学園祭に向けて
Aクラスに新たに生徒が加入して1週間経った頃、学園は生徒の楽しそうな声に包まれていた。
「───ということで1日目は執事&メイド喫茶、2日目はコスプレ喫茶で良いか?」
という問いかけに対して賛成の声が次々と上がる。
「よっし!清涼祭の最優秀店舗を目指して頑張ろう!皆!」
『おおっ!』
「それじゃあ皆持ち場についてくれ!」
代表の指示を受け、各自資料や道具を片手に散らばる。
「和人、この学園予算の額が可笑しくないかしら?明らかに普通の学校を越えている気がするのだけど」
「詩乃、そこは気にしたら負けだ。というか、それを言い始めたら俺達の教室だって充分に可笑しいぞ」
「そうね・・・。深く考えないことにするわ。
それにしても───」
窓の外へと詩乃は目線を向ける。
「──Fクラスはあれで大丈夫なのかしら?」
「ゴミ拾いしてるな・・・。あ、西村先生が走ってる。・・・・すげぇ、どうやればあんなに統率のとれた行進ができるんだ?」
「Fクラス最近変わったわね、和人は何故か知ってる?」
「・・・・・・さぁな」
────Fクラスside────
「お前らぁ!」
「おい、西村先生がいらっしゃったぞ!」
「・・・何やっとるんだ?」
「見ての通りゴミ拾いです。それにしても、ポイ捨てをするなんてけしからんやつらですね。」
「ああ。そうだな。しかし、今は授業中だ。後の時間にしなさい」
「分かりました!皆、撤収だ!」
『了解です!リーダー!』
「せいれーつ!いちに!」
綺麗に並び終えるとFクラスのメンバーは西村先生を先頭に玄関へと入っていくのであった。
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「・・・うん、やっぱり桐ヶ谷くん何かしたでしょう?」
「いや、ちょっとアドバイスをしただけだ。まさかここまで効果があるとは思わなかった・・・。彼らは随分たんじゅ、純粋なんだな」
「ねぇ、桐ヶ谷君。今単純って言いかけたわよね?」
「ははは・・・、そんなこと無いよ。優子さんの気のせいじゃないか?な、詩乃」
「さあ、どうでしょうね?」
「・・・・・・・・・・・。」
「ねぇ、雄二」
「何だ、明久?オレは何気に予算決定やら、チラシのデザインやらで忙しいんだが」
「もしかしたらだよ?」
「おう?」
「僕らの代表って僕らが思ってるよりももっとスゴいのかもしれない」
「んなことねぇ、・・・って言いたいところだけどよ。生憎アイツらは底が見える気がしねぇからなぁ・・・」
「そう考えるとさ、僕らの代表ってやっぱりチートスペック・・・」
「・・・もう言うな明久・・・・・・。これから更にチートさが発掘されたらどうするんだ!?」
「雄二・・・、それはフラグだと僕は思うんだ・・・」
「・・・」
「・・・」
「「敵に回らないことを祈ろう(か)!!」」
裏でこんな話があったことを本人達は知るよしもない。
受験で余裕が無いので今回はここまで・・・。