「隊長?まさかと思いますけどその仮面で潜入なんてしませんよね?」
大発動挺に乗ってサンダースの学園艦に迫っている途中で疾風がそう訪ねてきた。
「もちろんだ。仮面は外して片眼にこれをつけてカラコンをつける」
そう言って真霧は懐から一つの眼帯を出した。
「眼帯ですか?」
「ああ、それにサンダースの制服で女装をしていく」
サンダースの制服を箱から出して疾風に見せる。
「は、はぁ」
それからの上でサンダースの制服に着替え、仮面をとりカラコンをつけて眼帯をつける。すると真霧の顔を見た疾風が驚いている。
「た、隊長。黒森峰の西住によく似てますね?何か西住と関係あるんですか?」
疾風はそう聞いてきた。
「疾風、私は島田なんだがな。まぁ、あるにはあるが…言わんよ」
「えぇー!いってくださいよー」
「ダメだ。それにもう着くぞ」
それから学園艦につくと真霧は正面から、疾風は裏から忍び込んだ。
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「久しぶりに来たが、鈴創よりデカイな」
真霧はサンダースの校内に潜入してから校舎を見てそう言った。それから真霧はあまり人の通る事の少ない道を選び、サンダースの戦車庫にたどり着いた。するとそこではサンダースが鈴創との試合のミーティングをしていた。
「これより一回戦出場車両を発表する」
「早速ですか」
「ファイアフライ1両、シャーマンA176㎜砲搭載1両、75㎜砲搭載8両よ」
アリサがそう発表する。それからサンダース大学付属高校戦車隊隊長のケイが試合のフラッグ車を決めると言った。
「次はフラッグ車を決めるよ!OK?」
「「「「「「イエーーーーイ!!」」」」」」
そうするとサンダースの生徒達が叫んだ。それに真霧も怪しまれないように叫んだ。
あの写真は…A176㎜か。ってことはフラッグ車はA176㎜かな?
「何か質問はある?」
ケイが編成を終わってから質問があるかを隊員達に聞いた。それを利用して質問する。
「小隊編成はどうするんですか?」
「いい質問ね!三両で一小隊の一個中隊にするわ!」
続けて質問する。
「フラッグ車の護衛は?」
「ナッシング!」
ずいぶん強気だな…
「敵にはSU-85がいますが…」
「大丈夫!あんな敵、一両でも全滅させられるわ!」
「なるほど!」
ケイは自信満々に答えた。それを聞いてから真霧は足早に車庫から退散し、疾風に連絡を入れた。
「疾風、こっちは完了した。そっちはどうだ」
『こちらも完了しました』
「よし、なら早く退散するぞ」
『了解』
そう言って通信が切れる。それから真霧と疾風は早々にサンダースの学園艦を後にした。