インフィニット・ストラトスの世界に転生する事になったんだけど転生特典が違う件。まぁそれでも元気にやってます。   作:遅筆戦士ハルトマン

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メインで書きたい方が書けない不具合。あると思います。ようやっとタイトル回収


遭遇そして困惑

 

何とか自己紹介を終え、休み時間を迎える事ができた。周りの女の子達はと言うと、遠巻きにこちらの様子を伺っている様だ。まぁ俺達が居るこのIS学園はまず女性しか居ない上に、人工島に造られた場所らしいので当然周りは海、言ってしまえば閉鎖空間だ。だとすれば男であ

る俺と織斑一夏は異常な存在だろう。あっちからすればツチノコレベルの珍獣を見つけた様な物だ。酷い言い方をすれば現在進行形で未知との遭遇をしていると言っても間違いでは無いだろう。だからと言ってそこの女子、勝手にスマホで撮るな。

そんな視線にウンザリしながらも次の授業に向けて準備をしていると、一人目の男性操縦者であり、恐らくインフィニット・ストラトスの原作主人公であろう織斑一夏が緊張しているのが伝わるレベルの状態で話しかけてきた。

 

「あの・・・少し良いですか?」

 

こちらの様子を伺いつつ、ぎこちなく話しかけてきたい彼。まぁこんなに注目されてちゃしょうがないわな。と思いつつ、俺は前世で培った営業スマイルを浮かべてこう提案する。

 

「ああ。お互い(一応)同い歳なんだから気を使わなくて良いよ。気軽に話そうぜ?」

 

最近の悩みと言うのが精神年齢が40歳のせいか肉体年齢相応の振る舞いがわからない事だ。15歳の頃の俺ってどんな感じだったのかうろ覚えだからなぁ・・・・・・多分アホの子だったのは確実だが、かと言ってアホの子は演じれんぞ・・・・・今なんて好奇な視線に晒されているのに動じない冷静な奴だと思われそうだし。

 

「そっか・・・じゃあ名前で呼んで良いか?」

 

そう聞いて安心したのか、砕けた感じで話し掛けてくれた。

 

「おうよ。こっちも名前で呼ばせて貰う」

 

「よろしくな優斗。」

 

「ああ。よろしく、一夏。」

 

そう言って握手する俺達に何故か黄色い悲鳴が挙がり、お互いに苦笑する。この珍獣扱いは暫く続くんだろうなぁ・・・・そう考えていると一夏の知り合いらしい女性が話しかけてきて、一夏を連れて教室を出ていった。

 

 

 

 

いや~・・・・・・原作主人公の織斑一夏が普通の好青年で良かった~。最初に懸念していた「俺様系主人公」とか「鬼畜系主人公」じゃ無くて良かったぁ~。その場合俺の立ち回りが面倒な事になる。かと言ってここで彼との友好を結ばないと今後三年間ボッチ生活の可能性が高くなる。それはキツい。

女の子と友達になると選択肢もあるかも知れないが・・・女性との友情は成り立つと思えない。と言うのも、前世の話になるのだが

 

男女の友情は成り立つんや!!

 

と力説していた友人が居た。がしかし、そいつはそいつの友人と一年後にできちゃった婚(今では授かり婚。というらしいが)し、そして

 

男女に友情では無く、愛ができるんや!!

 

と熱い手のひらクルーをかましてたので、あまり信憑性に欠ける話だと思っている。

では、この三年間の内に恋人ならできるのでは?と考えたが・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

何故なら、俺は彼女居ない歴=精神年齢だ。もはや魔法使いではなく、大魔道士を名乗っても良いだろう。・・・くそっ何だか涙が溢れそうだぞ。

精神を落ち着けているうちにチャイムが鳴り、次の授業となった。基本的な部分を解説しているが、山田先生の教え方は丁寧で解りやすいなぁ。と思っていたらまさかここで一夏が全部解らない発言をするとは思わなかった。山田先生が慌てて俺にも解らない所が無いか聞いてきたが、今の範囲は大丈夫です。と答えた。どうやら一夏は入学前に貰った参考書を捨ててしまった様だ。あれを一週間で覚えろと言っていた織斑先生。身内には厳しいタイプなんかな。と思いました。

 

 

 

 

「いくら何でもうっかり過ぎやしませんかねぇ一夏さんや・・・・」

 

「返す言葉もねぇ・・・」

 

休み時間になり、隣の席の一夏にそう言うと、項垂れて反省している。それから他愛の無い話をしていると話しかけてきた女性が居た。

 

「ちょっとよろしくて?」

 

「うん?」

 

「はい?」

 

話しかけてきた女性は腰まで届く綺麗な金髪に、整った顔立ちをしたまごうことなき美少女だった。世界中から集まる学園だから、こうした外国の人も居たりする。

 

「まぁ、何ですのその態度は?折角この私が話しかけたと言うのに?」

 

この感じと威圧感、彼女は女尊男卑的な思考の持ち主だ。ならある程度話を合わせながらやり過ごすか。と考えていると

 

「いや、俺は君の事を知らないし。」

 

一夏が初手で地雷を踏んだ。いやまぁ俺も知らないんだけどさぁ・・・・時間の都合上で自己紹介俺で最後だったし。それまでちゃんと聞いてたけど、彼女は自己紹介をしていない筈だ。

 

「知らない!?イギリス代表候補生であるこの私、セシリア・オルコットを!?」

 

あ、わざわざ教えてくれた。結構親切な娘だな。しかし代表候補生か。マジでエリートじゃないか。

 

「なぁ質問。」

 

一夏が手を上げてそう言った。何だかオジサン、嫌な予感がするぞ?

 

「代表候補生って何?」

 

案の定だった。近くで聞き耳をたてていた女子達全員ずっこけてた。リアクション芸は素晴らしいがパンツ見えそうになるからもう少し気を使うとか、恥じらいを持って欲しいんだがな・・・

 

「代表候補生ってのは国家代表になりうる将来有望な人。例えるならオリンピックの強化指定選手とか。もっとざっくりと言えばエリートだな。」

 

「なるほど。」

 

「そうです!!エリートですわ!!」

 

ざっくりとした説明だが一夏は理解してくれた様だ。彼女も大きく頷いている。そして私が勉強を教えて差し上げても良いのよ?との事だった。俺としてはありがたいが、女尊男卑の人と居続けるのは精神負担がヤバい。彼女お嬢様っぽいのでパシリとか召し使いみたいな扱いされそうだな。いや、下手したら奴隷扱いか?とか考えていたら試験の試験官を倒した事で揉めている。どうやら入試試験の時に試験官を倒したのは彼女だけだと思ったら、一夏も倒していたらしい。

 

「貴方はどうなんですの!?」

 

「あ~、俺は見つかった時期もあってISを動かせるか否かだけで終わったんだよなぁ・・・」

 

彼女にそう答えると丁度チャイムが鳴った。結構疲れたし、これで解放される。

 

「また来ますわ!!」

 

彼女がそう言って自分の席に戻るのを少し絶望した眼で見送っていた。また来るのか・・・・・・俺は面倒は嫌いなんだが・・・・・・

 

 

 

授業の前にクラス代表を決めると言う話になった。多分これ、原作なら一夏が選ばれるんだろう。なら問題無いな。と楽観的に考えていたら、何故か俺に票をいれる女子が結構居た。いや待ちたまえ諸君?何故私を推薦する?俺触っただけに等しいんですがっ!?主人公補正なんてありませんがっ!?

一夏が異議を申し立てたが、織斑先生により却下されていた。ならばと俺は代表候補生であるセシリア・オルコットを推薦する。だが、ここで推薦したのが俺だけだった事にプライドの高い彼女がキレ、日本への盛大なヘイトスピーチを発動。それに反論する一夏に更に激おこプンプン丸な彼女を見てやっちまった。と思うと同時に、こいつは面倒な事になった。と頭を抱えた。

その後織斑先生の提案により一夏とセシリア・オルコット、そして俺の三人で戦って代表決定戦をする事になった。因みに俺達もデータ収集の為に専用機が宛がわれるとの事。授業終了後宣言通り、また来たオルコットさんの相手をして胃がキリキリしたり、なんかんやとあって放課後になった。

 

 

 

はてさて、試合まで一週間あるのだが、俺と一夏の専用機が来るまで出来る事は少ない。早速一夏と共に訓練機でISの練習が出来るか山田先生に聞いて見た所、既に練習機は予約で満杯だった。

それを奪い取って練習する様な真似は出来ないな。と一夏と話し合い、ここで一応対戦相手である一夏とは別に練習する事にした。一夏は幼馴染みの少女に勉強と剣道を教わる(一夏は元々剣道を嗜んでいたらしい。)との事。

俺はまず運動とイメージトレーニング、そして実銃射撃訓練に時間を割いた。学園の中に実銃を撃てる射撃場があるとは思わなかったな。前世から好きな銃であるM1911を撃てたのは感動した。一応マシンガン、スナイパーライフル、アサルトライフル等一通り撃ってみて、どんな感じなのかも確認した。

 

 

 

 

試合当日になったが、俺と一夏の専用機が未だに到着しないと言う想定外のアクシデントが起きていた。どんな練習をしていたのか一夏と駄弁りつつ(一夏は剣道しかしていなかったと震え声で言っていた。)待っていたが、時間的にマズくない?と考えていたら、山田先生が慌てながらこちらに来た。どうやら一夏の専用機が先に届いたみたいで一夏が先にが戦う事になった。一夏は初心者ながらも粘った戦いをして、後少しと言うところで負けたようだ。しかし・・・

 

「悲報、俺の専用機が来ない件。」

 

幸いセシリアの機体の修理や補充があるとは言っても、これはいよいよマズイ事になった。

 

「ごめんな優斗、俺がもっと戦えていたら・・・・」

 

「いや、一夏は何にも悪くないから。むしろかなり頑張ってたから。」

 

初搭乗したISであそこまで動いて、攻撃を避けれていた一夏は普通に凄い。しかもファンネルも破壊しているし。そこまでできる初心者なんてまず居ないと思うのだが。

 

「霧雲君、届きましたぁ!!」

 

ファイルを抱えながら山田先生がピットに駆け込んでくると同時に、コンテナも搬入される。

 

「良かったな優斗。」

 

「ああ・・・・だけど緊張してきた。」

 

そう言って一夏に苦笑して見せるも、コンテナの方に意識が向いていた。この中に俺が神様に希望していた機体・・・RXー0 ユニコーンガンダムが入っている。

 

「それでは、開けますね。」

 

山田先生がそう言ってコンテナのハッチを開ける。徐々に開いていく扉と共に、緊張が高まる。そして、俺は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

困惑した・・・・・・

 

「・・・・・・・・」

 

「これが優斗の専用機・・・・格好良いな!!」

 

「今時全身装甲とは珍しいな。」

 

隣に居た一夏とその幼馴染みである篠ノ之箒が俺の専用機を見てそうコメントするが、俺は黙って機体を眺めていた。

 

「霧雲君の機体ですが、間に合わない武装があるという事でした。気をつけてください。」

 

「霧雲、時間が押している。全身装甲型だから手間だが、正面装甲が展開したらさっき織斑がやっていた様にISを装備しろ。」

 

教師二人の言葉を聞きながらも俺は機体を凝視していた。全身白色であり、ライフルと盾を装備している。何より目を引くのが、背中のスラスターとプロペラントタンク、そして角は無いがツインアイタイプである顔付き、両脚脹脛にも大型のスラスターが付いている。これはどう見ても・・・・

 

(ユニコーンガンダムじゃねぇ!?シナンジュ・スタインじゃねえか!?)

 

 

 

悲報、神様が転生特典を間違える。

 

いやちょっと待って、さっきまでユニコーンに乗る予定で考えてたからこれは想定の範囲外だし困る。デストロイモードは?ビームマグナムは?Iフィールドは?あれですか?『お前にはまだ早い(キリッ)』とかそういうやつですか?

 

「この世界に・・・神は居ない。」

 

「何を言っているんだ霧雲は?」

 

「緊張してるみたいだったからなぁ。」

 

いや、待て、落ち着け俺。まだ慌てる時間じゃない。

シナンジュ・スタインは一応ユニコーンのプロトタイプと言える機体。言わばユニコーンガンダム0号機だ。フィッティングが済んだ後に時間経過したら行われるファーストシフトだったり、大分後になるがセカンドシフトしたらワンチャンユニコーンになる可能性がビレ存だ。

俺はその可能性に掛ける・・・・

 

気を取り直してスタインに乗り込む。少ししたらフィッティングが完了した。ハイパーせンサーも問題なく稼働している様で、アリーナ中央付近にはセシリアが既に待機していた。待たせるわけには行かないなと、おっかなびっくりと、操作に戸惑いつつもアリーナへ飛び立てるカタパルトへ歩いていく。イメトレをしたのだが、所詮はイメトレ。実機を操ると全然違うので、拙い動きになっているだろう。

 

「・・・・・・あれ?」

 

ふと気付く。当初のプランでは操作に慣れるまではユニコーンの盾を構え、火力のあるビームマグナムで勝負を決めようと考えていた。セシリアの機体はビーム兵装メインだったので、ユニコーンのIフィールドでメタれるからだったが、今俺が乗るのはシナンジュ・スタイン。ビームマグナムもなければIフィールドも無い。

 

普通に詰んでいた。

 

「・・・・」

 

全てを悟った俺は天を仰ぎ、こう呟いた。

 

「・・・俺、この戦いが終わったら・・・結婚するんだ。」

 

「そ、そうだったのか。おめでとう霧雲。」

 

「そうだったんですか!?知りませんでした・・・・おめでとうございます霧雲君。・・・・教え子に先を越されるなんて・・・・・・」

 

「落ち着け箒。山田先生も落ち着いてください。優斗の嘘だから。死亡フラグを立ててるだけだから」

 

一夏が冷静に二人にツッコんでいた。

 

「その後、故郷に帰って、山の神様の怒りを沈める為の人柱になるんだ・・・」

 

 

「なんだと!?それでは結婚相手が浮かばれないでは無いか!?」

 

「ええっ!?そんな風習があるんですか!?でも霧雲君は希少な男性操縦者ですし、何とかしないと・・・・」

 

「二人とも信じるなって!?後、優斗も避けられない死亡フラグみたいなの立てるな!?」

 

「馬鹿をやってないでさっさと出撃しろ。」

 

「アッハイ。」

 

流石に織斑先生に怒られたので現実逃避をやめてカタパルトに乗る。

 

「霧雲優斗、シナンジュ・スタイン。逝きます!!」

 

覚悟完了した俺はそう叫び、自ら死地へと飛び込んだ。

 

そう、俺とセシリアの戦いは、これからだ!!

 

 

 

 




打ち切りEND(二回目)

ヒロインは?

  • メインヒロインから誰か
  • 亡国、束サイドから誰か
  • クラスメイトの一般学生
  • オリキャラ
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