戦闘機乗りな高校生と愉快な艦娘達の日常   作:ヘタレ檸檬

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9話です!遅れて申し訳ありません
イベント始まりましたね。
私はe1を乙でクリアしてe2を丙で攻略中です。
e2では大和さんが出るようなので是非とも手に入れたいです!

前回のあらすじ

カルトの集会があった

それでは本編どうぞ


9話 隊長は姫相手に挑むそうです

俺は隊長だ。元は艦戦隊の隊長だったのだが、気付いたらほかの隊の奴までそう呼ぶようになった。

俺達航空隊は現在敵艦隊に向けて急行中である。

何故なら、偉大なる海斗様の有り難きお言葉(一部過剰表現あり)により、出撃が許されたからだ!

 

自ら戦うことも無くただ倒されていく敵を眺めるばかりでストレスが溜まっていた我々のテンションは、お祭り騒ぎといえるまで上がっていた。

 

『しっかしこの武装はえげつないなあ』

 

翼下に新しくつけられた50mm機関砲二門の事を考えひとりごちる。

 

あれは艦戦隊の大部屋でどうやったら自分等が出撃する価値があると思わせられるかを話していた時の事だった

 

『えーこれよりどうやったら出撃できるかを話し合っていこうと思う。』

 

『『『『わーーー!!!』』』』

 

『では各々の意見を聞かせてくれ』

 

『やはり!我々の技能は海斗殿には既に訓練時に見られているので、機体のインパクトで押し切るのはどうでしょう!』

 

『我々の技能と言ってもなぁ…』

 

『どうしたんですか?…あっ』

 

そうなのだ。あいつは戦闘機の動きを数回見ただけで模倣するのだ。

普通ならば熟練の兵が何とか出来るようになるレベルの技まで、

 

『完全に再現してる訳じゃ無さそうですがそれでもアレをやられると驚きますね』

 

『ほら話が逸れてるじゃないか、どのような機体があればいいかを話してたろ』

 

『そんなこと言っても改造整備は俺達じゃなくて整備班の連中の仕事じゃないか』

 

『それもそうか…じゃあこんな武装があったらで行こう』

 

『それなら私から行きます!誘導ミサイルとかどうでしょう!』

 

『漫画に影響されたか?ターゲットロックする機械なぞ載せられないぞ』

 

『ロックを全部海斗に押し付ければ…』

 

『あいつが過労死するから辞めてやれ。次』

 

『では弾種をvt信管に……』

 

『いっその事艦載機にも巨砲主義を持ち込むとか…』

 

こうして出た案を紙にかきつつ、妖精達は夢中になって案を出し続けた。

 

2時間後ー

 

『ん?ああもうお昼か、おいお前らお嬢にドヤされるまえに食堂に行くぞ』

 

『了解!!』

 

side out 隊長

 

side???

 

静かになった大部屋にひとつの小さな影が入って来た

 

『随分と楽しそうな話をしてましたね。ふむ…これは機材が充実してる所があれば作れそうですね。こっちは…今あるものでも作れますね。ふふふ、明日あの人達の驚く顔を見るのが楽しみです』

 

side out ???

 

side隊長

 

あの後部屋に戻ると紙が無くなっていたが、特に気にするものもいなかった。

次の日に機体の点検をしようとした時に、真新しい50mm機関砲と共に、

 

『ご注文の巨砲、確かにお届けしました。これからも天海商会をご贔屓に』

 

という紙を見つけ、揃って呆然とした。

発艦の時に聞いた話によると艦爆隊、艦攻隊も似たような話をしてたらしい。結果艦爆隊は赤外線誘導式の爆弾が送られ、艦攻隊はソナーによるホーミング魚雷が送られた。どうやって一夜のうちに全員分の新装備を作れたのかは考えたくもない。

 

《隊長!なにかトラブルですか!?隊長!》

 

『ん?ああ済まない、少し考え込んでしまっていたようだ。』

 

《それならまあいいですが、そろそろ敵艦隊が見えてきますよ》

 

暫くすると遠くに黒い豆粒のような物が見え始めた。

1度見え始めたそれはどんどん艦艇の形を取り始めた。

 

『!!』

 

ありえない光景だ。そう思っても仕方ない。

何故なら今まで軍艦に乗った深海棲艦などいなかったのだから

 

『緊急連絡!敵艦隊に軍艦に乗った深海棲艦あり!繰り返す!

敵艦隊に軍艦に乗った深海棲艦あり!』

 

無線機の向こうから息を飲むような感じがする。

 

《こちら海斗。状況に応じてこちらの武装を使う、決して無茶はしてくれるな。》

 

無茶はするな、か。相変わらずの甘ちゃんだな

 

『全機に告ぐ!この戦いから帰ったら俺は酒が飲みたい!そんときに1人でも欠けている事は許さん!死んだら俺が地獄まで行ってもっかい殺してやる!』

 

《隊長!二度死ぬことは出来ません!》

 

《うわ、こいつこの空気でそれを言うのかよ》

 

《マジかよ勇者だ》

 

『…』

 

《フフ……キタンダァ……? ヘーエ……キタンダァ……。》

 

『!誰だ!』

 

《アラ?人に名を聞く時はソチラカラ言うんジャないノ?》

 

『…空母大鳳所属の妖精。周りからは隊長と呼ばれている』

 

《フーン隊長…ね。私ハ防空棲姫》

 

『防空棲姫か、艦艇に乗った深海棲艦など初めて見たぞ』

 

《そりゃあコレが完成シタノツイ最近だモノ。中々イイデキデショ?貴方達の艦長が 好き放題シテクレルカラ工程が早めらレタのヨ?》

 

『有難いことだ。それだけ我々がお前らの脅威足りうるという事だからな』

 

《アラ、随分と元気ナモノね、コレカラ落ちると言うノニ》

 

『ハッ減らず口を、貴様なぞ我らで十分!』

 

《艦長サン?聞こえてるんデショ?貴方は手出し無用ヨ》

 

《…わかった》

 

《ソレジャアハジメマショォ!》

 

ダン!ダンダンダン!

 

防空棲姫の発砲を合図に戦闘は始まった

 

『クソっ全機散開!見た所敵空母は1隻だけだ!先に随伴艦を処理しろ!艦爆数機はーーー』

 

《了解!》

 

『艦戦隊!先に空母の艦載機を倒す!ついてこい!』

 

《りょうかい!》

 

上がってきた艦載機に対し、50mm機関砲を放つ。ドガン!という大きな発砲音を鳴らし、弾丸は敵機に吸い込まれて行った。

 

『コイツは肩がほぐれるな』

 

当たった端から粉砕されていく、20分もすれば空にいるのはこちらだけになった。

 

《フーン中々ヤルジャナイ》

 

『次はお前だよ』

 

《カカッテラッシャイ》

 

『テメーのその高角砲をお釈迦にしてやるよ』

 

ドガン!ドガン!

 

卓越した技術により狙い違わず砲塔へ吸い込まれていく。だが、

 

『なに!』

 

弾丸は貫通すること叶わず弾かれてしまった

 

「私の装甲ヲ舐めるんじゃないワヨォ」

 

『くっ、ならばコレでどうだ!』

 

ドガン!

 

「何度ヤッテモ同じヨォ!」

 

『そいつはどうかな』

 

ガキン!ドゴォォン

 

くぐもった音と共に砲塔から煙が吹きあがる

 

「何!」

 

『やっと慌てた顔を見せてくれたかい』

 

狙ったのは砲塔と砲身の隙間だ。内部で炸裂させれば装甲なんて関係ないからな。

なんとか上手くいった、これで1歩前進できる。

 

「こんな奇跡がナンドモ続くとオモウナイコトネ」

 

『それなら奇跡が起きるまで繰り返すだけだ。』

 

40分後ー

 

ヤバい流石に燃料が無くなってきやがった。弾の残弾も心許ない

 

「ホラホラ気を抜いたらオチルワヨォ!」ドゴンドゴン

 

『当たってたまるかぁ!』

 

機体のすぐ横に弾丸はすり抜けていく。

 

『オラァ!』ドガンドガンドガンドガン

 

50mmは煙突上部に当たり、根こそぎ吹っ飛ばした

 

「アラアラ狙いがアマイんじゃナイノォ?」

 

『いや、これでいい、この状況を待ってたんだ!』

 

「ハ?ドウイウコトヨ」

 

『すぐにわかるさ』

 

随伴艦を片付けてくれた隊員は既に大鳳へ戻させた。だが、全てでは無い

 

ブォォォォォン!!

 

俺とは別の機体のエンジン音が響く。上空から

 

『隊長!遅いですよ!』

 

『すまん、割と彼女とダンスするのが楽しかったんだ』

 

『カッコつけちゃって』

 

上空に待機させていた彗星は急降下爆撃を開始する。

 

『狙いはーー煙突だ』

 

『任せろぉ!アンタのやったことに比べれば簡単だなぁ!』

 

ガコン!ヒューーーーーーーー

 

投下された爆弾は先程開いた煙突の中へ入り、起爆した。

 

ドゴォォォォォォン!!

 

内部から受けた衝撃は艦全体に伝わり弾薬庫に誘爆、大爆発を起こした。流石に沈むだろう。

 

 

「まさか!あなたサイショからコレヲ狙っていたとでもイウノ!」

 

『は?んなわけないだろ、俺一人で倒すのがベストだった。コレはあくまでも最終手段だ。使いたくなかったが』

 

この作戦は海斗の発言から思いついたものだ。訓練の休憩時に艦爆を見ながら、どんなに装甲が厚くてもどうにかして内部に入れられればワンパンできんじゃねえか?と言われたのが印象に残っていた。

 

《あーこちらは大鳳の第2艦長的な天海海斗という者です。えーと

防空棲姫でいいのかな?これ以上の抵抗の意思はあるかい?》

 

「流石にソレハない。元々お前らの事が気になって喧嘩フッカケタヨウナ物だからナ。十分戦えたから満足ダ」

 

《それなら良かった。では俺からの提案を聞いてくれないかい?》

 

「提案ナンダ?言ってミロ」

 

《なに、簡単な話だよ君は僕達と共に来る気は無いかい?…アイタッ》

 

『…』

 

「…」

 

防空棲姫まで黙った。てかお嬢、今思い切り殴りましたよね?

 

《アイタタタ、んで?答えはどうだい?》

 

「…何故敵ヲ自分の船に乗セル。」

 

《敵だからってだけで見捨てるのかい?俺にはそんなつまんない事は出来ないね、特に美人さんならば言わずもがな、だよね。アイタッ》

 

「////」

 

嘘だろ深海棲艦が赤面してやがる!

 

《俺の理由は以上だよ。まあうちの妖精は君の船を解析したくてウズウズしてるみたいだけど》

 

「はぁ…ワカッタワ、私は貴方にツイテイク。貴方の仲間ニ危害ハ加えない」

 

《了解した。これからそっち行くからちょっと待っててねー》

 

『我らはもう戻ってもいいか?』

 

《もちろんレーダーで場所はわかるからな。よくやってくれた、お疲れ様》

 

『おう!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがだったでしょうか
恐らくこれから暫くは投稿時間が不安定になると思います
ご了承ください。

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