桜の咲く頃   作:coltysolty

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前作のエスパーがエンディングに入りましたので
新しい作品を投稿してみようかと思いまして・・・

良かったらご閲覧ください。


はじまりの合図

桃色の花びらが校庭に舞う。

 

李衣紗達は記念写真を撮るために列をつくり並んだ。

 

「それでは撮影しまーす」

 

広角レンズを付けた一眼レフのデジカメのシャッター音が

聞こえると、圭太が叫んだ。

 

「あーーーーー!!!俺、目ぇつぶった!」

 

隣にいた行成が圭太をどつく。

 

「ばっか、おまえなにやってんだよ!」

 

永斗が続ける。

 

「すいませーん。バカがいたんでぇ。もいっかいお願いしまーっす」

 

カメラマンが微笑む。

 

「大丈夫ですよ~。何回か撮りますからあ。それじゃー

いいですかあ~?1,2,3、パチッ!」

 

シャッター音と同時に別の音が校庭に響き渡った。

 

「エーックションッ!」

 

今度は日南田がくしゃみをしてしまった。

 

「おまえーーーー、っざけんなよっ!」

 

行成がブチ切れて、日南田の頭をぶんなぐる。

 

「ってぇ・・・・サーセン。も一回、オナシャス」

 

殴られた頭を掻きながら、日南田がカメラマンに謝る。

 

「はっはっは!5回連続で撮りましょうかねえ~

今年の1年生さん達はは面白いですねえ!あ、そこのお嬢さん

前髪大丈夫ですか?」

 

撮影前からずっと頭髪を気にしていた璃乃に

カメラマンが声をかけた。

 

「これってぇ~修正とかできるんですかあ?」

 

体をくねらせながら、璃乃が問いかけた。

 

「ん~。できるけどね~。個人的な要望は聞けないんですよぉ~

ごめんねー。あと、3回シャッター切りますから、そこから

選んでWEBアルバムにUPしますねぇ~

 

あとね、この後グループ写真とか撮るから、そのときは

リクエストありだからね。」

 

李衣紗、圭太、日南田、永斗、行成、璃乃の6人は

自然に集まると、グループ写真に仲良く収まった。

 

撮影を終え、携帯をいじりながら璃乃が声をかける。

 

「ねえ、このあとさぁ、ファミレス行くでしょ?」

 

間髪置かずに、圭太が答える。

「あ、わりぃ。俺、合気道の練習あるんで」

 

すると、日南田もそれに続いた。

 

「俺、バスケあるから、行かね。行成もだ」

 

「え~?永斗と李衣紗は行くでしょぉ?」

璃乃は半ば強制的に、李衣紗と永斗を誘い

断れない雰囲気を作った。

 

「うん。いいよ。私もおなかすいたし。永ティも行くでしょ?」

李衣紗は快く、璃乃の誘いを受けた。

 

「え?・・・・ああ・・・」

 

断ろうと思っていた永斗だったが、李衣紗に言われてしぶしぶ

了承するのだった。

 

額が汗ばむ程、日差しが強い午後、入学後のオリエンテーションを終え、

6人は、それぞれの帰途についた。授業は翌週からだったが、部活動は

すでに始まっていた。

 

圭太、日南田、行成は自転車に乗ると、駅まで向かった。

 

「圭太、試合いつだ?」

行成が尋ねる。

 

「あ?来週の土曜。」

 

「終わったらカラオケ行かね?」

 

行成が日南田を一瞥してから圭太を誘った。

 

「あ・・・何時に終わるかわかんねぇから・・・」

 

圭太はバツ悪そうにうやむやな返答をした。

 

「終わったら、文字メッセしろよ」

 

日南田がニヤリと笑って、圭太に指示した。

 

「あー、んー、たぶんムリ」

 

歯切れの悪い圭太に不信感を抱きながら

日南田が畳み掛ける。

 

「なんか、あんの?」

 

「え?ねーけどよ・・・とにかくムリ」

 

圭太が面倒くさそうに返事をしたのを受け取って

行成が諭した。

 

「めんどいからいいよ。永斗誘おうぜ」

 

「永斗ぉ~?あいつ塾あんじゃね?てか

予備校?国立理系行くらしいぜ」

 

日南田がそう答えると行成が続けた。

 

「俺だって国立だ、ばぁか。お前だって

進学コースだろうが。今しか遊べねぇから言ってんだよ。

ま、とにかく週末あけとけ、お前は」

 

「りーー」

 

二人のやりとりを眺めながら、圭太はちらっと携帯に目をやった。

 

「あ、じゃ俺、電車の時間あるから、先行くな」

 

「おー、じゃ、明日なー」

 

行成は圭太に手を振ると、手前のコンビニに自転車を止め

日南田と一緒に、自動ドアをくぐった。

 

 




仲良し6人は小学校から一緒ですが
これからどんな展開となるのでしょうか?



GW10連休、皆さまはどのようにお過ごしになりましたか?
私は、美術館や博物館などに行ったり、
近場をうろうろして休日を過ごしました。

どこも空いていて快適でした。


※サブタイ入れるの忘れてた(;'∀')
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