あべこべ東方増えないかなってハーメルンで見ていても増えてない……なら自分が書くしかないと思うこの頃です!文章力ないのに書いちゃうんです。好きなんだから仕方ないじゃない!!増えろ増えろ!あべこべ東方もっと増えろ!!(悲願)
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