桜の咲く頃   作:coltysolty

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桜の季節
各々の道は何処へ・・・


卒業~ある男子のつぶやき~

おい

 

もう卒業かよ

 

こんな状況で少人数で入れ替え制って

しかも入学はオンラインって

 

なんだかな・・・

でも、長い人生こういうこともあるのかもしれねえな

 

震災の時に大学に入った人たちも

入学式なかったって言ってたぜ

 

オンラインでもまだあるだけいいのかもしれねえな

 

おれたち

思いの丈を打ち明けられないまま

卒業しちまったな

 

もう会えない

いや会える

 

今どきのやりとりじゃあ

SNSがあるから

たとえ距離があったとしても

すぐに

安否もわかる

 

親たちの時代じゃ

そんなことできなかったらしいぜ

 

文通って

手紙でやりとりしてたらしいよ

 

赤いポストに入れて数日待って

時に数か月待って返事がくるってやつ

 

今じゃ考えられねえよな

おれなんか、手紙の出し方さえわかんねえ

 

じーちゃんに送れって言われて

めっちゃネットで調べたけど

 

封筒に糊ってかテープ貼るっての

しらなくて

 

病院の看護師さんに

いきなりどやされたっけ・・・

 

到着したからよいものの・・・

きっとそのうち

 

火星いってきやーす!!

週末旅行!

 

なんて時代もすぐそこなんだろうな

ばあちゃんたちなんか、携帯みたとき

腰、抜かしたらしいよ

 

てか、耳に当てて聞くラジオだと

思ったらしいから

 

こっちが話したことに反応して

返事されて

 

んぎゃーとか言ってたっけな・・・

 

ききたいときにいつだって

声は聞ける

 

きけるのに

かけらんねえ

 

それが今どきのかんじだよ

 

きっとむかしはそう簡単にいかなかったから

がつがついけたんだろうな

 

スマフォ開いてタップしたら

メッセージだって送れるのに

 

その指さえうごかねえ

 

そんなツールがなかったからこそ

公衆電話に走って行って

電話しようとがんばったんだろうな

 

便利ってなんだろな

不便な方ががんばったりするのかもしんねえな

 

どうやったら思いを

伝えられんのかな

 

伝わってんじゃねえかなって

勝手に思い込んでても

相手がどう思ってんだろなって

お互いの気持ちを知っていると

思っていても

 

やっぱり自分の気持ちは

言っておきたいのに

 

スマフォをタップする勇気がねえ

姿を見に行くことさえ

できない今は

 

見えない大きな壁が

透明なシールドのように

電波を遮断している

 

あっちから来てくれねえかな

っていう

他力本願な受け身な気持ちのままで

いいわけねえだろ

 

わかってるけど

忙しさにかまけて

結局なにもできねえ

 

だれか取り持ってくんねえかなとか

あいつらのアグレッシブさが

羨ましいときがある

 

最高に前向きで押しが強いように見えて

最高にヘタレなオレ

 

あいつの笑顔が目の裏にへばりついて

消えることがねえ

 

流れ星さん

どうか俺の願いを叶えてください




半年ぶりの更新です
こんなさなか
新年度を迎えました

皆、思うところはあるでしょう

それでも
生きていますので
前向きに行きたいと思います!
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