〜アメリカ〜
?「Are you ready?」
「「「「「「「「yeeeeeeeeeeeeeeeah!!」」」」」」」」
?「Are you ready?」
「「「「「「「「yeeeeeeeeeeeeeeeah!!」」」」」」」」
?「Let's Go! Everybody fu*king jump!」
〜〜♪
ライブ会場に響き渡る重低音。
やっぱり音楽は楽しまなきゃ。
蘭side
私の幼い頃の話をしようと思う。
私には幼馴染のモカ、ひまり、巴、つぐみの四人がいた。
私達五人は、いつも通り遊んでいたけど、ある日、
私は四人達とはぐれてしまった。幼い頃の私は、
泣き虫だったから、すぐに泣いてしまった。
「ぐすっ...みんなどこいったの...ぐすっ」
そんな時に後ろから声が掛かった。
「どったの?」
「ふぇっ?」
後ろの声の正体は、私と同い年くらいの子だったけど、
少し大人びた感じだった。そして、背中には、
ギターケースを背負っていた。
「こんな所で一人で泣いてるからさ、どうしたの?」
彼は優しく話しかけてくれた。私はこれまでの経緯を
話した。
「遊んでいた友達とはぐれてしまったと。」
私はコクリと頷いた。
「よし、じゃあ俺も探すの手伝うよ。」
「えっ?でも...」
「一人よりも二人で探した方がいいだろう?」
「うん...」
彼と二人で探したけど、見つからなかった。
「みんな...ぐすっどこ...」
私はまた泣いてしまった。
「コラッ!お前が泣いてどうする。必ず探せば、
見つかるって。」
それからと彼は言葉を繋げて彼は言った。
「お前は笑顔が一番似合ってるから泣くな。」
「えっ⁉︎////」
私は嬉しかった。初めてそう言ってくれたから。
「お前は普段友達とどんな所で遊んでるんだ?」
「...公園」
「じゃあ公園に行くか。」
「うん!」
私は彼と一緒に公園に行った。
「いないなぁ。やっぱりまだ探してるのかも。」
「そうだね...」
公園に行ったけど、まだ居なかった。
「ちょっと、ベンチで休憩しよっか。」
「うん」
二人でベンチで休憩している時に彼は、背負っていた
ギターケースから、ギターを取り出した。
そして彼は歌い始めた。
「き〜ら〜き〜ら〜光るお空の星よ♪」
彼が歌う曲は優しくて、不安を和らげてくれる。
すると彼が私に言う。
「君も一緒に歌おうよ!一緒に歌ったら楽しいよ。」
「いいの?」
「いいぜ!音楽は楽しまなきゃね!」ニコッ
「うん!」
「「き〜ら〜き〜ら〜光るお空の星よ〜♪」」
私は誰かと一緒に歌うのがこんなにも楽しいなんて、
思わなかった。
その時からかな。音楽の世界に入り込んだのは。
「あ〜らんちゃんだ〜。みんなみつけたよ〜。」
幼馴染のモカが言った。すると、
「らんちゃんしんぱいしたんだよ!」
「らんちゃんだいじょうぶだった?」
「うん、だいじょうぶだよ。」
「まぁらんがぶじだからよかったよ。」
後の三人が続けて言った。
「ありがとう。みんな。」
「それよりも〜らんちゃん、このこはだれ〜」
「えっと...わたしがまいごになってるときに、いろいろ
たすけてもらったひとだよ。」
「そうなんだ、きみがたすけてくれたんだね!」
「そうでもないよ。困ってる人を放って置けないからね。」
「かっこいいね〜」
「あのっ...」
「ん?どした?」
「さっきは、たすけてくれてありがとう。」
「いいよ、さっきも言うように、困ってる人は放って
置けないからね。笑顔が一番だよ!」
この時私は彼の言葉に心を打たれたと同時に皆に
笑顔になってもらえるような事をしたいと思った。
「それじゃ、皆も集まった事だし、俺ギター持って
きたからさ、一緒に歌わない?」
「「「「「いいよ!」」」」」
そして、皆と一緒に歌った。その時の事を一生忘れない。
あの空間で歌った皆の顔は笑顔で溢れていた。
そして、別れの時間が迫っていた。
「もうかえらなきゃ。」
「え?もうかえるの?」
「まだいっしょにいよ!」
「そうだよ〜」
「悪いけどもう行かなきゃ。」
「じゃあ、またあしたあそぼ?」
「ごめん、それもできないんだ。」
「なんで?なんであそべないの?」
「これから、アメリカに行かないと行けないから、
ごめんね。」
「そんな...」
「また、あえるよね?」
「あえるさ、必ず。」
「ほんと?」
私は彼に聞いた。
「うん、約束する。」
「もう行かなきゃ、おっと忘れてた。まだ自己紹介が
まだだったね。俺は焔音也、音也でいいよ。」
「らん、みたけらん。」
「あおばモカだよ〜。」
「わたしは、うえはらひまりだよ。」
「わたしは、はざわつぐみだよ。」
「わたしはうたがわともえだ。」
「わかった。蘭、モカ、ひまり、つぐみ、巴だね?
いい名前だね。」
「「「「「そうだよ!!」」」」」
「そっか、もう俺は行くよ。皆元気でな。それと、
蘭。お前は笑顔が一番可愛いから、いつも、
笑顔でな。」
「うん!がんばる!」
「よし、じゃあな!皆!」
「「「「「またね!音也!」」」」」
こうして、彼はいなくなった。寂しくないといえば、
嘘になるけど、音也が必ず会えるって言ってたから、
その言葉を信じて、今も幼馴染の四人と仲良くやっている。
そして、幼馴染四人と私は“Afterglow”という
ガールズバンドを結成した。あの時音也と歌った時から、
音楽に興味があったから皆と一緒に楽しめる事をしたいと
思って組んだ。そして最近私にハマっている事がある。
それが、海外で活躍するDJ“CYBER KID”の曲を聴くことだ。
私がCYBER KIDに出会ったきっかけは、バンドがうまく
行かなくて、気持ちが落ち着かない時に動画サイトで、
彼の存在を見つけた。そして、CYBER KIDの曲の
『EVIL』という曲を聴いた。
曲の内容は、自分の中にある悪魔の存在、自分の過ち、
過去のトラウマといった鬱的な曲だった。
EDMの曲でありながら、曲全体が悲しみに溢れていた。
聴いていた私は、自分の過ちに気づき、気づいたら私は、
涙を流していた。それから私は、幼馴染達に謝り、
バンドを再開した。うまくいかなかった私だけど、
今はかなり人気のバンドに登り詰めていた。
私はCYBER KIDの曲からヒントを得て、曲を作ったり
していた。
それから私は今年から高校生だ。幼馴染の皆と一緒の
クラスになれたらな。それと、
音也に久しぶりに会いたいな。
.
次から本編です。