西住姉妹の弟―西住流の島田―   作:如月 霊

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第十一話 対サンダース戦、開始!

サンダース大学付属高校との試合当日

 

「サンダースの隊長さん、今日は楽しみましょうか」

 

「ええ、楽しんで勝ってあげるわ!」

 

真霧は相手選手との試合前の挨拶でケイにそう言う。すると丁度審判が出てきて試合の開始を取り仕切る。

 

「これより!鈴創学園とサンダース大学付属高校との試合を開始します!!」

 

「両選手、礼!」

 

「「「「「「よろしくお願いします」」」」」」

 

そう言ってどちらも礼をした。それからサンダースと鈴創の選手が自分の戦車に戻っていった。

 

□■□■□■□■□■□■□

 

真霧は自分の戦車に乗り込むとすぐに無線機を手に取った。

 

「諸君、これは我々の正規の初陣だ!!行くぞッ!!」

 

『『『『『ウラー!!』』』』』

 

真霧がそう激昂する。すると隊員達も叫び、返事をしてきた。

 

「今回、敵とは5対と此方が少なく不利だがSU-85の前に引っ張り出して撃破しろ!!」

 

「これより、”穴熊作戦“を開始する!」

 

「フラッグの宮田隊には私の隊と伊川隊が護衛する。中村隊と早野隊は偵察に向かえ」

 

そう言って指示を出す。そしてそれぞれの戦車は散開し、行動を開始した。

 

 

□■□■□■□■□■□

 

~森~

 

停車させ、息を殺して偵察行動をしていると急に砲弾が近くに着弾した。早野隊小隊長、早野涼(はやな りょう)曹長はそれを受けた瞬間、すぐさま戦車を動かして隊長車に無線を入れた。

 

「後進一杯!!左右に振りながらだ!」

 

「クルーゼ隊長!我、奇襲されたり、撤退します!」

 

『何!?敵車は何両だ!』

 

真霧がそう叫んできた。

 

「はい、6両です!」

 

『…何とか突破して逃げてくれ!!』

 

「はっ!!」

 

そう言って通信を切った。

 

「皆、聞いたな?クルーゼ隊長は俺ら偵察隊にこの包囲網を突破してほしいらしい。なら、クルーゼ隊長の命令には従うぞ!!」

 

「「「「ダー!!」」」」

 

自分の分隊にそう激昂して指揮を取り出す。

 

「行くぞ!!前進!」

 

その指示によって後進していた二号戦車は急に突撃前進して行く。

 

「突っ込んできてる!自分から殺られに来るなんてね!Fire!!」

 

敵車の車長がそう言って砲弾を撃つ。

 

「ここォ!!緊急停車!!」

 

しかし、涼は見事に避ける。

 

「嘘!?」

 

そしてその砲弾は反対にいたもう一両に命中する。そしてその戦車も味方からの砲撃で撃破された。そしてそれによって敵の包囲網に穴が開いた。

 

「よし!敵の包囲網が崩れた!!これで抜けろ!!」

 

それを涼は見逃さずにそうして退却していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

□■□■□■□■□■□■□

 

アリサside

 

 

 

「嘘…」

 

アリサは報告を聞くなり唖然とした。それによっても隙が生まれていたのだ。

 

 

 

アリサsideout

 

 

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