それより、オルレアンの登場女性鯖多すぎてビックリしました。
まぁ、オルレアンの最後を飾るのはやっぱり彼女で決まりですけどね。
2度目の竜の魔女達との戦闘で押されていた立香一行だったが、それを救ってくれたのが今エミヤの目の前で紅茶を楽しんでいる可愛らしい少女だ。
「ねぇねぇ!エミヤは近代の英霊なのでしょう?近代では文明の発展が素晴らしいと聞くわ。現に遠い所の人と会話していたし、なのに貴方は料理も上手だし気が利く、それにこの紅茶もとても美味しいわ。マスターやマシュを見ていると余りそういった事は得意じゃなさそうだったのだけれど、貴方の仕事っぷりは本当に素晴らしいわ。王宮に欲しい逸材ね。」
「過大評価しすぎではないかね?王妃殿。確かに私は生前身に付けられる術はできる限り会得したがそれでも全て三流がいい所だよ。」
「まぁ!王妃殿ですって!?そんなのちっとも可愛くないわ。マリーと呼んでちょうだい。アマデウスみたいにマリアでも良いのよ?」
「あ、あぁ、善処しよう。マリー…?」
「本音を言えばマリアと呼んで欲しかったのだけれど…我儘を言ってはいけないわね。それと!貴方の技術は三流なんかじゃないわ。しっかり自信を持って?貴方はこれからもマスターやマシュ、色々な人の事を守ってあげないとなんだから!あの子達も貴方に守って貰えた方が嬉しいでしょうしね♪」
「勿論これからも彼女たちを全霊で御守りしよう。そのつもりでいるが、自衛は出来ないとな。立香は兎も角マシュ達はこれからの戦闘で私が助太刀に入る前にどうにかしてもらわんと困る。」
「どうしてそう捉えてしまうのかしらね…まぁ、貴方はきっとこれからも自分の身を呈してまで多くの人を救うのでしょうけどね…」
「守れるものを守るのは当然だろう。それに、まだウチには女性しかいないのでね。守らざるを得ないんだ。」
「…!それでもね、貴方が傷付いて悲しむ人の事もしっかり考えなさい!それが自分を守っての事だとしたらその子は尚更自分を責めてしまうわ!」
「…そう、、だな。自惚れるつもりも無いが彼女達は嬉しいことに私に好意を抱いてくれていることだ。悲しませるなど有ってはいけないな。」
「あら、意外と分かっているのね。安心したわ。」
「まぁ、その好意というのも良くて尊敬やその辺りの点でだろうが。」
「…」
「む、マリー?どうしたんだ?急に黙って。」
「もうッ!折角見直したのにやっぱり貴方ってこうなのね!」
「ま、マリー?私は何か間違ったことを言っただろうか?」
「はぁ、貴方は貴方らしくするのが1番ね。…ジャンヌがね、あの子。まだやっぱり気を負っているみたいなの。私も声を掛けてはいるのだけれど、あまり、届いていないみたいなの。」
「そういう事なら任せたまえ。優しすぎるのは彼女の長所であり短所だからな。私に出来ることなら出来る限りを尽くそう。」
「ふふ、素直で宜しい!ご褒美を上げちゃうわ♪」チュッ
「なっ!マリー!!そういう事を軽くするんじゃない。」
「軽くなんてないわ、私がしたいからしただけよ。それにしてもエミヤ。貴方、意外とうぶなのね、とっても可愛らしいわ♪」
「勘弁してくれ…」
エミヤには、自分を大切にしていないこと以外にも何か危なっかしい所が有るのだけれど、、私が口出しすることでもないわね。それが彼のらしさでもあるのだし。
私がピンチになった時も彼は当たり前のように救ってくれるのでしょうね。
いけない、ジャンヌの応援をするって約束したのに、、誰にでも優しいエミヤが悪いのよ!もうッ!!
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竜娘2人組書いてやっと敵陣入るかな?とか思ってたけどもう1人の聖女が先でしたね。確認せずに思い出せてよかった。ちょっとにわか過ぎますね。
今回も無理矢利でしたが、次回もよろしくお願いします!