「失礼するよ、ラウ」
試合の二日後、執務室にいると(出番のない)デュランダルが(ひさびさに)表れた。
「何か失礼なこと考えてなかったかい?」
「いーや。で、どうした?」(あっぶな!)
真霧はすぐに話題をずらしにかかった。
「ああ、鈴創の次の対戦相手が決まったよ」
そうするとデュランダルは対戦相手の書いてある紙を渡してくる。
「どれどれ……次はアンツィオか」
「そうだ、ラウはアンツィオと試合をしたことはあるのかい?」
「一回、な」
「強いのかい?」
デュランダルは真霧がアンツィオとの試合経歴があると知ると、その強さを知りたくなった。
「いや、弱い。戦車はCV33とM14/41、M13/40しかなかったからな。だが、機動性と数が厄介だな。それに新しい戦車が増えたとかも聞いたからな」
「そうか…」
「そう言えばラウ、BC学園と黒森峰の試合は黒森峰が勝ったみたいだぞ」
そう言ってその試合結果の写真を見せてきた。
「これでアンツィオに勝ったら黒森峰とか…」
「ああ。それとラウ、君宛にこれが届いているよ」
デュランダルが急に何かを思い出したのか懐から一通の封筒を手渡してきた。宛には島田真霧殿とあり、差出人には『文科省外務部日本海軍道連盟』と記されていた。
「海軍道?」
「海軍道っていったら最近できた国同士の武道だよな?」
「そうだね、ラウ。それよりも開けてみたらどうだい?」
そう言われて真霧はその封筒を開け、中を確認することにした。
「え~なになに……島田真霧殿、Word or WarshipsCommanderのトップランカーたる貴殿に新たに新設する海軍道大日本帝国海軍聯合艦隊司令の任に将官待遇とし、任命する。文化省長官 端山海人……って、はァ!?」
「お、俺は戦車道の人間なんだけど!?」
真霧はいきなりのことに紙を掴みつつ叫んだ。
「ま、まぁ、まぁ。落ち着いて」
「だが!」
「ラウ、これは上からの…国からの達しだよ。それに手紙の下をよく見て」
デュランダルは荒ぶる真霧を押さえつつ手紙の下をよく見るように言った。
「手紙の下?…こりゃ、回答期限は6月7日とする…て、ことは回答は決勝が終わるまでいいのか。それに戦車道の隊長継続も可とする、か」
「だそうだね。やってみたらいいんじゃないかな?」
デュランダルが進めてくる。
「…どういう意味だ」
「だって君は海も好きだろ?なら、やってみるべきだよ」
「だが、ゲームと現実は違うz「やってみたらいいと思うよ?お兄ちゃん」…愛里寿か?」