3人は驚いていた。
真司が突然怒ったのだから。
真司の鬼気迫る言葉に圧倒され、硬直していた。
「俺の努力の何を知ってるんだ!悔しさや嫉妬心と戦いながら、それで続けても結局上手くいかなかった、この虚しさがわかるか?少し動画を見たくらいで知ったような口を聞かないでくれ!」
誰も何も答えることができなかった。
真司の口からダンスに対する不満が溢れ出る。
今まで表に出さなかった感情が露わになる。
真司は続けた。
「そもそも、今スクールアイドルを始めたとして、たった3人で何ができるんだよ。凄い人に憧れたから始める?あの人ができるなら私もできる?そんなのただの「遊び」じゃん。考えが甘いんだよ!」
自分が何言ったかに気づいた時には既に手遅れだった。
これまでの不満をぶつけ、さらに思ってもいないことまで...
これはただの八つ当たりでしかなかった。
「ごめん、こんなことを言うつもりは...」
謝ろうとした真司は突然胸ぐらを掴まれた。
「確かに私達はまだ始めたばかりで歌もダンスも何も上手くない。考えも甘いのかもしれない。でも!「遊び」でやってるわけじゃない!千歌ちゃんは本気でスクールアイドルアイドルをやってるの!だから...」
曜は最後に何かを言いかけて手を離した。
彼女達に失礼なことを言ってしまったことを自覚し、真司は頭を下げた。
「「遊び」と言ってごめん。頑張っているみんなを侮辱してしまった。申し訳ない。...でも、俺はコーチはできない」
「そっか、何も知らないのに無理に誘ってごめん」
千歌は申し訳無さそうに言った。
「いや、俺の方が悪いんだ。急に怒鳴ってしまったし...。じゃあ、俺は教室に戻るよ」
真司はドアに向かった。
「まって!」
真司は声のした方に振り向いた。
呼び止めたのは梨子だった。
「私達、一週間後にライブをやるの。私達のライブをみてほしい!」
「俺は3人に酷いことを言った。俺がライブに行く資格はないよ。」
梨子はもう一度真司を誘う。
「スクールアイドルは皆を笑顔にする存在。私達はまだ始めたばかりだけど、中井君がライブを見て少しでも元気になってくれたら私は嬉しい!」
「皆が笑顔になれたら...」それは千歌が梨子をスクールアイドルに誘った時の言葉だった。
梨子はあの時のことを鮮明に覚えていた。
「そこまで誘ってくれるなら行くよ。ライブの準備頑張ってね」
真司は一足先に教室に戻ることにした。
彼女たちのライブが上手くいくことを切に願って...。
何とかそろそろライブの話にもっていけそうです
先のことは一切考えておらずその場のノリで投稿してます(笑)
これからもどうか温かい目で見守っていただければと思います...
今回も最後まで読んていただきありがとうございます!
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