ヒーロー候補生の彼女は実験好き   作:コンセントン

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実験開始

 「逆さにしたLOVEの文字がEVOLになるみたいに~♪」

 

 ある廃工場に小さな女の子が一人いました。

 

 「や、やめてくれ!」

 

 「俺たちが悪かった!謝るからこれ以上は勘弁してくれ!」

 

 女の子の周りには体格の良い男たちがボロボロになり、倒れている。

 男たちの中で意識のある者は女の子に謝罪をし、勘弁してくれと、懇願します。

 すると、女の子は歌うのをやめると、男に近づく。

 

 「わかった。やめてあげよう。私は君たちをこれ以上痛めつけるのをやめよう。」

 

 「ほ、本当か?」

 

 「あぁ私は嘘はつかないからね。でも、ひとつ頼みごとがあるんだけどいいかな?」

 

 「な、なんですか?」

 

  女の子はにっこり笑う。そして、ある事を言う。

 

 「私の実験に付き合って。」

 

 

 

 その日の朝、騒ぎを聞きつけた警察が廃工場に入ると、そこには複数人の学生が倒れていた。だが、床や天井にくぼみや穴、さらには何かに切り裂かれたような痕があることから何かあったと断定し、調査を進めるが分かったたことは、倒れていたのが近くの高校の素行の悪い不良集団であったこと、そして、取り調べをすると全員その日の記憶がないことも判明している。だが、調べてもこれ以上の情報が全く出ることがなく、この捜査は終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 事件から10年後 雄英高校

 

 

 

 

 

 

 

 抹消ヒーローイレイザーヘッド、相澤消太は担当クラスの1年A組に最下位を除籍するという個性把握テストを行った。だが、1年A組の個性把握テストは誰も除籍されることなく終わり、教室に戻るはずなのだが、

 

 「すみません!」

 

 「ん?君は?」

 

 教室に戻ろうとしていた生徒たちはその声に振り替えると、一人の女子生徒が相澤先生に話しかけている。

 

 「雄英高校特別推薦枠で入学しました黒渦(くろうず)ベルナです!根津校長とのお話が長引き遅れました!大変申し訳ありません!」

 

 「なるほど、道理で一人足りないわけだ。根津校長の話はかなり長いからな。今回は許してやる。それより、同じクラスの連中に挨拶と個性把握テストをしてもらう。」

 

 「わかりました!」

 

 黒渦ベルナという生徒が1年A組の前に行くと、

 

 「黒渦ベルナです!個性は衝撃です!よろしくお願いします!それでは私は個性把握テストをするので失礼します!」

 

 そういうと、黒渦ベルナは相澤先生のもとに戻っていく。

 生徒たちは先に教室に戻ることにした。

 それから1時間後、相澤先生と黒渦ベルナが教室にやってきた。相澤先生は黒渦ベルナについて説明を始める。

 

 「え~先ほど自己紹介にあったように彼女は黒渦ベルナ。雄英高校の特別推薦枠で入学してきた。お前たちは知らないかもしれないが、特別推薦枠というのは警察とプロヒーロー合わせて10名から推薦状を書いてもらったうえで、特別試験を受けるという、一番面倒かつ、難易度の高い試験を受け、合格したものが特別推薦枠として入学できるというわけだ。で、こいつはそれらをクリアし、入学できたというわけだ。」

 

 「はい!無事入学できました!皆さん、これからよろしくお願いします!」

 

 黒渦ベルナは1年A組の仲間になった。

 

 その日の夕方、彼女、黒渦ベルナはクラスメイトの女子生徒たちと帰っていた。だが、何かを見つけたのか途中でクラスメイトたちと別れてしまう。

 黒渦ベルナは裏路地に入り、どんどん奥に進んでいく。そして、彼女が見つけたものは、

 

 「誰だてめえ?」

 

 一人のガラの悪い男だった。

 

 「ねえ、あなたはヴィラン?」

 

 「あぁ?その通り。俺はヴィランだ。で、お嬢ちゃんはどうしてここにいるんだ?俺に襲ってほしいのかい?」

 

 「う~ん、間違いじゃないけど、ちょっと違うね。あなたは今から私に襲われた後に襲うんだから。」

 

 「どういうことだ?」

 

 「分からなくていいよ。ここでの記憶は消えるんだから。」

 

 『デビルスチーム』

 

 「ぐああああああああああ!」

 

 「じゃあ、実験開始。」

 

 その日の夕方、一人のヴィランとみられる男がボロボロの姿の状態で発見された。その男はその日の記憶を完全に失っており、話が聞ける状態ではなかった。このような状況はこの十年間で57件、未だその犯人も見つかっていない。周辺の監視カメラには犯人の姿どころか人が全く映っていない。警察では捜査が続いているが証拠や犯人の手掛かりが見つからない状態だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 翌日 雄英高校

 

 午前中は普通の授業をし、昼は大食堂で昼食をとる。そして、午後からは、

 

 「わーたーしーがー!普通にドアから来た!」

 

 オールマイトがやってきた。オールマイトが担当する授業、ヒーロー基礎学。今日の授業は入学前に学校側にコスチュームの要望を送っていたので、そのコスチュームを着用し、戦闘訓練を行う。なのだが、

 

 「あ、あの!私のコスチュームがありません…」

 

 「すまない!黒渦くん、君のコスチュームはまだ出来上がっていないんだ。一週間後にはできるはずだからその間はヒーロー基礎学は見学という形で頼む。」

 

 「…わかりました。」

 

 それから黒渦、いや、私はしぶしぶ戦闘訓練に参加することを辞退し、見学することにした。

 見学中は本当に暇でした。戦いなれていない学生の動きを見たところで勉強にもなりません。けど、気になることが一つだけありました。緑谷出久、彼の個性です。彼の個性の使い方はまるで個性を使い始めて間もない子どものようです・これは調べる価値ありそうですね。

 

 その日は戦闘訓練が終わり、下校時間が来た。

 

 私は帰るため校門前に行くと緑谷出久と爆豪勝己が話しをしている。

 青春してるなぁと思っているとき、

 

 「人から授かった個性なんだ。」

 

 緑谷出久がとんでもないことを言った。私はいったいどんな個性かと考えたがわからない。相手に個性を渡すという時点で思いついたのはある男の姿だ。あの男と似たような個性というわけか。…これは気を付けないとね。

 私はこの後、大きくまわって門に行き、家に帰った。

 

 だが、その帰り道、私は、にやりと笑い

 

 「あの個性、緑谷出久、彼に私の実験に付き合ってもらおうかな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 黒渦ベルナ設定

 誕生日 11月24日
 身長 160㎝
 個性 衝撃
 
 見た目は黒髪黒目の普通の日本人。特徴的な要素はない。
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