サンダース大学付属高校との試合当日
「サンダースの隊長さん、今日は楽しみましょうか」
「ええ、楽しんで勝ってあげるわ!」
真霧は相手選手との試合前の挨拶でケイにそう言う。すると丁度審判が出てきて試合の開始を取り仕切る。
「これより!鈴創学園とサンダース大学付属高校との試合を開始します!!」
「両選手、礼!」
「「「「「「よろしくお願いします」」」」」」
そう言ってどちらも礼をした。それからサンダースと鈴創の選手が自分の戦車に戻っていった。
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真霧は自分の戦車に乗り込むとすぐに無線機を手に取った。
「諸君、これは我々の正規の初陣だ!!行くぞッ!!」
『『『『『ウラー!!』』』』』
真霧がそう激昂する。すると隊員達も叫び、返事をしてきた。
「今回、敵とは5対と此方が少なく不利だがSU-85の前に引っ張り出して撃破しろ!!」
「これより、”穴熊作戦“を開始する!」
「フラッグの宮田隊には私の隊と伊川隊が護衛する。中村隊と早野隊は偵察に向かえ」
そう言って指示を出す。そしてそれぞれの戦車は散開し、行動を開始した。
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~森~
停車させ、息を殺して偵察行動をしていると急に砲弾が近くに着弾した。早野隊小隊長、早野涼(はやな りょう)曹長はそれを受けた瞬間、すぐさま戦車を動かして隊長車に無線を入れた。
「後進一杯!!左右に振りながらだ!」
「クルーゼ隊長!我、奇襲されたり、撤退します!」
『何!?敵車は何両だ!』
真霧がそう叫んできた。
「はい、6両です!」
『…何とか突破して逃げてくれ!!』
「はっ!!」
そう言って通信を切った。
「皆、聞いたな?クルーゼ隊長は俺ら偵察隊にこの包囲網を突破してほしいらしい。なら、クルーゼ隊長の命令には従うぞ!!」
「「「「ダー!!」」」」
自分の分隊にそう激昂して指揮を取り出す。
「行くぞ!!前進!」
その指示によって後進していた二号戦車は急に突撃前進して行く。
「突っ込んできてる!自分から殺られに来るなんてね!Fire!!」
敵車の車長がそう言って砲弾を撃つ。
「ここォ!!緊急停車!!」
しかし、涼は見事に避ける。
「嘘!?」
そしてその砲弾は反対にいたもう一両に命中する。そしてその戦車も味方からの砲撃で撃破された。そしてそれによって敵の包囲網に穴が開いた。
「よし!敵の包囲網が崩れた!!これで抜けろ!!」
それを涼は見逃さずにそうして退却していった。
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アリサside
「嘘…」
アリサは報告を聞くなり唖然とした。それによっても隙が生まれていたのだ。
アリサsideout