できる限りジャンヌと妹ちゃんにはエミヤにベタ惚れになって欲しいので頑張ります。
お気に入りや投票ありがとうございます。これからも応援お願いします。
では、どうぞ!
ついに始まったレイシフト先で立香達はジャンヌ・ダルクと名乗る少女と出会い、協力することとなった。
一通り説明も終え、エミヤ特性のワイバーンのステーキで夕飯も終えた頃だった。立香は明日に備え既に眠りに着いている。マシュもまだサーヴァントの身体に慣れていないのか立香の元へ行き少し睡眠を取ると言って離れた所にあるテントへと向かって行った。
エミヤが夕飯の片付けを終えて焚き火の前にちょこんと座るジャンヌの隣に腰を下ろした時だった。
「エミヤさんは、近代の英霊だと仰っていましたね。今の人々は…まだ互いに争っているのですか?」
「…あぁ、私の居た日本はとうの昔に戦争をしないと宣言してからは1度も戦争に発展したことがない。しかし、今でも戦争はやはり存在している。それこそ、私が抑止力として治めてきた争いなど数え切れんよ。」
「そうですか…」
「全ての人が争わず救われるなど、やはり不可能なのだろうな。」
「はい、私も理解してはいるのですが。でもそれでも、全ての人を救いたいの願うのは間違いなのでしょうか…?」
「いいや、間違いでは…ないよ。誰かに幸せになって欲しいと願うのは誰だって想う理想だ。それが個人から全ての人へ多くなっただけに過ぎん。だから、君の想いは決して、間違いなどではないよ。」
「そう、ですよね。ありがとうございます、エミヤさん。」
「君の事だ、きっと竜の魔女も救ってやりたいと思っているのだろう?」
「ッ!よく、分かりましたね。」
「なに、私も君の考えには賛成だ。竜の魔女も、フランス兵も、君も、全員助けて初めて救ったと言えるのではないかな?」
「私も、ですか?」
「あぁ、君は自分の後悔はないと言ったな。火刑に処した彼らを誰一人恨んでいないと。だが…無念はあるのでは無いかね?」
「それは…」
「ならば君のその無念も晴らし、オルレアンの人々を救い帰る。それが私の願いだ。何度も経験した、無可能に近い愚かな考えだがね、それでも私は自分の理想を否定したくない。」
「エミヤさんらしいですね。今日の戦闘でもそうでしたが、貴方は優しすぎます。それこそ、私が目指すような在り方です。」
「かの聖女にそこまでお褒め頂けるとはな。だが、君も自分が弱体化している中周りの兵を守りながら竜の魔女を撃退していたでは無いか。まぁ、兵士達は混乱していたがね。」
「ふふ、1人でも多く守れたなら私も本望です。…あの、エミヤさんは生前どんな方だったのですか?差し支えなければお聴きしたいのですが。」
「構わないが、私の人生など余り聞いていて気持ちのいいものでは無いぞ?」
とは言ったが、エミヤもジャンヌの過去の話を聞いていた上、瞳から伝わる彼女の意思は揺るぎの無いものだった。
やれやれ、と溜息をつき観念したようにエミヤは自分の過去の話をした。
「…エミヤさんも、私と似たような人生を歩んでいたのですね。」
「いや、君ほど大それた生涯では無かったよ。後悔はある、やり直しなど、何度望んだか分からない。それでも、自分の抱いた理想は間違いなんかじゃないと、鏡に写る自分に言われてしまってね。」
「それでも、やっぱりすごいと思います。無可能だと理解してなお理想に向かう姿勢は私は好きですよ?シロウさん。」
「君もか…」
それはアルトリアオルタが来てからだ。彼女はカルデア内でエミヤの名前を連呼しているので自然と周りの女性陣にも知られ、今もジャンヌにまで名前で呼ばれる始末。
しかし、それは記憶のすり減ったエミヤにとって、人の温もりを思い出させるいい切っ掛けとなりそれをエミヤ自身も少なからず心地よく感じていた。
先程、何事も無かったように話を流していたが、弱体化して上手く戦闘を行うことが出来なかったジャンヌが兵士を守りながら竜の魔女達と互角にやり合えたのはエミヤが援護をしていたからであった。
彼は当たり前のようにジャンヌがピンチになると一撃で相手を無力化させたり、ジャンヌを抱きかかえて回避したりと、あまりにもずば抜けた戦闘力でジャンヌのみならずまだ決定力の無いマシュの補助も行っていた。
確かに彼は強い、強すぎると言っていいほどだ。個人の戦闘力ならアルトリアオルタとは比べ物にならないだろう、しかし、周りをよく見て行動するという判断力はアルトリアを上回っている。
それが彼の戦闘スタイルでもあるからだ。バーサークランサーと対峙した時も、守りのスタイルを貫き決定的なカウンターで圧倒していた。
その時から既にジャンヌは彼に惹かれていたのかもしれない。
ふと、隣に座る彼の横顔を見つめる。整った顔立ちと、戦闘時髪を上げている時とは違う幼さをもち、脱色した髪や肌からは生前の過酷さを物語る。ジャンヌは先程から止まらない動悸にもはや心地良さを覚え彼の左腕を胸元に抱き寄せ、温もりを感じ合える距離に座り直す。そんなジャンヌの行動にもエミヤは「寒いのか?少し待ってくれ。」と言って防寒具を投影し始める始末だ。
全く気がついて貰えない悲しさと不満を押さえ込み、声をかける
「シロウさん、この毛布2人で使いませんか?」
「いや、私は寒い訳でもないのでね、君が気を使う必要は無いんだよ。」
「もうッ!!…では!くっついた方が温まると思うので是非入って下さい。」
「まぁ、それならば。」
と言って2人で同じ毛布にくるまる。
「むふふ、入ってしまいましたね?もう逃がしませんよ。」
ガッチリとエミヤの左腕を豊満な2つの部位で挟める。
「ジャンヌ?…ジャンヌ?あー、、ジャンヌ?」
「なんですかぁ?シロウさん♪」
「いや、なんでもないよ。ハハ。」
会った時とは対象的なジャンヌの態度に最早ジャンヌの名前を呼ぶことしか出来なくなったエミヤだが、(きっと甘えることを知らなかったのだな。)と勝手に解釈し、考えることを諦めたエミヤはやはり何処までも女性に対しては柔らかかった。
そして、自分の行動に流石のエミヤも狼狽えているだろうと残念ながら空振りで終わってしまったジャンヌは自分の行動に耐えられなくなり、エミヤの胸に顔をうずめると言う本人が意図せずかなり積極的な行動をとることとなるが、それにもエミヤは優しく抱擁してあげるのであった。
その後、テントの見張りから小腹が空いたとやって来たオルタが焚き火を前にまるで恋人のようにくっ付く2人を見て暴れ出すのはまた別の話。
なんか、文がいつも以上に無理矢理というか、雑ですね。
申し訳ございません。だがしかし!ジャンヌはほぼ確実に後日談も書くのでその時もっと2人にはイチャイチャしてもらいますよ。えぇ!
さて、オルレアン入りましたね、次誰行きましょうか?
テストも終わり、投稿ペース上げる予定なのでよろしくお願いします。
それでは次回にまた会いましょう。