ラブライブリスタートシリーズ エンジェルパーティータイム 作:しゅみタロス
千歌「作者がやっと時間を確保できたから期待できる」
作者「今日は頑張ります」
昼時の空港内の牛丼屋 吉川屋
陸 ガツガツッ!!「定員さん、牛丼並盛もう一杯!!」
集「陸、気持ちがわかるがもう4杯目だぞ」
仁乃介「相変わらず良く食うよな、言っとくけど飛行機の中で全部吐くなよ」
ジュンヤ「陸は身体が頑丈だから問題ないよ」
陸 ガツガツッ「はあ~美味かった。これでしばらく持ちそうだ」
集「大盛り一杯に並盛3杯、僕なら多分胃を壊しているぞ……」
ジュンヤ「まあ、食べ終わったんだしそろそろ皆を迎えに行こう」
陸「とは言っても千歌たちすぐ隣のイタリアンの店にいるじゃねえか。時間もあるんだからもうちょっと空港を散策しても良いんじゃね?」
集「軽い運動も兼ねて少しふらついても良いかもしれない?僕は賛成だよ」
ジュンヤ「じゃあ、ルビィちゃんのラインに空港改札口で落ち合おうって伝えとくよ」
仁乃介「それじゃあ、行きますか」
突然だが何故彼らが空港にいるのか説明する。
数日前
鞠莉「心咲さんの生放送のスタジオチケット、何とか手に入りました~」
曜「お店を回って手に入ったのは8枚だけど行きたい人、手をあげて」
そう、千歌たちは函館で行われる心咲護の生放送番組を見れるギャラリーのチケットを入手することができた。
最初は皆行きたいため公平にくじ引きで決めた結果が……
何の因果かルビィを含む2年生組がチケットを手にすることになった。
行けなかった面々に沢山のお土産を条件として小原家が旅行代を出してくれたため、俺達は函館を目指して空港にやって来たのだった。
PM13:00
アナウンス「間もなくH360便函館行きの搭乗時間です」
改札口前で缶ジュースを飲みながら待ってると……
千歌「お待たせー」
梨子「間に合った」
千歌・梨子・曜・ルビィが荷物を抱えて走ってきた。
陸「何だよ、その荷物?」
ルビィ「飛行機の中で千歌ちゃんがお菓子を食べようとして売店で……」
曜「私も食べたい物いくつかを……」
ジュンヤ「折角の旅行だし奮発しても良いと思うけど時間はちゃんと守ってほしいね」
陸「それより早く乗るぞ、外の景色が良く見えるいい席を選んだからな」
千歌「それじゃあ、函館へゴーーーー!!」
キィィィィィィィィ!!
陸たちが乗った飛行機は函館へと飛び立っていった。
それから約6時間のフライトの中でメンバーは完全に眠ってしまっていた。
朝5時から空港ではしゃいでいた為、余程疲れていたのだろう。
眠る間に時間は大きく過ぎていった。
PM19:00
函館に着いた面々は空港近くの予約を入れたホテルで一夜を過ごす。
部屋で陸と集は函館の街を眺めながらドクペを手にしていた。
陸「明日から面白い物が見れそうだな」
集「考えるだけでゾクゾクするねえ、この街で退屈するような事はなさそうだ」
陸(明日、千歌と二人で函館を巡れたらどんなに幸せなんだろうな‥‥‥)
翌朝
バスで生放送のスタジオがあるテレビ局に向かい、会場に着いた陸たちは席に座っていた。その頃千歌は……
千歌「陸君さっき眠そうだったからついでにブラックコーヒー買って行こう」
チャリン
スタジオ内の自販機でジュースを買おうとするが……
ピッ!!
千歌「あれ?出てこない」
ピッ ガタンッ!!
千歌「え……嘘でしょ……」
恐る恐る取り出し口を見ればブラックの缶コーヒーが2つ出てきた。
千歌「うわああああああ!!失敗したああああ!!」
本来ならオレンジジュースを買うはずが千歌の飲めないコーヒーが二つ出てきてショックを受ける。
千歌「どうしよう……」
すると左の通路から思いよらない事が起こる。
ガチャ
千歌「な……心咲……さん」
生放送前の心咲が自分の隣でジュースを買おうとしていたが……
心咲「あ~ブラックコーヒー売り切れ、ちょっと痛いなあ」
その時千歌は手に持った二つのブラックコーヒーを見て心咲に声をかけた。
千歌「あの!!」
心咲「ん?」
千歌「ブラックコーヒー間違えて買ってしまったんですけど、良ければこれ、あげます」
心咲「いいのかい?」
千歌「はい!!」
心咲は財布から130円を取り出して千歌に渡すと缶コーヒーを受け取った。
心咲「ありがとう、それと思ったんだけど、スクールアイドルのアクアでセンター務めてたよね。君」
千歌「知ってるんですか!!」
心咲「ベスト4に上がって来たし、何よりアクアは前から注目してたからね」
千歌「私達を心咲さんが!!」
心咲「そのことについては今日の生放送で話すつもりでいる、それに君は……」
心咲は缶のタブを開ける。
心咲「俺の大事な人に似ているからね。高海千歌さん」
千歌「わ、私の名前……」
心咲はコーヒーを飲み干すと缶を捨てて、自販機の前を後にした。
自分の名前を呼ばれて驚きを隠せない千歌はただジュースを持ってスタジオに向かった。
千歌「陸君、眠いならコーヒー飲む?」
そう言って千歌は陸にコーヒーを渡す。
陸「ありがとう、助かる」
MC「それでは、始めましょう。ラブライブ・スポットライト。まもなくオンエア開始です!!それでは今回のナビゲーターを務めるあの人を呼びましょう。心咲護さん。どうぞーーー!!」
その言葉と同時に中心の扉が開き、心咲が現れる。
心咲「皆さん、こんにちは。今回のラブライブのナビゲーターを務めます。心咲護です」
心咲は用意された豪華絢爛な椅子に座る。
MC「それでは、今回のテーマは本戦に向けて心咲さんには3つの質問に答えてもらいます。まずは最初の質問として本戦は投票率による4組対抗戦となりますが心咲さんがプロデュースしたセイントスノーに絶対の自信はありますか?」
心咲「100%とは言わないですね。そもそも最初に決着が決まっている様な勝負は無いし、世の中は勝ちを確信した時点でそれはもう3流ですよ。でも敢えて勝てない勝負と分かっていてもそれに挑む者こそ、真の勝者と言えますね」
MC「流石は心咲さんです。それでは次に今年のラブライブで気になっているチームはありますか?」
心咲「浦の星女学院のアクアに興味があります」
陸たちメンバー「!!」
MC「何故ランキング4位のアクアを‥‥‥」
心咲「予選前からリストに載っていた無名の学校のスクールアイドル。今年のチームもかつての強豪校の集っている中でアクアだけが俺も存在を知らなかった学校の出身だったから。そしてその学校は今廃校の危機にさらされている。そんな中でのアクアの出場に自分も同じものを感じていた。特にアクアのリーダーである高海千歌は自分の大事な人と似ているからね」
会場は驚きを隠せず、千歌たちも呼吸が止まりそうになった。心咲護が興味を示しているのが自分たちである事に……
MC「心咲さんは確か既婚者ですよね。もしかして大事な人と言うのは……」
心咲「妻の、高坂穂乃果です」
千歌「ええっ!!心咲さんって穂乃果ちゃんと結婚してたの」
梨子「何、知らなかったの?」
曜「しかも2児の父です」
千歌「もっと詳しく調べておくべきだった……」
MC「それでは最後の質問です。今大会で心咲さんが掲げるテーマは何でしょうか?」
すると心咲は椅子を立ち、一呼吸すると意を決して語った。
心咲「多くの夢を持ち、このステージに立つアイドルたち。俺はこの戦いの舞台の中で輝きを放つ彼女たちを天使と讃える。この時代に新たな歴史を作る少女たちをステージの王である心咲護が祝福しよう。天使たちの宴の時間。テーマは、エンジェルパーティータイム!!それが俺の掲げる理想だ!!」
その言葉に歓声が上がり、陸たちは感極まっていた。
しゅみタロス「今回は長く書けた。 どうもありがとうございました」