ラブライブリスタートシリーズ エンジェルパーティータイム 作:しゅみタロス
梨子「スクールアイドルも集まったわけだしここからがスタートね」
集「存分に楽しませてもらうよ」
某ファミレスにて
陸「鍋、やらないか?」
五人「え……」
突然の発言に少し思考が停止してしまった。
何故突然鍋なのか、5人はその理由を聞いた。
梨子「何故唐突に鍋やるの?」
陸「スクールアイドルが認められ、新メンバーに3年生が加わって万々歳の中、俺達の関係は余り根付いてないと思うんだ。黒猫団が毎回プロデュースしてネット活動で徐々に認められている今だからこそ、何か物足りない関係をより強くするために鍋を囲もうと考えた訳だ」
その発言に対して面々は説得力を感じる。
集「実に合理的だ、この未だに纏まりのないコンビの関係を強くするいい機会になりそうだ。僕は悪くないと思う」
仁乃介「鍋パーティーならジュンヤの家に皆を呼ぼうか。話を聞いたジュンヤなら良い食材用意してくれるよ、曜の嬢ちゃんはどうだ?」
曜「折角皆で集まるならちょうどいいと思う、ゴールデンウィークの終盤だし」
千歌「鍋パーティーなら私、陸君と一緒に食べたいな!」
陸「あ、ああ……俺もそう思ってた、ていうかそもそもこの鍋企画もコンビグループ前提のイベントだし」
千歌「じゃあ、期待してるよ」
陸「ど、どんとこい!!だな……ハハ……」
曜(明らかにデレてる、隠そうとしてるけどボロが出てるよ、陸君……)
梨子(陸君って純粋無垢すぎて、見えちゃいけない物まで見えてるような気がする)
ファミレス解散後
陸「と言う訳で鍋パーティーやるからガスコンロと食材の用意頼むわ」
ジュンヤ「任せてよ、良い食材を用意しておく。後3年生のお迎えに三皇帝を呼んでおくよ、鞠莉先輩や果南先輩に紹介したいから」
陸「それじゃあ、明日は俺も手伝いに行くから、早朝からよろしく」
伝言を伝えた陸は帰路へとついた。
翌日
陸「キャベツ6玉分にネギ7本と人参5本シイタケ18とこんなもんか、後はしらたきや豆腐にチーズと締めの白米とうどん、そしてメインとなる肉類は鶏のつみれとしゃぶしゃぶ用高級牛肉。ベースはカツオ出汁と二つ目にトマトスープ三つ目は豆乳、一応安かったから買ってきた焼きそばとタコ焼き粉、食材的にはこんなもんか」
食材の下準備を終えた陸はジュンヤにエプロンを返す。
ジュンヤ「お疲れ様、わざわざ手伝ってくれるなんて」
陸「これも案外楽しいからな、後はもう少しで千歌たちが来るだろうし仕事を早く終わらせただけさ」
冷蔵庫からレモンスカッシュの缶を取り出し、プルタブを開けて飲み干した。
そして3年生組は
鞠莉「合流場所はこの場所ですか、路地裏の前とは……」
果南「それよりも早く会いたいなあ、黒猫団の三皇帝、ドキドキする~」
ダイヤ「私もルビィからよく動画を見せてもらっていたのでよく存じてます」
そして町中の若者の視線を奪う、洗練されたファッションの三人が現れた。
それこそがあの黒猫団の三皇帝だった。
アラタ「以前はどうも、皆さん」
鞠莉「小原鞠莉デース!!よろしくお願いします!!」
ダイヤ「黒澤ダイヤと言います、何卒お世話になります」
果南「松浦果南、よろしくね!!」
3人の自己紹介に応えるように頭を下げる三皇帝も名前を名乗った。
???「津ヶ島カガリです、お菓子作り担当の黒猫団です。」
???「剣崎真田といいます、主にアニメ関係のレビューを中心に活動しています。」
アラタ「それじゃあ改めて、野上アラタです。ダンス担当で以前はお世話になりました」
果南「コンビグループ組むために二人の写真渡したと思うけど二人は誰に決めたの?」
ダイヤ「カガリさん、私で良ければ」
カガリ「よろしく頼むよ、ダイヤちゃん」
鞠莉「それじゃあ、私は剣崎さんと」
真田「よろしく!!」
アラタ「それじゃあ、スタジオに行こう。僕についてきて」
そして6人は路地裏を抜けて住宅街に向かった。
黒猫団スタジオ
メンバー「こんにちはーーーーー!!」
果南「ここが黒猫団のスタジオね、一見すると普通の住宅だけど」
仁乃介「ここでいつも撮影が行われている、見慣れたリビングも今回の為にあえてそのままにしておいた」
そしてダイニングテーブルにはカットされた食材と鍋の乗った三台のガスコンロが並んでいた。
そして氷水につけた缶ドリンクと手作りのガトーショコラ。
花丸「は、早く食べたいずら~」
ジュンヤ「今、茶碗と箸用意するからちょっと待ってて」
メンバーに茶碗が行き渡るとメンバーは缶ジュースを手に天井に突き上げた。
陸「コンビグループ合同鍋パーティー、ここに開催!!」
メンバー「おおーーーーー!!」
陸の宣言と同時に鍋パーティーが始まった。
陸「カツオ出汁うまいなあ、今回の為に良いカツオ節買った会があったぜ。」
千歌「シンプルだけどこれがいいね~」
2年生組はカツオ出汁を食べる一方で1年生組はトマト鍋を気に入っていた。
花丸「トマト鍋甘酸っぱいずら~」
善子「真紅の魔王の果実がヨハネの魔力を強めている。まさしく千年の呪術」
巧「そのセリフどっかで聞いたような……」
竜太郎「タドルファンタジーの魔王ヴィントスの中盤戦のセリフのパロディだな」
3年生組は豆乳鍋を
果南「豆乳悪くないわね、身体に良さそう」
ダイヤ鞠莉「美味ーーーーー!!
カガリ「後でこれは雑炊にしてもよさそうだね」
真田アラタ「うん、美味い」
曜「皆ーーー!!鍋食べてる所悪いけど安売りの焼きそばで一品作ったよーーー!!」
仁乃介「俺と曜の共同で作った、その名は……」
曜仁乃介「ヨキソバ!!」
陸「おお、いいなあ」
集「折角だし一つ頂いておこう」
箸を伸ばし、焼きそばを啜る陸と集はある事に気づいた。
集「ソースが濃いめだな、こうなると少しあれが欲しくなる」
陸「一杯行くなら付き合うぞ」
二人は氷水のドリンクケースから赤い缶を取り出してそのドリンクを飲み始めた。
梨子「何、そのドリンク」
集「ドクターペッポー、通称ドクペだ。濃いめの料理にこれが良いのさ」
梨子はその出来心でドクペの缶に手を伸ばし、一口飲んでみたが……
梨子「これ……凄く変な甘さがする……」
集「まあ万人向けのドリンクではないな」
善子「ドクターペッポーは魔術回路を刺激するモノ。下界の人間には分からないわ」
ドクペを飲みつつ、善子はタコ焼き機で真っ黒な何かを作っていた。
巧「なんだよそれは……」
皿に盛られた真っ黒な食べ物を目の前にメンバーたちは引いていた。
善子「堕天使の泪、恐れずに食べてみなさい」
メンバーはその堕天使の泪を食した瞬間……
メンバー「うあああああああ、辛い、辛いィーーーーーーー!!」
その後
メンバー「zzz」
あれだけ騒がしかった鍋パーティーも6時間経てば沈黙が続いていた。
そんな中で片付けを終えた陸は余ったドクペを飲みつつ今日撮った写真を見つめいていた。
陸「楽しかったなあ、次はいつになるか……」
ジュンヤ「僕はいつでも君たちを迎えるよ」
陸「その時はよろしく頼むよ」
ジュンヤ「勿論さ」
日が沈む時間の中でジュンヤもまたドクペの缶を開けて陸の缶と乾杯した。
しゅみタロス「アニメカリギュラ見て思いついたネタです。トマト鍋美味しいよね。どうもありがとうございました。」