大切なあなたに心ごと届け
☆彡
想いを連ねて
灯が消えないように
走って走って走って
永遠のゴールに向かって☆彡
✨✨✨✨✨✨✨
「永斗って足速すぎだよな。
小学校んときはFWで5人抜きとか
やったらしいぜ。マラドーナかっ
でさ、足も速いが頭の回転も速くてさ。
たまについてけねーんだよな。会話に」
いつもより饒舌になっている圭太が
日南田に口角泡を飛ばしながら
熱弁をふるう。
「おい、お前がここにいることと
永斗の頭の回転と、どんなかんけーがあんだよ?」
日南田が冷たく言い放つ。
「だからあー。あいつにパソコン借りたんだよ」
「お前が永斗の話についていけないように
俺も、たまにお前の話についてけない。」
「のなー、あいつパソコン詳しいだろ?
オレ、だめじゃん?だから」
「だから、なに?」
イラっとしながら日南田が圭太を睨む。
「永斗がつかってないパソコンを
借りたんだよ。おれじゃなくて、頼まれて。
その頼んだ人がここに来てくれっていうから・・・」
カランカラン・・・・ドアベルの音がした。
「遅れてごめーん!」
李衣紗があわてて店に入ってきた。
「李衣紗だ?・・・・・え?パソコン頼んだっての
おまえ?」
「あーーーー!日南田!!!なんでここにいるの?」
李衣紗が目をまんまるくして驚きながら
日南田に問いかける。
「それ、こっちのセリフな?おまえ、なんで圭太に
パソコン頼んだりしてんの?」
「あ、それね。うん。説明するよ。
でもさ、おなかぺっこぺこなんだ。
なんか頼んで、みんなで一緒に食べよ?
食べながらゆっくり話するね」
李衣紗のやらわかな提案に
首を横に振るものなどいない。
「オレ、カルボナーラ!」
圭太が覚えたばかりのカタカナ語を発する。
「オレ、最初にたのんでてって
かーちゃん達にたのまれたから
ペペロンチーノと、ペンネアラビアータ、ボンゴレビアンコ」
「すっげー、カタカナばっかだな」
圭太が感心する。
「あたりめーだろ。ここ、イタリアンだ」
「ねえ、日南田。かーちゃん達って
あと、だれかくるの?」
李衣紗が首をかしげながら日南田に尋ねる。
「え?はっはっは。オレのいー人がくるんだ」
「え?日南田の彼女?」
「ま、そんなとこだな」
カランカラン・・・二人の大人の女性が入ってきた。
「あれ?圭ちゃんに李衣ちゃん?久しぶりだね!」
「あー!日南田のおばさん、こんにちは!
久しぶりです。前にチョコマフィン作ってくださって
ありがとうございました!おいしかったです。
こんど、レシピいただいていいですか?」
「あら、李衣ちゃんの頼みなら、いつでもきくわよ。
あ、紹介が遅れたわ。こちらは、日南田の部活のマネージャーで
上勝凛々子さん。」
「あ、見たことある!体育館でみたことある!!」
圭太が立ち上がる。
「おい、オレのもんだからな。手ぇ出すなよ」
日南田が大人ぶって、圭太にいきがってみせる。
バシッ!後頭部を殴られる日南田。
「何言ってんの。このバカ息子!とにかくさっさと
オーダーせんかい」
店のマスターが笑いながらオーダーを取りに来る。
「あ、これね。伝票全部私につけて。
この子達には、いつも世話になってるの。
それから、デザートにティラミスもつけてくれる?
全員分ね」
「え?おばさん、おごってもらっちゃっていいの?
てか、オレ、めっちゃ儲かった気分なんだけど?」
圭太が鼻の穴を膨らませながら、喜びを表した。
「圭ちゃん、昨年の冬、タイヤ運んでくれたでしょ?
すんごく助かったよ。
李衣ちゃんは、犬の散歩してくれたでしょ。
うちのバカ息子がさぼってぶんなげたとき。
ほんと、ごめんねー」
「いいんです!私もルルと散歩できてうれしかったから!」
「そうそう、ルルも李衣紗と散歩できて
さぞかし嬉しかったろうよ。うんうん」
ゴチッ!今度はこめかみをぐーで殴られる日南田。
「おまえは、いつもそうやって調子コイてるけど
圭ちゃんとか李衣ちゃんに助けられてるってことを
忘れるんじゃないよ?」
日南田の母は半ば呆れながら、日南田を諭す。
「うぃーっす・・・てか、オレちゃんも
結構役立ってるんっすけど?ねえ、みなさん?」
「そうね、日南田は部活でも意外に皆のことを
気遣ってくれてるんですよ。さりげなくスポドリ作ってくれてたり
いつの間にかタオルもベンチにあったり。
気が利くんですよ?」
凛々子が日南田をフォローする。
「ほーらねーーー。ぼくちん、役に立ってんのよ?」
日差しも柔らかい喉かな午後、
談笑する日南田親子と圭太達。
だれもが和やかな日々が続くと思っていた・・・
連投してます。
今月15日過ぎたら、めっちゃ忙しくなりそう(なるにきまってる)
なので・・・・