夏休みももう終わりという頃にオレ達は恋恋のグラウンドに合宿から帰ってきていた。
「今日で1月にわたる合宿は終わりである。ここでの成果を学校に帰ってきてからも存分にいかしてほしいと思ったりする、今日この頃であーる。」
「キャプテンらしいこと無理して言おうとしてるでやんす。ぷぷっ、でやんす。」
「慣れないことするから、日本語もおかしくなってるわね。」
「「ひゅー、ひゅー!」」
みんなに茶化されてしまった。一生懸命帰りに考えたのに・・。
「ちょっとみんな!いいところなのに!」
「あはは、じゃあそろそろ帰りましょっか。」
「でやんすね。」
「・・・待ってくれ、みんな。夏休み終わりの明後日に練習試合をやることになったんだ。まだまだオレ達じゃあ大変だろうけどどういう結果でもちゃんと受け止めよう!」
「やったでやんす!さすがキャプテンでやんす!」
「メンバーは一人どうするの、それに相手は?」
「試合は相手のチームから一人だしてくれるみたいだ。で、対戦相手はバス停前高校だ。」
バス停前高校は1回戦負けが常連の弱小高というだけあり、名前を聞いてみんなどこかほっとした顔を浮かべている。
「久しぶりの試合だからなんだかちょっと不安だけど。楽しみだね。」
「オイラは大活躍するでやんす!任せるでやんす!」
「よーし、みんな気合入れていこう」
「「おー!」」
やはりみんな試合と聞いて嬉しそうにしていたが、やっぱりそう簡単にはいかないだろうとオレは気を引き締めていた。
「「ありがとうございました!」」
オレの不安は当たってしまったようで何とかコールドは免れたが8対2とやはりほろ苦いデビュー戦となった。みんなすっかり落ち込んでしまっていたが、今のオレ達の現状がしっかりと分かった気がしてこれでよかったとオレは思う。
「なんだか悔しいね。エラーもあったとはいっても、6イニングで5点も取られるなんて。」
記録として残ったエラーは5つだが、実際細かく見ていったらキリがない。むしろ、あおいちゃんも継田もよく二人で8点に抑えてくれたと思う。
「そうでやんすね・・おいら四球で一回塁に出ただけでぜんぜんうまく打てなかったでやんす。」
相手はほとんど120km程の直球しか投げてこなかったが、それでもオレの2安打と一宮と遊佐の2人に1安打の計4安打に抑えられてしまった。
打撃も守備もまだまだやるべきことが多い。
「前にも言ったけど、みんな今日の結果をしっかり受け止めて明日からしっかり練習していこう。幸い今年は大会には出られないから時間はたくさんあるんだ!頑張って成長していこう!」
「「・・おー」」
オレもみんなもまだ長い高校生活が始まったばかりだ。目指すは2回戦だ、あかつきだ、、甲子園だ。
練習試合は原作にはありませんが、一年間試合なしでいるというのは大変酷なことだと思い挟むことにしました。試合は描写しようと思いますが練習試合までやりだすとテンポが悪くなるので今回は控えます。
一応オーダーだけ載せておきます。こうしてみるとパワプロの名前は浮きますね。
1 中 矢部
2 二 十河
3 一 一宮
4 捕 パワプロ
5 三 三木
6 遊 遊佐
7 左(投)継田
8 投(左)早川
9 右 助っ人