ラブライブリスタートシリーズ エンジェルパーティータイム 作:しゅみタロス
東京 ディスク・ドール・シンフォニクス事務所
赤峰「今頃音ノ木坂は卒業式だな。一年は早い物だな」
赤峰の後ろで心咲は缶コーヒーを開ける。
心咲「この一年間で才能ある若者たちは多くの物を学んだ。この先芸能社会の大きな舞台に立つ彼らを多くの芸能事務所が欲しがるだろうね」
赤峰「次の候補生も多く集まっている、今回も音ノ木坂から4人の候補生がいる。君にとっていい候補生が見つかるといいが……」
心咲は候補生のリストを手に取り、心咲は呟く。
心咲「男女ともに強者ぞろいだな。これなら作れるはずだ」
赤峰「昨日の提出書類の、確か革命派……だったかな?」
心咲「この先、高校生芸能はありふれたコンテンツになるだろう。それは生存競争の大きな世界になっていくはずだ。その生存競争の抑止力として革命派が必要になってくる。その為に世間はディスク・ドール・シンフォニクスの存在を必要とするそんな逸材を作らなければならない」
赤峰「次の世代に続く、新たな王の眷属。君はそれを求めてるんだね」
心咲「次の世界が求める、新しい配下を俺が選び、導かなければならない。王としての自分はそのためにいる」
赤峰「やってみなさい、王の思うがままに」
赤峰は心咲にそう伝え、グラスにウィスキーを注いだ。
そして黒猫団とアクアは
浦の星卒業式で……
千歌「果南ちゃん、卒業おめでとう!!」
曜「大学に行っても応援してるよ!!」
果南「ありがとう、時には私の家に遊びに来てね」
千歌・曜「勿論!!」
ルビィ「お姉ちゃん、卒業おめでとう。大学でもがんばルビィ!!」
花丸「ダイヤさん、ルビィちゃんはマルがしっかり守るずら!!」
ダイヤ「頼もしいですわ!!ルビィも私が留学しても、しっかりするんですよ」
ルビィ「ジュンヤさんがいるから大丈夫、任せルビィ!!」
花丸「バリエーション増えたずら!!」
梨子「鞠莉ちゃん、卒業しても私達と一緒に遊ぼうね」
善子「この愛の鎖で繋がれている限り、再び相まみえる時が来る事は避けれない。それを覚えていて」
鞠莉「勿論、必ずカムバックします。その時はアクアも黒猫団も皆でパーティーしましょ」
梨子「約束だよ」
善子「来世で会おう、我がリトルデーモンよ!!」
梨子「ブレないなあ……」
流星苑高校卒業式
陸「我等黒猫団、在校生組!!」
1、2年生「ハア!!」
陸「アラタ先輩、カガリ先輩、真田先輩。卒業しても心は永遠、黒猫団の偉大なる三皇帝に俺たちはエールと今後の大成を祈って、俺達は今後も黒猫団と流星苑高校を引っ張っていきます。3年間の高校生活、お疲れさまでした!!」
1、2年「お疲れさまでした!!」
アラタ「ありがとう、皆」
剣崎「粋な送り出しだな。安心した」
カガリ「タスキは繋いだよ、君たちのこれからを祈る」
陸「ありがとうございます!!」
仁乃介の実家 板前寿司 火流院
陸「3年生に、栄光あれーーーーー!!」
全員「カンパーーーーーイ!!」
卒業式後、板前寿司 火流院に集まり、豪華絢爛なちらし寿司で3年生を祝った。このために火流院の板前さんが気合い入れて作ってくれたらしく伊勢海老やアワビと言った普段食べれない物がたくさん入っている。
陸は山盛りのちらし寿司を幸せそうな顔で頬張っていた。
その横で千歌はタッパーを持ってソワソワしている。
鞠莉「千歌っち、そのタッパーは何かしら?」
千歌「あ、こ、これは……」
陸「千歌が持ってるそれって、お前ちらし寿司を持って帰ろうとか思ってんじゃないのか?」
千歌は頭を振って、否定すると陸に打ち明ける。
千歌「陸君が好きだって言ってたから、作ってみたんだけど……」
千歌はタッパーを開ける。
陸「それって……」
千歌「手作りチョコレートチャンク。食べてみてくれるかな?」
千歌の顔を見て何かを察した陸は千歌にこう伝える。
陸「それ、後でもらうよ。ちょっと場所、変えようか?」
千歌が頷くと陸は鞄と制服を背負う。
陸「悪い、席外すけどいいか?」
鞠莉「それなら構いませんけどハアハアハアハア」
ダイヤ ガスッ!!「気にせず行ってください、気絶してるうちに」
陸・千歌「あ、ありがとう……」
仁乃介「頑張れよ、陸……」
善子「何で手錠かけられるのよ!!ただ外に行くだけなのに!!」
花丸「これじゃあ、ちらし寿司食べれないずらー!!」
ダイヤ「あの二人を偵察しようという魂胆は読めています。しばらく大人しくしていてください」
仁乃介(ちょっとかわいそうだが、ダイヤの姉貴、グッジョブ!!)
陸「この公園、富士のよく見える名所なんだ。日差しも当たって気持ちがいいだろ」
陸はそう言ってチョコレートチャンクを口にする。
千歌「上手に出来てるかな?初めてなんだけど……」
陸「店で売ってる物よりも断然うまい、よく出来てる」
千歌はその言葉に胸を撫で下ろすと千歌は陸に尋ねる。
千歌「陸君は、いつディスク・ドール・シンフォニクスに行くの?」
陸「事務所に候補生として志願した。東京に出るのは、来年の夏ぐらいかな?」
千歌「それなら、私も荷物纏めないと」
陸「本気で付いてくのか?」
千歌「陸君の出来ないことは私がやりたいから」
陸「何もそこまで……のわっ!!」
身体を抱かれ、千歌は涙ながらに伝えた。
千歌「離れるのは嫌だ!!陸君に絶対、お嫁さんにしてもらうんだから!!」
陸「千歌、お前……」
千歌「はっ!!」
感情に任せて言った言葉に千歌の身体は体温が上がっていく。
千歌「こ、これは、その……」
陸は千歌の言葉に陸は笑みを浮かべる。
陸「両想い、か……」
千歌「え……」
陸「俺も、心のどこかで千歌を想っていた。自分の側に居てくれることに凄く、幸せを感じていた。でも、俺みたいな面倒な人間が千歌と一緒にいたら、きっと迷惑ばっかりかけちまうと思って。ただ、今気づいた。千歌が俺と同じ思いで、支えてくれるなら。こんな俺だけど……
俺の恋人になってくれないか?」
千歌は陸の本心を聞いて、陸に答えを伝える。
千歌「ありがとう、私を、陸君の恋人にしてくれて。それに、私も陸君と似た者同士だから。気にする必要、無いんだよ」
陸「ありがとう、千歌……」
二人を祝福するかの様に桜が揺れ、二人は唇を重ねた。
何気ない始まりから夢を見届けた陸
純粋な憧れから夢を追い続けた千歌
その果てに辿り着いた幸せの形
この先どんな苦労があっても
二人は進んでいけるだろう
この先も二人が
桜の季節を何度も迎えて
笑顔でいられる
そんな未来へと続いていく‥‥‥
END
しゅみタロス「ご愛読、ありがとうございました!!」