【SW2.5リプレイ】異世界行ったら女の子になってた件について。   作:TS好きさん

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もはや長くなりすぎて読者がへばって離れちゃいそうで戦々恐々している。


第四回『花嫁』 - 2

GM:では、正門近くですね。

GM:凱旋パレードさながらのようにトウヤが住人に見送られていく様子が見えます。

 

海音:「はぁ……はぁ……体力がなさすぎる……」

 

GM:走ってもギリギリ間に合うだろうか分からない。

 

使い魔:『このままだと間に合わない、いそいで』とリリシャの声

 

 赤い鳥が海音の少し上を飛ぶ。

 

トウヤ:馬車からのぞく顔は、見送られる英雄の顔には見えず、なにか深いものにとり憑かれているかのようだ。

 

海音:「はぁ……こな、くっそぉぉぉ」

海音:全力で追いかけます

 

GM:如何せん集まった住民の数は多く、簡単にどかせそうにありません

 

使い魔:『厄介……』

海音:「トウヤああぁぁぁ!」

 

 海音は叫ぶ。だが、脆くも人の圧によってその声はかき消されてしまう。

 

海音:「クッソ、何かないか……」

 

使い魔:『私が近づいたところで、警戒されたうえで撃ち落とされるのが関の山ね』

 

海音:「だからと言って矢を飛ばすのは……」

 

 何か、無いだろうか……。

 GMもPLも考えを巡らせる。

 

キヤ:「はれ? カイネちゃん?」

キヤ:「どしたのこんな場所に」

 

 近くには丁度よくキヤが。

 

海音:「ん?キヤ?」

 

使い魔:『キヤ、力を借りてもいい?』

 

キヤ:「はへ、リリどこにいるの!?」

 

使い魔:『……説明は後回し、トウヤを止めたい』

 

キヤ:「お姉ちゃんを呼び捨てなんて……」

 

使い魔:『キヤお姉ちゃん、力を貸して』

 

キヤ:「うん、どんとこい!」

 

 やはり、チョロい。

 

海音:「おう、俺からも頼むよき、キヤお姉ちゃん」

海音:(うぅぅ……恥ずかしい)

 

 任せて、という大きな返答によって、とある作戦が決行される。

 

 

================================

 

 

キヤ:「グォー!! グルルァーーーーー!!!」 

キヤ:「たべちゃうぞー!」

 

 と、のたまうドラゴン。

 

 ドラゴン。

 

 ドラゴン?

 

使い魔:『大根芝居にもほどがある』

 

キヤ:「うるさいやい!」

 

GM:ただ、突然のドラゴン出現に辺りは混乱に包まれます

 

海音:「あの屋敷は人外魔境かよおおおぉぉぉ!?」

 

トウヤ:「……」

 

 トウヤは馬車から飛び出し、キヤに一気に肉薄する。

 

トウヤ:剣を抜き身にせず鞘の状態でキヤを無力化していく。

 

キヤ:「きゃぁーー!」

 

海音:「ちょ、ストップすとーーっぷ!!?」

 

トウヤ:「キヤ、何やっている」

トウヤ:「……この姿になるなと!」

 

 小声だ。キヤに聞こえるくらいの。

 

キヤ:「えへへ……」

 

トウヤ:「……はぁ」周囲を見て

トウヤ:「このドラゴンは俺が責任をもって野に放つ。可愛い幼ドラゴンだ。危害はない」

トウヤ:「……全く」

 

 トウヤの言葉によって周りは安堵したのか少しばかり混乱が収まる。

 

海音:「いや、キヤすまんな、こんな無茶をしてもらって」

トウヤ:「……何を」

キヤ:b

 

 キヤ、無言のサムズアップ。

 

海音:「よう、トウヤ、お前からしたら2年ぶりか?」

 

トウヤ:「は?」

 

海音:「俺な、あの時咄嗟に偽名を言ったが本当の名前は海音、羽崎海音だ」

 

トウヤ:「……は?」

 

海音:「ええっと……昨日ぶり?」

 

トウヤ:「………は?」

トウヤ:「そんな冗談なんか言って……」

 

海音:「あのタンカーに巻き込まれる前に飲みに行こうって言ってたよな」

 

トウヤ:「だって、カイトはあれだろ。もっとゴリラでガサツで……?」

 

海音:「おう、可憐な美少女様になって帰ってきたぞ?」

 

トウヤ:「は????」

イクト:「トウヤ、どうしたでござるか?」

マサ:「対処が遅いですよ……?」

 

 遅れて登場する、イクト、マサの両名。

 

トウヤ:「いや、え、その?」

 

海音:「いやぁ、初めて酒を飲んだ時のお前の暴れっぷりはすごかったなぁ?」

 

トウヤ:「……」

 

海音:「誰彼構わず絡んで、挙句にキスしようとしたりなぁ」

海音:「いや、あんなに酒癖が悪いと俺は思わなかったぞお前」

 

 あることないこと全部が設定としてその場で生えていく。

 これもTRPGの楽しさの一つである。

 

イクト:「待て待て待て待て、その話は……」

マサ:「まずいですよ!」

トウヤ:泣きかけてる

 

海音:「おう、イクト、マサ、久しぶり?」

 

トウヤ:「その話、それ以上は……!」

 

海音:「イクトお前、だいぶ変わったなおい」

 

トウヤ:「……はあ?」

トウヤ:「……本当に、本当にカイトなのか?」

 

海音:「おう、カイトだぞ?」

 

イクト:「こんな萌え萌えボディとは……たまげるでござるな……」

 

海音:「皆強くなってて、羨ましいぞおい」

 

マサ:「僕はまだ信じきれませんがね……」

 

海音:「んんん?何?お前も公開処刑がお望み?」

 

マサ:「いやっ、そ、そう言うわけではありませんけど……」

マサ:「信じきれないといいますか……」

 

海音:「いやぁ、疑うんだったら仕方ないなぁ、俺姿が違うから信じられねもんなぁ?」

 

マサ:「だ、騙されませんよ……!」

 

トウヤ:「ま、マサ……!」

 

海音:「おう、お前高校くらいだっけ?好きな女ができたって言って俺たちに告白してきたの?」

 

イクト:(ナムアミダブツ、でござる)

マサ:「ヘブシッ!?」 K . O ! !

マサ:「その話は、また後日ゆっくり……!!」

 

海音:「昔から何かと堅かったから俺たちの助言もうまく出来ずに1日で撃沈してたなぁ?」

 

マサ:「あああああああああああああああああああああああああああああ!!!??」

 

海音:「おう、その時のシーンを再現しようか?」

 

マサ:返事がない、真っ白に燃え尽きた灰のようだ。

イクト:「カイト、死体蹴りはやめるでござる……!!」

 

海音:「……よし、イクト、お前はそういうやつじゃないよな?」上目遣い

 

イクト:「当然、当然でござる……!!」

 

 流石にビビる。

 黒歴史をばらされるなどたまったものじゃない。

 

トウヤ:「そうだな、言わせておけばいい気になりやがってな……」

トウヤ:ッギロリ

 

海音:(おっと?)

 

トウヤ:「お前、同じ中学だったよな」

 

海音:「?おう、そうだな」

 

トウヤ:「なんだ? "アルデバランの死霊が、俺にささやきかけたのが運の尽きだったな"か? 決め台詞は」

 

海音:「お、お前それ……っ!」

 

トウヤ:「いや、"グレイトアルティメットな不死鳥だ、負け戦などせん……"とかもあったな?」

 

海音:「うおおおおぉぉぉおお!!???」

 

イクト:「痛い、痛すぎる……」

 

海音:「やめろぉぉぉ!?背中が痒くなるぅ!?」

 

マサ:「流石にそれは……」←生き返った

トウヤ:「おな中の好だァ、語り合おうか……??」

 

海音:「ぐおおぉぉぉぉ……」

 

使い魔:『(大変そうね)』

キヤ:「(そだね)」

 

海音:「やめろぉぉぉ……今割かし設定を踏襲しかけてるからやめろぉぉぉ……」

 

トウヤ:「……ったく、変なタイミングで現れやがったな」

イクト:「拙者らが動くだけでも割かし大事でござるからな」

 

海音:「……あんな悲壮的な顔を間近で見せられて、挙句に説得されて頼まれたら、な」

 

トウヤ:「そんな顔してたか?」

イクト:「……」

 

海音:「おう、分かりやすかった」

 

マサ:「言うべきでしょう。トウヤ先輩」

 

海音:「いや、お前らが悩んでるのはリュカの事なんだろ?話は聞いた」

 

トウヤ:「……知ってたのか」

 

海音:「いや?今さっき聞いた」

 

トウヤ:「仇討ちなんだ」

 

海音:「仇ねぇ」

 

トウヤ:「このチャンスは二度もない。刺し違えてもやつを亡き者にする」

 

海音:「ふむ……どんな奴なんだ?」

 

トウヤ:「強い、理不尽なほどに強い奴だ。リュカはそいつに殺された」

トウヤ:「……リュカはよ、お前と再会する日、楽しみにしてたんだぜ? 死ぬときも、そんな、感じで、みんなの事気にしやがって……、お前の事とか……、最後まで、アイツは……!!」

 

海音:「……おう、そうなんだな」

海音:「……ほら、全部吐き出せよ」

 

トウヤ:「カイト先輩、会えるといいですね……ってよッ……!!」

 

海音:「はは、あいつなら言いそうなことだな」

 

トウヤ:「お前のせいだかんな……、何言ってんだ……俺ぁ……」

 

マサ:「……」

イクト:「……」無言でそっぽを向く

 

海音:「おう、泣けや英雄様」

海音:「……聞き手くらいにはなってやるよ」

 

トウヤ:「クッ、ぁあ……、ああぁ……!!」

 

海音:「ほれ、吐き出せ吐き出せ、ぜーんぶ出しちまえよ」

 

マサ:「遠征はまた今度、とても遠い機会になりそうですね」

 

海音:優しく頭をなでます

 

トウヤ:カイトの胸の中で皮を震わせすすり泣きます。

GM:嗚咽は声にならず、涙となって消える。

 

海音:「ほら、よしよし」

 

カリア:「遠征は中断だ。……英雄の探し物は見つかったようだからな」

 

トウヤ:「く、うぅ……ぁあ……!」

 

海音:「おう、カリアさん、協力ありがとうな?」

 

カリア:「勝手に見つけたようだからな。私は何もしていないさ」

 

海音:「いや、トウヤたちの面倒を見てくれただろ?」

海音:「それだけでもありがたいよ」

 

カリア:「私も英雄殿を無下にはできんからな。手伝ってただけだ。敵役だろうが何でも引き受けるさ」

カリア:「さー、引き揚げろ」

 

海音:「あんたは敵役って柄じゃないだろうに……」

 

カリア:「帰って、パーティーでも開いてやればどうだ」と、イクトとマサの肩をたたきながら言います。

イクト:「え、あ、わかったでござる」

マサ:「……わかりました」

 

 

================================

 

 

 その日、要塞内でささやかなパーティーが開かれることなった。

 参加者は少なかったものの、笑顔があふれていていたのは言うまでもない。

 

 ついでに称号『英雄の花嫁(名誉点50点分)』を獲得した。

 




※この後滅茶苦茶寝た。

見直して一言

PL:これぞTSって感じがする。

GM:激しく同意。

リプレイの長さはいかがでしょうか?

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