インフィニット・ストラトスの世界に転生する事になったんだけど転生特典が違う件。まぁそれでも元気にやってます。   作:遅筆戦士ハルトマン

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お久し振りです。
実は書き始め当初、ヒロインはセシリアとラウラどちらかの予定でした。故にセシリアは一夏寄りと言う描写が無かったりします。ただ束さんと某国サイドの方に票が集まってるのでそちらをヒロイン予定に据えていきます。


邂逅そして弁当会

 

 

 

 

 

「やぁ、初めまして僕は--―」

 

俺がクラスメイト達の超咆哮に耳をやられている間にもう一人の転校生である銀髪の眼帯少女、ラウラに一夏がビンタされると言うアクシデントがあったが、無事ホームルームを終えた。早速フランスから来た少年、シャルルが俺達二人に挨拶をしてきた。が、

 

「すまないがゆっくり話す余裕は無さそうだ。急ぐぞ二人とも。」

 

「ああ、シャルル、運動は得意か?」

 

「えっ?何?何なの?」

 

困惑しているシャルルを急かしつつ、教室を出る。すると地響きを感じた。

 

「えっ地震?」

 

「一夏やべぇぞ!?思ったより速い!!」

 

「シャルル、手を離すなよ!?」

 

一夏はシャルルの手を掴み、走り出す。俺も二人の後に続く形で走り出した時、後ろの方から叫び声が聞こえた。

 

「いたぞー!!いたぞー!!」

 

「者共、であえー!!であえー!!」

 

「逃がすなー!!夏の祭りの資料の為にー!!」

 

そして俺達を追いかけてくる他のクラスや学年の女子生徒達。前世で女の子に追いかけられる程モテた事無いからウレシイナー(棒)後最後の奴、資料って何ですかね(震え声)

 

「何!?何なのさ!?」

 

困惑しているシャルルに俺は端的に答える。

 

「あれに捕まると質問責めと揉みくちゃにされて身体がボドボドにされたあげくに授業に間に合わず、遅刻による織斑先生の鉄拳制裁の三段コンボだ。シャルルは今日転入して来たばかりだから、皆お前を狙ってる。ちなみに一夏は一回、俺は二回あの集団に捕まった事がある。それでわかったのはあの中にめちゃくちゃ尻を揉んでくる変態が居る。」

 

「ひっ」

 

シャルルは顔を真っ青にして小さく悲鳴を上げた。痴漢現行犯で捕まえたい所だが、揉みくちゃにされている中で触ってくる上に、こちらが下手に抵抗しようとすると他の女生徒の身体に触ってしまいかねないので厳しい物がある。

 

「捕まったらこの先生きのこれないぞ。」

 

俺達は走り続け、何とか授業に間に合ったのだった。しかし、シャルルは恥ずかしがり屋なのか着替える所を見ないで欲しいと言っていた。まだ転校初日だし、どうもお坊ちゃまみたいな感じだから同年代の友達も少なかったのかもしれない。まだ警戒されてるんだろうなぁ。

その後授業では山田先生がセシリアと鈴音を完封したり、ISを使った初めての授業で専用機持ちをリーダーをグループを作るとなった際、一夏や俺、シャルルに集中して織斑先生が怒ったり、IS歩行訓練の際、一夏が姫様抱っこして生徒を乗せたりしていた。俺?もちろん俺もせがまれたのでお姫様抱っこしましたよ。全身装甲だから肌の感触とか触れ合いなんて無かったので何にも問題ないですよ。ただ、眼福でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてお昼になり、いつものメンバーにシャルルを加えた六人で屋上に集まった。お弁当会Withシャルルだ。

 

「あの・・・・僕も一緒に居て良かったのかな?」

 

購買のパンを抱えながらシャルルはそう聞いてきたが、皆は特に問題ないと答えた。交流を持つのは大事だしな。

 

「さて、まずは俺から行こうか。俺が作ったのは肉野菜炒めだが、味は少し濃いめのご飯が進くんスタイルだ。」

 

そう言って皆に食べて貰う。中々好評だったが、ご飯が進くんスタイルの味付け

はしなくても良いと言う事だった。田舎の味付けは濃すぎるのかも知れないな。

 

「次は俺だな。鮭の切り身の塩焼きだ。」

 

一夏が出した焼き鮭を食べる。流石一夏。うまかった。スゲーうまかった(語彙力喪失)。他の女性陣やシャルルにも大好評だ。

 

「次は私だ。」

 

箒が出してきたのは卵焼きと唐揚げだ。一夏は卵焼きを一口食べて、「そうそうこの味だよ。やっぱり箒の卵焼きは美味いなぁ。」と誉めていて、箒はめちゃくちゃ嬉しそうだ。唐揚げも美味かったので、一夏の進めもあり、箒も料理を教えて貰うことになった。まぁ、料理も擬音祭りじゃない事を祈ろう。

 

 

「次は私ね!!」

 

鈴音は酢豚を出した。パイナップルが入っていたので、本場の方でも入れているんだなぁと関心した。そう言えば少し前に一夏が鈴音と酢豚がどーのこーので揉めたと聞いた。結局クラス代表戦のゴタゴタでの後、解決したらしいが。

 

「鈴さんや、聞きたかったんだが酢豚にパイナップルを入れるのはなんでなん?」

 

俺は長年の疑問を鈴音に聞いてみた。相棒の右京さんですら[意味がわかりません。]と言うのだ。気になるのも無理は無いだろう。

 

「ああ、パイナップル入り酢豚って昔中国に住んでた西洋人向けに作られた料理なのよ。当時は高級感を出そうとしたらしいけど今では酵素作用でお肉を柔らかくしてくれる効果があるのがわかってるから入れる意味はあるのよ。ちなみに酵素は熱に弱いから熱処理してる缶詰じゃなくて生のパイナップルじゃなきゃダメよ。」

 

へぇ~勉強になるな。当然の如く美味しいので教えて貰うことになった。フィーリング講習じゃないことを祈る。

 

「最後は私ですわね。」

 

そう言ってセシリアが意気揚々と出したのはサンドイッチ。見た目は整っており、とても美味しそうだ。

 

「じゃあ、いただきます。」

 

そう言って皆で食べ始めた瞬間、衝撃が口の中を駆け抜けた。俺は意識が飛びそうになるのを必死に耐え、お茶を流し込む。まわりは俺と同じく飲み物で必死に流し込もうとする者、吐き出しそうになるのを堪えるもの、天を仰いで涙を堪えるもの、放心状態に近い者。先程までの和気あいあいとした雰囲気は無くなり、地獄と化していた。

 

「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」

 

この地獄を産み出してしまった本人は泣きながら頭を下げてひたすら謝っていた。だが俺は彼女を責める気は無かった。考えたら無理も無い。彼女はイギリスの名家の当主も勤めている貴族なのだ。料理も使用人がいるだろうから彼女自身、恐らく初めて料理を作ったのかもしれない。なまじ俺が煽りまくった為、引くに引けない状態になったのだろう。そうしてしまったのは自分が原因だ。

 

「ふぅ・・・」

 

ならば・・・やるべき事はひとつだ。覚悟を決めろ。心を燃やせ。霧雲優斗。

 

「うぉぉぉぉ!?」バクッバクッ

 

俺は、セシリアの作ったサンドイッチを自分の元に持ってきて一気に食べ始めた。

 

「何やってんだよ優斗!?」

 

一夏がそう叫んでいるが俺は無視して食べ続ける。

 

「そんな・・・やめてください優斗さん!!」

 

セシリアの制止を振り切り、一気に頬張る。

 

「止めろ!!それ以上はお前が死んでしまう!!」

 

「アンタそれ以上はダメよ!!痙攣してるし顔真っ青になってるから!?」

 

箒や鈴音の言う通りかも知れない。だが俺は止まらない。

 

「・・・」

 

シャルルは絶句していた。まぁ、そうなるな。

 

 

「うぷっ・・・」

 

最後の力を振り絞って口にいれ、お茶で流し込み、そして俺は完食した。皆が心配そうに見守る中で俺は肩で息を吐きながら感想を述べる。

 

「何だよ・・・結構食えんじゃねえか・・・グゥッ」ダメージ声

 

「優斗さん!!」

 

皆が泣いていた。俺の無茶を最後まで見守っていたからだ。

 

「泣くなセシリア・・・過ちをただ認めて・・・次に生かせば良い。それが大人の特権だ・・・」

 

俺は立ち上がると思った以上に身体がヤバイ事になっていた。視界が明滅し、震えも止まらない。頭もグワングワンと揺れながらも保健室へ向かおうとするが、限界を迎えて倒れてしまう。

 

「俺は止まらねぇからよ・・・だから・・・」

 

倒れながらも、最後の力で前を指差す。

 

「止まるんじゃねぇぞ・・・」

 

俺はそう言った後、皆が俺の名前を叫んでいたような気がした。

 

 

 

 




アンケート、まさかの束さん伸びてますね。執筆開始時の構想ではラスボスでしたし、今考えてる立ち位置的にもヒロイン化は難しいかなぁ・・・やはり田村ゆかりボイスにえちえちぼでーアネキだからでしょうか?
弁当会は後半ふざけました。だが私は謝らない( ・`д・´)キリッ
最初はオルガの止まるんじゃねぇぞのパロディだけの予定でした。台詞を思い出すためにの為に久しぶりにオルフェンズの例のシーンを見直しましたが、意外とオルガ喋ってるんですよね。全部組み込むの僕の才能じゃ無理やな~ってなって取り敢えず皆に引き留められても止まらないオリ主になりました。ちゃっかり一番酷いことを言っているかもしれない箒。シャルルは言う台詞が思い付かなかった。
ちなみに最初から読み直して書き忘れていた設定があったので一つ。
全員でセシリア料理を食べてセシリアが自分の料理がヤベー奴だと自覚しますが、原作ではない展開です。クラス代表を決める際、原作の流れを変えられないんだろうとオリ主は推測していますが、実はそんな事はありません。オリ主は普通に負けただけです。
オリ主がいる以上、原作通りとは行きません。原作と違う事が起きれば、原作とは違う展開になります。今回では些細な事ですが、今後、大きなターニングポイントでそういった事が起きれば、大きく変わります。クロエの接触とかもそうですね。
ではまた次回

ヒロインは?その二

  • クロエ
  • マドカ
  • 百合に挟まる
  • 百合に挟まるのは人間の屑のすることだ。
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