スペインからの帰国子女   作:かるな

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 今日はオリ監督さんが出てきまーす!




第二話

 空港でおじさんと別れて今度は違う大人の人、しかも女性にこれから通う中学校へと連れて行ってもらうんだけど、何故か僕たちはまだ空港にいた。

 

 

 「神矢ユーリ君、だったよね?」

 

 

 空港で初めて会った時に挨拶はしているが、その時はスペインから一緒に飛行機に乗っていたおじさんもいたため、二人っきりで話すのは初めてだ。

 

 それに結構若い方みたいで、子供の僕が言うのもおかしなことかもしれないけど、一目で可愛いと思ってしまった。

 

 

 「これからユーリ君が通う学校なんだけどね、さっきも言った通り結構遠いの。だから着くまでの間、先生にユーリ君のこと色々教えて欲しいな」

 

 

 こちらを向いてニッコリと笑う女の人に、僕は少しドキドキしてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「疲れました・・・しかも暑い・・・」

 

 

 空港から電車やバスを使って向かうのかと思ってたけど、なぜか僕はまた飛行機に乗って別の空港にいた。

 

 スペインから日本、そして東京から現在地までずっと飛行機に乗ってたから、身体が悲鳴を上げているみたいだった。

 

 

「ごめんね、本当は一日東京に泊まってから行くつもりだったんだけど、明日サッカー部の試合があるから早く戻らないといけなくて・・・」

 

 

 僕がぐったりしていると、女の人が申し訳なさそうな顔をする。

 

 

「いえ、事情があるならしょうがな・・・・・・え?サッカー部の試合?」

 

 

「言ってなかったっけ?明日は私たち海洋学園と、大海原中の練習試合なの。ちなみに、私は海陽学園サッカー部顧問の霧菜です。よろしくね、ユーリ君♪」

 

 

 空港から出るときに気付いた事だけど、どうやら僕は沖縄に来てしまったらしい。

 

 まだ日本にいた時に名前は聞いたことがあったけど、実際に行ったことはなかった。

 

 

「長旅で疲れてるだろうから、今日はゆっくり休んで試合に備えてね」

 

「ありがとうございます。あの・・・来たばっかなのに試合に出してもらえるんですか?」

 

「それは試合の様子を見て考えます。とりあえず、学校に向かいましょう。明日の集合場所は海洋学園だから、学校からユーリ君の家まで送るので、道を覚えておいてね」

 

 

 こうして僕と霧菜先生は、海洋学園へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 学校を案内されて、今日の所はこれで用が済んだ。

 

 学校から車で新居まで送ってもらった。

 

 

「じゃあねユーリ君。明日は10時集合だから、遅れないように。もし遅れたら、我が海陽学園サッカー部活伝統の外周だからね」

 

 

「き、気を付けます・・・」

 

 

 最後にニッコリとした笑顔を見せてくれた先生だったけど、少しだけ怖さを感じた。

 

 やっぱり先生だから、時間には厳しいのかもしれない。

 

 霧菜先生に別れを告げて、車が走っていったのを確認してから家に入った。

 

 

「うわぁ・・・大きい!」

 

 

 お父さんとお母さんから話は聞いていたけど、一階建ての家で、一人暮らしをするには大きすぎるくらいだ。

 

 リビングに行くと、まだ開かれていない段ボール箱が山積みにされていた。

 

 

「うへぇ・・・」

 

 

 ほとんどがサッカー用品だけど、今からこれを開けるのは結構きつい・・・精神的にも肉体的にも。

 

 そう思って、先生の助言通りに今日の所はお風呂に入ってすぐに寝ることにした。

 

 




皆さん読んでいただきありがとうございます!

まずは手始めに練習試合ですね!ユーリ君含め、海洋学園がどういうサッカーをするのか、楽しみにしていてください!

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