あべこべ幻想郷で転生生活を!   作:てへぺろん

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今回は番外編みたいなものです。

紅魔館組のお話でございます。

それでは……。


本編どうぞ!


48 吸血鬼魔法少女マジカルスカーレット姉妹参上!

 フラン「パチュリー!!遊んでよ~!!」

 

 パチュリー「なら、本を読みなさい」

 

 フラン「本読むの飽きちゃったから言ってるの!」

 

 

 足をバタバタさせて抗議する。それに対して姉のレミリアは……。

 

 

 レミリア「パチェ、何かないかしら?」

 

 パチュリー「レミィ……はぁ……面倒ね……」

 

 フラン「面倒とか言わずに構ってよ~!」

 

 

 姉妹揃って図書館に押し寄せて来た。第一声が「暇だから何とかして」だった。パチュリーは折角の読書タイムを邪魔されてしまったのだ。それでも、相手をしてあげる優しいパチュリー♪

 

 

 パチュリー「わかったわよ……ええっと、何かあるかしらね……」

 

 小悪魔「それなら私にお任せを♪」

 

 パチュリー「大丈夫かしら?あなたに任せるとろくなことにならないオチが見えるのだけど……」

 

 小悪魔「そんなことありませんよ。私はパチュリー様に仕える優秀な悪魔ですから♪」

 

 

 パチュリーの傍に控えていた小悪魔がそんなこと言う……レミリアとパチュリーは本当に大丈夫かと心配していた。

 

 

 フラン「それで何してくれるの?」

 

 小悪魔「少々お待ちくださいね」

 

 

 小悪魔は図書館の奥に消え、しばらくすると一冊の本を持ってきた。

 

 

 レミリア「本じゃない……本を読むのは飽きたってフランが言ったじゃない?」

 

 小悪魔「この本は魔術本で、この中にある()()()()()が載っているんですよ!」

 

 フラン「()()()()()?」

 

 

 フランは首をかしげる。パチュリーも不思議そうにその本を見つめる。

 

 

 パチュリー「こぁ、その本見たことないわね?図書館の物ではないわね」

 

 小悪魔「流石、動かない引きこもりニート健康悪しのパチュリー様は図書館を知り尽くしていますね♪」

 

 パチュリー「ロイヤルフレアをくらいたいようね!」

 

 

 血管を浮き出しにして小悪魔に怒りをぶつけようとするが、レミリアに手で制される。

 

 

 レミリア「やめなさい。小悪魔はどうでもいいけど「ひ~ど~い~で~す!」その本がなくなるのは興ざめになってしまうわ」

 

 パチュリー「わかったわよ……それでこぁ、その本は一体なんなの?」

 

 小悪魔「これは私達悪魔の中で一時的に流行(はや)った変身セットです」

 

 フラン「変身セット?」

 

 小悪魔「この中の呪文を対象者にかけると、その姿はたちまち変身してしまうものなんです」

 

 フラン「獅子やライオンとかにもなれるの?」

 

 レミリア「もしかしたら、美人になれるとか?」 

 

 小悪魔「残念ながら、この本はそういうものに変身できる呪文は載ってません。それに、容姿を変えるなんて高度な魔法はそうありませんよ。狐や狸ならできると思いますけど、容姿まで美人にするのは無理ですね。できるなら今頃幻想郷の男達にキャーキャー言われているはずですしね。この本はいわば玩具(おもちゃ)で、子供達を喜ばせるためのものです」

 

 パチュリー「なるほどね、レミィとフランにはぴったりだわ」

 

 レミリア「どういう意味かしら……」

 

 

 レミリアは露骨に不機嫌になったが、フランは興味津々に本を見つめる。

 

 

 フラン「面白そう!やってやって!」

 

 

 ぴょんぴょんと飛び跳ねて小悪魔に強請(ねだ)る。

 

 

 小悪魔「いいですよ♪レミリアお嬢様はいかがいたしましょうか?」

 

 レミリア「そうね……」

 

 フラン「お姉様も一緒にやろうよ♪」

 

 レミリア「フラン(かわいいわね……やっぱり私の妹は♪)そうね、私も楽しみましょうか」

 

 フラン「やったー♪」

 

 小悪魔「それでは呪文をかけますので、二人並んで立ってください」

 

 

 レミリアとフランは仲良く並んでいる。小悪魔は何かを唱えると二人の足元に魔法陣が浮かび上がる。

 

 

 小悪魔「それじゃ、いきますよ……キョエエエエエエエエエ!!!」

 

 パチュリー「(なに今の……)」

 

 

 奇怪な奇声をあげると魔法陣が輝き二人を包み込む。光はやがて二人に取り込まれるように消えていった。

 

 

 そこにいた二人の服装が変わっていた。

 

 

 レミリア「これは……!?」

 

 フラン「うわー♪」

 

 

 レミリアは黒、フランは白のゴスロリ衣装に身に纏い、手にはハート形のステッキを持っていた。

 

 

 小悪魔「あら、似合っているじゃないですか♪容姿は別にして……」

 

 レミリア「それはそっくりお前に返すわ」

 

 パチュリー「似合うのはやっぱり子供だからかしらね、魔法少女ってやつね」

 

 フラン「へぇー!ねぇねぇ!魔法少女ってどんなことするの?」

 

 小悪魔「そうですね、呪文を唱えて悪者をやっつけるのが魔法少女のお勤めですね♪」

 

 

 フランは「おおー♪」っと目を輝かせる。おそらく悪者を退治したいのだろう……。

 

 

 小悪魔「丁度いい相手を呼んできますね♪皆さんはここで待っていてください」

 

 

 小悪魔はそう言うと図書館から出て行った。

 

 

 パチュリー「悪者役なんて……」

 

 レミリア「あいつにやらせるつもりね……」

 

 

 数分後、小悪魔は戻ってきた……美鈴をつれて。

 

 

 美鈴「なんでもお仕事こなせばおいしい料理が食べれると聞いてやってきたんですけど!」

 

 レミリア「食べ物につられてくるとはね……」

 

 美鈴「あいや!?お嬢様その格好……フラン様まで!着替えてください!痴女が紅魔館をうろついちゃダメですよ!」

 

 パチュリー「美鈴、勘違いしているわよ……説明してあげるから……」

 

 フラン「よーし!悪者め!私が退治してやるぞ!!」

 

 美鈴「え?ちょ!?待ってください!フランさ―!」

 

 

 

 

 

 禁弾「スターボウブレイク」!!!

 

 

 

 

 

 美鈴「……」Ω\ζ°)チーン

 

 

 クレーターを作り、そこには倒れ伏す美鈴の姿があった。

 

 

 レミリア「ヤム〇ャしやがって……」

 

 パチュリー「フラン、まだ美鈴に説明してなかったんだけど?」

 

 フラン「ごめん!楽しかったからつい!」

 

 

 美鈴を起こしって事情を説明する。

 

 

 美鈴「それじゃあ私は悪者役として犠牲になれと言うのですか!?」

 

 レミリア「そういうことだな」

 

 美鈴「そんなー!!」

 

 レミリア「やってくれたら、今日の晩御飯は咲夜に頼んで美鈴の分は多めに作ってもらおう。それも、デザート付きで……」

 

 美鈴「不肖ながらこの紅美鈴、微力ながら相手させてもらいます!」

 

 小悪魔「(ちょろいですわね♪)」

 

 

 態度をコロッと変えて、やる気満々の美鈴。普段から居眠りが多いので、罰として晩飯がなくなることもしばしば……。

 

 

 小悪魔「それにフラン様、攻撃する時はもっと魔法少女っぽく攻撃しないといけないんですよ?」

 

 フラン「え?そうなの?でも、私魔法少女ってわからないし……」

 

 小悪魔「ちゃんと教えますよ。パチュリー様が」

 

 パチュリー「なんで私が!?」

 

 

 パチュリーはまさか自分に振られるとは思っていなかった。

 

 

 小悪魔「パチュリー様、魔女じゃないですか?何を言っているんですか?」

 

 パチュリー「魔女と魔法少女は厳密には違うのよ!」

 

 

 何が違うのかわからないが、パチュリーは必死に拒む。

 

 

 フラン「パチュリー……教えてくれないの……?」

 

 パチュリー「フラン……ぐっ!」

 

 

 フランの潤んだ瞳攻撃はパチュリーの心に大ダメージを与えた。

 

 

 小悪魔「ほらほら、どうしたんですか?やってくださいよ~パチュリー様♪」

 

 パチュリー「(こいつ!!!)」

 

 

 うざい顔でたきつける小悪魔。パチュリーはフランのためにと覚悟を決めた。

 

 

 パチュリー「ぐぬぬ……わ、わかったわよ!やるわよ!ただし一回だけよ!」

 

 フラン「やった!パチュリー大好き♪」

 

 

 ズキュン❤

 

 

 フランの純粋な「大好き」が更にパチュリーの心に大ダメージを与えた。

 

 

 パチュリー「(あんなこと言わないといけないのだけど……そうよ!これはフランのためよ!羞恥心なんて捨てろ!私!!)」

 

 

 パチュリーはフランからステッキを受け取ると一息深呼吸をし……。

 

 

 

 

 

 パチュリー「私はマジカル美少女パチュリー・ノーレッジよ♪悪い妖怪さんを退治するためにやってきたかわいい女の子♪さぁ!受けてみなさい!プリプリマジカルラブリーパワー!ロイヤルフレアで悪い子はお仕置きよ!プリプリズッキュン❤」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 レミリア:フラン:美鈴「「「(゚д゚)」」」

 

 

 小悪魔「ぷくくくく……!」

 

 

 静寂が図書館を支配した。

 

 

 パチュリー「だからやりたくなかったのよぉおおお!!!なにがかわいい女の子よぉおおお!?ロイヤルフレアで悪い子はお仕置きよ!ってなに自分で言ってんだぁあああ!!!」

 

 小悪魔「ぷくく!その容姿でノリノリで言って最高でしたよパチュリー様!あはははは!!」

 

 パチュリー「笑うな!!それにレミィも美鈴も黙ってないで、なんか言ってよぉおおお!罵倒してくれて結構よ!!!」

 

 

 羞恥心に打ちひしがれるパチュリーがフランを見る。さっきから動かないフラン……するとフランの口から……。

 

 

 フラン「カッコイイ……!」

 

 パチュリー「……え?」

 

 フラン「パチュリーカッコイイ!魔法少女ってこんなにカッコ良く戦うの!?」

 

 パチュリー「え?いや……その……」

 

 レミリア「パチェ」

 

 

 レミリアがパチュリーに近づき、肩にそっと手を置いた。

 

 

 レミリア「魔法少女がこんなに素晴らしいとは思わなかったわ!なんでもっと早く言ってくれなかったのかしら?こんなにカッコイイセリフを言えるなんて羨ましいわ!」

 

 パチュリー「(ええー!?)」

 

 

 レミリアの予想外の評価の高さに驚愕するパチュリー、小悪魔はやっぱり姉妹ね……そう思うのだった。

 

 

 レミリア「美鈴、あなたもそう思うでしょ?」

 

 美鈴「え!?あ、はい……とってもカッコ良かったですよ……!」

 

 パチュリー「そ、そう……」

 

 

 スカーレット姉妹以外は常識的なセンスを持っていた……でも、そんなセンスに救われたパチュリーだった。

 

 

 レミリア「フラン!私達も練習するわよ!美鈴!付き合って!」

 

 美鈴「あ、はい!」

 

 

  ・

  ・

  ・

 

 

 妖精メイド「こちらです」

 

 咲夜「ありがとう」

 

 

 お嬢様に呼び出され、妖精メイドに案内され図書館に来た……一体私に何の用事でしょうか?

 

 

 咲夜「咲夜です。失礼します」

 

 

 扉を開けるとパチュリー様の隣にはお嬢様とフラン様がいた。

 

 

 咲夜「お二人共どうしたんでしょうか?」

 

 レミリア「ふふ、咲夜にショーを見せたいと思ってね」

 

 咲夜「ショーですか?」

 

 

 一体なんの?っと私は思った。

 

 

 フラン「私とお姉様が活躍するんだよ!」

 

 レミリア「吸血鬼魔法少女マジカルスカーレット姉妹である私達が活躍する様を特等席で見てるといいわ!」

 

 

 特等席に座らせられて、お二人は本棚の奥に引っ込む……吸血鬼魔法少女マジカルスカーレット?一体なんなのでしょうか?すると奥からパチュリー様が出て来た。

 

 

 パチュリー「ごほん……これより吸血鬼魔法少女マジカルスカーレット姉妹の演劇を始めます。上映中はお静かにお願いします。語り手は私、パチュリー・ノーレッジが務めさせてもらいます」

 

 咲夜「(なるほど、私に演劇を見せるために……ああ!私なんかのために!)」

 

 

 感動で涙が出そうになったが、ここは堪えて演劇を見守ることにした。

 

 

 

 

 

 演劇が始まった。初めはただの没落した貴族の娘(レミリアとフラン)が一人の悪魔(小悪魔)と出会い、スカーレット家を没落させた怪人めーりん(美鈴)を倒すため、魔法少女となって戦うお話であった。そして戦いはクライマックスへと突入していた。

 

 

 美鈴「がはははは!無駄なことだ!お前達ごときでは私は倒せない!」

 

 フラン「そんな……私達は勝てないの……」

 

 レミリア「諦めないでフラン!お父様とお母様の仇を討つのよ!」

 

 フラン「お姉様……うん!」

 

 咲夜「(頑張れ!頑張ってください!お嬢様!フラン様!)」

 

 

 咲夜はいつの間にか演劇にすっかり入り込んでいた。

 

 

 美鈴「何をするつもりだ?」

 

 レミリア「怪人めーりん!お父様とお母様、そしてお前達に苦しめられた者達のためにも私達は負けない!」

 

 美鈴「そんなボロボロの姿で何を言う!」

 

 フラン「お姉様!」

 

 レミリア「フラン!行くわよ!」

 

 レミリア:フラン「「私達の最後の攻撃受けてみよ!」」

 

 

 二人の姿が、光に包まれる。そして光から解放された姿を目にして私は心が飛び出そうになってしまった!

 

 

 咲夜「(はぁうぁあ!!なんて破廉恥な!?」

 

 

 ゴスロリ衣装に身を包んだ二人が手をとりあう。咲夜は短いスカートに視線が釘付けになった。

 

 

 咲夜「(いつもの服装よりスカートが短い!み、みえちゃう!お嬢様はいつもドロワを履いていたのに今日は……おパンツ!?お嬢様とフラン様は私が知らない間に痴女になってしまったの!?)」

 

 

 咲夜は二人の姿に動揺するが、レミリアとフランは気づいていない。

 

 

 吸血鬼魔法少女マジカルスカーレットになったレミリアとフランの攻撃が始まる。

 

 

 レミリア「プリプリプリティ♪あなたに届けキュートなかわいさよ♪届いて感じて甘えまくってふっとびなさい♪プリプリ必殺!スピア・ザ・グングニル❤」

 

 フラン「ラブラブラブリィ♪あなたに届け愛のハートよ♪届いて焦がれて欲して求めて消えちゃえ♪ラブラブ必殺!レーヴァテイン❤」

 

 

 

 

 

 美鈴「ぐわぁあああ!!!なんて醜いんだー!!!」

 

 

 ピチューン!

 

 

 パチュリー「こうして怪人めーりんを倒したスカーレット姉妹は仇を討てましたとさ」

 

 

  ・

  ・

  ・

 

 

 フラン「咲夜どうだった?」

 

 咲夜「大変素晴らしかったです!この咲夜、我が生涯に一片の悔いなし!」

 

 美鈴「どこの世紀末覇者ですか?」

 

 

 演劇が終わり、満足そうにしているレミリアとフラン。咲夜は幸せそうな顔をしていた。

 

 

 レミリア「私達の活躍に最後のセリフはどうだったかしら?」

 

 咲夜「SAIKOU!SAIKOUすぎます!お嬢様、フラン様、SAIKOU!!(カリスマなお嬢様もいいけど、魔法少女のお嬢様もこんなに素敵だとは♪)」

 

 パチュリー「咲夜いつものクール系に戻りなさい……」

 

 咲夜「は!?んん……失礼しました。大変嬉しかったものでしたので……」

 

 レミリア「いいのよ。それより、この服気に入ったわ。咲夜、アリスにこれと同じ服を作ってちょうだい」

 

 咲夜「そのまま着ていることはダメなんでしょうか?」

 

 小悪魔「効力は一定時間ですし、この本消耗品なのですよ」

 

 咲夜「なるほど、わかりました。後日アリスに頼んでみますね」

 

 フラン「やったー♪シンお兄さんにも今度見せてあげよう!」

 

 レミリア「そうね、私達のカッコ良さに驚くでしょうね♪」

 

 

 ふふふ♪っと自信満々に笑みを浮かべていた。

 

 

 レミリア「今日は楽しかったわ。咲夜、今日の晩御飯は盛大にやっちゃってちょうだい」

 

 咲夜「はい!」

 

 

 そして、紅魔館に遊びに来たシンが大絶賛する光景があったとか……。

 

 

 

 

 

 シン「俺……ロリコンでもいいかもしれない!」

 

 リョウタ「YESロリータ、NOタッチ!」

 

 ミナト「(警察に連絡しなきゃ……)」

 

 




メイン紅魔館組のお話でした。時々、気分的に書くことがあったりしますので……何故か魔法少女ネタを書きたくて書いてしまったんDA★

主人公‘Sが影が薄い……。
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