「だが、ゲームと現実は違うz「やってみたらいいと思うよ?お兄ちゃん」…愛里寿か?」
デュランダルと話していると愛里寿から通信が入った。
「海軍道、やってみてほしいな」
「なぜだ?」
「だってお兄ちゃんの部屋に軍艦模型が飾ってあるから」
グゥの音もでない。実際真霧の島田邸での部屋には1/700の駆逐艦、巡洋艦、戦艦、航空母艦の数隻からなる艦隊が飾ってあった。それに机の中には各海戦の資料が入っていたりする。
「やってみないのかい?」
デュランダルが悩み込んでいる真霧に追い討ちをかける。
「…わかったよ。やるよ、海軍道」
「お兄ちゃんならやると思ってたよ」
愛里寿エェ…
「といっても試合が終わってからだがな」
「それはもちろんさ。では、私文化省に連絡してくるよ」
「そっれじゃあ私も講義があるから切るね」
真霧から同意を抜き取った愛里寿とデュランダルはさっさと執務室を出ていった。
「…疾風はいるか?」
デュランダルが退室してしばらくしてから疾風を呼んだ。
「なんすか?クルーゼ隊長」
「うわっ!は、疾風か」
呼ぶと数秒で疾風が現れた。目の前に。
「はい。で、何か御用で?」
こいつ…すっとぼけた顔して~…!
「次の対戦相手のアンツィオに偵察に行くぞ。大発動艇を出しといてくれ」
「次はアンツィオですか~、わっかりました!!っと言っても準備済みですがね」
……
「……は?」
こいつ、あっけらかんと何言ってるんだ?
「ですから、大発動艇準備出来てますよ~」
「…知ってたのか?」
真霧は疑いつつ聞いた。
「いや、だってデュランダル議長が『ラウが偵察に行くと思うから大発動艇の準備をしておいてくれるかな?』って言ってましたし」
ギルの野郎ォ…
「まぁいい、今回もこの間の服装で行くぞ」
「はい!いっきましょう!」
そう言って疾風と真霧は鈴創学園 学園艦のドックに向かった。
―――――――――――――
~アンツィオ高校~
「いや~久しぶりに来たな。アンツィオ高校!」←アンツィオ制服 :女装
「久々って…来たことあるんですか?」
校門前でそう言うと横から疾風が聞いてきた。
「んにゃ?よく来るぞ?ほれ」つ□
真霧はそれに対して一枚の紙を渡した。
「へ?これは?」
「あー、私のアンツィオ高校での入校証だ」
「なんでそんなもの持ってるんですか!!」
疾風は真霧の入校証を見るなり叫んだ。
「…うるさいぞ。まぁ、なんだ。アンツィオ高校の学園長が私の友人だっただけだ」
そう言い切った。そして軽く放心している疾風の額に書き置きを残して真霧は偵察に向かった。