この世界に神なんていう全知万能なものなんていない、もしいたらこんな世界になってないだろう
ある存在だけで全てが侵食されていった。
それは人を喰らう
それは建造物を喰らう
それはこの世界そのものを喰らう
その人間にとって敵といわれるものはいつしかこう呼ばれていた
――――――荒神(アラガミ)と
それに対抗する手段として生み出された「神を喰らいしもの」――ゴッドイーター
そしてアラガミ対抗組織「フェンリル」
その中でも群を抜いていた「フェンリル極致化技術開発局ブラッド隊」
それはある日までは“現存の最高戦力”を有する“少数精鋭部隊”であった
そうある日までは
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それはいつもと変わらない日常
だけどそれは突然に終わりを告げた
2070年ブラッド隊全滅、ブラッド隊生存者2名
一人は、ジュリウス・ヴィスコンティ
もう一人は、シオン・イマーシェナ・ルシャーナ
の二人である
これから始まるのはアラガミにより全てを失った少女
シオン・イマーシェナ・ルシャーナの物語である
だがその前に一つ昔話をしよう
アラガミによって家族を失った少女の昔話を
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ある雪の降るクリスマスに幸せそうな一家がいた
雪の降る中、少女は言った
―今年もサンタさん来るかな?―
雪の降る中、少女の母は答えた
―いい子にしていたらきっと来るわよ―
雪の降る中、少女の父は質問した
―ところで、サンタさんには何を頼むのかな?―
雪の降る中、少女は言った
―えっとね、私はね家族と自由にいろいろなところに行きたいから
アラガミのいない世界がいい!―
雪の降る中、少女の母は答えた
―確かにそんな世界があったらいいわね―
雪の降る中、少女は願う
―い、いや!死なないでパパ!ママ!―
雪の降る中、少女の母は願う
―お願いあなただけでも生きて―
雪の降る中、少女は願う
―死なないでお願いだから!―
雪の降る中、少女の父は願う
―早く…逃げろ!遠くに!!―
雪の降る中、少女は願う
―い、いや!!来ないで!!―
雪の降る中、目の前の敵は嘲笑う
―グォォォォォォォォォォ―
この日少女は一人になった
あのアラガミが自分を何故喰わなかったかの矛盾に気づかずに
そして時期が訪れる
あれから3年が経ち少女は新たなる力を手に入れる
それが2度目の悲劇の始まりと知らずに
そしてついに運命の日が訪れる
2070年xx月xx日
アラガミの襲来によってブラッド隊全滅
敵アラガミはウロボロス種等の大群であった
その中でも接触禁忌種が過半数を占めていた
もちろんブラッド隊は総力を上げて防衛したが全滅
生きていた二人も意識不明の重体
その翌年にシオン・イマーシェナ・ルシャーナは極東支部に転属となった