sign of mirage   作:YESマン症候群

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ここ最近忙しかったため間が空きましたが、何とか投稿できました!
これからもぼちぼち投稿していきたいと思います(笑)



第4話 彼女の目指すもの

「スクールアイドル部(?)」

部活名が書かれた札を持ち、ダンボールの上に立った2人で部の勧誘をしていた。

1人は同じクラスの高海千歌だ。

教室で見た限り、クラスメイトみんなと仲が良く、クラスの中心的存在のようだった。

一方、もう1人の方は恐らく他クラスの人だろう。

 

「あ、転校生の中井君だー!私は高海千歌、よろしくね!で、こっちが2-2の渡辺曜ちゃん!千歌とは幼なじみなんだー!」

 

「初めまして、渡辺曜であります!」

 

そう言って、曜は敬礼のポーズをとった。

 

「うん、よろしく。高海さん、渡辺さん。」

 

俺の挨拶の後、千歌は俺の隣を見ながら言った。

 

「あれ?なんで山崎君がここにいるの?もしかして、うちの部に転部しにきたのかな?」

 

千歌は冗談で透を勧誘する。

 

「なわけないだろ、俺は真司の付き添いだよ。」

 

「なぁーんだ、残念」

 

全くそう思って無さそうな言い方だった。

 

「ところでいつの間にスクールアイドルなんか始めたんだ?」

 

どうやら彼女たちは部を立ち上げようとしているらしい。

透の質問に千歌は答えた。

 

「千歌ね、やっと"目標"を見つけたの!この前まで、千歌には何も無かった。空っぽのままだったんだよ。でも、あの日μ’sを見た時に思ったんだ。同じ女子高生がこんなにも輝くことができるんだって。千歌もあの人達のように輝きたい!だからスクールアイドルを始めることにしたんだ〜」

 

千歌の言葉には強い思いが込められていた。

憧れの人達のような「輝き」を手にしたいと。

真司は不思議と彼女達を応援したくなった。

心のどこかで過去の自分の重ね合わせていたのかもしれない。

頑張って、と声をかけようとした時だった。

 

「千歌ちゃん、勧誘頑張らないと熱意はあっても部員が集まらなきゃ、活動どころか「部」として認められないままだよ?」

 

「そうなんだよねぇ、あと3人どうしようかな...。」

 

どうやら、メンバー確保のアテがないらしく、行き詰まっているようだ。

 

しかし、数秒後。

 

「あっ、そうだ!いいこと思いついた!」

 

千歌は打開策を思いついたようだが...

 

「中井君にお願いがあるんだけど、うちのマネージャーにならない?ついでに山崎君もどう?」

 

「俺はついでかよ!まあ、さっきと同じで断ることに変わりないけどな。真司はどうするんだ?」

 

応援したいと思っているが、参加となると話は別だ。

ダンスから離れるために部活を探していたのに、入る部活にダンスが絡むなら本末転倒でじゃないか。

千歌が満面の笑みで誘ってきたが、丁重にお断りすることにした。

申し訳ないが、これは仕方なし。

 

「ごめんけど、遠慮しとくよ。でも、応援するよ。メンバー集め頑張って!」

 

「うーん、残念だけど仕方ないか。わかった、ありがとう!」

 

真司と透は千歌達に別れを告げ、帰路につくことにした。

こうして真司と透の勧誘会での部活巡りは幕を閉じた。

 




今回も最後まで読んていただきありがとうございます!
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