ラブライブリスタートシリーズ エンジェルパーティータイム   作:しゅみタロス

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幻想モノクロームウィング ライトサイド

東京 お台場

 

 

 

スクールアイドル、それは高校生たちが何かを成すために歌に情熱をかける夢の王国。かつて東京の地に現れたスクールアイドルの始祖、9人の女神と1人の王から始まり、それは次代の若き女神と王に引き継がれ、今もなお形を変えながら続いている。常にそのスクールアイドルの夢物語(オリジン)には常に大きな存在がある。このスクールアイドルを一大ムーブメントにまで押し上げ、今や芸能界やスクールアイドル界隈の憧れの存在。心咲護だ。彼が中心となり、スクールアイドルの世界は今や熱狂的な人気を誇り、各学校にはスクールアイドル関連の部活や組織が次々と設立されている。ただ一つだけこれは妄言ではあるがこの世界はもしかしたら心咲護が描いたシナリオの中で俺たちはそのシナリオの中の役目が与えられた存在に過ぎないという一部分だけメタな話で捉えている。それもそのはず俺たちはそう言う道に進んでいる。

 

お台場のとあるホテル。

 

カシャカシャカシャカシャカシャカシャ

 

リポーター「ええ、いまこのお台場のホテルで明日シンフォニクスライブに出演する幻想モノクロームウィングの2人がファンミーティングに来ています。あ、今現れました」

 

一斉に向けられるカメラとシャッター、登壇しつつ俺たちは挨拶をする。

 

巧「皆さん、どうも。幻想モノクロームウィング。ライトサイドの犬革巧です」

善子「幻想モノクロームウィング。ダークサイドの津島善子よ。リトルデーモンよ、堕天使ヨハネの降臨にひれ伏せ!!」

 

ファン「わあああああああああ!!」

 

盛り上がりを見せる街頭中継のファンたち、これからこのファンミーティングで多くの事を聞かれるだろうがまずはこの空気感に浸ろうと思った。

 

するとリポーターは声を上げる。

 

リポーター「それでは、まずこの2人にファンの質問をくじ引き形式で答えてもらいます。まずは巧さん。くじを引いてください」

巧「よしきた!!」

 

俺はくじを引くとそこに書かれていたのは。

 

巧「食事の時に常に心がけている事、ですか?」

リポーター「何かありますか?」

巧「そうですね、食事が運ばれてくるまで水を飲まないことですかね」

リポーター「水を飲まない?それはどうして?」

巧「なるべくご飯は沢山食べたい主義なんです。なので食べる前に水を飲んだら沢山食べられないじゃないですか。事実先輩であり友達の風間ジュンヤさんの料理を残すなんて以ての外ですよ。そのぐらいジュンヤさんのご飯おいしいんです」

善子「このヨハネの手料理を拒絶してでも食べに行くほどあれは満たされる」

巧「そもそもお前の手料理が辛すぎるんだよ!!」

 

甘党故にこのツッコミはかなりファンの腹筋に効いたようだ。実際津島の手料理は何でもかんでも香辛料を多量に使う上に料理のメニューは全部中華まがいのモノで激辛中華の店でも開こうと言わんばかりのラインナップだ。当然こんなモノを食い続けたら舌がおかしくなって当たり前だ。俺は激辛ファイターになるつもりは毛頭ないぞ。

 

リポーター「では、善子さんにくじを」

善子「だから、我が名はヨハネよ!!その忌まわしき名で呼ぶのではない!!」

 

完全にお得意の堕天使ヨハネモード、18超えても尚治ることはなく、このキャラを続けられる勇気にはむしろ賞賛すらしたくなる。まあ、一度根付いたキャラを治すのはまず難しいし違和感が残るだけなので俺としてはこの路線継続はありがたいことだが。

 

そうして津島はくじを引くと……

 

ヨハネ「最近スマイルチューブがエルチューブにサービス名が変更されたらしいですが現在昔の歌ってみた関連やヨハネの闇MAD等の再投稿は考えていますか?」

 

かなり尖った質問だな、確かに今の時代にスマイルチューブ関連の遺産を再び投稿するかについてはまだ考えている。黒猫団時代の動画は今でも普通に見れるが津島の動画関連は未だに封印されたままでこの先公開するかは……

 

ヨハネ「この質問をしてくるリトルデーモンは余程私の動画を崇拝しているようね。確かに人ならざる勢力に私の遺産はことごとく封印に追いやられているがその遺産は消えることなく今でも私の教典(パソコン)に納められている。近いうちにその封印を解放する事は紛れもない事実。よって信じ崇めるのであればそれらの動画はいずれまたリトルデーモンたちの前で見られるだろう。

 

時を待ち、楽しみにするがいいわ!!」

 

善子の回答と演技には歓声が上がる、常々思うがここまで中二病キャラを臆することなく使えるのは善子ぐらいなモノだ。また一つ学ぶ事になったな。

 

 

ファンミーティング終了後

 

善子ゴクゴク プハー「いよいよ、明日はライブね。これが2度目の大舞台か」

 

風呂上がりの姿でドクペを飲みながら呟く。

 

巧カシュ「でも、今の俺たちはシンフォニクスVIPの2人組スクールアイドルだ。2度目でも感じるモノは違う。きっと楽しいぜ」

 

そう言うと俺はドクぺを飲み干す。

 

 

 

善子「そうね。きっと新しい何かが見える気がする」

 

 

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