今回は久々の戦闘回です。
それでは、第12話、startです。
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春の陽気を感じながら幼馴染の穂乃果と他愛ない会話をし、家に帰ったら春穂さんに巷で話題になっているらしい『無気力症』に気を付けてと心配されたが、正直言えばアレを防ぐことは
...もし穂乃果が
そんな考え事をしている湊はふと思い出した。
それにしても...雛陽さんが言っていた他のテスト生の名前がかつての仲間と一緒だなんて...これは偶然なのか?
...一緒だったら嬉しいな。
さてと。晩御飯を頂いたら風呂に入って戦いの準備をしないとね。
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穂乃果?side
「なーんか今日の海末ちゃんなんか変だったなぁ、でもいつも通りな気もするし...ま、いっか!」
嘘、ホントは今日の海末ちゃんが変なのは気づいてる、けどそれには触れてはいけない感じがしたから”触れないで”置こう...それに、『私』が居ることを知ったら『穂乃果』のことを海末ちゃんやことりちゃんが気持ち悪がるもしれないし...まぁ本来『私』はどんな人にも必ず持っている一面なんだ、私の場合はちょっと特殊だけど。『穂乃果』も眠たいみたいだし今日はもう寝ちゃおうっと!
───さぁ、君達の物語が始まるよ─────
ふと、眠りに着く直前に幼馴染と似た声を『
湊side
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「ふぅ、予習やら戦いの準備してたら遅くなっちゃったな、さてと...今日もリハビリがてらやるかね。」
色々とやることがあったせいか、時計の針は23時58 分を指していて、湊は気を引きしめた。
だが、湊は今日もリハビリついでにシャドウを倒そうと言う何とも軽い理由で戦いに向かった事が穂乃果を影時間に巻き込むとは思っていなかった。
そして、今宵もまた、影時間が始まった。
「さて、今日は周辺パトロールにしておこうかな、戦力が足りない状況でなおかつまだ僕が一時的とは言え弱体化している時に
それに穂乃果の事が心配だ。今日も寝ているとは思うけど...起きていたらマズイ事になる。穂乃果の事だ、きっと辺りを歩くか園田や南の所に探しに行くだろう。
「...一応確認しておこう。」
スタスタ...コンコン
「穂乃果ー、失礼するよッ!?...マジですか...」
僕が穂乃果の部屋を開けた先には誰もいなかった。
考えたくも無いが穂乃果は家の外に出た可能性が出てきた。
「急いで捜さなきゃ!...あいつの命が危ない。」
僕は急いで一階のリビングに向かったが、いたのは象徴化した人だけで穂乃果の姿はなかった。となると残るは...
「...外か。」
どうして今日は起きて欲しくない事ばかり起こるんだよ...!
「待っててね穂乃果、今助けに行く!!」
僕は一重の不安を感じながら家を後にした。
湊side out ...
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穂乃果side
───起き───穂乃果!─────
(誰かが...穂乃果を詠んでる...?)
不意に聞いた声と回りの明るさに私は目が覚めたんだけど...あれ?ここどこだろう?寝るまで部屋で寝てたはずなのに。
それに月が黄緑色に変色していてなんか不気味なんだよねー...
「それよりも...」
問題なのは何でこんなに月が光ってるの!?
しかも不気味な光り方してるし!
私がこの意味不明な状況に驚いていると...
さ
「ヒタ...ヒタ...」
「ひぃ!?誰かいるの!?」
どこからか聞こえてきたその音が近づき、そして...
「──────ッ!!」
『化け物』が姿を表した。
「に、逃げなきゃ!」
なんとなくだけど、早く逃げないと危ない!!
私はあの謎の化け物から逃げようと身体に力を入れたけど...足がすくんで動けなくなってしまった。
「うそ!?身体が動かないの!?」
ああ...穂乃果はこのまま死んじゃうのかな?
そんなの、そんなの、絶対...
「嫌だ!!まだ私はみーくんにこの気持ちを伝えてない!!だから、誰か...私を助けて!!」
そして、その願いに応えるように。
「穂乃果ぁァァァ!!」
穂乃果side out
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湊side
「はあっ、はあっ!!」
穂乃果を走りながら探して十分経ったが未だに見つからない、早く見つけないといけないのに!!
僕が焦っているのを嗤うように目の前に「臆病のマーヤ」
が二体表れた。
「今はお前と遊んでいる暇はない!焼き払えオルフェウス!!」
僕はややイラつきながらオルフェウスを召還しシャドウを文字通り焼き払い、再び穂乃果を探そうとした時。
「─誰か私を助けて!!」
小さいが穂乃果の声が聞こえた!!
「今行くよ...!!」
絶対に穂乃果を死なすものか、僕にとっての太陽をここで無くしてたまるか。足に力を入れろ、血液を廻せ、そして駆け抜けろ!
「穂乃果ァァァ!!」
いた!でも近くにシャドウがいるのか、それも巨大な。出来れば穂乃果には見せたくなかったけど...やるしかないね。
来てくれ、もう一人の僕ッ!
「ペルソナッ!!」パリーンッ!!
「みー、くん?」
穂乃果は僕のやった事に驚いている、そりゃそうだ。端から見れば拳銃自殺してるようなものだから。
「...行くぞ、オルフェウス。」
シャドウ『臆病のマーヤ』はこちらの召還を敵対行為と受け取った様だ。
でも、そんなの今の僕にはどうでもいいこと、有るのは...
「行け!オルフェウス!」
『アギッ!!』
オルフェウスの放った爆炎はシャドウを焼くが、シャドウは何事も無かったようにケロっとしている。それが示すのは...
「炎が効かない...」
おかしい、以前同じシャドウにアギを放ったら普通に効いた筈だ。...どうやら同じシャドウだからいって弱点が一緒とは限らない様だ。
「...なら、力づくで倒すまでだよ。」
正直コイツを手懐けるのは相当難しい。下手をすれば死ぬ。けど、やらなければ穂乃果は死んでしまうだろう。
──なら、オレを使いこなせ。そうすれば穂乃果を助けられる。大丈夫だ、お前は世界を救った英雄だ。なら、今更オレを使いこなすのなんて簡単だろう?
あぁ...なんだ、最初から答えなんて決まっているじゃないか。
「来い...タナトス!!」パリーンッ!!
ヴゥォォアアア!!
死を背負いし死神が雄叫びを上げ君臨する。
「ハァ、ハァ...!!」
絶え間なく来る頭痛で頭がどうにかなってしまいそうだけど、幸い一番最初にコイツを呼んだ時よりかは安定している。これならヤツを倒せる!!
「切り伏せろ、タナトス!」
「ヴゥォォアアア!!」
『五月雨斬り』
タナトスが放った斬撃はシャドウを容赦無く切り刻んだ。が、
「...さすがは大型シャドウ。大技を喰らってもまだ動けるなんてね。」
まぁいいや、次でトドメを差そう。
「トドメを刺せ、タナトス!」
『亡者の嘆き』
流石にこれは相当応えただろ?
「グゥォォォ...」
大型シャドウ化した『臆病のマーヤ』は消滅した。
「はぁ、はぁ...やったか...」
だが、そこで油断したがために湊はすぐに近づいているシャドウに気づけなかった...
キシャアァァァ!!
僕は大型化したシャドウを倒した事に安堵して反応が遅れてしまい、背後にいた『臆病のマーヤ』に
「ッ!しまっ...」
ドッゴッ
ズサァァァ
「みーくん!!」
「ぐっ...」
穂乃果の叫ぶ声が聞こえる...やばい、そう言えばまだシャドウがいたんだった...早く倒さないといけないのに...
なんでこういう時に限って身体が動かないんだ!!
「これは...みーくんが使ってたやつだ...これなら穂乃果にも
穂乃果はおもむろにそこに落ちている僕がさっきまで使っていた
待て、それを使えばお前は、もう普通の生活を遅れなくなるぞ!!
「ま、待て穂乃果!」
「何が待てなのみーくん!待ってたらみーくんが死んじゃうの待つなんて私には出来ない!」
穂乃果は僕に怒りながら召還器をこめかみに当てる、そして穂乃果はその『言葉』を告げる。
「いくよ...ペルソナ!!」
パリーンッ!!
「うっ、ぐっ...!!」
なんて爆風だ!!
気を抜いたら僕の方が飛ばされる...!!
「...行くよ、タレイア。」
穂乃果のペルソナ、タレイアは豪華絢爛なドレスを見にまとい右手に仮面を、左手に杖を持っている。
...あの感じだとあれのアルカナは『太陽』か『愚者』と言ったところだろうか?どちらにせよ、今はどうにかして立ち直らなければいけない。
確かポケットにいざと言うときの回復薬を入れておいたんだけど...あったあった。これを飲んでっと。
「ふぅ...これなら多少は動けるかな、それじゃ援護しよう。」
「行って!タレイア!!」
『アギッ!!』
タレイアの放った炎はシャドウを燃やすが決定打には成らなかった。ただ、一人で戦っているならの話だが。
「──もらったよ。」
ザシュッ!!
グゥアアァ...
穂乃果がシャドウの動きを止めている隙に近づき隠し持っていた小剣を力一杯振り抜き、シャドウは消失した。
「これで...終わったか...」
「あれ?もう倒しちゃったの?ってみーくん!?怪我は大丈夫なの!?」
「傷薬飲んだから大丈夫だよ、それはそうと穂乃果、身体の方は大丈夫か?」
「大丈夫だよ!でもちょっと疲れちゃった...」コク...
「そうか...まぁ疲れても仕方ないけどね。」
全く無茶にも程がある。
シャドウに襲われた挙げ句ペルソナを呼び出したんだからあいつの身体はとんでもない疲労が溜まっているのだろう...仕方ないか。
「穂乃果...失礼するよ、ってもう寝ちゃったか。」
僕は疲れて寝てしまった穂乃果をおんぶしながら家に帰るのだった...
いかがでしょうか?
久々の戦闘シーンで湊のキャラがあらぬ方向に飛んでいってしまいました...そして文字数がまさかの4000越えという...
次回の投稿も日が空く可能性が大なので申し訳ありません。
それでは、また会う日まで、ごきげんよう...
投稿ペースはどれぐらいがいいでしょうか?
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少しゆっくり
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もう少し遅く