インフィニット・ストラトスの世界に転生する事になったんだけど転生特典が違う件。まぁそれでも元気にやってます。   作:遅筆戦士ハルトマン

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お願いそして相談

 

あの後俺は無事に保健室へ運ばれた。回復するのに時間がかかり、俺が復帰したのはHRの最中だった。まず皆に迷惑や心配させてしまった事を謝った。織斑先生からは次から気を付ける様に。と注意され、山田先生はとても心配してくれていた。

HR終了後、いつものメンバーで訓練をする為アリーナに移動する時にセシリアから謝られた。俺にも原因があるので気にしなくても良いのだが、それでもセシリアは気にしている様だったので、ならISの射撃と狙撃のコツを教えて貰うことにした。

最近になり、漸く壁ドン(体当たり)回数が減ってきたので次のステップに進める様になった。シナンジュは射撃寄りの機体だし、いつものメンバーでは射撃型の機体はセシリアだけなので教えてくれたら助かる。と伝えたら誠心誠意対応しますと言う感じで了承してくれた。いや、本当に料理の件は気にしなくても良いんだけどなぁ・・・

 

 

 

アリーナでの訓練だが、今回からはシャルルも練習に参加するので見せてもらおうか、三人目の男性操縦者の腕前と言うものを。と後方腕組みオジサンをしようと思っていたら、シャルル君めちゃくちゃ操縦上手かったでござるの巻。今では俺と一夏はシャルルのアドバイスを熱心に聞いていた。教え方も非常に分かりやすい。こう言う指導者がもっと早く欲しかった。(いつものメンバーが何か言いたそうだが、俺は知らない。)

 

そんな時、嫌な気配を感じた俺はそちらに視線を向けると、もう一人の転校生であるラウラがISを纏ってこちらに来た。彼女は一夏に対してかなり当たりが厳しく、今も一夏と戦おうとしている。煽りの為とは言え、開幕レールガンぶっぱには驚いた。シャルルが防いでくれた後、教員が注意してくれたので何とかその場は収まった。一夏の様子を見るに何か心当たりがありそうだが、本人が話したく無さそうに感じたので、俺は触れずに練習をする事にした。無理矢理聞き出すのは良くないしな。親しき仲にも礼儀あり。だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お帰りなさいませ、優斗様。」

 

「ああ、ただいま。」

 

部屋に帰るといつもの様に料理を学びに来たクロエが出迎えてくれた。俺は普通に挨拶を返しつつ、彼女を見つめた。

 

(しかし・・・結局彼女は何者だろうか?)

 

自分が調べた限りでは少なくともIS学園の生徒や教員にクロエの名前は無かった。出入りしている業者関係にも該当せず。無論、卒業生の中にも。他の学年の人が偽名を名乗っている可能性は否定しきれないが、その可能性は低い。そもそもそんな事をするメリットも無いし。

始めて会った時は顔を見に来ただけだと言い、今では料理を教わりに来ている彼女だが、それだけでは無い気がする。

 

(まぁ、良いか。それに・・・)

 

「どうかしましたか?」

 

首を傾げて聞いてくるクロエに、なんでも無いと答えて荷物を置いてキッチンへと向かう。

 

(彼女は信頼しても大丈夫だ。って感じるからな。)

 

俺自身、よく分からないがそういう確信を抱いている。理由は分からないがそう感じるから仕方がない。

 

(まぁ、考えるだけ無駄か。)

 

取り敢えず気にしない事にして、俺はクロエに料理を教える事にした。

 

 

 

 

 

 

 

「優斗様、お願いがあります。」

 

料理を無事に伝授し終え、クロエが帰るのを見送ろうとした時、彼女が俺にそう話しかけてきた。料理の事かと思って聞いてみるとそれは意外な事だった。

 

「・・・わかった。努力はしてみるが、余り期待に添えないかも知れないぞ。」

 

俺がそう言うとクロエが頭を下げてお礼を言い、帰っていった。一人になった俺はベッドに寝っ転がり、天井を見ながら呟いた。

 

「さて、どうしようか・・・」

 

クロエのお願いと言うのは、ラウラの事で、彼女を気にかけて欲しいと言う事だった。知り合いなのかと聞いてみると、クロエが一方的に知っているだけだと言う。ただ、孤立してしまわないか不安だという事で、俺にお願いしたという事だった。

 

「明日話しかけてみるかぁ・・・」

 

完全に自信は無い。なんせ彼女は一夏に夢中(悪い意味)で俺の事眼中に無かったしなぁ。話しかけても無視されそう。

なんか不安になってきた。大丈夫だよな・・・?

 

そして翌日・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「もうむりぽ・・・」

 

机に突っ伏し、俺は無事敗北宣言をする。大体こんな感じだった。

 

「ボーデヴィッヒさん、ちょっと良い?」

 

「断る。」

 

「聞きたい事が・・・」

 

「話しかけてくるな」

 

「あの・・・」

 

「黙れ」

 

無視どころか邪険に扱われて取り付く島も無いと言う。転生した身でこの台詞は言いたく無かったけど、俺、何かしましたか?(震え声)

 

「大丈夫霧雲君?」

 

そんな俺に同じクラスの相川さんが声をかけてくれたが俺はうつ伏せのまま答えた。

 

「駄目です・・・泣きそうです。辛いです。」

 

精神年齢40歳でも、キツいものはキツい。こちとら心は豆腐 やぞ。折れる所か真っ二つに切れる潰せばグチャグチャになるからな。

 

「でもどうしてボーデヴィッヒさんに話しかけたの?」

 

一緒に居た谷口さんが不思議そうに聞いてくる。まぁ一夏と仲の良い俺が一夏を敵の様に嫌っているラウラに話しかけていればそう思うのは無理も無いだろう。

 

 

「・・・知り合いに気にかけてほしいと頼まれて、まずは友達になろうかと思ったけど、駄目でした。」

 

俺の言葉に皆が納得してくれた様だ。とりあえず現状はラウラとの友好を結ぶのは不可能に近いだろう。俺の心が回復したらまた挑戦してみるか・・・(震え声)

その後は傷心ながらも授業を受け、放課後の訓練では主にセシリアと射撃訓練をした。今日はクロエは来ないみたいなので、食堂で食べた後、ゆっくりと部屋でゲームをしていた。

 

「しかしどうしたものかねぇ・・・」

 

このゲームの攻略方法然り、ラウラとの友好関係を結ぶ方法然りだ。まったくもってわからん。後者に至っては詰んでる状態に等しい。バナージ君みたいに「これ以上、何をどうしろって言うんです!!」って叫びたい。なんて考えてたら、一夏からメールが来た。なんでも相談したいことがあるから部屋に来て欲しいということだった。何だろうと思いつつ、ゲームをスタートボタンで一時中断して一夏の部屋へ向かった。

 

 

 

「一夏、私だ。」

 

ドアをノックして呼びかけてみる。少ししたらドアの鍵が開く音が聞こえ、一夏が出てきた。

 

「悪いな優斗、こんな時間に・・・」

 

「大丈夫だ。問題無い。」

 

一夏の部屋に入るとシャルル君が居た。居たけど・・・・・身体付きがどう見ても女性だった。もしかしてシャルル君はシャルルちゃんだったのか?

 

「もしかして、相談したい事って、シャルル君もとい、シャルルちゃんの事か?」

 

俺が問いかけると一夏は頷き、シャルルちゃんは申し訳無さそうにこじんまりとしていた。

 

「成程・・・」

 

これは面倒な事に巻き込まれたな。と内心で深いため息を吐いた。でも、シャルルちゃんの秘密を知った以上しょうがない。

 

「とりあえず、事情や状況を把握したい。説明してくれるか?」

 

覚悟を決めた俺はシャルルちゃんにそう促すのであった。

 

 




お久しぶりです。最近なろう読み漁りに耽ってました。やっぱり他の人が書いた作品スゲーってなってます。なおそれを活かせない模様。
そしてお気に入り100超えてるのに驚きです。ありがとうございます。 

ヒロインは?その二

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  • 百合に挟まるのは人間の屑のすることだ。
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