「……で、話って何だよ?」
とあるバーのカウンターでカクテルを傾ける
「ハハハ、また『
凛とした容姿に燃えるような赤髪の女性はカラカラと笑う。
「うっせーよ、『
愚痴る結城提督をよそに「お断りだ」と笑いながら突っぱねる女性。この女性は狭間鎮守府と同じく成果を上げ、勢いに乗っている
「あー…話が脱線しちまったな。お前から話があるっつーから来たが、まさか週明けに行う『
「その話はもうまとまってるだろう?今日は久しぶりに君と呑みながら世間話をしたいだけさ」
「ふん、そうかよ」
お互いにカクテルを飲み干し、二杯目を注文する結城提督と緋剣提督。
「1週間前に各鎮守府に新人艦娘が配属されただろう?もちろん私達『
「確かお前のところには軽巡川内。『
「君のところには戦艦大和だろう?意外と優等生やれてる君だから良い新人が配属されて良かったじゃないか」
「新人ねぇ……」
大和の話題が出た途端、結城提督は口をつぐんだ。その様子に緋剣提督は違和感を感じる。
「どうした?まさか問題ありの人物だったのか?」
「……いや、問題はねえ。荒削りな部分はあるが真面目で努力家、良い人材だ」
「だったら何が不満なんだ?」
「……あのバカとつるんでるんだよ。いや、それ自体は良いが今日あのバカが大和連れて外出許可を取りに来た。それも連泊でだ」
「あぁ…なるほど。彼女、かなりヤンチャだからね。心配なわけだ」
「今まではあのバカ1人だけだったから目を瞑ってたが、新人の大和を連れ回してるのなら話は別だ。何か厄介ごとに首突っ込んでなきゃいいんだがなぁ……」
そう言って結城提督はため息を漏らす。それに呼応するかのようにバンダービルトに添えられたチェリーがチャポン、とグラスの底に沈む。
(あぁ…なんでこんなことになってるのでしょうか……?)
「ひが〜し〜、バンホーテンのやま〜〜!に〜し〜、ホッポのうみ〜〜!」
深海棲艦のアジトの大広間で私と北方棲姫が向かいあってる中、愛宕さんが相撲の行司さんみたいに仕切っています。ノリノリで楽しんでますよあの人。外野の深海棲艦達は北方棲姫を応援してて完全にアウェーですし、かくいう私もサッサと負けて帰りたいのが本音なのですが、アッサリ負けたら愛宕さんに何をされるか分かりません。かといって小さい子相手に勝ってここに居座っても居心地は悪いですし、どうすれば………
「見合って見合って〜〜!はっけよ〜い、残った!!」
そうこう思っているうちに始まってしまいました。北方棲姫はポテポテとこちらに向かってきました。可愛らしいのですが、アッサリ勝負を決めるわけにもいきません。とりあえず受け止めーーーーーーーー
「んぐぅ"ほおっ!!!!?」
北方棲姫のゆるやかな体当たりを受け止めた瞬間、後方に勢いよく吹き飛ばされました。そういえばすっかり忘れていましたが、小さいとはいえ相手は深海棲艦の上位個体の姫級で、対するこちらは艤装をつけてない艦娘。勝負になるはずがありません……ガクッ……………
「………………はっ!」
最悪の眠りでした。今思えば生身で深海棲艦に立ち向かうなんて、ゾッとします。生きてて良かった………って、あれ?見慣れない天井、見慣れない部屋、オマケにふかふかのベッドに入っている私。ここは一体…………
「よぉバンホーテンちゃん、遅いおはようだな」
ベッドの隣には愛宕さんが座っていました。えっと、私さっきまで深海棲艦のアジトにいたはずじゃ………
「お前、あのクソガキの体当たりをモロに受けたろ?すっかり気絶しちまいやがってたから、お前を背負って都市部のホテルまで連れてきたんだよ」
「あっ…そうだったんですか」
「…………悪かったな」
「えっ?」
愛宕さんの口から思わぬ言葉が出てきて、目を見開きました。
「お前があのクソガキに負けることなんざ分かりきってたが、まさかあんなことになるとは思わなかった。反省してるよ…」
プイッと向こうを向きながら話す愛宕さん。まさかこの人にも人間らしい感情があったなんて………
「………オイ、今失礼なこと考えてるだろ?」
「い、いやいやいやいや!!!!滅相もありません!!あっ、そういえば今って何時ですか!?」
「あっ?今か?『
「午後4時ですか……だいぶ寝ちゃってますね…………って、ん?『
「そうだよ、お前があまりにも起きねえもんだから1日半も時間を無駄にしちまったぜ」
えっ……1日半…土日丸々寝てたんですか……折角の休日が何も出来ずに丸潰れ…………
「聞こえるかー?あ〜…トリップしてやがるな。まっ、いいか。とりあえず便所行ってくるわ」
そう言って愛宕は部屋から出た。
部屋から出た愛宕は扉を閉めると、ポケットからスマホを取り出し、ある人物に電話を掛けた。
「よぉ、『
緋剣可憐提督のモデルはFAIRY TAILのエルザ・スカーレットです。
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