ラブライブリスタートシリーズ エンジェルパーティータイム   作:しゅみタロス

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幻想モノクロームウィング ダークサイド

お台場の巨大なステージに押し寄せるファン。シンフォニクスライブが開催の狼煙を上げる。今回のライブにはディスク・ドール・シンフォニクスのアイドルが総勢8組参加する予定で活気に湧いている。

 

そんな中トップバッターと相成った俺たちはステージの陰にいた。

 

巧「用意はいいか?」

善子「いつでもいいわ」

 

そしてその時……

 

バーン!!バーン!!ババーン!!

 

シンフォニクスライブ開催の花火が上がり。

 

巧「皆サーーーーーーン!!初めましてええええええええ!!」

善子「リトルデーモンの者たちよ!!堕天使ヨハネに祝福をーーーーーー!!」

ファン「わあああああああああああ!!」

 

ステージに上がり、その歓声と共に俺たちはライブの始まりを告げた。

 

巧「今日は来てくれてありがとう、今回俺たちが歌う曲はシンフォニクスで近年話題の天才作曲家との電撃コラボだ!!」

善子「このヨハネの魅力と底知れぬ闇に落ちる覚悟があるなら、共にこの狂宴に付き合いなさい!!」

巧「それじゃあいくぞ!! 幻想モノクロームウィングで

 

VAMPNEIT(ヴァンパネイト)

 

 

するとベースと同時に不気味さすら感じさせるピアノの二重奏が空間を彩る。

 

巧・曲「狂喜乱舞、衝動、渇望のBlack out 勝利、欲望、紅に染まるbloody moon1人暗闇に落ちて藻掻く君、受け入れよ、血の定め、逃げられはしない」

善子・歌「孤独を誘う人じゃない僕、愛して、手向けるLiquorice」

巧・歌「超えられない僕の理性を受け止めて」

善子・歌「狂い咲き乱れ崩れる、受け止めてほしいのこの想い君の重い、愛し合えば許される」

巧・歌「伝わらない声に花を渇きに血を」

善子・歌「満たされるはずはないこの僕のすべてを」

巧善子・歌「僕は人であり続けたい、それが叶うことは二度と来ない。君の初恋を手にしたい。これは僕の選んだ道。

 

祈れ、捧げ、壊れていく。夢中で、君に、近づきたい。哀れ、砕かれ、それでも見る。

 

夢の中にあれ、僕のVAMPNEIT」

 

 

乱れた息とマイクに乗せる声。

 

ファン「わあああああああああああああ!!」

 

すべてのファンの前でようやく叶ったライブに賛辞が聞こえる。それを耳にした俺と津島は顔を上げる。

 

パアン!!

 

ハイタッチを交わし、次のアイドルにつなぐ。

 

出番を終えた頃、楽屋で他のアイドルたちの歌を聴く中で突如ドアを叩く音が聞こえた。

 

ガチャ

 

陸「失礼するぜ、ライブお疲れ様」

千歌「善子ちゃん、ライブ見たよ~」

巧「ああ、きてたのか。海道先輩。高海先輩も」

善子「やっぱり、みんなに見られてる?さっきのライブ」

陸「全国に散らばっている黒猫団とアクアの連中全員は見てるぞ」

善子「だと思った、でも嬉しい。ネット配信でも歌の活動続けてよかったわ」

巧「少なくとも幻想モノクロームウィングを応援するリスナーは相当数いるぜ。シンフォニクスVIPの待遇は本当に助かってる」

陸「心咲先生の手腕のおかげだな、とりあえずシンフォニクスジャーナルの記事に一枚頼めるか?」

千歌「私も入るよ~」

 

パシャッ!!

 

4人の写った写真を見てそれをすぐにフォルダーに移してスマホに共有する。

 

千歌「いい写真だね、これ次の刊に載るんでしょ?」

陸「ああ、俺が書いて載せるつもりだ。これは絶対外せない楽屋ネタだな」

巧「じゃあ、後は頼むぜ」

善子「よろしく、良い記事を期待してるわ」

陸「それじゃあ、俺たちは別の楽屋で取材するから。あ、後これはジュンヤに頼んでた差し入れのスモークチキンレタスサンド。晩飯で食ってくれ。あと、ジュンヤの紅茶な」

巧・善子キラキラ「ありがたくいただきます!!」

 

 

 

 

その頃、とあるビルの一室。

 

???「さすがスクールアイドルの総本山、日本。ここまでのレベルの高いパフォーマンスに仕上げてくるとはね」

 

1人パソコンでシンフォニクスライブを視聴する謎の女子高生、彼女の手元には革命派招集令状が握られていた。

 

 

 

 

 

 

 

ステージのエントランス、自販機前。

 

赤髪の少年「スクールアイドルか……」

 

1人リアルゴールデンという炭酸を握り、映像を凝視する。

 

赤髪の少年「俺には縁のない話だな、きっと」

 

彼はまだ気づいていない。

 

自分に待つこの先の未来を、自分に眠る……

 

この時代を変える王の素質を……

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