世界でたった一人の花嫁と銀ノ魂を持つ男   作:ハムハム様

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私情のゴタゴタにより、更新が遅れてしまったことお詫び申し上げます。
さて、試験後半です。
よくあるラブコメ主人公の親友って『スケベな三枚目キャラ』がテンプレですが、この作品では『全てを兼ね備えた完璧な男』が親友ポジションです。つまり何が言いたいかというと……そういうことです。


61.試験だけじゃ測れないものがある

試験の結果は今のところ、4人全員が赤点を回避している。そして残りは、二乃だけとなった。が、彼女は未だ現れず……と、ここで風太郎の働くケーキ屋の店長が

 

「試験突破おめでとう。今日はお祝いだ。上杉君の給料から引いておくから、好きなだけ食べるといいよ」

 

という粋な計らいが。

 

「もー、店長ったら冗談ばっかり……」

 

 

 

 

 

「おいおいマジでか!?店長、アンタ中々やるじゃねぇか〜。

 

っしゃー!上杉の奢りだ!店のメニュー全部持ってこーい!!」

 

「全メニュー食べ放題!一度やってみたかったんです!」

 

「……店長、只今を持ちましてこの店やめます」

 

暴君外道丸(総介)食いしん坊将軍(五月)のやる気に満ちた目に、家計がこの2人によって貪り食われると感じた風太郎は、涼しい顔をしながらも退職を申し出るのだった。

 

とまぁ冗談はさておき、まだ二乃が来ていないためしばらく待つことにしたのだが……

 

「ああ、二つ結びの子なら、君たちより先に来て、これを置いてったけど」

 

「え?」

 

と言う店長の手には一つの紙切れが握られていた。それは……

 

「……試験結果の紙!」

 

結果の報告会は事前に『REVIVAL』ですることは伝えていたため、二乃がこの場所に事前に来ることもおかしくは無い。

五つ子が二乃の用紙を受け取り、結果を確認している最中、店長が風太郎に話しかけた。

 

「それと後で伝えようと思っていたが、彼女から君に伝言」

 

「?」

 

それを、近くで聴いていた総介も耳を傾けた。

 

 

 

 

 

『おめでとう

 

 

あんたは用済みよ』

 

 

 

中野二乃、試験結果

 

国語……35

数学……38

理科……41

社会……50

英語……60

五計……224

 

 

 

 

 

総合結果……中野家五つ子、全員赤点回避成功

 

 

 

 

 

「や……やったー!!」

 

「見事全員、赤点回避を成し遂げましたね」

 

(な〜にが用済みだあのアマ。そんなのは三玖を超えてから言いやがれ)

 

ともあれ、5人全員が赤点を回避したことに、姉妹は全員喜びを露わにする。

で、店長の二乃からの伝言を聞いてた総介は、二乃に後でOSHIOKI(おしおき)をしようと心の中で決めたのだった。

 

「お前ら、よくやった」

 

「えへへ」

 

「……ってか、そもそも赤点回避になんで3回もテスト跨がにゃならねーんだコノヤロー」

 

「そ、それは……お待たせして申し訳ありません……」

 

「少しはちゃんと勉強してきた三玖を見習って欲しいもんだぜ。ったく。ね、三玖?」

 

「う、うん……」

 

「まぁまぁ、何はともあれ、これでようやくみんな赤点回避できたんだから、今日はお祝いしようよ」

 

「………」

 

皆が安堵して話をしている中、風太郎はただ1人、店の出口へと向かっていた。

 

「……おい、どこ行くよ?」

 

「祝賀会は全員強制参加だ。二乃を連れてくる」

 

「………」

 

風太郎が二乃を連れてくるため、店を出ようとした時、店長が風太郎に何か物を投げて渡した。

 

「もうすぐバイトの時間だ。これ使っていいよ」

 

「!どうも」

 

それを受け取った風太郎は、そのまま店を出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「………あ、忘れてた」

 

そう言って、総介は総介も風太郎の出た直後に、店の外へと出た。

 

「おい、上杉」

 

「?どうした?」

 

「あの女連れてくる時に、『お前を待ってる奴がいる』って伝えといてくれ」

 

「?………!それって」

 

「ま、そういうこった。そう言えばあの女も来るだろうよ。ま、いっちょ頼むわ」

 

「わ、わかった」

 

そう言い残して風太郎を見送った後、総介はスマホを取り出して、『ある人物』へと電話をかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………おう、俺だ。

 

 

 

とりあえず、ミッションはクリア。全員赤点回避成功だ。

 

 

 

 

が、肝心の奴がまだ来てねぇ。たった今、上杉が迎えに行った。

 

 

 

 

 

ああ、出来れば2人より先にこっち来て欲しい。出来るか?

 

 

 

 

 

あいよ、待ってんぜ」

 

 

そう最後に言って、総介らスマホの通話を切る。

 

 

 

「…….悪いが舞台は勝手に準備させてもらった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後はお前次第だ。好きにやりな………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、それ終わったらOSHIOKIしねーとな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………………………

 

 

 

 

 

そして時は遡り………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑤中野二乃、特攻

 

 

 

 

あの日、海斗の許嫁である『九条柚子』が五つ子の家に襲来てから、数日。

二乃はとあるカフェに来ていた。というのも……

 

「ごめんなさいアイナ。呼び出したりなんかしちゃって」

 

「大丈夫ですよ。私も年が明けてから二乃に会えて嬉しいです。それより、私に相談とは、どうされたのですか?」

 

二乃は友人の『渡辺アイナ』に連絡し、自身の悩みの相談を聞いてもらうことにした。

とどのつまり、あまりいい答えを期待できる友人がアイナしかいなかったのである。

彼女は学業成績も良く、常にトップ10を維持している優等生であり、運動もでき、男子からもモテ、人徳もあり、海斗には及ばないものの、人気もある。

 

転校初日に、席が隣同士だったこともあり、直ぐに打ち解けた。

 

『初めまして。渡辺アイナと申します。よろしくお願いします、中野二乃さん』

 

『そんなかしこまらなくていいって。二乃でいいわよ。よろしくね、アイナ』

 

これが、2人が交わした最初の会話だった。以来、学校では他の友人と共に、一緒に過ごす時間が最も多い友人、さらには親友とも呼べるほどに親しくなった。

 

二乃がアイナに相談を持ちかけたのも、彼女が五つ子以外で最も信頼できる同級生であり、アイナの方も、二乃のことを大切に思えるような存在となった。

 

「実はね……」

 

彼女は、数日前に起きたことを、事細かに話した。無論、柚子の名前は出さず、海斗の許嫁である人物としてという話しで進めていった。

 

 

 

……が、アイナはその話の全てを、総介から聞いていた。

彼からその話を聞いた直後に、アイナは激しい目眩と胃痛に悩まされ、翌日の侍女の業務を休む羽目になった。さらに、その翌日には……

 

 

 

 

 

 

『どうしたの〜アイナちゃん。大丈夫?何か変なモノ食べた?』

 

『………全て貴方が原因なのですが……』

 

 

 

 

 

 

床に伏せる彼女のもとにやってきた、昨晩から泊まっている諸悪の根源に心配され、一瞬『戦姫』として柚子に軽く殺意が湧いたが、すぐに押さえた。

 

 

本当にこの女、なんてことしてくれたんだと………

一歩間違えば、二乃に自分のことがバレてしまうところだったのだ。そりゃいくら普段落ち着いているアイナでも殺意が湧いてくるわさ。

なので、今のアイナは事情を全て知りながら、二乃から再び同じ話を聞いているのである。

 

「………ということなの」

 

「そうですか……『大門寺さん』に許嫁が……」

 

さすがに学校や二乃の前で『若様』と呼ぶわけにはいかないため、苗字呼びをするアイナだが、本人は10年来の幼なじみに対して、というか彼に仕える侍女として、変な呼び方だと違和感満載である。

 

「あれから、私もずっと考えたの。海斗君のこと……でも、あの人が言ったみたいに……」

 

「そう簡単には答えが見つからない、と」

 

「………ええ」

 

二乃はその後から、柚子の言葉が離れなかった。

 

 

 

海斗ほど完璧で、つまらない男はいない………

 

誰からも好かれている彼を、ましてや許嫁である柚子が、あのように酷評するとは、到底理解できなかった。

が、どこかで納得できる自分もいた。

絵本に登場する『白馬の王子様』は、所詮は絵本の中の存在。しかし、それが実在してしまったら………それが『大門寺海斗』という人間だった。

 

最初は誰しも、その存在に憧れて、彼に近づこうとするだろう。自分もその1人だ。海斗の魅力にあてられ、全てが自分を中心に回っているかのような感覚……まるで自分が『漫画のヒロイン、主人公』のような感覚に包まれた。

 

 

 

 

 

それらの甘美な感覚は、いつしか強力な麻薬となっていることに誰も、本人すらも気づかず………

 

 

 

 

 

そういう意味で、二乃が柚子と出会えたのは幸運と言えるだろう。彼の、『王子様』の本質を知る人物から、全てを告げられたのだ。

 

『自分は毒されている』と……

 

事実、海斗と親交を深める度、他の男……風太郎や総介さえも、自分には取るに足らない男だと思いはじめていた。

そして心の端では、その2人を慕う四葉や五月、風太郎に恋する一花や、総介と愛し合う三玖も、見下していたことに気づき、二乃はショックを受けてしまった。

 

 

自分はこんなにも、浅はかな人間だったのか………

 

 

見た目やステータスに溺れた結果、周りを何も見ずに、ただただ自身が考える理想を追い求め続け、海斗を慕う自分が一番だと勘違いした結果、1番大切な姉妹さえも、心の中では本気でバカにしはじめていたのだ。それは、心の内では姉妹を誰よりも心配する二乃には、耐え難いものだった。

 

 

 

それ以降、二乃は海斗に連絡していない。あれだけ送っていたメールも、今では見るのも嫌になっていた。

 

 

 

 

 

「……二乃、一つよろしいですか?」

 

「?」

 

「二乃は、今でも大門寺さんのことは好きなのですか?」

 

「……っっ!!」

 

 

 

 

 

アイナの一言に、二乃はビクッと震えて、黙り込んでしまう。

二乃は未だ、海斗のことが忘れられずにいた。

あの後、自身の愚かしさを自覚した彼女は、そのまま彼を忘れようと思った。普段から、彼とは学校ですら会わないので、それは簡単なことだろうと思った。

 

しかし、出来なかった。それにひどくショックを受けた。

 

 

これも、海斗の魅力の力なのかと。彼を見た瞬間から、彼より上の男は存在しないほどの魅力。それからは逃れられないのか、と頭を抱えた二乃だったが、彼女の中には、忘れられない出来事があった。

 

 

 

 

 

それは、林間学校で、彼と初めて出会った時のこと………

 

 

 

 

 

 

『二乃ちゃん!駄目だ、そっちは!』

 

『………え?』

 

 

 

林間学校の肝試しで、五月とはぐれてしまい、海斗と行動を共にすることになった時、自身が先走ってしまったせいで、崖の下へ転落しようとした時、彼は助けてくれた。

 

 

 

『くっ!!!』

 

 

あの時、母の姿が鮮明に思い浮かんだほど、本当に死ぬかもしれないと思った。

と、同時に、自身の腕を必死で掴み、引き上げようとする海斗の表情は、今でも覚えている。

あんなに必死な顔をしている海斗を、あの後は見ていない。いつも嫌味の無い爽やかで余裕の笑みを浮かべている彼だが、あの時だけは、別人のように違ったのだ……

 

 

二乃は、この出来事に多大な恩を感じており、そしてあれすらも、柚子の言う『つまらない男』のものだとは思えなかった。信じられなかった………

 

 

 

 

 

 

「………」

 

二乃は、アイナの問いに、小さく頷いた。

 

「………だとしたら、二乃の答えは決まっていると思いますよ」

 

「……え?」

 

 

 

 

 

 

「その許嫁の人から大門寺さんのことを聞かされても尚、悩み苦しみ、彼を好きでいれる………それは、彼を見た目や成績、それら以外の表面上のものではない、心から彼を好きでいるということではありませんか?」

 

「!!!!」

 

 

 

「月並みの言葉になってしまいますが……もちろん、大門寺さんは皆から慕われていると耳にしています。ですが中には、彼を自身の周りに飾って、価値を高めんとする、一種のアクセサリーのようにしか見ていない女性がいることも事実です」

 

「ぐっ……」

 

二乃は柚子と会う前の自分にも、そういった考えがあったことに、心が抉られる感覚を覚える。

 

「………しかし、今の二乃には、少なくともそういった考えで、大門寺さんを見ているとは思えません。

 

 

彼の真実を聞かされても、彼のことで悩み、考え、私に相談を持ちかけるほど切羽詰まっていたのであれば、それはもう、彼を1人の男性として、恋い慕っているということではありませんか?」

 

 

「………」

 

 

「彼と同じ学校にいれば、いくらでも彼を思う人を目にしています。しかし、それらは大概、彼の周りに存在するものしか見ておりません。中には本気で慕う人もいますが、そういった方でも、彼との接点が無い故、自身の中で美化した大門寺さんを慕っているに過ぎないんです。ですが、二乃は彼と接している中で、何か別のものを見つけることができたのではないでしょうか?」

 

「……それは……」

 

「……とはいえ、私の申したことが全てではありません。もう少し、二乃ご自身で考えてみてはいかがでしょう?そう遠くなく、自ずと答えは出るかもしれませんよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アイナはそう言ってたものの、二乃はあれから未だ答えを出せていなかった。

 

気を紛らわすことも兼ねて、妹のチョコ作りを手伝ったり、遊園地に行ってリラックスしたりしたが、どうやっても何も得るものは無い。試験までの日常を過ごす中で、考える時間はあったが、彼女は今回は、風太郎や総介に逆らわずに大人しく勉強をすることにした。

 

それと、もう一つの答えも『ある人物』へと伝えなければと、二乃はテストの成績発表後、五人にとって縁ある場所へと来ていた。

 

 

以前、彼女たちが暮らしていたマンション『PENTAGON(ペンタゴン)』。その真下にある道路で、二乃はその人物と会っていた。

 

 

 

 

 

「帰ってきたか……二乃君」

 

「パパ……その君付け、ムズムズするからやめてって行ってるでしょ」

 

大体の予想通り、その人物とは義理の父『マルオ』である。

 

「悪かったね、二乃。先程、全員の赤点回避の連絡をもらったよ。

 

君たちは見事七人でやり遂げたわけだ

 

 

 

おめでとう」

 

「あ、ありがとう……」

 

 

表情を変えず、抑揚の無い口調で淡々と祝福する『マルオ』。二乃も、少し警戒しながらもそれに応える。

 

「……どうやら、上杉君を認めざるを得ないようだ。だから明日からはこの家で……」

 

「あいつとはもう会わない。それと……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう少し新しい家にいることにしたわ」

 

 

 

 

 

「………なんだって?」

 

二乃の言ったことにマルオはそのまま聞き返す。

 

 

「試験前に五人で決めたの。当然、一花だけに負担はかけない。私も働くわ。

 

 

 

 

 

 

自立なんて立派なことしたつもりはない。正しくないのも百も承知。

 

 

 

 

 

 

 

でも、あの生活が私たちを変えてくれそうな気がする………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少しだけ前に進めた気がするの

 

 

 

 

……今日はそれだけ伝えにきたの」

 

 

 

二乃がそう『マルオ』に伝える。彼女は、彼女『たち』は、全員前の家に帰る気は無かった。

当然、以前より窮屈な生活なのに変わりはない。しかし、それでも得たものがあった。

姉妹がそれぞれの部屋にいた前の家とは違い、一緒の部屋でご飯を食べ、一緒の部屋でひしめき合って寝る。もちろん苦難の連続だが、それでも、どこか姉妹のことがより一層近くに感じられて、二乃はどこか、心の隙間が埋まっていく気がしたのだ。そして、それは他の姉妹も然りである。

 

 

 

「………理解できないね」

 

が、そんなことを知らない『マルオ』は、それを一蹴する。

 

「前に進むなんて抽象的な言葉になんの説得力も無い。

 

君たちの新しい家とやらも見せてもらった………僕にはむしろ逆戻りに見えるね

 

 

 

五年前までを忘れたわけではあるまい。もうあんな暮らしは嫌だろう?

 

 

 

 

 

いい加減わがままは……」

 

 

ブロロロ………

 

「!!?」

 

『マルオ』が続きを言おうとした矢先、どこらかともなくエンジン音がして、ライトが二人を照らした。

 

キキィィ!!というブレーキ音が、二人のすぐそばで鳴る、

 

「な、何?……」

 

二乃が手で光を遮りながら、二人を照らすライトの主を見ると、ヘルメットを被った誰かが、バイクに乗っていた。バイザーの部分のせいで、素顔は見えない。

 

 

「え………」

 

 

「ここにいたか……二乃」

 

その人物が、バイザーの部分にに手をかけて、上へと上がる………

 

 

 

 

「帰るぞ」

 

 

「はぁぁあ!!?」

 

 

案の定、それは風太郎だった。

 

「え、ちょ………何それ!?」

 

色々と聞きたいことがいっぱいある二乃は、言葉がまとまらない様子。

 

「早く乗れ。バイトが始まる前に帰らないといけない」

 

対して風太郎は、終始冷静である。

 

二乃はとにかく、状況を整理して、どうするか迷った。

 

 

 

「二乃」

 

それを『マルオ』が呼び止める。

 

 

「君が行こうとしてるのは茨の道だ。うまくいくはずない。後悔する日が必ず訪れるだろう……

 

 

こちらにきなさい」

 

 

「………ツ」

 

(……なんでいるんだこの人〜……)

 

二乃を挟んで睨み合う風太郎と『マルオ』だったが、風太郎の方は内心ビビりまくりである。

 

 

二乃は考えた。コイツの後ろに乗るのはあまり気が進まない………

 

 

 

しかし、今ここで自分が父のところに行けば、他のみんなは………

 

 

 

 

 

 

二乃は、その1秒後に、動いた。

 

 

「………パパ、私たちを見てて」

 

 

『マルオ』にそう告げて、二乃は風太郎の後ろに乗る。

 

 

「行って!!」

 

「え?お、おう……」

 

二乃の指示に、一瞬戸惑いながらも、風太郎はバイクを走らせようとする。

 

 

が、その途中、『マルオ』に背を向けたまま、風太郎は振り返り……

 

 

 

「え、えーっと……お父さん………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

娘さんを頂いていきます」

 

 

「………」

 

 

 

冷や汗をダラダラと垂らしながら、風太郎はその言葉だけを残して、バイクを発進させて、夜の道を疾走して行った。

 

 

「………江端」

 

一人残されたマルオは、小さくなってゆくバイクを見つめて佇みながら、後ろにいる江端へと話しかける。

 

 

「めでたいことに、娘たちが全員試験を突破したらしい

 

 

 

 

 

僕は笑えているだろうか……」

 

「……勿論でございます」

 

 

「そうか………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

父親だからね

 

 

 

 

 

当然さ

 

 

 

 

そう言う『マルオ』の顔には、いつもの氷のような無表情ではなく、笑顔、というより、どこか………憎しみでも湧いてそうな怒りの表情が浮かび上がっていた。

 

 

 

 

風太郎は、とんだとばっちりを受けてしまった。

 

 

 

 

 

………………………………

 

 

 

 

 

一方そのころ。

 

 

 

「このバカ!アホ!何よあの言い方!まるでアンタが私をパパから奪っていったみたいじゃないの!」

 

「ちょ!コラ!イデッ!運転中だ!おい!脇腹殴んのやめろ!」

 

変なセリフを言い残して走り出した風太郎に、二乃は顔を赤くしながら左手で彼の脇腹をゲシゲシと何度も殴っていた。

 

ちなみに二乃はノーヘルである。ヘルメットの着用は法律で義務付けられているので気を付けましょう。

 

「大体!アンタにはもう用済みって伝えたはずよ!」

 

「イテテ……ああ聞いた……だが、面倒くさいことに人間関係ってのは、片側の意見だけじゃ進まないということだ」

 

「はぁ?何それ……ていうかこのバイク……」

 

「ああ、店長に借りた。言ったろ、前に出前のバイトをしてたって。その時無理してとったんだ」

 

「ふーん、びっくりするほど似合わないわ。アンタは通学用のヘルメットにママチャリがお似合いよ」

 

「どこの田舎の学校だ」

 

なんやかんやで、二人は当たり障りのない会話が続く。

 

「……知ってるかもしれないが、他の四人も合格だ」

 

「え?試験が何!?風で聞こえない!」

 

「さっきまで普通に会話してただろうが!ったく……」

 

と、二乃は風太郎のポケットから、とある紙の端が出て風に靡いているのを見つける。

 

「これのこと?」

 

「あ!やめろ!見んな!」

 

風太郎が止めるよりも早く、二乃はその紙を取って見る。そこに記されていたのは………

 

 

 

 

 

 

国語……90

数学……97

理科……94

社会……92

英語……91

五計……464

 

 

 

風太郎の試験の結果だった。

 

 

 

 

「………あんた………」

 

 

 

「一生の不覚……マジで恥ずい」

 

 

 

「………私たちのせい?」

 

 

「違ぇーよ、そんなことより飛ばすぞ。

 

 

 

 

 

お前に会いたいって言ってる奴もいるしな」

 

 

「!……そ、それって」

 

「スピード上げるぞ。舌噛むなよ」

 

「え?ちょっ!?」

 

二乃の話を無視して、風太郎はバイクのスピードを上げて、『REVIVAL』への道を急いだ。

 

 

 

「………」

 

 

 

 

 

………………………………

 

 

 

 

 

 

 

しばらくバイクを走らせ、やっとこさ『REVIVAL』へと到着すると、その入り口近くの駐車場には二つの姿があった。

 

 

一つは総介。そしてもう一つは……

 

 

 

「………海斗君………」

 

「………やあ、二乃ちゃん」

 

他ならない、海斗の姿だった。

 

 

「んじゃ、俺バイトあるから、後はよろしく」

 

「え!?ちょっ、待ちなさいよ!」

 

「俺も中入るわ。海斗、後は頼まぁ」

 

「………分かったよ」

 

「…………」

 

風太郎に続いて、総介も店の中へと入って行ってしまった。普段なら、さっさと視界から消えてほしい2人であるが、二乃はこの時ほど、2人にそのままいて欲しかったことは無いだろう。

 

 

「…………」

 

 

「…………」

 

夜の空に、しばらくの沈黙が、2人を包む。

 

 

 

それを破ったのは、海斗の方だった。

 

 

「………柚子さんに会ったんだってね」

 

「………ええ」

 

「すまなかったね。彼女が色々と迷惑をかけたみたいで」

 

「そ、そんなこと無いわ………」

 

 

 

 

 

「………彼女から、聞いたようだね」

 

「………ええ、大体は」

 

海斗の口からその言葉が出て、二乃はバツが悪そうに目を逸らすが、海斗は至って冷静で、表情を崩さずに話をする。

 

「それを二乃ちゃんがどう思ったか、聞かせてほしいな」

 

「……….それを、海斗君は聞いてどうするの?」

 

「どうもしないさ。柚子さんから聞いたのなら、それは事実だし、それを否定をしないし、二乃ちゃんの思ったこともそれとして受け入れるよ」

 

全く持って冷静な海斗。二乃は、柚子の言ってることが、少し理解できた気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………それで、私が面白い答えを出すか、気になるっていうの?」

 

「………」

 

「それでも私が、海斗君が好きって言えば、あなたは私に興味を持ってくれるって思ってるの?」

 

「僕もそれほど傲慢じゃないさ。ただ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の想像した通りに事が運ばないことは、とても面白いだろうなって」

 

 

 

 

 

 

「!!!」

 

 

海斗は二乃と話すにあたり、嘘偽りは一切言わないと決めていた。

今ここで、嘘の表情、言葉、仕草で誤魔化すのは、二乃への侮辱と捉えたからだ。

しかし、時にそれは、嘘で誤魔化すよりも鋭い刃となり、突き刺さる……いや、斬り裂くのである。

 

 

信じられないような顔をする二乃。そして思い至る。これが『大門寺海斗』なのだと。

 

夢見た『白馬の王子様』は、自分だけではない、皆の王子様だ。しかし、誰のものでもないが故に、孤高であり、至高であり、孤独だった。

生まれながらに『強さ』という概念で生物の頂点に立つ父『大門寺大左衛門陸號』の下に生まれた海斗。かの息子は万能……いや全能の天才として生まれた。

 

 

 

 

だからこそ、退屈だった。

 

 

億人を魅了する生まれ持っての美貌、抜群のスタイル、絶対記憶を司る頭脳、卓越した身体能力、傲りを見せない心根、全てが完璧だった。

 

 

 

故に、彼も父と同じ『退屈』の極地に至った。

 

 

何でも完璧にこなしてしまうが故の『退屈』………それを埋めることが出来るのは、ごくわずかな彼を越える者のみ……

 

 

 

 

 

 

 

父の大左衛門

 

 

 

 

 

 

 

 

母の天城

 

 

 

 

 

 

 

 

『刀』の局長『渡辺剛蔵』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

剣術の師『柳宗尊』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、浅倉総介………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼の退屈を心の根本から埋める事ができたのは、18年近くの人生で、わずか5人だけであった。

 

 

 

 

 

二乃はこの瞬間、海斗を……『実物』を見てしまったのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『おとぎ話』から現れた『本物』を………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

 

「……どうやら、『見た』ようだね」

 

 

海斗の言ってることを、二乃は理解出来なかったが、それでも、何なのかは感じていた。

 

 

 

 

だからこそ、二乃は自然と口に出たのかもしれない。

 

 

 

 

 

「………しないで」

 

 

 

 

「?」

 

 

 

 

「バカにしないでよ!!」

 

 

「………」

 

そう叫ぶ二乃の目は、若干の潤いを見せていた。

 

 

 

「じゃああの時、肝試しの時、あなたが私が崖から落ちるのを助けてくれたのは何だったの!?

 

 

あなたの退屈を埋めるおもちゃが無くなるのがそんなに嫌だったの!?

 

 

 

そんなことのために、あんな必死な顔をしたって言うの!?」

 

 

「………」

 

海斗はそれに答えなかった。彼とて、『刀』に所属して、幾度となく命のやり取りを行い、見てきた。それを知るからこそ、『その程度』の理由で、二乃を見捨てたりは絶対にしない。どういう訳か、あの時は全ては思考ではなく、本能がそうさせたのだ。

 

 

 

 

 

 

『この子を助けなければ』と……

 

 

 

 

 

 

 

だからこそ、海斗は回答を持たなかった。敢えて口にするならば、「体が勝手に動いた」と言うべきか………

 

二乃の瞳から、だんだん涙が溢れてくる。

 

「私は!最初はあなたに惹かれた!みんなの憧れの『海斗君』に!

 

 

 

 

 

誰よりもカッコいい『海斗君』に!

 

 

 

 

 

みんなが好きになる『海斗君』に!

 

 

 

 

 

でも、柚子さんに全部聞いて、それで、ショックだった………

 

 

 

 

 

でも、あなたを嫌いになれなかった

 

 

 

 

 

ずっと、お礼を言いたかったの

 

 

 

 

私を助けてくれたことを

 

 

 

 

 

あれが、あの時のあなたの顔が無かったら

 

 

 

 

今頃私は、もうあなたに会ってないわ

 

 

 

 

あの時、私を助けてくれた……それさえも、あなたの『退屈』を埋めるための暇つぶしだって言うの!?

 

 

 

 

 

所詮は『暇つぶし』の一環だって言うの!?」

 

 

 

 

 

「違う!」

 

 

「!!」

 

海斗は思わず、声を荒げて否定してしまった。そして、それを後悔し、右手で口を押さえる。

 

 

 

……何をしてるんだ、僕は……

 

 

 

冷静になれ……

 

 

「………二乃ちゃん、僕だってちゃんとした倫理観は持っているんだ。

 

 

 

人の命を、自らの興を満たすために利用するのは、僕の流儀ではないし、

 

 

 

そんなことのために、君を助けはしない。分かるね?」

 

 

「………ええ、私、ちょっと興奮して……ごめんなさい」

 

 

「いや、僕も思わず君に怒鳴ってしまった。ごめんね」

 

 

それから、またしばらく沈黙が続いた。

 

 

 

「………二乃ちゃん、君はどうしたいんだい?」

 

「………え?」

 

 

「僕にあの時の礼を言いたい……それなら、最初にそう言えばいいだけのことだ。後は僕と連絡を断つなり、会わないなりすれば良い。

 

 

でも、君はそれだけじゃない、他のことも伝えたいようだけど、それは何かな?」

 

「………」

 

 

二乃は、言葉に詰まってしまう。アイナに相談してから、二乃は考え続けた。そしてテストがやってきた頃、二乃はとある答えに辿り着いた。

 

 

 

しかし、そうなってしまえば、もはや後戻りは出来ない。

 

 

 

今まで自分がしてきたことへの裏切りになる。

 

 

 

それは、総介と愛し合う三玖への裏切りでもあった。

 

 

 

 

 

「………私は……」

 

 

「……言いたくなければそれもいいよ。それで君が満足なら、僕もこれ以上追求はしないさ」

 

 

「………」

 

 

 

 

ここで言ってしまえば、この先は自身にとって、とんでもない茨の道となる。

 

 

 

 

それに、自分は耐えられるだろうか……

 

 

 

 

 

 

ん?茨の道?

 

 

 

 

 

『君が行こうとしてるのは茨の道だ。うまくいくはずない。後悔する日が必ず訪れるだろう』

 

 

 

 

先程、『マルオ』が自身に言ったことを思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(………今更よね、茨の道なんて)

 

 

 

 

一方の道は、自身で、皆で進むと決めた。なら今更、茨の一つや二つ、増えようともかまやしない。

後悔なんて、死んだ後にいくらでもすればいい。

 

 

だが、ここで行かなければ、その後悔はすぐに訪れるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なら、私のすることは………

 

 

 

 

 

 

二乃はそのまま、海斗に向かって歩を進め、近づいていく。

 

 

「?どうしたいんだい、二乃ちゃry」

 

 

 

 

「黙ってて」

 

 

海斗の言葉を遮り、二乃は海斗のすぐそばまできて、背伸びをして右手で彼のネクタイを掴み、引き寄せ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海斗の唇を、自身の唇に重ねた

 

 

 

「!」

 

 

 

「んっ!……」

 

 

さすがの海斗も、ネクタイを握られたあたりから察していたようだが、まさかのマウストゥマウスだということは想像しておらず、目を開いて驚いた。

 

 

 

「……ぷはぁっ……」

 

やがて、数秒続いた二乃のファーストキスが終わり、2人の顔が離れる。

 

 

「………これだけやって、その程度なの?」

 

 

「……いや、十分驚いているよ」

 

 

二乃の頬は赤くなって、少し汗をかいているが、海斗は顔色は変わらないが、少し眉を上げている。

 

 

 

「まぁいいわ……」

 

 

 

 

 

そう言って、二乃は海斗を見上げながら、彼にこう告げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宣戦布告よ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたを、私に夢中にさせるわ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何年かかってでも、私は諦めない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヨボヨボに歳をとっても

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

死んでも、あの世であなたを追いかけ回してやるわ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私とあなたの、一生をかけた大勝負よ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

覚悟しなさい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

 

 

 

二乃の宣誓に、海斗は言葉が完全に無くなった。対して二乃は、言ってしまった恥ずかしさ故か、顔を真っ赤にさせる。

 

 

 

 

「……な、何か言いなさいよ」

 

 

 

「………ふ」

 

「ふ?」

 

 

「ふっふふふっ………ふふっ、はは、ははははは!」

 

突然、海斗が笑い出した。それはもう今までにないくらいに大笑いだ。

 

「ち、ちょっと!何なのよ!こっちは真剣なのよ!」

 

 

「ははは、ごめん二乃ちゃん。でも、これは僕も予想出来なかったから、ははは」

 

「!も、もう!ちゃんと聞いてry!!!」

 

 

 

直後、二乃は喋れなくなってしまう。理由は簡単。

 

 

 

 

 

 

 

今度は、海斗が二乃の唇を塞いだからである。

 

 

 

 

「!??」

 

海斗からのキスに、パニックになってしまう二乃。

 

やがて、唇が離れる。

 

 

 

 

「か、かかかかかかか海斗くん!??いいいい今なななななにをををををを!!?」

 

「そりゃ、宣戦布告されたんだから、こっちもそれに応えてないとね」

 

二乃は自分からしておいて、海斗からのキスに羅列が回らなくなってしまうが、海斗の方は余裕の表情である。

 

 

 

「その気持ち、しかと受け取ったよ

 

 

 

 

 

大門寺家が次期総帥、大門寺海斗

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中野二乃からの宣戦布告を、快く受諾致す

 

 

 

 

 

 

 

 

僕はそう負けるつもりはないよ、二乃ちゃん」

 

 

 

 

 

不適な笑みを浮かべる海斗に、二乃も、赤くなった顔で必死に笑みを作りながら返す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「望むところよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私だって、必ずあなたに追いついてみせるわ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見てなさい、海斗君」

 

 

 

 

 

 

二乃言葉を最後に、2人は、今度は両者共に、顔を近づけて、唇を重ねた。

 

 

二乃は、涙を流しながら海斗の唇を、受け入れた。

 

 

3度目の口づけは、それはそれは長い時間続いたという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かくして、中野二乃の宣戦布告により、大門寺海斗との両者の間に、戦いの幕が切って落とされたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後にこの戦いは、総介命名により『リア充のリア充によるリア充のための戦争』と名付けられることとなる。

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、店の中では……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「野郎どもーー!上杉の奢りだーー!全メニュー喰らいつくせーーー!!!」

 

「ヒャッハァァア!!ケーキですー!全種類食べ尽くしますよー!」

 

「侵掠すること『火』の如く、いただきます」

 

「上杉さん太っ腹ですね〜!美味しいです〜!」

 

「いや〜、余った分は持って帰ることができて、食費が浮いて助かるよ♩ありがとね〜♩フータロー君〜♪」

 

 

 

 

 

「………らいは、お兄ちゃんちょっと死んでくるわ」

 

 

 

 

風太郎の奢りにかこつけて、好き放題する姉妹と総介の姿があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「少しはコッチを気にしなさいよコラァ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、今回のその他の試験結果……

 

 

 

 

・浅倉総介

 

国語……81

数学……52

理科……56

社会……93

英語……70

五計……352(学年50位ぐらい)

 

 

 

・大門寺海斗

 

国語……100

数学……100

理科……100

社会……100

英語……99(教師が筆記体のスペルを読み間違えたので実質100点)

五計……499(学年1位)

 

※備考……試験勉強一切行わず

 

 

 

・渡辺アイナ

 

国語……91

数学……96

理科……91

社会……98

英語……100

五計……476(学年3位)




これにて学年末試験編、そして7巻分は終わりとなります。
次回から温泉旅行編です。ぶっちゃけこれも総介にとってはあまり重要なことでは無いですので、6.7話ぐらいで終わらせて次章へと参ります。

今回もこんな駄文を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!










『バクチ・ダンサー』まであと??話
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