文月学園での新たな生活   作:Argo(不定期更新)

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こんにちは、皆さん今年はお疲れ様でした。
私のこの小説に評価をつけて下さった時はとても嬉しかったです。来年もよろしくお願いします!
 良いお年を!


A vs.F《ムッツリだけが取り柄じゃない!》

「第三回戦を開始します!代表選手は前へ」

 

 Fクラスからは土屋が、うちのクラスからは久保がでる。

 

「・・・よろしく」

「よろしく頼む。それにしても君たちも大変だね。彼女があそこまで分からず屋とは」

「・・・今日はいつもよりマシ。いつもなら釘バットを取り出している・・・」

「・・・・大変だね。」

「・・・ああ。」

 

 いたたまれない空気になってしまった。

 

「教科はどうするんだい?君は保健体育が得意だと聞いたんだが」

「・・・確かに得意。だが、現国でお願いする」

「承認します!」

「良いのかい?召喚」

「・・・ああ。召喚」

 

 久保の召喚獣は巨大な鎌を持っている。かたや、土屋の召喚獣は脇差し一本のみ。

 

 

      現国

 

Aクラス 久保利光  469点

       vs.

Fクラス 土屋康太  382点

 

 

「・・・勝負っ!」

 

 先手は土屋、速さが明らかに他の召喚獣とは違うので目で追いにくい。だが・・・・・・

 

「へぇ、速いけどいまいちだな」

「私達からすれば遅いのは当たり前よ」

「まぁ、アルゴの速さを知ってればな」

 

 鼠のアルゴ、あの世界で脱出の為にいち速く攻略本を纏め、ゲームクリアの頃にはほとんどのプレイヤーの信頼を勝ち取ったアインクラッド1の情報屋。AGI全振りなので速さもアインクラッド1だ。本人の実力的に攻略組にも参加できるプレイヤーだったが、彼女は終始情報屋を貫いた。

 現在でも彼女は数あるタイトルの中で情報屋として活動している。

 

「元気にしてるかな?」

「アルゴだもの、そのうちひょこっと出てくるに決まってるわ」

「だな!おっと、終わりそうだぞ詩乃」

「あら、点数差があったとはいえよくここまで保ったわね。流石ね。」

 

 

      現国

 

Aクラス 久保利光  199点

       vs.

Fクラス 土屋康太  103点

 

 

「これで最後だ、【鎌鼬】!」

 

 久保の腕輪の能力、鎌鼬が土屋を襲う。

 

「・・・っ!はあぁっ!」

 

 普段の物静かな彼からは考えられない気迫を持った声が聞こえる。迫る鎌鼬ものともせず、久保の召喚獣へと近づく。

 

「くっ!だが、少し足りなかったね。

・・・・・・僕の勝ちだ。」

「・・・無念。」

 

 ぽむん!という音と共に土屋の召喚獣は消えた。

 

      現国

 

Aクラス 久保利光  19点

       vs.

Fクラス 土屋康太  0点

 

 

「勝者、Aクラス 久保利光!」

『うおぉぉぉぉ!』

 

 どうも、昔のことを思い出していた時に近接戦闘があったらしく、両クラス共に大いに盛り上がっていた。

 

「・・・・次は俺か。応援頼むよ、詩乃」

「もちろん、・・・応援する前に決着がつきそうだけどね」

「まぁそう言うなって。じゃ、行ってくる」

「ええ。行ってらっしゃい・・・和人」

 

 黒の剣士は立ち上がる。名誉等は求めず、ただ、仲間の為に。

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