【SW2.5リプレイ】異世界行ったら女の子になってた件について。   作:TS好きさん

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まだまだ続く。強行軍。


第三回『出会いの街』 - 1

 茨の道を進むGMとPL。

 いい加減に休んだらどうなのだろうか。

 

GM:髪も顔も服装も乱れていた。当然、心も。

GM:苦悩に満ち溢れたその表情から何が起こったのかを汲み取ることは出来ない。

GM:彼女は大事そうに布の包みを抱えて街へと進む。

 

 やっとの思いで街である。

 長かった気がする。戦闘が泥沼になりすぎだと思うけど。

 

GM:街の城壁はまだ遠く、平原の中央にあるらしい。

GM:平原の奥には広大な海が広がっているのがわかる。

 

海音:「………町」

 

GM:道中には村らしきものがあるが、無残な姿だ。

 

海音:「………」

海音:立ち寄ってみます

 

GM:むざんです。

GM:すぐ後ろには広大な墓が広がっています。

 

海音:「………」

海音:「………この世界では、あんな都合のいい魔法なんてない……いや、縋ってたのが間違いだったんだろう」

海音:「………ここでお別れした方が良いのかもしれない」

 

冒険者A:「ここで奴らを抑えて!」

 

 冒険者が戦っている。

 

冒険者B:「ウー! ラー!」

エネミー?:「ギ、ギィー!!」

冒険者C:「大人しく打ち取られていろ!」

 

海音:「………」

 

GM:どうやら戦闘が繰り広げられているようだ。

GM:墓を背後にして大量の謎の生物?とたたかっている。

 

冒険者A:「これだけ数が多いとですね……」

冒険者D:「ま、押し切られそうだね」

冒険者E:「うろたえるな。ここは、」

冒険者C:「ここだけでも守り通すのが我らの使命だろう」

冒険者B:「応とも!」

 

海音:「……人?」

 

冒険者E:「それにしても数が多い……」

 

GM:動きから実力を推測できそうだ。

GM:セージ知力でどうぞ。目標値は10

 

海音:コロコロ……成功!

 

GM:ピッチピチの5レベルの冒険者のようです

GM:あなたはこのまま無視して街まで向かえます。

GM:一応劣勢と言うわけでもないらしく、しっかりとした感じでたたっていますね

 

海音:「……」

 

GM:無視する?

 

海音:無視していきます

 

GM:OK。

 

 安定のスルーである。

 傷心なんで仕方がない。

 

GM:街へとたどり着きます。

 

兵士:「君は?」

兵士:どうやら門番を担当している衛兵のようだ

 

海音:「……旅の者でして」

 

兵士:「旅……、難民の生き残りか……」

 

海音:「森で何とか生き延びてここまで来ました」

 

兵士:「辛かっただろうに……、ちょっと待っていてくれ。直ぐにいろいろと便宜を図ってくれるよう手配しよう」

 

海音:「……すみません」

 

兵士:詰め所に駆けていき仲間と話をつけているようだ。

GM:今ならこのまま無視もできそうだが……?

 

海音:そのまま待ちます

 

兵士:「よし、話はつけて置いてきたぞ。この手形を持って中央まで向かえばおそらくいろいろと支援を受けられるはずだ」

兵士:「……ダメだったらまた来てくれ。別の方法も考えてみる」

 

海音:「……すみません、ありがとうございます」

海音:頭を下げます

 

兵士:「いや、なんてったって俺も難民出身だからな。……まあ上手く生き残ろうや」

兵士:照れくさそうです

 

海音:「……はい」小さく微笑みます

海音:中央までの道のりを聞いて向かいます

 

 完全にキャラが崩壊している。

 動物とはいえ影響が大きいものなのだな。

 

 因みにこの時、PLもGMも共にライガーの事を嘆いていた。

 

GM:中央への行き方は兵士君が教えてくれる

GM:街は案外広く、数層に分けられているようだ

GM:外部が主に居住区、中央に行くにしたがってお金を持つ人間がいるような建物が多い。

GM:中央は高い塔が6本並んでおり、、おそらく6角形に並んでいるであろうことは簡単に予想が付く。

 

海音:(中央に裕福層……まぁそういう世界か)

 

GM:ここは正に要塞だ。

GM:中央は広く、いつ何時人が流れ込んでもいいように造られている、そう言った感じだ。

GM:折りたたまれたテントが積み上げられた場所もある。

GM:兵士がそんな広い中で走り込みや訓練を行っているのが見えた。

GM:要塞に入るとき、兵士に手形を見せることですんなりととおしてもらえた。

 

海音:(ここは難民が多いのか?)

 

GM:兵士に案内されたどり着いた部屋は、とても厳かな雰囲気を放つ部屋だった。

 

兵士:「失礼します。報告にありました難民です」

 

???:「ご苦労様」

 

 目の前に現れたのは静かな雰囲気を持つ女性だ。

 ただ、ただものではないことは一目でわかる。

 

兵士:「それでは失礼いたします」

 

???:「さて、ひとまず掛けてくれ。長旅だったろう」

 

 柔和な口調で話し出す女性。

 

海音:「はぁ」

海音:静かに座ります

 

カリア:「さて、私はこの要塞の総司令、カリアだ。短い間かどうかはわから荷がどうぞよろしく」

カリア:「君は難民と聞くがこれからどうする予定だ?」

カリア:「現状残り二便でこことアルフレイム大陸を結ぶ船が暫く途絶えることになるが……」

 

海音:「これからは……友人を探す予定です」

 

カリア:「友人ね……、生きている確証はあるのかい?」

 

海音:「ここに来る前に分かれたので確証はないのですが……いや、あいつらなら絶対生きてると思います」

 

カリア:「ふむ、それなら、私も応援したいものだが・……」

カリア:「何分ここには流れ者が多い、それも難民の出のな」

カリア:「おそらく大半が協力的なはずだろう」

カリア:「私はテラスティア出身だが、この大陸の援軍として来てはいるが、最後まで責任をもってここに座り続けるつもりだ」

カリア:「何か困ったことがあればまた来てくれ。相手になろう」

カリア:ふと後ろの机の様子を見ると、紙の束が詰みあがっているのがわかります。

カリア:忙しいというのは想像に難くない。

 

海音:「ありがとうございます」

 

カリア:「いや、これも軍人としての責務だ」

カリア:「是非頼ってくれ」

カリア:「そうだ、これを以って行くといい。ちょっとした食べ物さ。甘いから食べるといい」

カリア:そう言い、クッキーを渡してくれます

 

海音:「……ありがどうございまず」

海音:涙をこぼします

 

カリア:そんな海音を見て微笑んでくれます

 

 異様に涙もろくなったTS少女ととても優しい総司令。

 最初の言葉はどこに行ったのだろうか。

 体も精神も頑丈? ナニイッテルカヨクワカラナインデスケド。

 

海音:「すみません」

海音:「みっともないところを見せてしまって」

 

トウヤ:「……あー、難民の方が来ていると聞いて」

カリア:「来たかトウヤ、彼女を連れて行って差し上げろ」

 

海音:「………ぇ、とう、や?」

 

 カイネが驚くのもそのはず、トウヤはあのトウヤである。

 服装以外に関してはあまり変わっていない。

 

トウヤ:「場所はA-28番地でいいんですよね」

 

 トウヤは傍にいる難民(?)の少女が友人の海音であることに気が付いていない様子だ。

 

海音:(……あ、ここで気づかれたら絶対に黒歴史になる)

 

カリア:「彼女は友人を探しているらしい。よければ協力してやってくれ」

トウヤ:「はい、勿論です」

 

 にこやかに返答をするトウヤ。

 

海音:(……しばらく様子見かぁ?)

 

トウヤ:「それじゃあ、行きましょう」

トウヤ:「ええと……お嬢さん?」

 

海音:「あ、はい」

 

 PLとGMで"あ、いい"となった瞬間であった。

 こういうシチュエーションはいいぞ。

 

GM:そして移動すること十数分。

GM:要塞を出て、中央から、富裕層の暮らすエリアへと向かっていく。

 

トウヤ:「……」

 

海音:「……」

 

トウヤ:(めっちゃ可愛い……、やっぱ異世界ってスゲーわ……)

 

海音:(やべぇ、下手に話したらぼろが出そうだ……)

 

 気が付かない友人と、下手に切り出せないTS少女。

 誰だって自分の事を笑いごとにされるのは嫌である。特に付き合いの長い友人とか。

 

トウヤ:「……(何から切り出そうか?)」

 

海音:「……あの」

 

トウヤ:「え、あ、はい」

トウヤ:ちょっと慌てる

 

海音:「ここはどんな街ですか?見た感じ何枚もの防壁がありますけど……」

 

トウヤ:「……最後の砦、だね」

 

 しみじみといった感じで話し始める。

 そんなトウヤにはなんだか貫禄が見えた。

 

海音:「……人類のですか?」

 

トウヤ:「難民、いやこの大陸の住人を守る最後のね」

トウヤ:「多分ここが落ちれば他の大陸に影響が出るかもしれない。」

トウヤ:「そういう意味でも最後の砦ってわけさ」

トウヤ:(イクトが見たら萌え萌えきゅんだとかほざきそうだな……)

 

 まじめな解説の裏では変なことを考えている。

 

海音:「へぇ……」

海音:(やっべぇ……バレないか心臓がバクバク言ってやがる)

 

イクト:「トウヤ!」

 

 痩せているデブオタ登場。

 立ち絵を見たときPLはこんなに変わるものかと大爆笑。

 

トウヤ:「どうした、イクト?」

 

海音:(……ん?よく考えれば今恥の上塗りをしてるのでは…?)

 

イクト:「いや、アイツに関する有用そうな情報が見つかったんだ」

イクト:「至急、会議室まで来てもらいたいでござるよ……」

 

海音:(あれ?じゃあ先に言った方がよかったのでは?)

 

イクト:「マサ氏はもう来てるでござる」

 

海音:「あああぁぁぁ!?失敗したぁあ!?」

 

 突然の失敗宣言。

 名乗りだせばよかったといった後悔である。

 

イクト:「……分かった。あとで行く」

イクト:「それじゃあ、至急、でござるよ」

 

トウヤ:「念を押すな。分かってるって」

トウヤ:「用事が入ったから急いでいくけど……」

トウヤ:「って、どうしたんだい?」

 

海音:(うわぁ、うわぁ、今更俺が海音だって言えるわけねぇよ……どうしようどうしよう)

 

トウヤ:「大丈夫? 熱はない?」 額に手を当てる

トウヤ:年下だと思っているので無遠慮

 

 イケメンムーヴ発動! これがやりたかった。

 

海音:「ひゃわ!?なななな、なんでもないですわよ!?」

 

トウヤ:「え、いや、顔真っ赤だし……」ですわよ?

 

海音:「何でもないです!なんでもないったら何でもないです!」

 

トウヤ:「……それならいいんだけど」

 

海音:「……ぁぅぅぅ」

 

トウヤ:「???」

トウヤ:(やっぱり女性はわかんねえや)

 

海音:(女ってわからないなって顔してるぅ)

 

 これもやりたかった。

 やりたいづくめで辟易しろ。

 

トウヤ:「それじゃあ、いこうか?」

 

海音:「……はい」

 

トウヤ:す、と手を差し出してくるよ。

 

海音:(え、握った方が良いのかなこれ)

 

トウヤ:「ほら、はぐれると迷うから。手」恥ずかしげもなくサラリ

 

海音:「……はぁ、はい」

海音:手を取ります

 

 

================================

 

 

トウヤ:「……」

GM:そのあと無言な時間が過ぎました。まる。

 

海音:(はぁ……どうやって報告と確認をしようか……)

 

トウヤ:「ここが君が暮らすA-28。まあただの屋敷だけどね。同じ境遇の子が数人既にいるから。仲良くね。」

 

海音:「あ、はい」

 

トウヤ:ノックをするよ

???:「誰かと思えば。トウヤお兄ちゃん。どうしたの?」

 

 扉を開いて出てきた少女はカイネほどの背丈の少女です。

 どこか不思議な雰囲気を持っています。

 

トウヤ:「おう、リリシャ」

トウヤ:少女の抱擁をするりと避けます。

トウヤ:「さて、この子が暫く一緒に暮らす……」

トウヤ:「そう言えば名前効いてなかったな」

 

海音:「え、あ、わ、私はカイネ、です」

 

トウヤ:「カイネ、ね。うん、じゃあカイネちゃんだ。よろしくしてやってくれ」

リリシャ:「わかった、それじゃあ後で他の人にも紹介しておく。それより何で避けるの」

 

海音:「やっぱ、トウヤは子供に好かれるんだな」ぼそ

 

 懐かしい思い出に浸るTS少女。

 

トウヤ:「じゃあ、お兄ちゃんは用事あるから」

 

リリシャ:「えぇー……」

 

海音:「あ、ご案内ありがとうございました」

 

トウヤ:「うん、いつでも頼っていいから」

トウヤ:「それじゃあね」

 

海音:「はい、また」

海音:手を振ります

 

 結局言い出す機会がなかった。

 どうするかなーとはPL談である。

 

リリシャ:「トウヤお兄ちゃん行っちゃった……」

 

海音:「……はぁ、あの喋り方は疲れる」

 

リリシャ:「む……」じー

 

海音:「あー、今さっきも言ったが俺はカイネだ、これからよろしくな?」

 

リリシャ:「……あなたはお兄ちゃんの何?」

リリシャ:じー……

 

海音:「あ、えーっと……アイツに言わない?」

 

リリシャ:「お兄ちゃんがまた会いたいって顔してた」

 

海音:「……え、あいつそんな顔してたの?」

 

リリシャ:「そう」

 

海音:「あーっと、そのーな、ほら、あれだよあれ」

 

リリシャ:「やっぱりお兄ちゃんに直接……」ぶつぶつ

 

海音:「ぬぅ……なんていえばいいのか……」

海音:「あぁ、そう俺はここに来た難民で案内してもらっただけなんだよ」

 

リリシャ:「……る、……がする」

 

海音:「だからな、あいつとはそういう関係じゃないんだよ」

 

リリシャ:「……キヤお姉ちゃんとおんなじ、嘘のにおいがする」

リリシャ:「じー、じー、じとー……」

 

海音:「………へ?」

 

リリシャ:「やっぱり、直接聞かないと……」

 

海音:「あー、うーん……貰ったクッキー食べるか?」

 

リリシャ:ぴく

 

海音:「まずはそこから始めよううん」

 

リリシャ:「……悪くない、提案」

リリシャ:「じゅるり」

 

海音:「あとは、何か飲み物が欲しいな」

海音:「何かあるか?」

海音:「無いなら何か買ってくるが」

 

リリシャ:「ここから市場まで遠い。疲れるわ」

 

海音:「そうか………」

海音:「じゃあ今日はクッキーだけにしようか」

 

リリシャ:「……この感じ、キヤお姉ちゃん?」

 

海音:「明日からこの町のことを教えてくれよ、俺、この町に来たばかりだからさ」

 

キヤ:「呼ばれた気がするよー!」カイネの後ろから登場するぞ

 

 登場したのはリリシャより年下そうな少女だ。

 快活そうでとにかく元気いっぱいという印象。

 

海音:「ふわ!?」

 

キヤ:「どしたの、どしたの?」

 

海音:「ななな、なんだ!?」

 

キヤ:「ってかこの子だあれ?」

リリシャ:「新入り?」

 

海音:「そういうことになるな、」

 

キヤ:「新入り……、そっかまた私お姉ちゃんになったんだ! よ ろ し く ね!」

 

海音:「え、俺これでも21……」

 

キヤ:「お水入れたげるー! 紅茶は数量が少なくてあんまり出せたもんじゃないから!」

キヤ:「是非お召し上がりをー!」

 

海音:「あ、ああ、ありがとうな」

 

リリシャ:「うにゃあ……」キヤに引きずられていく

 

海音:(アイツ……俺を子供と思ってこっちに連れてきたな?)

海音:「確かにたっぱは低くなったけどさぁ……」

 

 

 ================================

 

 

 そしてGMは場面を区切る。

 不穏なBGMと共に始まる幕間。

 

 

トウヤ:「来たぞ」

 

イクト:「……丁度いいでござる」

カリア:「そうですね先ほどトウヤ以外が揃いましたし」

マサ:「ええ、始めましょう」

イクト:「……絶対に無念を晴らすでござる」

 

トウヤ:「……ああ」

 

マサ:「そして、カイト先輩を見つける」

イクト:「拙者らはそうして、先に進めるでござる」

 

トウヤ:「……ああ、リュカの仇は絶対に取る!」

 




見直して一言

PL:ようやく腰を落ち着けられる場所だよ。でも最後が不穏なんですけど……?

GM:そだね。


・補足
 この町は魔族によって脅かされているため裕福な人々はほとんどが逃げだしています。
 なので中央部は難民に貸し出されていたりします。

リプレイの長さはいかがでしょうか?

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