これからレインボーブリッジ経由で芝浦方面に向かう選ばれし子供たちは、2台ある車にどうわかれようか話し合っていた。そんな中、太一にレインボーブリッジにわたる前にすることがあると待ったをかけたのは、丈だった。
「どうしたんだよ、丈。さっきみんなで手分けして電話して、5人がいるとこわかっただろ。あとなにか調べなきゃいけないことでもあんのか?」
「いや、そうじゃないんだよ。おかしい......絶対におかしいんだ、うん、やっぱりおかしい」
さっきから丈は、みんなの組み分けのジャンケンにも加わらないで、デジモンアナライザーを片手に唸っている。
「なにが?」
「なにがって、決まってるじゃないか。昨日の晩、あれだけいたハズのレインボーブリッジ近くのデジモンが一体もいないんだよ」
反応はあるのに解析中と出る。
「昨日、僕らはゲソモンと戦ったばかりなんだ。追い払いはしたけど、今日は光子郎君もいるし、デジタルワールドに返した方がいいと思うんだよ。あの巨体が川から上がってきたら大変なことになる」
「あー......そっか、ただでさえ怪獣騒ぎだもんな。少しでもヴァンデモンの手下を減らした方がいいのか」
「君たちはデジヴァイスの結界でバレないようにすればいいと思う。よし、1度戦ってるからね、僕らはゲソモンをおびき出そう。そしてかえせばいい」
「ゲソモンはデータ種だっけ?」
「なら電撃使えるし、オレ手伝おっか?」
「そーだな、俺たちも手伝います!」
「さんせー!」
「じゃあ、丈と大輔が先にいってゲソモンたちをおびきだしてもらって、光子郎のパソコンで返すか」
「それじゃあ僕達は歩道側から行こうか」
「はーい!」
レインボーブリッジは、首都高、一般道、ゆりかもめ、歩道と多彩な交通手段が通っている。歩道を歩くと、橋の中央部で海面から55mの高さから、金網越しに東京港や普段は立ち入る事の出来ない第6台場を見下ろす事が出来るのだ。北側の歩道を歩けば普段とは違った角度から東京を眺める事になる。
「レインボーブリッジ、わかれて渡るのか?」
「ああ、そうなるね。安全が確認できたら、兄さんたちのくるまでみんなは先に港区に入ってくれるかい?」
「待ち合わせ場所はどうする?」
「そうですね、少し遠くなりますが浜離宮恩賜庭園はどうでしょうか。海に近くてそこそこ広い公園はあの辺になります」
「公園ね、私も賛成。コンテナ船があるあたりは船の往来も多いし、電子機器が壊れちゃったらあぶないわ」
「でもまあ、広いんならそんなに目立たないだろうし、いいんじゃないか?」
「一応レインボーブリッジの真下には芝浦南ふ頭公園もありますけど......」
「あそこかあ?何もねえじゃん、フェンス囲いのグラウンドと街路樹があるくらいで。鍵かかってるし」
「釣り人してる人たくさんいるよね」
「それなら、待ち合わせ場所はさっきの公園にして、僕らの上陸先はその公園にすればいいんじゃないかな。デジヴァイスの力をかりれば、釣りしてる人にもバレないだろうしね」
「怖いのは、昨日のゲソモンの騒ぎを聞きつけて、誰かが張り込みしてるかもしれないのが一番怖いのよね」
「でも俺達には時間が無いからな。なんとか頑張ってくれ」
「わかったよ、任せてくれ」
「昨日の今日だもん、オイラたちに任せてくれれば大丈夫だって。ブイモンたちはなんかあったらよろしくな!ま、なんもないとは思うけどさ」
「未だに解析中のデジモンアナライザーが気になるところだけど......とりあえず、いってみようか」
「よーし、さっそくレインボーブリッジの下にいってみよーぜ、丈!オイラがレインボーブリッジの縄張りを奪ったんだ。なんかあったら絶対しかけてくるはずだもんな」
「そうだね、よし、行こうか」
「丈さん、気をつけてくださいね」
丈たちは頷いて、先に海の方へと向かった。大輔と光子郎は、パートナーをつれてレインボーブリッジに向かう。
レインボーブリッジの開場時間は4月~10月は9時から21時、ちょうど時間になったのである。
「......あれ、もしかして、こっちの組の男子俺だけ?」
ようやく気づいた太一は、話の成り行きだったとはいえ女の子の中にひとりぼっちになってしまったことに気づいて、冷や汗を浮かべたのだった。
いや、いいのだ。新入りの光は女の子同士で行動した方がいいだろうし、まだパートナーが行方不明だから太一はお兄ちゃんとして光を守るために一緒に行動しなければならない。レンタカーだってそんなにたくさん乗れなさそうだし。あーだこーだ考えてもやっぱり頭の中で弾き出される最適解の組み分けは同じだ。ただ太一が気まずいのを我慢すればいいだけの話である。
「あっちに加わったのこうなるのわかってたからだな、あいつ」
ただしくはチコモンはわかっていて、大輔はわかっていないパターンだろう。太一はため息をついた。今はそれどころではないとわかってはいるものの、光と大輔を早いとこ仲直りさせてやりたいお兄ちゃんとしてはなんとも複雑な気分になる。
「太一さーん、はやくー!」
「お兄ちゃん、おいてっちゃうよー!」
女の子たちが呼んでいる。
「そんな大声出さなくても聞こえてるよ!」
太一はそのままレンタカーに向かったのだった。
東京のシンボルともいえるレインボーブリッジは、臨海地区に架けられた美しい吊り橋で、海面からの高さは52.4m、吊り橋部分は798mに及ぶ。橋は車とゆりかもめで通ることができるのは一般的に知られているが、実は遊歩道もあり無料で歩いて渡ることが可能だ。観光客の他、ランニングをしている人も多く、夜景が綺麗に見えることから三脚を持ったカメラマンの姿も見られるのだが、開場間もないからか、人の姿はまだ無い。昨日の怪獣騒ぎや電波障害をみんな怖がっているのだろうか。
念の為、2人はコマンドを入力して、デジヴァイスの結界を貼る。大輔はひとつ分でもどれだけ強度があるのか機能身をもって知ったばかりだから、大賛成だった。
ゆりかもめから見ることが多いレインボーブリッジの景色だが、お台場と芝浦を繋ぐ遊歩道、通称レインボープロムナードは約1.7キロメートルもある。片道20分から30分ほどで歩いて渡ることができるだろう。
遊歩道は橋の両側にそれぞれ「サウスルート」と「ノースルート」があり、お台場側の入口付近の通路以外は途中で行き来できない。
橋は二重構造になっていて、一階が遊歩道と一般車道、ゆりかもめが通り、二階が高速道路になっている。遊歩道のすぐ脇は車道になっていて、大型車両などが勢いよく通って行くとけっこう揺れるので、写真を撮る場合は車がいない時を狙って撮影するといいだろう。
遊歩道の網が張られている部分は、網越しに景色を眺めながら歩くことになるが、途中に設置された展望台では、網の間に隙間が設けられているので写真も綺麗に撮ることができる。
大輔たちが歩くのはサウスルート、臨海副都心と品川・天王洲アイル方面である。東京湾入口や品川ふ頭、大井ふ頭、お台場海浜公園一帯、芝浦側のループ橋などを見ることができる。また羽田空港に離発着する飛行機や、天候に恵まれれば富士山をはじめとした山並みも一望。夕暮れ時には真っ赤な夕日も見られる、はずなのだが。光子郎たちは丈たちのいる場所をデジヴァイスの探知機能で探しながら歩いていたのだが、すぐに違和感に気がついた。
「芝浦方面、天気悪いですね、光子郎先輩」
「おかしいな、今日は1日いい天気だっていってたのに」
「......もしかして、あの黒い雲って昨日の銀座と同じ......?」
「もしかするかもしれないね......丈さんがいう昨日とデジモンの目撃情報や被害報告ガパタッとやんだのは無関係じゃないのかも。何体かは僕達で送還出来てるけど、下っ端ばかりで幹部クラスはまだし」
「......光子郎先輩」
「うん?」
「昨日の銀座みたいに、みんないないからレインボーブリッジ誰も来ないんじゃ?」
時折通り過ぎるお台場側からの車を見て、大輔はいう。
「太一さんたちに気をつけるよう、いった方がいいね」
光子郎は電話をし始める。大輔は丈たちが心配になって橋の下を覗き込んだのだった。
レインボーブリッジのもうひとつの隠れたビューポイントは、芝浦側入口の麓にある橋の真下からの風景だ。頭上を走る巨大な橋と対岸のお台場まで見える迫力満点の光景が広がっており、夜には橋の下を通る屋形船も間近で見られるだろう。
ただ、昨日の今日だ。ゲソモンに襲われてあやうく転覆しかかった話が化け物騒ぎに繋がった経緯もあるためか、今日は昨日と違って船が1隻も見当たらない。
「ま、戦いやすいから、オイラとしては大歓迎だけどね」
「また脳天気なこといってるよ......」
丈は呆れ顔で未だに解析中のデジモンアナライザーの画面をみて、肩を竦めた。もしかしたら、新手の敵がいるかもしれないのに。まだかまだかと見つめている丈にイッカクモンは笑った。
「大丈夫だって、丈。デジモンアナライザーが解析中ってことは、近くにデジモンがいないんだ」
「そうとは限らないじゃないか、イッカクモン」
「あはは、丈はほんとに心配症だなあ。たとえば?」
「デジモンアナライザーが調べるにはデータがデカすぎるデジモンかもしれないじゃないか」
「ないない、昨日の今日で普通のデジモンは進化しないって」
「でも、光子郎君たちが昨日、ヴァンデモンが改造したデジモンと戦ったって話じゃないか。それならもしかしたら」
「それなら普通ここに来る前に改造してから放つと思うけど?」
「そ、そういうものかな......」
「もしあるとしたら、そーだなあ......」
「あるのかい、なにか?」
「オイラたちと違って、あいつらご飯おなかいっぱい食べられないと思うんだよね。普通、腹ぺこすぎて暴れるのはあるかもしれないけど、どう頑張っても手に入らなかったら、共食いするかも」
「と、共食い......。まあでも、イカが自分より小さいイカを餌にしてるって本で読んだことあるし、普通、なのかい?それ」
「まあ、ゲソモンのモデルになった生き物がそうなら、ゲソモンもそうなんじゃない?」
「そうか......ん、待てよ?その場合ってそのデジモンたちは幽霊になるのかな?いや、デジタルワールドでも普通なら僕らみたいに体の一部になる?」
「デジゲノムとりこんで、進化条件にかかせない因子を取り込むことになるね。幽霊にはならないと思うよ?死ぬほど腹ぺこなのにお残しなんかしないてしょ」
「それもそうか......でもその場合、成熟期のままってわけにはいかない、よね。戦って共食いした果に一体になったなら」
「そうかも」
「あああもう、いわんこっちゃない!!やっばりデジモンアナライザーが解析に時間がかかるくらいの巨体になってるじゃないかあ!!」
近くに広がる黒い影を見て、丈は真っ青になった。ようやく解析が完了したデジモンアナライザーには、たった1体ではあるものの、完全体の情報が載っていたのである。
マリンデビモン
世代 完全体
タイプ 水棲獣人型
属性 ウィルス
必殺技 ギルティブラック
あのデビモンでさえ、対戦を嫌がるダーティーファイター。デビモンの亜種だが、孤独な深海の生活から、憎悪以外の感情を無くしてしまっている。勝つためには手段を選ばず、相手が戦意を喪失しても攻撃の手をゆるめない。背中から生えた二本の触手は、それぞれ意思を持っていて、獲物を取り合って勝手に行動する。必殺技は口から猛毒の墨を発射する『ギルティブラック』。
海面から姿を現した触手は昨日交戦したゲソモンの特大なイカの足というよりは、よりエイリアンのようななにかに近づいたような不気味さがあった。本数こそ2本に減ってこそいるものの、真っ白な吸盤のあたりには不気味な目のような紋章が刻まれている。
精度はゲソモンの頃とは比べ物にならない程上がっており、いきなりイッカクモンに豹変して襲いかかってきた。
「ノーザンライツ!!」
昨日全ての触手を沈黙させた実績のある冷気が襲いかかるのだが、難なく突破されてしまう。
「ハープーンバルカン!!」
追尾機能がある角が連射され、迫り来る触手に被弾した。
「ぐうっ!!」
ライオンのような唸り声がした。
「イッカクモン、大丈夫かい!?」
「オイラはいい、オイラはいいから丈ははやくオイラに捕まるんだ!あいつの狙いはオイラじゃない!丈だ!!」
丈はイッカクモンの真下に黒い影が移動していることにようやく気づくのだ。イッカクモンの足を掴み、引きずり込もうとしている爪は毒々しく、状態異常を引き起こしているのだと知る。丈はあわててイッカクモンに捕まりながら、デジヴァイスをかざした。
ウイルスバスター機能が起動し、眩い光が海面めがけて発射される。イッカクモンを掴んでいた腕は耐えきれなくなってきたのか、海面から姿を消した。
丈はゾッとするのだ。マリンデビモンは、容赦なくその腕で捉え、捕食してしまうのだ。
白い触手もデジヴァイスの光に怯んだように見えた。
どうやらあの触手はかなり進化しており、特に形の認識能力に関しては人間の目に近いものがあるようだ。あの眼で何かを捉えると、それがエサであるかを探り、瞬時にエサと認識すると静かにそのターゲットに近づいていく。スーッと相手に近づき、あるいは自分の位置の微調整や静かに相手に寄っていき、音もなく忍び寄る。
ゲソモンと違って前進も後進も上昇も降下も可能で、ヘリコプターのような動きができるらしい。そして毒を注入し、バネ仕掛けの細工のように瞬時に伸び、先端の吸盤も駆使してエサを捉えるのだ。
「くるよ!」
丈は叫んだ。
イッカクモンは危険を察知してすばやくわずかに身をひるがえした。わずかなことだが、狙いをさだめてくりだした触手は空を切り、だらしなく伸びたままぴろぴろとさせていた。どうも繰り出した触手を相手の動きにそって修正しながら伸ばすといった器用な芸当はできないようだ。
捕れそうだったエサをはずした無念さがマリンデビモンにもあるようで、伸びた触腕はしばらく伸ばしていたものの、ようやく気を取り直して、伸びきった触腕を格納した。
すぐに気を取り直して相手を攻撃するのかと思いきや、一度はずした相手は続けて攻撃しても避けられてしまうということを学習しているようで、深追いせずにその場をあとにしていた。
この一連の行動を見る限りは、マリンデビモンのハンティングは一見精度の高い精錬されたもののように思えるが、実はミスも多く、意外と不器用な行動のようである。
直線的な動きであれば、マリンデビモンも相手の動きを読んで触腕をくりだせる。ここで予測不能なアクションを織り交ぜてしまうと、触手の動きが複雑になり、触腕をくりだせないし、くりだしても前出の話のようにはずしてあきらめてしまう。
「やばい、マリンデビモンめっちゃお腹すいてるみたいだ、全然諦めないぞ!?」
目の前にある餌がいつまでも捕食できないことにイライラしてきたのか、マリンデビモンは一度捉えたものは逃がすまいというしがみつきの行動まで織り交ぜてきた。
完全体と成熟期である。長期戦で分が悪いのはイッカクモンだ。はやくダメージリソースをみつけようと技をぶつけて行くのだが、データ種からウイルス種に進化したこともあり、いまいちダメージが与えられない。そうこうしているうちにイッカクモンは触手に足を掴まれてしまった。丈のデジヴァイスの光に怯みこそするが飢餓からの迫り来る死の予感には耐えきれないようで離そうとしない。沈みゆく体はパートナーの死も意味する。イッカクモンは咆哮した。
あたりが一瞬にして凍りつく。丈はイッカクモンに振り落とされる形で流氷に飛び乗った。
「イッカクモン!!」
丈の叫びが木霊する。デジヴァイスが反応した。
「丈さんっ!!」
エクスブイモンが流氷から落ちかけた丈の腕を掴む。そして大輔の力も借りて、なんとか丈はエクスブイモンの体に乗ることに成功した。
一瞬にして海面が凍りつく。またたくまにレインボーブリッジ真下が凍りついてしまった。そして、そこからひび割れ、隆起した氷の柱。それを破壊しながら現れたのは、巨大なハンマーを振りかざすデジモンの姿があった。
「ハンマースパーク!!」
振り下ろされたハンマーがレインボーブリッジ真下に広がる氷を叩きつけた瞬間に、黒い影がある辺りを中心に粉微塵に粉砕してしまう。こちらにまで衝撃がくるのだから相当な威力だろう。氷結に巻き込まれたらしいマリンデビモンの触手が2本諸共粉々に砕け散り、あたりには0と1に溶けていくデータの粒子が広がった。
「ハンマーブーメラン!!」
海がわれた。海深くに逃げようとしたマリンデビモンだったが一気に海がふたつに割れて、無防備になってしまう。そこに投げつけられたハンマーが直撃する。
畏怖の咆哮があがった。
マリンデビモンの両手、両足が切断され、全てが0と1のデータにとけていく。
「今だ、光子郎。デジタルゲートをあけてくれ!」
「え?あ、は、はいっ!!」
レインボーブリッジの歩道橋から死闘をみていた光子郎は我に返ると、あわててプログラムを起動した。
マリンデビモンは光子郎のパソコンに吸い込まれていく。残ったのは、見事完全体に進化を遂げた丈のパートナーただ一体である。
「すごい、すごいじゃないか!ええと、イッカクモンじゃなくて......きみは......」
「ズドモンさ。それがおいらの新しい名前だよ」
「ズドモンかあ......」
丈のデジモンアナライザーがようやく解析を完了する。
ズドモンは、イッカクモンが更に進化し二足歩行が可能になった完全体のパワー型デジモン。徹底的に鍛え上げられた筋肉を、対戦相手から奪った皮や甲羅で自ら作った防具でさらに守っている。頭の角は再生が不可能になった代わりに、これも自ら鋸状に加工した。しかし、なんといっても最強の武器は、太古の氷から掘り起こした、クロンデジゾイト製の「トールハンマー」。必殺技はトールハンマーを振り降ろした時に生じる衝撃波や火花を相手にぶつける『ハンマースパーク』であるという。
「いや、遅いからね?」
丈のつっこみにあたりから笑いがこぼれたのだった。どうやらデジモンアナライザーには改良の余地がまだまだあるようである。
そして、レインボーブリッジの脅威が去ったことを丈の兄がもつ携帯から知らされた太一たちは、一足先に彼の車に載せてもらう形でレインボーブリッジを一般道で渡ることにしたのだった。
手を振る子供たちをのせた車が走り去っていく。
大輔と丈を乗せたエクスブイモンは、幼年期まで退化してしまったプカモンを回収して光子郎のところにもどってきた。光子郎のまつ歩道橋の真横には車が乗り付けてある。
及川さんのデジモンの素体を借りた守護デジモンたちが運転席と助手席にいるのがみえた。大輔たちはそのまま車に乗り込んだのだった。