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扉が開いたと同時に真司と生徒(自称理事長)はそちらに目を向ける。
そこには黒髪ロングの「清楚」を体現したかのような美少女がいた。
「ちょっと鞠莉さん!いつまで待たせるつもりですか!集合時間は厳守だとあれだけ注意しましたのに!」
「それにはわけがあるのよ、ダイヤ。この人がマリーを理事長だと認めてくれないのよ?」
え?
俺のせいなの?
元はと言えば、あなたが俺に突っかかってくるから...
てか、人の約束放り投げてたのかよ。
無責任な人だな。
尚更、理事長だと信じられないな。
「無責任とはなによ!私だって忙しいんだからぁ」
しまった、つい口に出してしまった。
「あら、この方は鞠莉さんのことをご存知無かったのですね。この人が生徒兼理事長の小原鞠莉ですわ。まあ、この方が鞠莉さんを理事長だと認めないのもわかりますけど。」
え?この人本当に理事長なの?
イメージしてた理事長と雰囲気が違うんだけど...
「ダイヤったらひど〜い、ダイヤはマリーの見方じゃないの?」
「でしたら普段から気をつけて行動してください!」
「あの...生徒と理事長を兼ねることってできるんですか?」
「私のパパがこの学校に多額の支援をしててね。パパとママが海外にいるから、娘の私が理事長やってるってわけ。」
この人が理事長だとわかった以上、失礼を謝罪しないと最悪退学処分...
何とか最悪の事態は回避せねば。
「先程は失礼致しました!どうか退学処分だけは...」
「別に気にしてないし、そんなに堅苦しくなくてもいいわよ。それより、私に何の用事かしら?」
いいのかよ!
軽すぎるだろ!
まあ、その軽さに救われたことに違いはないけど。
というか、やっと目的が果たせる!
真司はここに来た理由を告げる。
「その事なんですが、転校手続きのために理事長室に来ました」
「oh〜、君が転校生の中井真司君ね。書類をもらえる?」
真司はカバンから書類を取り出し、理事長に手渡す。
「後はこっちで済ませとくから、君はここにいて。少ししたら担任の先生が来ると思うから」
「わかりました」
「じゃあ私達は入学式の準備があるから失礼するね。さあ、もたもたしてないでいくよ、ダイヤ!」
「言われなくてもわかってますわ!急ぎますわよ!」
そう言って2人は去っていった。
そういえば、あの黒髪ロングの人は一体誰だったのだろう?
リボンを見る限り理事長と同じ学年だと思うけど...
まあ、今後関わることも無いだろうし別にいっか。
あの2人と今後関わることになるのをこの時の真司には知る由もなかった。
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