【SW2.5リプレイ】異世界行ったら女の子になってた件について。   作:TS好きさん

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今回も長め


第七回『決意』 - 2

GM:翌日の昼下がりに入りますね。

GM:キヤは稼ぎに出てたりアルイルは屋敷中を掃除してたり、おのおの自分の事をやっています

 

海音:「うなぁー………やっぱり納得できない………」

海音:「だからといって一口飲んでサニティかけてはなんだかなぁ………」

海音:「あーあ……酒に強くなるアイテムとかないかなぁ………」

 

ミンツ:「サニティかけても酒は抜けないと思うんだけど……」

 

海音:「あ、ミンツ」

 

ミンツ:「この前ぶり?」

ミンツ:掃除道具を持っています。

 

海音:「おう、そこまで経ってないけどな」

 

ミンツ:「あ、うん。そうだけど」

 

海音:「なぁ、酒に強くなるアイテムとかねぇの?」

 

アルイル:「こら、ミンツ。手を止めないで掃除を続けて!」と遠くから

ミンツ:「あ、あー、怒られるしじゃあね」

 

海音:「あ、すまん、じゃましたな」

 

ミンツ:足早に走り去っていきます

 

海音:「あー、他のやつに聞いてそろそろ装備とか買いに行くかなぁ……」

 

アルイル:「カイネ、お客様」

アルイル:なんかむすっとしている

 

トウヤ:「よう、カイネ」

 

海音:「うん、客?誰だ?」

海音:「お、トウヤ、どうした?」

 

トウヤ:「いや、貧相な装備のままじゃかわいそうって思ってな。どーっせ冒険者まがいの事でもやるつもりなんだろ」

 

海音:「そうだな……あ、丁度いい、ちょっと付き合ってくれよ」

 

トウヤ:「……ま、武器の事は無理でも装備品くらいなら、な?」

アルイル:「……むぅ」

 

海音:「アルイルもそんなムスッとするなって」

 

アルイル:「何でもありませんわー! 掃除の邪魔なのでさっさと出てってくださいな!」

アルイル:「ほら、行った行ったー!」

トウヤ:「おわ、押すなってば」

 

海音:「おっとっと、夕飯までには帰ってくるなー」

 

アルイル:トウヤはそのまま外に押し出されてしま居ます

アルイル:「カイネは、支度しないといけませんわ!」

アルイル:「知らないようですし、私がおめかしの仕方を教えて差し上げます!」

 

海音:「え、このままじゃ駄目か?」

 

アルイル:「女性はいつでも綺麗な姿でいないといけません、トウヤ様ともあろうお方が何だが貧相な少女と一緒だなんて知られるのは私が認めません」

アルイル:「ほら、用意します、来てください」

 

海音:「わぁぁ!分ったから引っ張るなって!」

 

アルイル:「いえ、やめません。カイネはどうせ分かってくれないのですから」

 

海音:「ちょ!なんだとー!」

 

 

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アルイル:10~20分経過

 

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アルイル:「最低限かつ簡単なものですが、終わりです。覚えてください」

アルイル:「覚えるまで私が手取り足取り教えて差し上げますので」

 

海音:「あーい………何か疲れた」

 

アルイル:「だんだんと複雑な化粧の仕方も覚えてもらわないといけませんしね」

 

海音:「うへぇ………」

 

アルイル:「英雄である方の隣に立とうとするのなら当然の行いです……」

アルイル:「ノーとは言わせませんからね」

 

海音:「あー、そういえばあいつは英雄って呼ばれてたな……」

海音:「そう考えると、確かに言い訳できない……のかぁ?」

 

アルイル:「そして、認める気はありませんが"英雄の花嫁"です。少なくともそう認識されていることは自覚してください」

アルイル:「トウヤ様ももう少し行動を自嘲していただきたいのですけど……。あの方は気が付けば居なくなりますから……はぁ」

 

海音:「そうだなぁ……いっつもいろんなところに行ってるもんなぁ……」

 

GM:※類は友を呼ぶ

 

アルイル:「貴女もなのですけどね……」

 

海音:「そうかぁ?」

 

アルイル:「リリシャとどこかに行っていると思えばリリシャは意識不明で見つかるし……」

アルイル:「まあまだ前科は少ないとは思うけど、あまりトウヤ様を見習わないようにしてくださいね」

 

海音:「あれはリリシャから呼ばれただけなんだが……」

 

トウヤ:「まだかー?」外から

 

海音:「あ、もういいか?」

 

リリシャ:「……あまり待たせるのも悪いですしね」

 

海音:「おう、教えてくれてありがとうな」

海音:トウヤの所に行きます

 

アルイル:(半分説教のつもりだったのだけど……)

トウヤ:「おそか……、……なんか可愛くなったな」

 

海音:「おう、英雄の近くにいるんだから綺麗にしとけだと」

 

トウヤ:「……そうか、まあお前が綺麗になるんら悪い気はしねえな」

 

海音:「お、やっぱり英雄様も色を好むってか?」

 

トウヤ:「……」

トウヤ:そっぽを向くぞ

 

海音:肘でわき腹を軽くつつきます

 

トウヤ:「……悪かったな」ガチトーン

 

海音:「うりうりー」

 

トウヤ:「いいから、……さっさ行くぞ」

 

海音:「おっとっと、そうだな、行くか」

 

トウヤ:「俺ですら嫌でもわからされたってのによ……、本当にお前は鈍感だな」

 

海音:「ん?何の話だ?」

 

トウヤ:「お前が女になった話だよ。男の俺に言わせんな……親友だから言うけどよ……」

 

海音:「ん?そうそうかわr………お酒飲めないのつらい」死んだ目

 

トウヤ:「あー、らしくなかったわ。まじでさっさ行くぞ」

 

海音:「おーう………」

 

トウヤ:「リリの言っていた意味を理解するとは、俺って女になる才能あるな……。なりたくはないが」

 

海音:「お前は何を言ってるんだ?」理解できないような目

 

トウヤ:「理解できないならこの話はそれまでだ。お前には早かったんじゃねーの?」

 

海音:「え、何お前………女装趣味でもあったとか?」

 

トウヤ:「あほか、お前じゃあるまいし」

 

海音:「これは不可抗力だっての!!」

 

トウヤ:「さっさ行くぞつってんだろ」

 

海音:「解ってるよ……なんだよ全く……」

 

トウヤ:「ったく、痴話喧嘩がしたいならリリとやれ」

 

海音:「?なんでリリシャの名前が出てくるんだ?」

 

トウヤ:「あれだけさせてマジで言ってるのか?」

トウヤ:「……ねーわ、まじでねえ」

 

海音:「え、いや……」

 

トウヤ:「リリに刺されとけ」

 

海音:(意識しないようにしてたのが裏目だったか?)

海音:「ぐ……」

 

トウヤ:「(´Д`)ハァ…」

トウヤ:「この店とかどうだ、大体の道具はそろうぞ」

GM:魔晶石は不足しすぎていて5点石が一人5個までしか買えないようです。

 

海音:「お、良いんじゃねぇの?そこらへんあんま詳しくないから任せた!」

 

GM:それ以上のものは売っていません

 

海音:装飾品類はどうですか?

 

GM:一通りそろっているみたいです

GM:5000G以上のものはなさそうですが

 

トウヤ:「まあ、品薄なんだ。水路の魔族を俺が手っ取り早く処理できればいいんだが……」

 

海音:「ああ、こっち来た時に聞いたやつか」

 

トウヤ:「まあ嫌でも耳にするだろうな」

トウヤ:「今となってはここを守るのが俺の仕事みたいなものだし……、なんせあれが来た時に対処できないと困る」

GM:そう辛そうな顔で吐き捨てるトウヤ

 

海音:「うーん……それは依頼としてあるか?」

 

トウヤ:「あるにはあるがダメだ。お前じゃ力量が足りなさすぎる」

 

海音:「あー……そっか……」

海音:「なんかもどかしいなぁ……」

 

トウヤ:「この街の冒険者に頼ろうにも連日防衛に出てくれてるから強くも言えねえし。八方塞がりなんだな……」

トウヤ:「冒険者の奴らは稼ぐだけ稼ぐ魂胆なんだろうな……」

トウヤ:「どうにもなんねえことばっかだよ……」

 

海音:「……よし買い物終わり!」

 

トウヤ:「結構買ったな」

 

海音:「何があってもいいように準備しないとな!」

 

トウヤ:「料理とかできるのか?」調理道具セットを見て

 

海音:「おん?一人暮らしなめんなよ?」

海音:「自炊ぐらいできるわ」

 

トウヤ:「まあ、腕は鈍ってなさそうだな。そう言えば俺もここ1年近く料理作ってねえな」

トウヤ:「偶にはなんか作らねえと……」

 

海音:「前よりかなんか知らんが手先は器用になったからなー」

 

トウヤ:「弓とか使ってるし、そうっぽいな」

 

海音:「ザ・男飯みたいなやつ以外も作れるんじゃねぇか?」

 

トウヤ:「そう言うのは自分でやっててくれ」

 

海音:「そうだな、後で試してみるわ」

 

トウヤ:「後は買いたいものとかはあるのか?」

 

海音:「うーん………後お酒!」

 

トウヤ:「嗜好品は高いぞ」

トウヤ:「価格にして市場価格の大体10倍だな。安くて4倍くらいか」

 

海音:「エールみたいな感じのやつから入って体を慣らそうかとな」

 

トウヤ:「それに、今のお前じゃ飲めないだろ」

 

海音:「だから慣らすために回数を重ねるんだよ」

海音:「そしたら自然と強くなって前みたいに飲める……ならいいなぁ……」

 

トウヤ:「アルコールがどれだけ飲めるかってのはな、遺伝なんだぜ?」

トウヤ:「だからやめとけ」

 

海音:「いいや、止めないね!酒は命の洗濯なんだ!」

海音:「飲みすぎは確かに駄目だが嗜むぐらいには飲めるようになりたい!」

 

トウヤ:「お前の場合は人格の崩壊だがな」

トウヤ:「たかだか一口程度で記憶が吹き飛ぶようじゃ、洗濯以前の問題だろ。例えるなら水アレルギーってレベルだぞ」

 

海音:「ふん!言ってろい!ぜっっったいに強くなってやる!」

 

トウヤ:「そっくりそのままその言葉を返してやるよ。絶対に変わんねえよ……」

 

GM:お酒を買いにお店へ向かいます

GM:トウヤが渋々案内してくれます。

GM:ですが、酒蔵に入る直前で生命抵抗力判定をどうぞ。

GM:カイネは以上にお酒に弱いのでボーナスなしで2dで11以上を出してください

 

海音:は?(威圧)

 

海音:キレそう コロコロ……失敗。

 

GM:では記憶が吹っ飛びます

GM:起きると部屋にいました。

 

海音:「……………今の俺なら神殺しが出来る気がしてきた」

 

トウヤ:「あー、起きたか」

トウヤ:「酒屋の店主が酒盛りしててな、度数の高い酒を酒蔵中に振りまいてたらしい……」

トウヤ:「たまに変なことやってんだよ酔っぱらって」

トウヤ:(店主を止めるのつかれた……)

 

海音:「ちょっと神様の所に行ってぶん殴ってくる」真顔

 

トウヤ:「どこにいるってんだ」

 

海音:「やめろ!とめてくれるな!!」

 

トウヤ:「止めなくても見つからないんだろうがな……」

 

海音:「一発殴らなきゃ気がすまん!!!」

海音:「うがぁぁぁぁ!!」

 

トウヤ:「まあ落ち着けよ、成長したら耐性が付くかもしれないだろ? まだ体は比較的子供なんだし……」

 

海音:「うううぅぅぅぅぅぅ…………」涙目

 

トウヤ:「ハァ……」

トウヤ:(可愛いんだが……、中身がこれじゃなあ……)

 

海音:布団の中でじたばたします

海音:「お酒お酒お酒ぇ~!!」

 

トウヤ:「エール、一応買っておいたから部屋の隅に置いてる。まあ飲むんじゃねえぞ」

 

海音:バット起き上がります

 

トウヤ:「観賞用だ、いいな?」

トウヤ:「まあ飲めばアルイルに殺されるだろうな。精神的に」

 

海音:「ううぅぅぅ……とうやぁぁぁぁ…………あ゛り゛か゛と゛お゛お゛お゛お゛……」

海音:縋りついて泣き出します

 

トウヤ:「泣きつくんじゃねえ、気持ち悪い」

トウヤ:「俺も叱られるから、ぜったいに飲むなよ!?」

 

海音:「ぞんなごむだいなあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

 

トウヤ:「やっぱお前は信用できねえわ」

トウヤ:「俺が要塞に持ち変えって倉庫で大事に保管しておいてやる。ちゃんとラベルもつけてやるから安心しろ」

トウヤ:ヒョイとエールの入った樽を持ち上げます

 

海音:「ああぁ!?まって!?待ってくださいトウヤさまぁぁぁ!?」

 

トウヤ:「放置したら絶対飲むだろ、お前」

 

海音:「当たり前だろ何言ってるんだ………あ」

 

トウヤ:「じゃあな」

 

海音:「まってぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

トウヤ:「飲みたくなったら要塞に来いよ~。飲ませねえけどな」

 

海音:「ああぁぁぁぁぁ…………おしゃけぇぇぇ……」

 

トウヤ:(やっぱ中身がダメだな)

トウヤ:ひらひらと手を振って去っていきます

 

海音:「あああぁぁぁぁ………まってぇぇぇぇぇ………」

 

トウヤ:「子供が酒を呑もうとするんじゃないよ、まったく」

GM:尤もである

 

海音:「21なのにいぃぃぃぃ………」

 

GM:肉体年齢をダイスで決めよう!(唐突)

 

海音:唐突ゥ!

 

GM:ではー、勝手に振ります。

 

海音:は?

 

GM:6d3

SwordWorld2.5 : (6D3) → 14[2,3,1,3,3,2] → 14

 

海音:若い、若くない?

 

GM:妥当な気がする。

GM:結果が気にくわないなら振ってみたらええんとちゃいます?

 

海音:やったるわ。

海音:6d3

SwordWorld2.5 : (6D3) → 10[2,2,1,3,1,1] → 10

 

GM:わかいね

 

海音:もう一回振り直させてぇぇ!?

 

GM:しょうがないにゃあ、一回だけよ

 

海音:6d3 やったぁぁぁぁ!

SwordWorld2.5 : (6D3) → 8[2,1,1,2,1,1] → 8

海音:ぁあぁっぁぁぁ!!!??

 

GM:下がっていく……!!

GM:これは定められた運命!!

 

海音:止めろおおおぉ!!?

 

GM:もう一回いいでしょう……ただし、4d5で

 

海音:4d5

SwordWorld2.5 : (4D5) → 12[4,2,5,1] → 12

海音:……。

 

GM:どうします?

 

海音:14歳で

 

GM:はいな

GM:振った意味無しなのは草

GM:まあ、エールはトウヤが持ってっちゃった

 

海音:「あああぁぁぁぁぁ………」

海音:嘆き悲しみます

海音:「お酒ぇぇぇ……待ってくれよぉぉぉ……俺を……俺を置いて行かないでくれよぉぉぉ……」

 

キヤ:「……えっと、カイネちゃん、何やってるの?」

 

海音:「………お酒との悲しい別れ」

 

キヤ:「……あー、うん、そっか」

キヤ:「辛かったね?」

 

海音:「うわぁぁぁ……きやぁぁぁぁ……」

 

キヤ:「うひゃ、なんで泣いてるの、お酒くらいで……」

 

海音:「お酒……くらい………?」

 

キヤ:「へへ?」

 

海音:ゆらぁっとゆっくり立ち上がってゆっくりとキヤのもとに歩き出します

 

キヤ:「にゃー!? こわいこわいこわい!」

 

海音:「お~さ~け~は~なぁ~………」

 

アルイル:ワインボトルを持って後ろを通りがかります

ミンツ:後ろに追従していますね

 

海音:ばっと振り返ります

海音:「………」

 

キヤ:「あ、ああ、アルお姉ちゃんだ!」

アルイル:「……? どうされたのですか?」

 

海音:血涙と手を白くなるまで握りしめて耐えます

海音:「………いや、何でもないよアルイル」

 

キヤ:「カイネちゃんが、こわいの!」

 

海音:その顔は悟りを開いたような顔をします

 

アルイル:「……? なにか理由が?」

 

海音:「いや、ほんと何でもないよ……うん」

 

アルイル:「そうですか……」

ミンツ:「アル、早くいこ」ワイングラスを二つ持ってます

アルイル:「ええ」

 

海音:(ちくしょおおぉぉぉぉ!!)

海音:「はは………」

 

GM:そんなこんなでカイネのお酒への思いは募るばかりなのであった……。

 

 

================================

 

 

GM:翌日、ああたははやくからお見舞いに来ています。

リリシャ:スー……

 

海音:「よぉ、リリシャ」

海音:「ちょっと早いがお見舞いに来たぞ?」

海音:「昨日もさ、アルトが俺に酒を飲ませてくれなくてよぉ、いやぁまいったまいった」

海音:「……なぁ、呆れでもいいからさ、早く目を覚ましてくれよ」

海音:「俺さ?あの選択には後悔は無いんだ」

海音:「だけど……だけど、もっといい助け方があったんだと思うんだよ」

海音:「あんな、先延ばしで後に反動が来るような救い方じゃなくて」

 

猫:「にゃー」病室の隅で丸まっています

 

海音:「あいつに操られる前に助けれたのかもしれないのに……俺が……俺が失敗しちまってよぉ………」

海音:「ごめんな……ごめんな、リリシャ……こんなつらいことをしちまってよぉ……っ!」

 

猫:「なう……」

 

海音:片手を握りながら手を額に当て祈るような体制で泣きます

 

リリシャ:『こんなにも思ってもらえるなんてうれしいものね』

 

海音:「………ははは、ついに幻聴まで聞こえるようになっちまったのか?」

 

リリシャ:「……」スー…スー…

 

海音:「……そう、だよな……話せるはず……無いもんな……」

 

猫:『存在を否定されるのは傷つく』

猫:「なう~」

 

海音:「…………へ?」

 

猫:『それに、カイネがお酒に弱いということも知れたし……』

 

海音:「………りりしゃ?」

 

猫:「……」

 

海音:「……聞き間違いか?」

 

猫:『いるけど、そのベッドに』

 

海音:「へ?え、りり、え?何で?」

 

猫:『ベッドにいるのは私の身体だけだけどもね』

猫:「なう」ベッドに昇る

 

海音:「え、へ?あ、あぇ?」

 

猫:『今の私は危険な状態。おそらく自力で回復しきるのは不可能ね』

猫:ぺろぺろとリリシャの手をなめる

 

海音:「え、ちょ、ちょっと待ってくれ……お願い、いったん整理させて?」

 

猫:『どうぞ』

 

海音:「ま、まずはリリシャの今の状況は?」

 

使い魔:「この子は私の使い魔。新たに契約を行ったわ」

使い魔:『私? 正直回復は絶望的ね。このホムンクルスの体のつくりは特殊だもの』

 

海音:「あ……あの鳥は解除させちゃったもんな……」

 

使い魔:『いえ、正確にはさせられたが正しいわ』

 

海音:「いや、そうなんだけども……」ばつの悪そうな顔

 

使い魔:『カイネは気負いすぎ。そこがスキなのだけど』

 

 スキにも種類がある。

 隙、鍬、鋤……。

 

海音:「くぅぅ……そ、」

海音:「それで体のつくりが特殊っていうのは?」

 

使い魔:『簡単に説明するならば魔法生物と人族の中間というべきね。ルーンフォークとは微妙に違うわ』

使い魔:『一応この状態でも身体を動かすことはできるのだけど、十分な力も発揮できない。そのうえ通常稼働であれば数十分と経たないうちに動けなくなる』

使い魔:『研究の途上だった。3体とも数十年レベルで稼働できていたのは奇跡と言うべき』

使い魔:『正直なところレイスになって貴女に纏わり憑くのも良いのだけど、愛せないし愛してもらえない』

使い魔:『だから私の身体の修繕を手伝ってもらいたいのだけど……』

 

海音:「そんなこと言わないでくれよ、俺に手伝えるんだったら何でもするぜ?」

 

使い魔:『なら話は決まったわね』

使い魔:『夜、またここに来てもらえる?』

 

海音:「おう、わかった」

 

使い魔:『ありがとう、優しいところも貴女の魅力ね』

 

海音:「な、なんか照れるな………」

 

使い魔:『貴女の弓で一時的な修繕も頼みたいの』

使い魔:『そうすればある程度動くことができるようになると思う』

 

海音:「……それは大丈夫なのか?」

海音:「後の反動がすごいが」

 

使い魔:『貴女の弓の力、あれは対象を正しい状態にする働きがあると私は考えているわ。あの時、マナの流れに異常もなかったし』

使い魔:『ここでの、正しいの定義はそのモノが正常に動く事を指すわ』

 

海音:「だが1日経つとそそれと同じぐらいの反動が来る」

 

使い魔:『それならその時に掛け直してもらうだけ。私は貴女になら殺されてもいい』

使い魔:『それだけの覚悟はある』

 

海音:「そんなことするわけないだろ!?」

海音:「絶対に……絶対にするもんかっ!」

 

使い魔:『ふふっ♪』声は愉しそうにしている。

 

リリシャ:「魔法王であった私も、次に魔女として恐れられた私も、森に篭りきりだった私も。そして今の私も、貴女を認めているの」

リリシャ:寝ていたリリシャが貴女の頬に手を伸ばします。

 

海音:「……ぁ」

 

リリシャ:「だから、私の所有物(もの)になりなさい?」

 

海音:「ぁ……………はぃ………」

 

リリシャ:「いい子、いい子……」頬をやさしくなでます

 

海音:「…………ぁぅ……」顔真っ赤っか

 

リリシャ:気が付くとベッドに再び横たわっている。

リリシャ:「……」スゥ……

 

海音:「………………」ぽぉっとしている

 

使い魔:「なう……」

 

海音:「……………はっ」

海音:「と、とりあえず、夜にだな!!?」

 

使い魔:リリシャのベッドの上で寝始める

 

海音:「ぅぅぅぅぅぅぅぅ………」

海音:顔を真っ赤にしながら部屋を出ます

 

トウヤ:「お、カイネ。どうした?」通りがかった

 

海音:「なんでもない!!!」

 

トウヤ:「お、おう……?」

 

海音:そのまま通り過ぎます

 

トウヤ:「ど、どうしたんだアイツ?」

トウヤ:(キスの事でも思い出したのか?)

 

 トウヤはカイネの挙動不審さに何かを感じ取る。

 だが気恥ずかしいのか、目を背けて見なかったことにした。




見直して一言

PL:ここで自分自身が落ちたのである。

GM:GMもキュンってきた。

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