世界でたった一人の花嫁と銀ノ魂を持つ男   作:ハムハム様

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とりあえずは、ここから原作は11巻のところです。


そして『嫁魂』を始めて以来、初となる総介が一切登場しない回となります。


87.『五つ子』

これは、ヘッドホンが特徴的で

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歴史好きな五つ子の三女

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………の妹が

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『鬼の子』と呼ばれ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

銀の魂を持つ現代に生きる侍と

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かつて恋をした男の子に出逢うまでのお話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

むか〜し、むか〜し

 

 

 

 

あるところに、顔も服も身体も、全部がそっくりな女の子が"五人"いました。

 

赤く長い髪に、白い服、青い瞳に、可愛らしい顔………

 

まるでおなじ子供が五人もいるかのような錯覚に陥るようでした。

 

これには影分身の術を使う忍者たちもびっくりです。

 

どうなってるんだってばよ………

 

「先生が言ってたんだけど、瓜を半分に切っても同じ形だから『瓜二つ』らしいよ」

 

「瓜って何?」

 

「わかんなーい」

 

「食べ物って言ってた」

 

「それならメロンだってそうじゃない?」

 

「『メロン二つ』は変じゃない?」

 

「だねー」

 

「うーん……」

 

「ん?どうしたの、四葉?」

 

「瓜は五つに切っても同じなのかな」

 

「あはは、じゃあ私たちは『瓜五つ』だね」

 

一体誰がしゃべっているのか、皆目検討もつきません。服に名札でもつけといてほしいものです。

 

そんな五つ子は、よく皆に間違えられます。

 

二乃が三玖だったり、五月かと思ったら四葉だったり、一花を呼んだらそれはそれは四葉だったり………もうしっちゃかめっちゃかです。

 

ですが、五つ子は全く気にしていませんでした。むしろ間違えられるのは………

 

そっくりだと思われるのは、彼女たちにとって褒め言葉だったからです。

 

そんな五つ子は、色んな所で役に立ちます。

 

とあるサッカーの試合では、五つ子ならではの以心伝心が如き息の合った見事なコンビネーションと、相手のマークを混乱に陥れてしまうことで、見事に助っ人として幾度となく勝利に導きます。

 

その中でも、四女の『四葉』は、運動が得意でした。

 

彼女の運動神経は、サッカーチームの監督も認める所でした。

 

「お前たちも四葉をお手本にしてしっかり練習するんだぞ!」

 

「………お手本かぁ………」

 

これが、おそらくは五つ子で初めて生まれた『違い』でした。

 

 

 

 

 

 

………………………………

 

 

 

そんな五つ子たちには、『お母さん』がいました。

 

お母さんは学校の先生をしていて、とても美人だと巷では有名だったのですが、無表情で、生徒達から慕われていると同時に、恐れられてもいました。

 

ある人曰く「全学年の男子は彼女にメロメロだった」とか。

 

そんなお母さんは、体が弱く、病院によく通っていました。

 

ですがお母さんは、自分のことよりも、娘たちのことを心配し、愛していました。

 

ある時、お母さんが家に帰った時に、五つ子たちが元気になったお祝いに、彼女にお花を贈りました

 

そんな娘たちを見て、お母さんはみんなを思いっきり抱きしめました

 

「私にとっては、あなたたち五人が健康に過ごしてくれるのが、何よりの幸せです

 

 

 

 

ありがとう」

 

 

決して裕福とは言いきれない、むしろ貧しい暮らしでしたが、

 

それでも五つ子たちは幸せでした。

 

 

 

 

………………………………

 

 

 

 

 

日にちは変わり6月………

 

「五月!いつまでくっついてるの!」

 

「早くしないと修学旅行に置いて行かれちゃう」

 

今日は修学旅行の日。五つ子たちは京都に行くために駅にいたのですが、どうやら末っ子の『五月』が、見送りに来たお母さんに泣きながらぎゅーっと抱きついて、一向に離れようとしません。

 

どうやら、五つ子の中で特にお母さん離れが出来ていないようです。

 

それを、長女の『一花』がなんとか離します。

 

「う〜……一花は寂しくないの?」

 

「お母さんと離れるのが嫌なのは皆同じだから」

 

そんな途中、駅の向こうである人を見かけます。

 

「あ、あの人またいる」

 

「ああ、お医者さん」

 

どうやら、五つ子のお母さんを見てくれているお医者さんでした。

 

そしてお母さんはこう言ってました。

 

「私のファン、らしいです」

 

 

 

………………………………

 

 

 

新幹線が目的地の京都に到着し、皆で京都駅を歩いていた時のこと……

 

「さすがにすごい混んでるね」

 

「迷子になっちゃいそう」

 

「逸れないように手を繋ご」

 

そう言って一人、また一人と手を繋いで行きました。

 

そして最後………

 

「はい、四葉も………」

 

と、四人目が四葉に手を伸ばすと………

 

「あれ?

 

 

 

 

 

四葉?」

 

そこに四葉はいませんでした。

 

 

 

………………………………

 

 

 

「うーん、あれも違う………えらいことになってしまった………」

 

四葉は一人で、迷子になってしまったのでした。

 

(早く見つけないと私だけ取り残されちゃう。私たちは五人一緒じゃなきゃいけないのに……

 

 

 

……本当にそうなのかな……?

 

 

 

皆の所に戻った方がいいんだよね……?

 

 

 

ってだめだめ!こんなこと考えちゃ……)

 

 

この時に逸れたのが、四葉以外の子だったなら、全ては変わっていたのかもしれません………

 

「あーあ、あの男の子みたいに一人旅できる勇気があればなー」

 

四葉は、下の階段に一人寂しく座っている金髪の男の子を見つめながら呟いていると……

 

男の子に変な格好をした女の人が近寄って行きます。

 

続いて、お巡りさんが二人やってきます。

 

どうやら、変な格好の女の人が、男の子に何かされたと言ってるようです。

 

 

 

 

 

 

「その人は無罪だよ」

 

気づいたら四葉は、声を出していました。

 

「私、見てたもん」

 

その言葉の後に、金髪の少年は四葉の方に振り向いて言います。

 

 

「お前、誰?」

 

 

 

 

………………………………

 

 

 

 

そこからなんやかんやあって、行動を共にすることとなった二人。

 

時間はあっという間に経過し………

 

「あ、もうこんな時間」

 

「げ……とっくに夜じゃねーか」

 

清水寺に行ったり、そこでお守りを買ったり、二人で色んなところを周ったりしていると、気づいたら辺りはもう真っ暗。

 

上を見れば、星空が広がっていました。

 

「お前が連れ回すから……」

 

「『風太郎君』だって結構ノリノリだったよ?」

 

どうやら金髪の少年は『風太郎』という名前みたいです。

 

二人はどこかの神社で立ち往生してしまいました。

 

お金も、四葉はお守りを五つも買ったせいでスッカラカン。

 

風太郎は緊急事態にも関わらず、持っていたなけなしの200円を賽銭箱に投げ入れるという奇行に走ります。

 

 

何やってんだお前!?

 

「あっ、無くなっちまった」

 

「え?」

 

「俺んち、貧乏で毎回5円なんだよ。ケチィよな」

 

その後で……

 

「って、今の金で電話すりゃ良かった……ま、誰か見つけてくれるだろう」

 

(何この男の子……)

 

風太郎の奇怪な言動に、四葉もドン引きします。

 

すると、四葉がこんなことを風太郎に聞きました。

 

「風太郎君は……お金がなくても辛くない?」

 

「?どういうことだ?」

 

「うちもそうなんだよね……

 

家族のために、お母さん一人で働いてくれてるんだ

 

 

 

私は辛くない。でも、そんなお母さんを見るのは辛いよ」

 

「……うちも同じようなもんだ。そりゃ金持ちの家だったらいいに越したことはないが、仕方ねーだろ」

 

 

 

 

「……そうだね。でもたまに思うんだ。

 

 

 

 

 

自分がいなきゃ、もっとお母さんは楽だったのにって」

 

「!」

 

四葉の言ったことに、風太郎も驚きます。

 

「お前………」

 

「だから………

 

 

 

これからたくさん勉強して、

 

うーんと賢くなって、

 

とびっきりお給料のもらえる会社に入って、

 

お母さんを楽させてあげる!

 

 

 

 

そしたらきっと、私がいることに、意味ができると思うんだ」

 

四葉の言葉を聞いた風太郎は、顔をポカンとさせながら、こう言いました。

 

 

 

「すげぇ………お前、大人だな」

 

「え?」

 

「俺、自分が子供だからって諦めてた

 

今の環境とか、立場とか全部………

 

 

自分が変わって自分で変えりゃいい!

 

そういうことだな!」

 

「ま、まぁ。なんか照れる……」

 

目の前まで近づいて来る風太郎に、四葉も照れてしまいました。

 

「………妹がいるんだ。

 

まだ小学校入りたてなんだけどな

 

俺もめっちゃ勉強して

 

めっちゃ頭良くなって

 

めっちゃ金稼げるようになったら

 

妹に不自由無い暮らしをさせてやれるかもしれねぇ

 

 

 

 

 

必要な人間になれるのかもな」

 

そう笑いながら言う風太郎に、四葉は思わず彼の手を握って………

 

 

「頑張ろう、二人で!

 

 

 

 

 

私はお母さんのために

 

 

 

 

風太郎は妹さんのために

 

 

 

 

一生懸命勉強しよう!」

 

 

「………ああ!」

 

 

 

二人は約束しました。お互いの家族のために、一生懸命勉強を頑張ることを………

 

「………そういや、さっきの200円分の願い事がまだだったな

 

俺とお前で100円ずつ、神様に頼んだこうぜ

 

 

 

いつか万札を入れられる大人になれるようにな」

 

二人は神社に手を二回ぱんぱんっと叩いて、目を閉じてお願い事をしました。

 

 

 

「………なんてお願いしたの?」

 

「こういうのは言っちゃダメなんだぞ」

 

 

すると、二人の後ろから、カッと眩しい光が発せられ……

 

 

「な、なんだ!?」

 

「………あ!」

 

四葉が後ろを見ると、そこには、朝見た人が………

 

 

 

 

 

「四葉君。何をしているんだい?」

 

 

 

 

 

 

 

………………………………

 

 

 

 

 

ところ変わって、四葉は無事に姉妹たちと合流することができ、宿に戻った後のこと………

 

「え!あの人わざわざここまで捜しに来てくれたの?」

 

「学校から連絡もらったお母さんが相談したみたい」

 

「そうなんだ。でもお陰であんたとその男の子………風なんとか君が見つかって良かった。心配したんだから」

 

「ごめんね、二乃」

 

風太郎と一緒に保護された四葉は、二乃と宿の廊下を歩きながら話をしていました。

 

「まだこの旅館にいるんでしょ、風なんとか君………ああもう、めんどくさいし風君でいっか!」

 

「うん!学校の先生が迎えに来るまでにもう一度会いに行くんだ。二乃も行く?」

 

「私はいいよ……」

 

「えー、すっごく面白いんだよ。

 

………それでね、200円入れて、無くなっちまった!だって!」

 

「四葉………え?」

 

二乃が、風太郎の話をする四葉を見て、何かを感じた瞬間、彼女は何かを目撃しました。

 

「え………?」

 

「?」

 

二乃はそのまま廊下の向こうを指さすと、四葉もその方を見ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

そこには…………

 

 

 

 

 

 

「あれって………」

 

 

指を差した方には、四葉、二乃にそっくりな姉妹が、風太郎と笑いながら楽しそうに話をしていました。

 

風太郎は気づいていないのか……いえ、四葉は彼に自分が五つ子だと言っていません。間違いなく、今話している相手を四葉だと思ってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、それは一花でした。

 

 

 

 

少し前………

 

 

「今日ね!すっごく面白い男の子に会ったんだ!それから一緒にこのお守り買ったんだ!今も大広間にいるんだって」

 

他の四人に風太郎の話をする四葉。それに興味が湧いたのか、一花は彼のいる大広間に向かいました。

 

「あ」

 

そこには、ごろんと寝そべる風太郎がいました。

 

「よっ、来てくれたのか」

 

どうやら、自分を四葉だと思って話しかけてるようです。

 

一人で退屈してたところだ。何かしようぜ」

 

 

「じゃ、じゃあ、七並べ!」

 

そうして二人は、迎えが来るまでの束の間、トランプをして遊んでいたのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、廊下に出てきたとこを見た四葉………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時、四葉は初めて『五つ子』である自分に、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆と『そっくり』な自分に…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絶望しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初めて好きになった男の子が、別の子を四葉と間違えていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そっくりだと言われるのは、褒め言葉………そう思っていたのに………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこから、四葉の何かが壊れはじめました。

 

 

 

 

 

 

 

 

………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

修学旅行を終えて、五つ子はとある島で自分達のおじいちゃんが開いている『虎岩温泉』に来ていました。

 

「お母さん、本当に病気治ったのかな………」

 

「修学旅行から帰ってから、ずっと体調崩してるよね」

 

この頃、お母さんの体調が芳しくないことを、五つ子も感じていました。そんな中……

 

「四葉、髪乾かした?ドライヤー貸して」

 

温泉から上がって、身体を拭いたり、髪を乾かしたりしている中、四葉は一人、頭に緑色のリボンをつけていました。

 

「え!なにそれ!」

 

「へへー、可愛いでしょ」

 

もうこれで、誰にも間違われることはない。

 

 

『あの時』みたいに、風太郎君にも見分けてもらえる。

 

 

もう『そっくり』は嫌だ

 

 

 

………………………………

 

 

 

数日後、島を後にし、船に乗っている五つ子たち。四葉は、甲板で遊んでいる四人とは違い、一人上のデッキにいました。

 

すると、

 

「四葉、そのリボン、似合ってますね」

 

お母さんがそう言ってきました。見ると、彼女の顔色は良くありません。目の下には隈ができ、光も無く、痩せ細っています。

 

「ありがと……これならもう皆とまちがえられないよね」

 

「………さあ、どうでしょう」

 

「!」

 

「何を身につけているかなんて、大した差ではありません」

 

「そ、それだけじゃないよ!

 

私、皆より勉強して、この前なんて一番だったんだよ。

 

 

 

 

 

勝ってるんだよ

 

私は、もう皆と同じ場所にいない

 

そっくりなんかじゃない」

 

 

 

もう『そっくり』でいるのなんか嫌だ

 

 

 

 

あんな思いをするのはもう嫌だ………

 

 

「お母さーん!」

 

すると、五月が階段を登ってお母さんのもとにやってきます。

 

「見て見てー」

 

「あら、可愛いですね」

 

「四葉を真似して、私も頭に付けてみたんだー」

 

五月を見ると、彼女の頭には、星の飾り物が2つ付けてありました。

 

自分に抱きつく五月を受け止めながら、お母さんは四葉に言います。

 

 

「………四葉、あなたの努力は素晴らしく、何も間違っていません。

 

 

ですが、一番にならずとも、あなたたちは一人一人特別です。

 

 

親として、あなたたちに一緒にいてほしいと願います

 

 

たとえどんなことがあったとしても

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大切なのは、どこにいるかではなく

 

 

 

 

 

 

 

五人でいることです」

 

 

 

 

 

 

 

 

違う

 

 

 

 

 

違うよ、お母さん

 

 

 

 

 

みんなでいたら

 

 

 

 

 

五人でいたら

 

 

 

 

また間違えられちゃう

 

 

 

 

また、『あんなこと』になっちゃう

 

 

 

 

また、風太郎が私を見てくれなくなっちゃう

 

 

 

 

 

五人でいたら

 

 

 

 

誰も見てくれないんだよ

 

 

 

 

 

私『一人』だけを………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………………………

 

 

 

 

 

 

 

修学旅行から2ヶ月が経ち

 

 

 

 

 

 

8月14日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お母さんが、死にました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わああぁん!!」

 

「お母さあぁん!」

 

「うっ、うぅ………」

 

五つ子のお母さんが、死んでしまいました。皆、そのことに泣き続けました。

 

「やっぱり………体調良くなってなかったんじゃん………」

 

「………もう、いないんだね………」

 

 

 

 

「いるよ」

 

「!」

 

「いるんだよ……お母さんは私たちの中に………

 

 

 

 

 

これからは私がお母さんに………

 

 

 

お母さんに『なります』」

 

「五月………」

 

姉妹の中で特にお母さんが好きだった五月が、母の死に錯乱してしまったのか、よくわからないことを言っています。

 

それを見た一花も、心配そうな目で見ていました。

 

「私たち……これからどうなるんだろう……」

 

「おじいちゃんの家………なのかな」

 

「全員でいけると思う………?」

 

「どういうこと?」

 

「おじいちゃんだって大変なのに………もしかしたら………

 

 

 

 

私たち、バラバラに引き取られちゃうのかも………」

 

 

そう話をしていると………

 

 

「失礼するよ」

 

「!」

 

一人の男性が、部屋に入って来ました。

 

「こうやって君たちと話すのは初めてだね。何度か顔は合わせてるはず………

 

四葉君とは修学旅行以来だね」

 

「あ……」

 

四葉がその男性を見ると、その人に見覚えがありました。

 

修学旅行で、自分を見つけてくれた人だったのです。

 

 

彼は、お母さんの遺影に目を向けました。その時、彼が何を思ったのか…………

 

 

それは、本人にしか知り得ません。

 

 

 

 

 

そして、五つ子の方を向き………

 

 

 

 

 

「君たちは、僕が責任を持って引き受ける」

 

 

 

 

 

 

………………………………

 

 

 

 

 

それから、五つ子は苗字を『中野』と変え、新しい生活を始めることとなりました。

 

住む家も、高いマンションの30階、部屋も広く、姉妹一人一人に部屋ができました。

 

 

そして時が経ち………

 

 

 

五つ子は、だんだん『そっくり』ではなくなってきました。

 

 

 

 

一花は髪を短くし、

 

二乃は二つの黒いリボンをつけ、

 

三玖は首元にヘッドホンをつけはじめました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お母さん

 

 

 

 

私たち、中学生になったよ

 

 

 

 

でもね

 

 

 

 

五人一緒なんて無理だよ

 

 

 

 

 

 

 

私たちは、もう一緒ではいられない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、第七章最終話

 

 

 

 

 

 

 

 

『四葉』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四葉が風太郎と再会するまで、あと五年………




個人的な意見ですが、マルオって『物語シリーズ』の『貝木泥舟』に似てるような気がします。普段は屁理屈で無愛想だけど、好意を持っていた『臥煙遠江』の娘の『神原駿河』に対して面倒見が良い………
マルオも同じで、普段は無愛想無表情で理屈っぽいけど、好意を持っていた零奈の娘を全員引き取って面倒を見る。
目元とかも含めて、かなりリンクしている部分が多い気がします。

まぁ、貝木は『詐欺師』、マルオは『医者』という大きな違いがありますけど……

ちなみに、作者は物語シリーズでは貝木と忍野メメとギロチンカッターが大好きです。
イカれてるけど、自分の信念はちゃんと持っている……そんな3人だと思います。




今回もこんな駄文を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!
明日か明後日に、続きを更新する予定です!
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