とあるギンガのPartiality Vivid   作:瑠和

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一週間以内の更新です。丁度いい感じに筆が乗りました。次回も早くだしたいです。あえて反省点を書くなら前作の主人公が目立ちすぎているという点でしょうか。まぁまだコミックス3巻のところなので、その辺はご愛嬌。

感想待ってます


第九話 決行!2on1バトル!

元機動六課とヴィヴィオとその友人ら、そしてアキラたちによる訓練模擬戦。開始から数分、拮抗した戦闘が繰り広げられていた。

 

GWアキラLIFE2800VSフェイトLIFE2300

GWエリオLIFE2700VSセッテLIFE2700

 

FAスバルLIFE2850VSギンガLIFE3000

FAノーリLIFE2950vsノーヴェLIFE2500

 

基本的に同じ役職の人間同士が戦っていたが、ここで少し動きが変わり始める。ヴィヴィオを中破させたアインハルトがCGを務めるなのはの元へ向かったのだ。

 

そしてそのことに気づいたルーテシアがアキラにアインハルトのところへ向かうように指示した。

 

「…チッ、ヴィヴィオがやられたか。悪ぃなフェイトさん」

 

「え?」

 

アキラは接近戦をしていたフェイトからいったん距離をとった。なにか来ると察したフェイトは急いで構える。

 

「はぁ!!!」

 

アキラは背中の魔力翼をうねらせてフェイトに攻撃した。翼はまるで竜巻のような形になってかなりの速度でフェイトに襲い掛かる。フェイトはとっさにシールドを展開したが力で押し負け、防ぎながらもビルへ突っ込んだ。

 

フェイトLIFE2300→2140

 

「あの翼…中々油断できない」

 

フェイトが顔を上げるとアキラが懐刀を出していることに気づく。

 

「この試合で出せる全力を出す。あんたならこれくらいじゃやられねぇって信じてるぜ」

 

「え?」

 

「散桜」

 

次の瞬間、フェイトが突っ込んだビルが切り刻まれ、崩れ落ちた。

 

「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

フェイトの悲鳴が轟いた時にはアキラはアインハルトの元へ飛んでいた。まさかいきなりビルを瓦礫に変えられるとは思っておらずフェイトは思いっきり崩壊に巻き込まれてLIFEを大きく削られた。

 

普段のフェイトなら避けられたかもしれないが、模擬戦という油断が招いた結果だった。

 

フェイトLIFE2140→1740

 

一方、なのはの元へ向かっていたアインハルトの前にアキラが現れた。アキラは翼を消滅させて地面に着地した。

 

「元気そうじゃねぇか」

 

「…」

 

アインハルトは無言で構える。

 

(一度、戦わずして負けた相手。実力の差は理解していますが、今はしのごの言っている場合ではありません……全力にて打倒して見せます!)

 

「行きます!」

 

「応!来やがれ!」

 

アキラは突っ込んでくるアインハルトに対し刀をしまって対抗する。アインハルトはただ構えてるだけのアキラに殴り掛かる。アキラはアインハルトの拳を掌で受ける。次の一撃、アインハルトのアッパーを避ける。さらにアインハルトは避けたアキラに飛び蹴りを食らわせるがアキラは両腕で防ぐ。

 

「はぁぁぁぁ!!!」

 

追撃をかけようとしたアインハルトに対し、アキラは拳を構え懐に入り込む。

 

「しまっ…」

 

「イプシロン」

 

腹部に強力な一撃を食らい、アインハルトは吹っ飛ばされる。

 

アインハルトLIFE2300→1700

 

(ねじ込まれるような一撃…剣撃だけじゃなく、格闘も…)

 

「ん?」

 

アキラLIFE2800→2700

 

アキラは気づかないうちに反撃を食らっていた。

 

「へぇ…」

 

(あいつの技術じゃねぇな。とっさの事態にヴィヴィオを真似たか)

 

アキラは冷静にアインハルトを解析していた。

 

「くっ…まだまだ…」

 

アインハルトは立ち上がり、再びアキラに向かっていく。今度は一撃に込める威力を低くし、拳の連撃をアキラに放つ。アキラは何とかガードする。

 

アキラLIFE2700→2590

 

「素早い拳、さすがだが…」

 

アキラはアインハルトの手首を掴み、そのまま背負い投げをした。だが、アインハルトはうまく受け身を取ってダメージを回避する。

 

「ッ!」

 

アインハルトはすぐに起き上がったがアキラはまだ腕を離しておらず、すぐに引っ張られる。

 

「逃がさねぇよ」

 

「!」

 

アキラが拳を振り上げて、魔力が溜まっているのが見えたが、避けようと思っても腕がしっかり掴まれているために動けない。

 

「……っ!!!」

 

アインハルトはなんとか逃げようともがく。その様子を遠くから見ていたノーヴェが言葉をこぼした。

 

「違う、そうじゃねぇ。覚えたことを思い出せ」

 

(脱力した静止状態から、足先から下半身へ…)

 

「!」

 

(下半身から上半身へ……回転の加速で拳を押し出す!)

 

水切りの要領で放たれた拳はアキラの手の拘束を砕き、そのまま衝撃波へと変えた。アキラはそれを食らい、吹っ飛ばされて瓦礫に突っ込む。

 

アキラLIFE2590→1490

 

予想外に放てた攻撃にアインハルト自身が驚き、喜んだのもつかの間、瞬間でアキラが反撃に来た。

 

(速い!)

 

「一閃必崩!ジェッド!アックス!!!」

 

アキラの足から放たれた強力な衝撃波が後方のビルごとアインハルトをぶっ飛ばした。

 

「あぁぁ!!」

 

アインハルトLIFE1700→21 LIFE100未満のため治療まで活動不可

 

アインハルトはその一撃にLIFEを殆ど持っていかれ、活動不可となった。アキラはアインハルトにやられた腕を動かしながらアインハルトを見る。

 

「ふぅ…いい拳だったぜ。悪くない」

 

アキラがアインハルトに向けていった。が、そのアキラは上空から降ってきた巨岩に押しつぶされる。

 

「!!」

 

その光景にアインハルトが驚いていると、更にコロナがゴライアスに乗って空から降りて来た。

 

「やりました!奇襲成功です!!」

 

「コロナさん」

 

「アインハルトが注目集めてくれたおかげでアキラさんの隙がつけました」

 

コロナはどうやらリオをうまく振り切り、しばらく隙をうかがってたようだった。

 

「そうですか…良かったです」

 

二人がよろこんでいると、アキラを押しつぶした巨岩が下層からひびが入り、粉々に砕けた。そしてめり込んだ地面からは白い触手がうねり、翼の形を形成した。

 

「…」

 

「…」

 

「……こんなんで倒せると思ってもらっちゃ困るぜ」

 

アキラLIFE1490→1260 岩石直撃の瞬間に翼で防ぎ軽傷

 

「さすがに一枚岩ではいかせてくれませんね」

 

「書いて字のごとくな」

 

その時、アインハルトは召喚魔法によってキャロに回収されていた。それを確認すると、コロナはゴライアスを動かしてアキラに対する。

 

「しかし、君とリオなら同等くらいかと思ったんだがな」

 

アキラは二人ならずっと拮抗した状態で動きはないという意味でいった。

 

「いくら少し動きを止めたからって、それから敵がうごかないと思いますか?」

 

「……フェイトさんか。最悪アインハルトと同時に相手にする予定だったが、そっちに行くとはな…」

 

(けどまぁ、俺を追いかけてこなかったのは不正解だったんじゃないか?)

 

「行きます!!」

 

「おう。来な」

 

「ギガントナックル!!」

 

 

 

ゴライアスの巨腕がアキラを襲う。アキラは背面に飛んで拳を避ける。だが空ぶって地面に当たった部分からの衝撃波とアスファルトの欠片がアキラを襲う。

 

「うお!」

 

アキラLIFE1490→1400

 

「ゴライアス!!グランドゲイザー!!」

 

「チッ!氷牙!!」

 

そのままゴライアスが追撃を仕掛けてきたがアキラは足に氷の鎧を装備し、飛んできた岩石を全て蹴り返した。

 

「嘘!?」

 

跳ね返された岩石がゴライアスに命中し、バランスを崩す。

 

「もらった!」

 

アキラは一瞬の隙を見逃さず、ゴライアスに突っ込んだ。そして氷の鎧を纏った足でコロナの乗っているゴライアスの左肩を粉砕した。

 

「きゃあ!!」

 

落とされたコロナはなんとか綺麗に着地するものの、目前にアキラが迫っていた。(やられる)、コロナがそう思った瞬間、彼方から弾丸が飛来し、アキラの足を止めた。

 

「この弾丸、ティアナか!?」

 

アキラは次々と飛来する弾丸を避けつつ打ってきた相手を予想する。

 

「コロナ!フェイトさん!アキラさんとなのはさんの足止め、お疲れ様です!」

 

「なに!?」

 

アキラは瞬間でサブモニターを開き、戦況を確認した。するとフェイトと戦っていた筈のリオがいつの間にかルーテシアに回収され、回復に専念していた。

 

(リオがやられ、フェイトさんがなのはさんを足止めしてたか…だが!)

 

「皆さん!少し早いですが例の作戦実行します!」

 

「オーライ…チェーンバインド!」

 

ルーテシアが指示をした。それを聞くとアキラはゴライアスにチェーンバインドをかけ、動きを止めてコロナの前から飛んだ。

 

戦況はそれなりの変化を見せていたリオとヴィヴィオは回復し、前線へ戻っていた。だが赤組はアインハルトが行動不能に、そして激闘の末、ノーヴェもノーリによって行動不能となっていた。

 

そしてそこへ青組の2on1の作戦が発動する。CGであるティアナ、そしてゴライアスが封じられたコロナは無視し、2on1の状況が作られた。

 

キャロの元へアキラとルーテシア、フェイトのもとへなのはとエリオ、ギンガの元へ継続してスバル、そして増援にリオが現れ、セッテにはヴィヴィオとノーリが相手となった。

 

「2on1…」

 

 

 

ーセッテVSヴィヴィオ、ノーリー

 

セッテLIFE2000

 

ヴィヴィオLIFE2600

ノーリLIFE820

 

「なるほど、2対1ですか…。ですが私の刃は7本。それでも互角以上に戦って見せましょう」

 

セッテ相手に2対1の状態に持ち込んだものの、ヴィヴィオには一抹の不安があった。ノーリの残りライフが少ないことだ。ノーヴェを活動不可にしたのはいいものの、大きくライフを、そして体力を失っていた

 

「はぁ、はぁ、はぁ」

 

「ノーリさん、息が切れていますが?」

 

「はっ……お前が2on1じゃかわいそうだと思ってな。ハンデだ」

 

ノーリはあくまでも強がった。

 

「そうですか。では、お言葉に甘えさせていただきましょう」

 

セッテはいきなりノーリを狙い、ISでコントロールする刃を5本飛ばし、自身も両手に刃を持ってノーリに突っ込む。

 

「私を!」

 

二人の間にヴィヴィオが入り込み、アクセルシューターを数発放った。

 

が、セッテはその攻撃を全て躱し、とっさにヴィヴィオが放った拳もよけてヴィヴィオを抜いた。

 

(抜かれた!?)

 

それも当然だ。最近は大人しくしていて目立つことはないが、あくまでもセッテはナンバーズのトーレに並ぶ戦闘力の持ち主だ。間違ってもヴィヴィオに後れを取ることはない。

 

「ノーリさん!」

 

「くっ……だらぁァァァァ!!!!」

 

ノーリは飛んできた5本の刃を全てほぼ同時に受け流した。

 

「!!」

 

(やりますね。ですが、私のブーメランブレードの精度は並ではありません!)

 

セッテは受け流された刃を全てノーリの元に戻るようにコントロールした。

 

「ぐっ!」

 

ノーリは後ろに飛んで刃を避けたつもりだったが、刃はさらにノーリを追撃する。体力的にはもう避けるので精一杯に見えた。

 

「っ!!」

 

「ノーリさん!今っ!くっ!」

 

セッテはそのままノーリを追いついめる。ヴィヴィオはなんとか足止めしようとするが簡単にあしらわれ、無視される。

 

「二人係でも…」

 

「チッ、逃げているだけじゃ埒が明かねぇ!」

 

ノーリは避けることをやめ、思い切って前に出た。数本の刃に掠りながらも、セッテに近付く。

 

ノーリLIFE820→770

 

「だらぁ!」

 

そしてセッテの顔面に向けて強めの蹴りを放った。キレイに決まったと思われたが、その一撃はギリギリ防がれた。

 

「…結構強めに行ったつもりなんだがな」

 

「残念ながら」

 

さらに背後で鉄を殴ったような鈍い音がした。

 

セッテの後ろにはセッテのデバイスの刃が集合し、作られた盾に拳をぶつけているヴィヴィオがいた。ヴィヴィオが背後から襲撃しようとしたが、気配だけで防がれたのだ。

 

「場数が違いますので…」

 

刹那、セッテは二本の刃の切先をノーリに向ける。ノーリが回避行動をしようとしたが、間に合わない。

 

「双刃・天輪撃!!!」

 

「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ノーリはその一撃を何とか防ぎながらもビルの中へ突っ込んだ。

 

「ノーリさん!?」

 

「2人がかりで私を潰すつもりが、とんだ誤算になってしまいましたね」

 

(なのはママやノーヴェと戦ってる間に忘れていた………競技ではなく、戦場しかしらない人の強さ…!)

 

セッテは周りに合わせた加減と言うのが不得手だった。なるべく加減はするようにセッテもしているが、やはり強さが滲み出ているようだ。

 

(一人だけどやるしかない!)

 

そう思ったヴィヴィオが構えた瞬間、ノーリが突っ込んだビルの一部が吹っ飛んだ。

 

「!」

 

「!?」

 

二人がその事に驚き、ビルを見た。そこには、バリアジャケットがボロボロになりながらも、まだ立っているノーリがいた。

 

ノーリLIFE770→100

 

しかも、様子は普通ではない。

 

紫と赤色のオッドアイ、そして全身に纏われた虹色の魔力。以前アインハルトと戦ったときに発動した状態になっていた。

 

 

 

続く

 

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