とあるギンガのPartiality Vivid   作:瑠和

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お久しぶりです。約二ヶ月ぶりです。ここのところ全く音沙汰なしですいませんでした。普通に忙しかった&この辺の話考えるの大変だから少し避けてたっていうのが理由です次回とかも早めに出せたらいいなって思ってます。それではどうぞ

あ、リリカルライブ当たりました。日程が合えば行きたいですね。


第八話 開戦!無人世界の小戦争

カルナージ、アルピーノ家の露天風呂でイタズラをしたセインは正座をさせられてた。

 

「さて…」

 

そこに目隠しをしたままのアキラが歩いてくる。

 

「言い残すことはあるか」

 

アキラは氷でクリエイトした刀をセインの首もとに当てた。

 

「いやいやいやいや罰が重くない!?」

 

「問答無用」

 

「はい、アキラ君ストップ」 

 

ギンガはアキラをなだめながら後方に引っ張る。

 

「けどよぉ」

 

「でももけどもないの。女湯で起きたいざこざに男のあなたが首突っ込むこと自体おかしいんだから」

 

アキラは少し納得いってなさそうだったが、ギンガに逆らうはずもなく渋々従う。

 

セインは回りから色々言われ、責められながらも何だかんだ許された。翌朝の朝食を作ると言う条件付きだがその代わりこっちの世界に泊まれたりするのでどちらかと言うとセインにメリットがある条件だった。

 

「…ま、解決したんならいいや。俺は戻るぞ。騒がせてすまなかったな」

 

アキラはこれと言って問題にならないであろうことを察し、そのまま去っていった。

 

 

ーその日の夜ー

 

 

 

夕食を済ませたメンバーはそれぞれの寝室に向かった。アキラ達男組は遅れて風呂に入りに行った。

 

「にしても初日から災難でしたね」

 

風呂に浸かっていると、エリオが話しかけてきた。

 

「なにがだ?」

 

「さっきのセインの件ですよ。女の子達から殴られててもおかしくなかったんじゃないですか?」

 

「俺より弱いやつらの拳なんて恐れるに足りねぇよ。そんなのより、ギンガになにかがあることの方が怖い」

 

「流石ですね…」

 

エリオは苦笑いを浮かべながらも見事だと思った。軽い会話を終えると、アキラはふとノーリの方を見た。ノーリはただぼぅっと夜空を眺めている。

 

「どうかしたか?」

 

「…」

 

「…?。ノーリ!」

 

アキラに、名前を呼ばれてノーリはハッとしてアキラの方を向いた。

 

「な、なんだ?」

 

「いやどうもしねぇけどよ…なんかボーッとしてるなと思ってよ。どうした?悩みごとかなんかか?」

 

「いや…………なんでもねぇよ。考え事してただけだ」

 

なにかある。なんとなくアキラはそう思った。だがあえて言及はせずに流した。

 

「そうか…なんか悩みがあるなら、いつでも相談しろよ」

 

「…ああ」

 

ノーリは悩んでいた。少し前のアインハルトとの模擬戦で起きたこと。

 

そして、それからずっと頭のなかで記憶が再生される。自分じゃない、誰かの記憶。だがそれはモヤがかかったようにけして鮮明ではない。

 

だから余計に気になる。誰の、なんの記憶なのか。

 

ノーリはため息をついて顔を洗った。

 

(らしくねぇよな)

 

それ以上は気にしないようにして、温泉を、この世界を楽しむことにした。過ぎたこと、今考えてどうにかなるものではない。そう思ったのだ。

 

 

-翌日-

 

 

 

翌日、ほぼ全員が訓練場に呼び出された。今日模擬戦を行うメンバーだ。だが、その場に今回ほぼ旅行に来ていた筈のアキラとギンガも呼び出されている。

 

アキラは模擬戦の組み合わせを見て微妙な顔をしていた。

 

「おいなのはさんよ。なんで旅行気分の俺らが模擬戦に参加することが決まってんだ」

 

組み合わせ表にはノーリ、セッテ、がいるのはもちろん、アキラとギンガの写真が載っている。

 

「え?きっと二人なら参加すると思って」

 

「ああ?俺ら旅行に来てんだそんなのに参加する分けねぇだろ。バトルマニアだけでやってな。なぁギンガ…」

 

「え?」

 

アキラがギンガの方を見ると、ギンガは驚いた表情で顔を赤くする。ギンガは既にトレーニングウェアに着替え、身体をほぐしていた。

 

「ギンガ…」

 

アキラは頭を抱えてため息をついた。そんなアキラの背後になのはとフェイトが笑顔で近づいてきた。

 

「ギンガはやる気みたいだけど…どうする?」

 

「それに、訓練は欠かさないようにしないと」

 

「はぁ…今回っきりだ。今度はやるならやるでちゃんと連絡最初から寄越せよ」

 

「うん♪」

 

アキラはうんざりした顔で準備に入る。アキラはバッグから紐を取り出し、刀の唾と鞘を絡めるように紐を巻き始めた。

 

「なにしてるの?」

 

ギンガが訪ねる。

 

「相手が元六課の連中ならモノホンの刀でも避けてくれるし、危険じゃないように当たってくれるが、ガキ共相手じゃそうもいかねぇだろ。模擬戦だから、手を抜きすぎるわけにもいかねぇしな」

 

アキラは刀を抜き身で使うのは危険なので刀を鞘に納めた状態で使おうと言うのだ。

 

「ふぅん…じゃあ私が相手の時は抜いてくれる?」

 

「お前に刃は向けない。俺と当たるまえに負けといてくれ」

 

「ひどい!」

 

「もしくは俺が即死するかのどちらかだな…。なによりも大切なお前に、刃向けるなんてするくらいなら、死んだ方がマシだ…」

 

「アキラ君…」

 

二人の夫婦漫才を、フェイトとなのはは哀しそうな目で見ていた。

 

「フェイトちゃん…なんだか胸がモヤモヤするよ…」

 

「なのは私も」

 

 

 

 

ー模擬戦会場-

 

 

 

アキラとノーリは なのは、ヴィヴィオ、リオ、ルーテシア、エリオ、スバルがいる青組。ギンガとセッテはフェイト、ティアナ、キャロ、コロナ、アインハルト、ノーヴェ

のいる赤組となっていた。

 

「それじゃあ、赤組行くよ!」

 

「青組も、せーの!」

 

 

「「「「「セーット!!アーップ!!!!」」」」」

 

 

全員が同時にバリアジャケットを纏った。中々拝めない光景だ。

 

そして、準備が整ったことをメガーヌが確認すると、模擬戦開始の合図となる銅鑼を鳴らした。その音で全員が動き出す。

 

それぞれ、同じ役割を任された相手を倒すために。

 

 

 

ーGW側ー

 

 

 

GW アキラ・ナカジマ LIFE2800

「やれやれ、何でこんなことになるんだか」

 

アキラは鞘に納めた状態の刀を担ぎながらビルからビルへと飛び移っていく。

 

「あ!」

 

そんなアキラの前にフェイトが現れた。

 

「いきなり手加減無用の相手かよ…セッテのがやりやすかったんだがな…」

 

「そんなこと言わないでよ。さぁ、楽しくやっていこう」

 

 

いっぽうそのころ、別の場所ではセッテがエリオとエンゲージしていた。セッテは日常よりも鋭い目付きでエリオを睨みながらも丁寧に挨拶する。

 

GW セッテ・ナカジマ LIFE 2800

 

「お手柔らかにお願いします」

 

「こちらこそ…」

 

-FA側-

 

FA ギンガ・ナカジマ LIFE 3000

 

ギンガはウィングロードを展開し、敵陣へ進んでいる途中でスバルに出くわしていた。

 

「ギン姉が相手かぁ!よろしくね!」

 

「手加減はしないわよ」

 

「もっちろん。むしろ本気でやって欲しいかな!」

 

「なら!望み通り!」

 

ギンガが飛びかかり、スバルも動いた。二人の蹴りがぶつかり合い衝撃が炸裂した。

 

 

また、別の場所ではノーヴェとノーリがエンゲージしている。

 

 

FA ノーリ・ナカジマ LIEE 3000

 

 

「いくぜお師匠殿」

 

「へ、嫌味なやつだ」

 

ノーヴェは構える。ノーリも同じように構えた。動きや戦い方は、互いに知っている。互角の戦いが繰り広げられるように思われた。いや、そうなるようにノーヴェが組み合わせを選んだのだ。

 

だが、展開は違った。

 

「!!」

 

戦闘が開始されてから僅か20秒、ノーヴェは思うように動けなかった。最初の一手、二手、それらが見たことない形で放たれたのだ。

 

ノーヴェの隙をつくのは当然のこと、変化球の攻撃を次々と繰り出す。

 

(なんだこりゃ!?構えがむちゃくちゃに見えて、そうじゃない……)

 

ノーヴェ LIFE 3000→2740

 

「おぉ!」

 

「ちっ!」

 

ノーヴェは何とか攻撃の隙を見つけてノーリの攻撃を受け止めて押さえた。

 

「ずいぶん変わった攻撃してくんじゃねぇか…。そんなん教えた覚えはねぇけどなぁ」

 

「戦場は常に想定外…相手が想定内だと思わないことだ。それに、男子三日合わざればなんとやらって言うだろ!」

 

「言って……くれる!!」

 

ノーヴェはノーリを突き飛ばすと同時に自身も後退して距離を取った。

 

(ちっ、教えたこと以外やるなって言いてぇとこだが言ってることは正しいし、何より型も美しい…やっかいだぜまったく!)

 

「押していくぜ!!」

 

一気に間を詰めようとしてきたノーリに、ノーヴェはガンナックルから魔力弾を連射した。ノーリはそれを一度大きく避け、そして今度は接近しながら飛んでくる弾を拳で相殺しながら接近していく。

 

「…!」

 

「ふっ!!」

 

ノーリはある程度距離を詰めると、そのままガンナックルの射線上から外れるように飛び、ノーヴェに殴り掛かった。ノーヴェはその攻撃にうまくカウンターを返した

 

つもりだった。

 

次の瞬間中を飛んだのはノーヴェだった。

 

「!?」

 

ノーヴェは地面に叩きつけられると同時に起き上がり、ノーリを見た。

 

「何しやがった!?」

 

「カウンターカウンター…急にやられるとビビるだろ?」

 

(違う…今のは…完全に殴られるはずだった…。身体が勝手に動いたとでも言うのかよ?)

 

一瞬の反撃、それはノーリの意思ではなかった。それどころかさっきまでの戦闘もまるで自身の頭の中にスーパーコンピューターがあるように感じた。相手の反撃に対する最適解を自動で実行しているような気分だった。

 

(くそっ、どうなってんだよ…)

 

 

 

ーアキラVSフェイトー

 

 

 

「ところで、アキラ君はGWでよかったの?」

 

フェイトが上空からアキラに訪ねた。質問の意図は簡単だ。アキラは基本的に陸戦で空戦能力はない。それでもGWに選ばれたことが気になっていたのだ。

 

「ん?ああ。あんたにゃまだ見せてなかったか」

 

アキラは一瞬にっと笑い、姿勢を低くして足に力を込める。

 

「行くぜフェイトさん!」

 

そういうと、アキラの背中から魔力の翼が発生した。正しくは白い魔力の触手のようなものが数本絡み合い、翼のような形を成している程度だ。

 

「!!」

 

「おぉぉぉ!!」

 

アキラはそのままフェイトに向かって飛んだ。ジャンプによる飛躍ではない。確実に飛行と呼べるものだった。フェイトに充分接近したアキラは拳を向けた。

 

「っ!」

 

フェイトは瞬時にシールドを展開した。しかし、アキラの拳はそれをやすやすと打ち砕く。

 

「嘘!?」

 

「せいっ!」

 

そのままフェイトの腕を掴み、自身の方に寄せてショルダーアタックを食らわせた。フェイトはその衝撃に耐えきれず、近くのビルに突っ込んだ。

 

「いたた…」

 

フェイト LIFE 2800→2550

 

「どうだ?」

 

「なるほど…伊達にトレーニングしてきたわけじゃないみたいだね…」

 

「当然だ。さぁ、楽しくいこうぜ?」

 

先ほど自身に向けて言われた言葉を挑発気味にフェイトに返した。

 

 

 

続く

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