ラブライブリスタートシリーズ エンジェルパーティータイム   作:しゅみタロス

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風間ジュンヤと不思議なカフェテラス。

東京 表参道

 

客人「ファンガリオンティーお願いします」

ルビィ「はい、わかりました」

ジュンヤ「お待たせしました、ボンゴレパスタランチです」

 

ここ、表参道にジュンヤとルビィが開いたお店。喫茶・ブルーム。ジュンヤはここで料理を提供しながら高校生たちにライブスペースや楽器、音響機器等を無償で貸している。今やスクールアイドルの彼らにとってオアシス兼音楽の活動拠点として繁盛している。また、同時にディスク・ドール・シンフォニクスの指定協力拠点としての側面を持ち、ファンガリオン家との情報交換場所としてもその存在が知られている。

 

客人「それじゃあ、次のライブのこともよろしくお願いします」

ジュンヤ「わかった、10時頃にここで待ってるよ」

客人「ありがとうございました。ごちそうさまでした」

ジュンヤ「またのご来店を」

 

ランチタイムが終わる時刻、一仕事を終えたルビィが背伸びをする。

 

ルビィ「いや~やりきったぁ~、少しは人慣れもしてきたけどちょっと疲れる……」

ジュンヤ「お疲れ様、今からまかない作るからちょっと待ってて」

ルビィ「お昼休みだね~、ちょっと伏せたい」

 

そう言うとルビィは机に顔を埋めつつもそれを嬉しそうな顔でジュンヤは料理を作りながら見るのだった。

 

 

 

その夜のこと

 

少女「日本……せっかく革命派としてここに来たのに野宿してるんだろうか?」

 

プラチナブロンドのいかにも外国人らしき少女、キャリーケースを一式手にしながら水を飲んでいた。

 

ジュンヤ「夕飯はこれで良しと、ん?」

 

夜の街の中でキャリーケースを抱えて公園のベンチに残るその少女を見つけたジュンヤは声をかける。

 

ジュンヤ「君、どうしたのかな?ここで何をしているんだい?」

少女「あ、すみません。ホテルを探しているんだけどどこも開いていなくて」

 

事情を察したジュンヤは……

 

ジュンヤ「僕の営んでいる喫茶店に使える部屋があるが……どうかな?」

少女「泊めてくれるって事?」

ジュンヤ「君がいいなら」

少女「ありがとう、お兄さん。名前は」

ジュンヤ「風間ジュンヤ、ただの喫茶店のオーナーだよ。君は?」

少女「名乗るならアミだよ、アメリカから来たんだけどある理由でフルネームは言えない、ある人との取引だから」

ジュンヤ「なるほど、不思議少女か。まあ、深くは詮索しないよ」

 

そう言うとジュンヤはアミをつれて喫茶店へと帰った。

 

ジュ~

 

1人肉を焼きながらリンゴをすりおろしてソースを作る。ジュンヤも客人がいる以上は料理に手は抜かない。

 

その頃

 

ルビィ「アミちゃんはどうして日本に?」

アミ「ある人の誘いで日本のスクールアイドルを支えるために来たんだ。本当は事務所が部屋を用意してくれてたんだけど自由が効かなくてつい逃げ出してね」

ジュンヤ「じゃあ、追われてるんじゃないか?君」

アミ「言えてるかもね」

ジュンヤ「それで、アミちゃんはどこから逃げてきた?」

アミ「ディスク・ドール・シンフォニクスの管理している別荘から逃げてきた」

ジュンヤ ビックウウ「「「!!!!」

 

話を聞いて物凄い真っ青の顔になるジュンヤ、何より過ったのはこの子の正体である。

 

ジュンヤ(ま、まさか彼女は今スクールアイドル界隈で心咲さんが立ち上げた革命派の子なんじゃ。取引とはいえこの案件は僕も関わっているけどまさか彼女が僕に心咲さんが頼んでいた天才音楽家の……)

アミ「ジュンヤ兄さん、一応間違っていたらごめんけど……

 

君、もしかしてファンガリオンの一族?あの店に飾ってあるヴァイオリンはロイヤルローズだよね?」

 

ジュウウウウウ

 

肉にソースをかけるとジュンヤは答えた。

 

ジュンヤ「君への指導を頼まれた事は事実だよ、でもね、もう少し待っていてほしかったな」

ルビィ「ジュンヤさん?」

アミ「失礼、速すぎましたか?」

 

料理を盛り付けながらジュンヤは本音を呟く。

 

ジュンヤ「君の一族は概ね把握しているよ、君のおじいさんは昔、戦争で僕のひいおじいさんを撃った人だ」

ルビィ「ええっ!!」

 

ジュンヤ「敵国同士なのは仕方ない、それに僕はこのことに対しては恨んでないけどお互い音楽家として許されるモノじゃない。だから会うのを少し躊躇った……

 

君が傷つくんじゃないかって……」

 

お互い衝撃的な事実を聞かされ空気が一変するが……

 

アミ「それなら、あなたにはあなたなりの果たすべき義務がある。そしてそれはボクにもある。

 

ボクはあなたから音楽を知り、その技術でスクールアイドルを変える義務がある。

 

違いますか?」

 

ジュンヤ「わかった、君のその信念の強さを信じよう。僕についてくるんだ」

ルビィ「私も手伝う、よろしくね。アミちゃん」

アミ「よろしく、ジュンヤ先生」

ジュンヤ「ああ、よろしく。

 

さあ、ごはんできたし食べようか」

アミ「ごちそうになります」

ルビィ「食べよーーーー!!」

 

 

その後

 

心咲「そうか、君のところに彼女が」

ジュンヤ「しばらく喫茶・ブルームで、構いませんか?」

心咲「予定は速いがそういうことなら構わないよ。

 

君に任せる、革命派を」

 

 

 

 

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