果たしてダイヤの返答は...?
「私がスクールアイドル?どうしてそんな突飛なことを?」
「昨日、生徒会長は気になってライブに来たんですよね?」
「その事については、スクールアイドル部の活動がこの学校に相応しいものであるかを確認するためとお伝えしたはずですわ」
「じゃあ、少なくとも部として成立の許可が下りたということは、スクールアイドルに対して悪い印象は無いですよね?」
「部として認めたのは鞠莉さんが出した条件を満たしたからですわ。私自身に特に思うところはありません。ですので、申し訳ありませんがそのお誘いはお断り致しますわ。」
「そうですか、しつこく誘ってしまってすみません」
「いえ、こちらこそすみません。」
「じゃあ、戻るか」
4人は生徒会室を後にした。
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「なんでそこまで拒むの?あの人たちは私たちとは違う。あの人たちとなら上手くいくかもしれないのに...」
「鞠莉さん、いいのです。あれは過去の話。私はもう大丈夫です。それよりも、ここにある書類を片付けましょう」
「...そうね」
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「ごめん、上手くいくと思ったんだけど...」
「あれは仕方ないよ。気にしないで」
「梨子ちゃんの言うとうりだよ!どう考えてもあれは無理だよー」
「まあ、部員集めは気長に頑張ろうよ。それよりも私たちは体力作りしないと!」
「え、今から?」
「もちろん!着替えてから、淡島神社まで行くよぉ!」
「えぇー、曜ちゃんの鬼教官!」
「まあまあ、体力作りは必要だから頑張ろう、ね?」
「むー、梨子ちゃんがそう言うなら...」
千歌は渋々従った。
一方、真司は考え事をしていた。
体育館から出てきた時の生徒会長の「目」。
明らかに普段と違った。
過去にダンスの先生からこう言われたことがある。
「目は口ほどに物を言う。目が死んでちゃダンスの価値が下がるよ」
ダンス仲間や録画した自分の「目」を見ながら練習してきた俺だからわかる。
あの時の生徒会長の目は、「心から楽しい」と思っていた時のそれだった。
生徒会長が俺に気づいた時にはすぐにいつもの目に変わった。
だから分かりやすかった。
興味はあるはずなんだけどな〜
そんなことを考えながら、3人について行く真司だった。
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準備を終え、淡島神社の目の前に到着した。
ここまで走ってきた3人は既に満身創痍だった。
曜だけは割と平気そうだった。
何ヶ月も前にダンスを辞めたとはいえ、普通の人よりは体力はある方だと思ってたけど...
いやー、渡辺さんには完敗か。
「曜ちゃん...すごいね。千歌はもう...ヘトヘト...だよ」
「さすが飛び込みの選手なだけあるわね」
「渡辺さんって飛び込みの現役選手なの!?そりゃ勝てないわ〜」
曜に負けて少し傷ついたプライドは、少し回復した。
束の間の休憩を挟み、千歌があることを提案した。
「ねえ、淡島神社の階段ダッシュしてみない?今なら人いなさそうだし」
「賛成!いいトレーニングになりそうだしね!」
「2人ともなんでそんなに元気なの!?私はもう無理...」
「ほらっ、行くよ梨子ちゃん!」
「もう無理って言ってるのにぃぃ〜」
桜内さんも大変だな。
いきなりハードモードな練習に付き合わされる梨子に同情しかない。
「中井君も早く〜!」
千歌に呼ばれたので、真司もついて行くことにした。
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頂上までもう少しという所で4人は疲れ果てていた。
曜は息があがった程度だが、他3人は肩で息をしていた。
「やっぱり休憩したとはいえ、連続で走るときついね」
「いやいや...きついなんてもんじゃ...ないでしょ」
真司は辛うじて言葉を発する。
それに合わせて千歌と梨子は首を縦に振った。
「俺達はまだ時間がかかりそうだから、渡辺さんは先に行って待っててよ」
「わかった。先に行ってるね」
曜が行ってから少しして、ようやく3人も到着した。
すぐに地べたに座り込み、休憩する。
そろそろ帰ろうとした時、階段の方から足音が聞こえてきた。
青い髪のポニーテールの女の子が軽快な走りで上ってくる。
その人は、俺達の前で立ち止まった。
「あれ?千歌と曜じゃん。こんな所でどうしたの?」
「あ、果南ちゃん!久しぶり!今、千歌達はスクールアイドルの体力作りでランニングしてるんだよ」
「...スクールアイドル」
「果南ちゃんどうしたの?」
「いや、なんでもないよ。スクールアイドル頑張ってね」
果南はすぐに走り始め、階段を下っていった。
「千歌達がスクールアイドル...か。私にもそんな時があったなぁ。」
その声が彼らに届くことはなかった。
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帰りのバスを待っている時、梨子が2人に尋ねた。
「そういえば、さっきの人って千歌ちゃんと曜ちゃんの友達?」
「果南ちゃんは私と千歌ちゃんの幼なじみだよ。浦の星学院の3年生だけど今は休学中なんだ。ちなみに苗字は松浦だよ」
「そうだったんだ。」
「それにしても松浦先輩すごくなかった?階段ダッシュで息上がってなかったし」
「言われてみれば果南ちゃん疲れてなさそうだった!」
「ダイバーの手伝いやってると体力つくのかな?」
「松浦先輩ってダイビングやってるのか..,」
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果南のいない松浦トークで時間は過ぎ、バスがやってくる。
4人は帰路についた。
今回も最後まで読んていただきありがとうございます!
感想・誤字脱字等を是非お寄せください!
階段ダッシュはマナー違反という意見は受け付けません(笑)