「モチモンが言うには、ここはファイル島というそうです。聞いたことある人はいませんか?」
光子郎が意見を求めたのは、最上級生である丈と5年生組である空、ヤマト、太一のつもりだったのだが、光子郎の傍らにいたモチモンがはーいと手を上げたのでみんな脱力してしまう。
初めからここにいたのだから知っていて当たり前だろうに、と光子郎は苦笑いするのだが、モチモンはこのファイル島一の情報通だか物知り博士だかを気取っているらしく、補足説明を始めた。
「ファイル島のなかでも、トロピカルジャングルいうところなんですわ。ちなみにトロピカルジャングルはファイル島の中でも一番過ごしやすいところで、亜熱帯地域とマングローブ域に分かれてまっせ。ここは亜熱帯地域」
いずれも聞いたことのない名前である。亜熱帯地域とはこれまたずいぶんとおおざっぱな名前だなあとは、日本の沖縄県を含めた南国地域全体が亜熱帯だと習った4年生以上が考えた。
大輔はもっぱらトロピカルジャングルと聞いて、南国のフルーツを連想してつぶやくと、なんでか静かにねと空に口元に指をあてられてしまった。そういうことをいう雰囲気ではないらしい。沈黙を守っているしかないようだ。
すべてはキャンプで食べるはずだったお昼ご飯を食べ損ねてしまったせいである。島という言葉を聞いて、太一が大輔を捜すために大木に上った時のことを思い出し、ポケットから単眼鏡を取り出して、あたりをぐるりと眺望したことを話してくれた。
正面はかなり遠くまで森が広がっていて、その先はぼんやりとかすんでいたため、モチモンが言うとおり相当広い森らしい。左手には頂上を分厚い雲に覆われた白い岩肌の険しい山がそびえていて、右手には常夏の香り漂う蒼い海と白い砂浜、いや、もしかしたら湖かもしれない。積乱雲が見えたわけではなかったからといい直す。どのみち御神渓谷ではない。
「山はムゲンマウンテンいいますねん。湖は竜の目の湖やね」
モチモンから飛び出す聞いたことのない地名に、みんなの表情が次第に曇り始めるのは無理もない。
怪訝そうな顔をしてしまうのは無理もない。ためいきさえついてしまう。とりあえずここが日本ではないことだけは確かであり、言葉が通じる分まだましといえる。
「これからどうする?」
「やっぱり助けが来るまでここにいた方がいいんじゃないか?下手に動くよりは、ここで救助を待った方がいい気がするね、僕は」
「でもせめて見つけてもらえるようなところにしないとまずくないか?こんな森の中じゃさすがに無理だろ」
「携帯電話もパソコンも使えないんです。せめて電波が届くようなところがあれば」
「そうよねえ、やっぱり広いところがいいんじゃないかしら?」
太一たちの話し合いは、まだまだ長引きそうである。ぼんやりとお腹すいたなあ、なんて考えながら広葉樹林の合間から零れ落ちる陽だまりをまぶしそうに眺めていた大輔は、ふと空の隙間が一瞬どぎついくらいの赤で塗り潰されるのを見た。あれ?と思って瞬きするとそれは消えてしまったが、大輔と一緒に空を見ていたチビモンが反応する。
上、上に何かいる!とさっと表情を変えたのは、おそらく幼年期特有の防衛本能が働いたのだろう。本来デジモンは幼年期から成長期に移行する場合は、時間経過によって自動的に進化する。
分岐するにはいくつかの条件を満たす必要があるのだが、いずれを満たさなくても、満たさなかったという選択肢を選んだと見なされて、どのみち幼年期ではいられない。にもかかわらず、チビモンをはじめとしたパートナーたちは、そうはならなかった。幼年期のままだった。進化しようと試みたこともあるが、どんなに頑張っても進化できなかった。
つまり、強制的に弱者でいなければならない理不尽を彼らは強いられていた。自分の身を自分で守るためには、誰よりも外敵の気配を早く察知して、逃げるしかない。対抗手段をもたない幼年期のデジモンにできることといえば、それくらいだった。
頭上でけたたましい音がして、轟音と突風が地面のプラスチックの落ち葉を吹き散らかしながら近づいてくる。生い茂る樹木が邪魔でよく見えないが、嫌な予感しかしないのはきっと気のせいではない。わずかに響き渡る羽音をいち早く判別したのは、おなじ種族に進化系列を持つモチモンだった。
「クワガーモンや!みなはん、逃げた方がええでっせ!巨大ななハサミがついた昆虫型デジモンなんや!全身がかたいカラに守られてて、防御力にもすぐれてます!パワーも強力で、ハサミの部分で一度敵を鋏むと、倒れるまで離さないおっそろしいデジモンなんや、みんなやられてまう!」
すべてを説明し終わる前に、子供たちはパートナーを抱えて逃げ出した。クワガーモンと呼ばれた巨体が樹木をばりばりとなぎ倒す。
ばきんばきんとかみ合わせを確かめるように、ハンマーの打ち合いににも似た金属音を響かせながら現れたのは、巨大なクワガタの怪獣といった方がいい真っ赤な昆虫である。
極めつけは「知能がなく本能的な行動しかできない」デジモンである。どうやら太一たちは知らないうちにクワガーモン達のコロニーに入り込んでしまったらしい。大輔は自慢の俊足でチビモンを抱えながら、必死で前方を走る太一たちの後ろを追いかけた。
「きゃあっ!」
「ミミちゃん、危ない伏せて!」
不慣れな山道を不慣れな厚底のブーツで走っていたミミの身体がぐらついて、空がとっさにミミの身体ごとタックルするかたちでクワガーモンの攻撃を回避した。少しでも遅かったら空間ごと切り裂いてしまいそうな鋏の餌食だったに違いない。わあん、と空の胸に飛び込んで、泣き出してしまったミミの長い髪を空が優しくなでる。
「またくるぞ!」
タケルを引っ張りながら一番後方を走っていたヤマトが叫ぶ。クワガーモンが大きく旋回した。今度は地面に低く背を伏せて、攻撃を回避する。通り過ぎて行った轟音と突風に安堵して顔を上げた大輔は、真っ二つにきられた大岩にひきつる。草むらに飛び込んだ子供たちは顔を出し、一番顔色が悪かったのは、その大岩に身を隠したりして、クワガーモンを回避した子供たちだった。
「太一さん、このままいったら行き止まりっすよ!崖です、崖!」
「知ってるけど、どうしようもないだろ!なあ、なんとかして降りられないのかよ、大輔!」
大輔はぶんぶん首を振った。まじか、と太一は必死で打開策を考えている。アマゾンのジャングルも真っ青な暗い密林と蛇行する川が、絶望的な高さの下に広がっていたのは嫌でも覚えている。モチモンが行っていたマングローブ域という地帯が広がっていたのだろう。大輔が死を一瞬でも覚悟するような高さだったのだ。助かるとは思えない。
「………だいしけ、降ろして」
「チビモン?」
「いいから降ろして」
さっきまで大輔から片時も離れまいとぴったりくっついていたはずのチビモンが、すりぬけるように大輔の腕から離れてしまった。空を切る右手の先にチビモンがいる。みんな、考えることは同じだったのかもしれない。デジモン達が次々と集まっていく。
「逃げて」
「は?」
「だから、逃げてっていったんだ。大丈夫、すぐ追いつくから大丈夫だよ。だいしけ達は先に行ってて」
「ば、ばか、何言ってんだよ!チビモン!ずっと一緒にいるって言ったのおまえだろ!」
死にたいのかという問いかけに、チビモンは頑として譲らない。太一たちも幼年期のパートナーを引き留めようとするのだが、彼らの決意は固い。連れ戻そうと手を伸ばした大輔は、悲壮な決意に満ちたパートナーデジモンを見た。
自分の何十倍もあるクワガーモンが上空から現れた瞬間、チビモン達は一斉に飛びかかったのである。シャボン玉のような泡が飛び、強い酸性が地面を抉ってクワガーモンのバランスを崩し、巨大な鋏が大地に沈む。
粘着性のある泡がすかさず鋏と足を固定化し、からめ捕る。身動きが取れないのを見計らって、チビモン達は一斉にクワガーモンに飛びかかった。振り払おうとして広がる轟音に、コロモンが吹き飛ばされて大木に叩きつけられるが、すぐに立ち上がって飛びかかる。
「どうしてだよ、コロモン!なんでそこまで、オレたちのために」
太一の叫びに、コロモンは攻撃を繰り出しながら言った。
「太一は知らないかもしれない。分かってくれないかもしれない。でもいったでしょ?僕たちはずっとずっと太一たちを待っていたんだ。あんなこと、こんなこと、一緒にしたいっていう夢を見て生きてきたんだよ。1つも叶ってないよ。そんなのって嫌だ。ボクは強くなりたい。力が欲しい。太一たちを守れる強さが欲しいんだ」
すべてにおいてみなぎる気力に追いつかない絶望的な状況の中、無意識のうちに太一たちは、パートナーの名前を呼んでいた。8つの光が突然デジヴァイスから解き放たれ、デジモン達を包み込んだ瞬間に。彼らは知ることになる。何百年にもわたる幼年期の日々が終わりを告げたことを。
冒険の日々が幕を開けた。
海だった。単眼鏡で海を眺めていた太一は、丸いレンズの中に、海と空の境界線が混じり合うのを眺める。積乱雲が漂う常夏の島は輝いて見えた。打ち寄せる波の感触は温水プールのように生ぬるいので、海水浴を楽しむならば、もっと奥を泳ぐ必要があるだろう。風は灼熱の大地に海水で蒸発した塩の香りを運んでくる。
いつも着ている洋服はすっかり濡れてしまい、ただ今女の子は岩場の向こう、男の子はこっちがわで服を乾かしている所である。何が悲しくて下着姿で海岸に漂着しなきゃいけないんだという話だが、仕方ないのだ。
コロモン改めアグモン達の活躍でクワガーモンをなんとか退けることは出来たのだが、あのエリアがクワガーモンのコロニーと言うことはあの一体が最後の一体ではなかったのだ。すっかり安心していた太一たちの前に現れたのは、複数のクワガーモン達。大輔が言っていた通り断崖絶壁がその先にあって、その結果はご察しである。
ゴマモンのマーチングフィッシーズで彼らは助かったのだが、流れに流され、ただ今全くつながらない電話ボックスのところでみんな休憩をしているところである。塩のせいですっかりぱさぱさになった青いシャツに袖を通した太一は、ズボンにも手を伸ばす。なにせお待ちかねのお昼ごはんが始まったのだ。
「大輔、お腹へったよー!」
「俺も、ぺっこぺこだ、腹減ったあ。そういえば、カレー結局食べそこねちまったんだよなあ」
あーあ、とがっくり肩を落とす大輔に、カレーって何?と機敏に反応した相方が食いついてくる。チビモンの時よりもずっと大人びた声ながら、態度そのモノは無邪気で元気いっぱいなやんちゃ坊主と変わらない。大輔くんと良く似てるわね、と空は笑ったが、大輔はゼッテー違うと否定した。
俺、こんなに甘えたがりじゃないし、真っ直ぐ思ったことをそのまま言えないし、素直じゃないし。もし俺がこいつとおんなじなら、かわいい弟が欲しいとのたまう姉が、これだけ自分を嫌うわけがない。
きっと姉が欲しいのは、タケルみたいな奴なんだろう。従兄弟のヤマトをお兄ちゃんお兄ちゃんと慕い、無邪気に笑ってニコニコしていて、しかも素直でいい子である。絵に描いたようないい子である。自分とは大違いだ。
そこまで考えてはたと我に帰った大輔は、何考えてんだ俺、とネガティブ思考を打ち消すべく首を振った。全部腹が減ってるから悪い。だかららしくなく、うじうじ考えてしまうんだと切り替える。
余計腹減るから勘弁してくれと思いながら、目をキラキラさせている弟分にいやということもできず、大輔はサマーキャンプで食べるはずだったカレーについて語り出す。
お互いに空腹なせいでより具体的な情景描写が入り、空想もとい妄想が余計に空腹を加速させてしまう。何度目になるかわからない腹の虫を見かねてか、それともこの世界に来る前から腹が減っていた影響か。
持ち物を確認したときにタケルと大輔が大量のお菓子を持っていたため、大切な食料だからと一括して管理することになったのはジャンケンでパーを出した太一だ。太一の最初の仕事である昼飯宣言によりひとつだけお菓子を選んでもいいことになる。
大輔が選んだのはチョコレートだった。育ち盛りの食いざかり、昼飯を食いそこねている子供に、チョコレートひとつはあまりにも偏食粗食と言わざるを得ないが、漂流の身である以上文句は言えない。とうていチョコレート一枚で空腹が満たせるとは思えないが、何もないよりはましだった。本当なら全部一人で食べてしまいたい。
家にいたら、大抵半分こと言いながら、明らかに3分の2,いや5分の1を残して横取り独占してしまう横暴な姉がいるが、今はそんな奴いないのである。でもなあ、と大輔はちらりと横を見た。
その代わりに、チョコレートって何何、大輔!と興味津々で甘い匂いのするパッケージをガン見している我が相棒が一人いる。自分を運命共同体だと未来予知したエアロブイドラモンが、大切にしてやれと、よろしくといっていた、あのブイモンが。なに?大輔、とブイモンが言う。大輔はなんもーといって流してしまった。
チビモン改めブイモンは、ただいま大輔となんら変わらない身長まで成長してしまった。いくらなんでも大きくなり過ぎである。幼年期から成長期になったとしったときのブイモンの大喜びようは語りようがないほどの大はしゃぎぶりだったのは記憶に新しいことである。
真夏のテントの中に放置していたので、嫌な予感はしていたのだが、やっぱりチョコレートは少し溶けていた。これでも日陰の方を置き場所に選んだつもりだったが、みっしりと沢山の荷物の中にうもれていたせいで、あまり予防効果は無いらしい。
パッケージを破って銀紙に包まれた板を取り出した大輔は、いち、にい、さん、とブロック数を数え、ちょうど半分あたりでパキンと真っ二つに割った。早く早くといきり立っている食いしん坊に、その銀紙を少しだけ剥がして渡したのだった。
虫歯の詰め物のせいでうっかり銀紙をかんでしまうと、きーんとなるトラウマのおかげで、なんだか世話をやく兄貴のような行動になっている。
そんなこと気付きもしない大輔は、自分のぶんもぱくついた。
ありがとだいすけー、と初めてパートナーと食べる食べ物に触れたブイモン。その数分間のテンションの上がり方は尋常ではなかった。この世のものとは思えない絶品を食べたとばかりに、大絶賛。
じゃあここで何食べてたんだよと大輔は思ったが流された。あっという間に平らげてしまったブイモンに、もっとくれと強請られて、慌てて自分の分を死守するために猛攻を交わすハメになり、結局最後までゆっくりと貴重な食べ物の味を堪能することができなかった悲劇。
最後の一口を放り込んだ大輔に、ブイモンはあああっと大声を上げて、まるでこの世の終わりのような顔をした。チビモンのようにわんわん泣くことはなくなったが、その代わりにずっと大きくなったためだっこできなくなった。その時と同じくらいショックな顔をしている。いちいち行動が大げさでつい大輔は笑ってしまい、ブイモンは拗ねるのだった。
ブイモンはころころと表情が変わっていて、相手をしていても全然飽きないので楽しくてつい構ってしまうのだ。周りを見れば、みんな思い思いに休憩時間を楽しんでいる。クタクタに疲れていた大輔は、しばらくブイモンと色々話をすることで、棒になっている体を休めることにした。
しかし、厄介ごとはそう待ってはくれないらしかった。
砂漠に響き渡るミミの悲鳴。何だ何だと集まってきた子どもたちの前に、巨大なヤドカリのようなデジモンが現れたのである。あろうことか太一たちが集めて置いておいた荷物の真下から現れたそれは、邪魔だとばかりに荷物を豪快に投げ飛ばし、近くにいたミミたちに襲いかかった。
デジモン博士と化しているテントモンによれば、シェルモンというらしいこのデジモンは、海辺に住処を構え、縄張り争いが熾烈で、とっても凶暴らしい。早く言えと全員からのツッコミを受けたのはおいといて、あわててそばにいた太一とアグモンがミミたちを助けるためにかけ出した。
無茶だとテントモンの叫びに、うるさいとバッサリ切り捨てて、必殺技の火の玉で応戦するアグモンだったが、とっさにミミをかばって太一がシェルモンの鞭のようなツタに捕まってしまう。
縦のように太一を差し向けられ、慌てて太一たちに加勢しようとした大輔たちは立ち往生を余儀なくされてしまう。シェルモンのつたが太一をギリギリと締め上げる。摩擦音にも似た不気味な咆哮が海岸に響き渡り、口から吐かれた海水の濁流が他のデジモン達を押し流した。
電話ボックスに彼らはひとまとめに吹っ飛ばされ、あまりの衝撃に電話ボックスが将棋倒しに破壊されてしまう。ぶわっと砂埃が空を舞い、砂嵐に似た視界の不明瞭さが太一の安否を不鮮明にする。
太一の絶叫が響き渡った。不気味な触手が太一の身体を縛り上げている。このままでは鋭利な刃物に姿を変えたそれが、太一の血しぶきに代わってしまう。
「嫌だ、死にたくない!オレ、まだ死にたくないよっ!助けて、助けてくれ、アグモンっ!」
デジタルワールドの最深部にまで到達した光の柱は、アグモンの進化ツリーの中から、無秩序で膨大な情報の中から集積をはじめ、反応を示したデータをダウンロードする。形態情報は螺旋状となり輝きの濁流は確かに届いた太一の叫びに、アグモンが応える形で終結した。
ボクが太一を守るんだと叫んだアグモンに、太一のポケットに入っていたデジヴァイスが反応した。激しい振動音に溢れる光。眩しかったのか、投げ出すように太一を開放したシェルモン。投げ飛ばされた太一を受け止めたのは、成熟期に一段階進化を遂げたグレイモンだった。
頭の皮膚が硬い殻のようになった大きな大きな恐竜が、シェルモンの前に立ちはだかる。圧倒的なパワーでシェルモンの攻撃をはね返したグレイモンは、必殺のメガフレイムでシェルモンを海の彼方へ吹っ飛ばす。
進化によって力を使い果たし、太一の前に再びアグモンが退化した姿で倒れてしまった。慌てて駆け寄ってきた子供たちは、疲れただけだと笑うアグモンに感謝し、アグモンが復活するまで暫く休憩を延長することにした。
先程の進化の光、デジヴァイスの関係、などいろいろ上級生たちが難しい顔をして話し合っている横で、さっぱり話に加われない大輔は、太一に言われてばらばらになった荷物をタケルと二人で回収することになる。さすがに小学生2人では運べないということで、ヤマトが付き添いに同行することになった。
心のなかで、まじかよーっと一方的な苦手意識を持っているヤマトの先導のもと、複雑な心境で沈黙しているブイモンと共に、山林へと足を運んだのだった。