ラブライブリスタートシリーズ エンジェルパーティータイム   作:しゅみタロス

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陸「2週間のブランクがあったがようやく落ち着いたようだな」
千歌「とりあえず作者の映画癖が落ち着いてよかった」
陸「第3話はこの後すぐ!!」


第3話 紅とロイヤルローズ

「黒猫団のコンビグループ?」

「言わば協力者だね。宣伝大使的な感じかな?」

 

教室でジュースを片手に2年生が話し合っていた。

 

「つまり活動のバックにこの黒猫団っていう動画配信者がいるって事?」

「現状は私と海道陸君。曜ちゃんと火流院仁乃介君がコンビだね」

 

その言葉を聞いた梨子は不安そうに呟いた。

 

「コンビか……私と組めるような人いるかなあ……」

「それよりも早く6人の部員見つけないと」

「そうだね、それが先だよ。梨子ちゃん、曜ちゃん次は一年生スカウトしよう」

 

ジュースの缶を捨てて一年生のクラスへ3人は走り出した。

部員集め開始して5分後

 

「嘘つき扱いされた……」ズーン

「黒猫団と仲良くなれまーすとか信じる訳ないよ~」

「……」

「梨子ちゃんどうしたの?黙り込んで」

「実は、スカウトできるかもしれない子を見つけたんだけど……」

「それなら早く言って!!」

 

声をそろえてツッコむ二人だが梨子は申し訳なさそうな顔だった。

 

「でもちょっと問題があって」

「問題?」

「その子は、生徒会長の妹さんとその友達だけど……スカウトできるかな?」

 

その後

 

「本当にスカウトするつもり、ダイヤさんに何言われるか分かんないよ?」

「とにかくその逸材逃す訳にはいかないよ。陸君のように当たって砕けろだよ!!」

 

そうしてターゲットのいる教室へと到着した。

 

二人の姿をロックオンすると千歌は声をかけた。

 

「ねえ、ちょっといいかな?」

「ピギィ!!」

「え?」

「いきなり何ずら」

「ご、ごめん。ちょっと話があって」

「その子は黒澤ルビィと隣にいるのが国木田花丸よ」

「えっと、だから私たちに何を……」

「お願い、スクールアイドルになって学校を救って欲しい!!」

「スクールアイドル……」

「マルたちじゃなきゃダメずら?」

「どうしても二人をスカウトしたいの。ダメ?」

 

するとルビィは千歌のバックについていた陸の缶バッジを見て思った。

 

「黒猫団好きなの?」

「ああ、これ陸君からのもらい物なんだよ。」

「本物の陸と知り合いなの?」

「同じ学校の卒業生」

 

するとルビィと花丸は笑顔で答えた。

 

「家族には言い訳するから入れてほしいずら」

「私もスクールアイドルにしてください」

「ありがとう!!」

「こんな簡単に釣れた」

「案外侮れないはね。黒猫団人気」

「じゃあ改めて、2年生の高海千歌と」

「渡辺曜だよ、ヨーソロー!!」

「桜内梨子、梨子って呼んでね」

 

するとルビィはこの後かなり無茶な事を言い出した。

 

「じゃあ黒猫団のスタジオに私を連れてって」

 

スカウト完了後電話にて……

 

「ごめん陸君、流石にスタジオに連れて行くなんて出来ないよね」

「まあハッタリじゃねえからいいんじゃねえか。俺も支援者として見捨てねえから安心しろ。スタジオ見学、引き受けるよ」

 

そして週末、スタジオ見学へとやって来た。

 

「まさか黒猫団スタジオに遊びに行けるなんて、生きててよかったー」

「曜ちゃんが一番うれしそうだね」

「ルビィちゃんはいつも弾いてみた動画と黒猫アウトブレイクに嵌ってたずら」

 

「黒猫アウトブレイクカッコいいよね。少数の人たちで作られた異能バトル特撮ドラマ」

 

話に夢中になる中で千歌は地図を見て立ち止まった。

 

「あった、ここがスタジオだ」

「大きい一軒家だね」

 

千歌は扉の前のインターホンを鳴らした。すると……

 

「ようこそ、黒猫スタジオへ」

 

扉を開けて陸は笑顔で出迎えた。

 

「本物の陸さんだ……」

「初めまして、ルビィ、花丸」

 

そんな中で一人の男がリビングから現れた。

 

「お客さんが来たようだね。とは言っても1年ぶりかな?」

 

エメラルドグリーンの髪の毛と異国の男性の雰囲気を纏った人物だった。

 

「君は、風間ジュンヤ君!!」

 

「久しぶりだね、千歌ちゃん。それよりも上がっていきなよ。お茶をごちそうする」

 

そしてリビングへ案内されるとそこには3人の仲間が座っていた。

 

「ようこそ、黒猫スタジオへ」

「彼は?」

「ガジェットレビュー担当の如月竜太郎君さんずら~。本物ずら~!!」

「竜太郎君は黒猫団の新入りだよね。中学の時よりも大人びたね!!」

「渡辺先輩も高校2年になって印象がすっかり変わったなあ」

 

話に夢中の中で桜内梨子はもう一人の黒猫団に声をかけられずにいた。

 

(フード被ったあの人、ずっとスマホ触ってて声かけないな)

 

その男は何故顔を隠しているのかいささか疑問だった。梨子は声をかけてみる。

 

「あの、良かったら私とお話どうですか?」

 

すると男はスマホの指を止めてフードを外した。だがその男は……

 

「すまない、集中しすぎて気付かなかった。桜内梨子だったかな?」

「パーフェクトゲーマーフィリップ!!」

「じゃあ改めて。僕の名前は神室集。ゲーム実況担当で黒猫団の編集者だ」

「じゃあ私や皆の事も……」

「陸から聞いている。だから君の事も知っていたんだ」

 

物事の辻褄の良さの理由をようやく知る事になった。

 

「お話は楽しめてるね。アップルパイと紅茶が出来たから一緒に」

「ジュンヤさんありがとうございます!!」

「因みに千歌ちゃんと曜ちゃんはジュンヤ君と同じ学校の出身なの?」

「同じクラスだったし、テスト前には色々助けてくれたんだ」

「でも、あんまり日本人のイメージを感じないのは何でだろう?」

「僕の家系はイギリスの貴族で音楽家の家系なんだ。」

「ファンガリオンって言うイギリスの古参貴族の末裔だからな。」

「ちょ、ファンガリオンってあのオーケストラのファンガリオン!!」

「梨子ちゃん知ってるの?」

「一度公演を見たことあって」

「それは嬉しいね。一族の一人として光栄に思うよ」

 

するとジュンヤをチラチラ見ながら紅茶を啜るルビィにジュンヤは声をかけた。

 

「ルビィちゃんも硬くならずに何か話してみたらどうかな?」

「えっと‥‥‥この紅茶、凄く美味しいですね。」

「ああ、その紅茶はファンガリオン伝統の紅茶だからね。気に入ってくれて嬉しいよ」

 

そしてルビィはジュンヤに心に秘めていたお願いがあった。

 

「ジュンヤさんってロイヤルローズって言うヴァイオリンを持ってましたよね?」

「ロイヤルローズか。あんまり扱う事は出来ないけど見てみたい?」

「はい」

 

ジュンヤはリビングの絵画の下からヴァイオリンケースを取り出す。

 

「これが、ロイヤルローズ」

「そう、一族の証」

「このヴァイオリンは質の関係上無暗に扱えないからね。ごめんけど音色までは……」

「いいえ、見せてくれただけで十分です」

 

そうして話が続く中で陸は重要な事に気づく。

 

「なんか、初対面なのに仲が良くなってきたな。これならコンビ成立も早そうだ」

「コンビ?」

「千歌たちのバックには俺達黒猫団がいる。コンビって言うのはそうして一名に付く支援者の事だよ」

「梨子とルビィ、花丸は誰と組むんだ」

 

すると3人は少し考えるとこう答えた。

 

「集君は私でいい?」

「勿論、その代わりに君の成長を見させてもらうよ。」

「じゃあ、マルは竜太郎さんと」

「よろしくな、花丸。」

「ジュンヤさんはルビィと一緒で良いですか?」

「当然、僕で良ければ。」

 

こうしてコンビグループ成立と同時に夕方まで話に明け暮れた。そして帰宅後の黒澤家では……

 

「お姉ちゃん、ちょっと話があるんだけど良いかなあ?」

「あら、何か相談でも?」

 

ルビィは正座をして真剣な眼差しをダイヤに向ける。

 

「ルビィね、スクールアイドルを始めたの」

 

ルビィは少し怯えていたが意を決して伝えた。

 

「お姉ちゃんがやろうとした事は知ってる。でもやってみたい!!」

 

ダイヤは一瞬口を歪めたがため息をついて答えた。

 

「好きなようにやってみなさい。応援してる」

 

ルビィは嬉しそうな顔になりダイヤに抱き着いた。

 

「ありがとう、お姉ちゃん」

 

ダイヤはまんざらでもなさそうな顔でルビィを受け止めたのだった。

 




しゅみタロス「ペース早いし荒いけど許してください。ご指摘もお待ちしています。
どうもありがとうございました。
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