桜の咲く頃   作:coltysolty

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今、鬼滅の刃みてます。


秋の夕暮れ

李衣紗が入院している病院をあとにして

夕食をとりにファミレスに向かう

圭太、日南田、行成、永斗そして璃乃。

 

「とりあえずよかった・・・

ほんと、目の前が一瞬真っ白になって」

 

圭太がいつになく低いトーンで話し出す。

 

「あんたが、そんなに落ち込んでる姿なんて

初めてみたわ」

 

璃乃が圭太をからかう。

 

「そりゃーおまえ、圭太は

李衣紗がいないと生きていけない男だからな」

 

永斗が眼鏡を正しながら凛と分析する。

 

「はあ?生きていけねーとかないから!

でも・・・死にそうだった・・・」

 

圭太がファミレスのテーブルに突っ伏す。

 

「おまえ、相変わらずだな。

そういうの「生きていけない」って言うんだろ」

 

日南田もすかさず突っ込む。

 

「あ、そういえば、日南田。あんただって

この間まで死にそうだったじゃん。

解決したの?」

 

璃乃が日南田を横目で見る。

日南田はうつむきながら誰にとはなく語り始めた。

 

「いやぁなぁ・・・そいつのこと知っていると思っても

繊細な部分てか、ピンポイントで気にしちゃうところとか

わかってねーってか、わかってたつもりだったのに

やらかしちゃったりとか

 

おれはあまり人付き合いで細かいことは

考えねーよーにしてんだけど

 

今回ばかりは、大事な奴だから

そいつが傷ついたってのがわかったら

さすがに凹んだわ」

 

行成がほほ笑む。

 

「日南田、心配すんなよ。

未だに、真凛音は何も言ってねーけど

お前につくってもらったデュエナのデッキ

本棚からだして、眺めてたぜ。

 

最強のつくってやるからな!って

お前自分のカードも譲ってくれただろ。

 

真凛音、あんときめちゃくちゃ喜んでたんだぜ。

しかも強くなったの、おまえのおかげだって。

自分のターンの時でも容赦しなかったし

ガチで相手してくれたから

真凛音も手加減されてねえって、意気揚々としてたんだ」

 

璃乃が口を尖らせながら

行成を軽く睨みつける。

 

「ねぇ、行成、あんた漢字でしゃべるから

ところどころ、何言ってっか、わかんないよ!」

 

日南田が嘲笑しながら、オムライスをほおばる。

 

「おまえさぁ、いくら留学チームだからって

そのぐらいの日本語わかんねぇで、日本人の

恥だぜ。

 

おれら進学組なんだから

ヘラヘラしてても、勉強はやってんだかんな。

 

なめんなよ」

 

永斗が笑いながら日南田をたしなめる。

 

「璃ぃちゃんは、わざあと、おバカなフリ

してるんだよねぇ~。

 

その方が女子力高いとか、思ってんだよねぇ?

おバカだから」

 

「結局バカなんじゃねえか」

 

日南田が口の周りにケチャップをつけながら

笑う。

 

「人喰った妖怪みたいな顔したあんたに言われたくない!」

 

璃乃が本格的に怒りだした。

 

「とにかく李衣紗が無事でよかったよな。

にしても、あんとき・・・上に誰かいたような

気がしたんだけど・・・妖怪でも見たのかな?」

 

永斗が首をかしげる。

 

「李衣紗ったら、たまにボーっとしてるから

よそ見でもして、足を踏み外したんでしょ」

 

璃乃が早口でまくしたてる。

 

「おまえ・・・あんとき、どこいたんだよ」

璃乃の動揺を見逃さなかった圭太が

即座に突っ込む。

 

「はぁ?なに、あたしを疑ってんの?

バカじゃないの?

 

なんか気分わる。あたし帰る。

ちなみに、あたしはハゲ克のところで

赤点の答案返してもらってたわよっ!

なんだったら、ハゲ克にきいてみれば?」

 

おもむろに席を立ち、千円札を圭太の顔に張り付けて

ファミレスを後にした。

 

「おい・・・おまえなぁ、いきなり疑うような

言い方、よくないだろ」

 

行成がたしなめる。

 

「でも・・・圭太が疑うのも無理ない。

俺も、どうしても解せない。

しかも、足のほくろ、あれ・・・璃乃っぽいんだよな・・・」

 

永斗が目を細めながら、タピオカドリンクをすする。

 

「いずれにしろ、証拠ねぇんだから

疑うのはまずい。あとで、ハゲ克にきいてみるよ」

 

行成はクラス委員をしているので

職員室を訪れる不自然ではない理由がある。

 

4人の男子は

夕焼けを背に微妙な空気が流れるファミレスで

残りの食事を無言で片付けていた。




自分で名前をつけておいて、
あれ?って、忘れたりする天然なおバカですが
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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