sign of mirage   作:YESマン症候群

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なかなか文章がまとまらず、時間がかかってしまいました。
拙い文章ではありますが、これからもよろしくお願いします(懇願)


第5話 兆し

転校してから1週間が経ち、ここでの学校生活にも慣れてきた。

初めは友達ができるか、授業の進み方に違いがあるかなど不安があった。

でも、それは杞憂だった。

クラスメイトは俺とすぐに打ち解けてくれたし、授業進行は前の学校と同じ感じで、難なく学校生活を送ることができている。

ただ、唯一部活のことだけは未だに決まっていなかった。

真司はボーッと入部届を見ていた。

 

「よっ!どうしたんだよ?ボーッと紙なんか見つめて...。ってお前、まだ部活決めてなかったのかよ」

 

「そうなんだよ。バスケ部の透の前で言うのもあれだけど、入部のことを考えた時にピンとくる部活が無くてね。ごめん、勧誘会一緒に回ってくれたのに...」

 

勧誘会以降、真司はどの部活がいいか考えていた。

しかし、特に入りたい部活もないため、ダンスから離れるだけなら、いっそ部に入らなくてもいいかもしれないと思っていた。

 

「いやいや、別に構わねーよ。部活に入らないやつだっている訳だしな。」

 

そう言って透は俺に気を使ってくれた。

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

間もなく授業開始というところで、誰かの廊下を走る足音が聞こえた。

 

「はぁ、はぁ...おはよう、中井君!よしっ、ギリギリセーフ。」

 

最近高海さんがギリギリに教室に来ることが多いな...

と、思いつつ

「高海さん、おはよう」

挨拶を返した。

 

「って、こんなことはどうでもいいの!」

 

なんか今日の高海さんは勢いが凄いな...と思ったその瞬間だった。

 

「中井君、私達のダンスコーチになってほしい!」

 

今、はっきり聞こえた。

俺にダンスのコーチをしてほしいと。

そんなの引き受けるわけがない。

 

「ごめん、それはできない」

 

「なんで!千歌知ってるんだよ?中井君が凄いダンスが上手なこと!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

ー数日前ー

 

「梨子ちゃんのおかげで曲も振り付けも決まったし、次はダンスの練習だよ!」

 

真司が転校した同日、曜と同じクラスの2-2に桜内梨子も転校していた。

スクールアイドルとして活動する以上、曲は必須な訳だが、千歌と曜は作詞ができても作曲ができない。

曲作りに難航していた時に現れたのが梨子だった。

初めは入部を頑なに断っていた梨子だが、

「梨子ちゃんの力になれたら嬉しい」

千歌のこの言葉をきっかけに入部を決意した。

 

「ダンスって思ってたよりも難しいね」

 

「そうね。振り付けは合ってるはずなのに...」

 

「μ'sと全然違うなぁ、なんで?」

 

自分たちで撮影したダンスを見ながら3人は悩んでいた。

 

「インターネットで調べてみたらいいんじゃない?」

 

梨子にそう言われ、曜が調べていると、ある記事を見つけた。

 

「千歌ちゃん!この人、中井君だよね?」

 

「ほんとだ、中井君だ。なになに...天才ダンサー中井真司!?」

 

「2人共この人と知り合いなの?」

 

「うん、部活動勧誘会の時にね。千歌ちゃんと同じクラスの人だよ」

 

「ねぇ、中井君にダンス教えてもらおうよ!」

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

そして話は教室の場面に戻る...

 

千歌が言った直後、教室のドアが開いた。

 

「そろそろ授業始めるから席につけよー」

 

先生の声で、千歌と真司の会話は途切れる。

授業開始のチャイムが鳴り、授業が始まった。

 

━━━━━━━━━━━━━━━

 

授業開始数分後、クラスメイトから紙が回ってきた。

 

「昼休み、学校の屋上に来て」




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