でも、次のパートがなんとなく思い浮かんだんで次は3000字くらい書けそうです。たぶん、恐らく、maybe・・
~20:26
恙無く夕方まで日程が進み、大半の生徒が入浴を始めた頃、突如として廊下が騒がしくなった。ちなみに詩乃は風呂へ行っている。
本来なら俺も風呂に入る時間なのだが、学園長に依頼された仕事が思いの外長引いてしまった。
「何事だ?」
最初は何かを叫ぶ声だけだったが、次第に足音が聞こえるくらい慌ただしく人の往来が絶えなくなった。
部屋のドアを開けると先生方や女子生徒が頻繁に廊下を行き交っている。
「なぁ、小山さん」
「!?。なんだ、桐ヶ谷くんね。驚いたわ」
皆早足だから中々話しかけられない。仕方なく人並みの方へ少し歩くとようやく、見たことのある人が通ったので話し掛ける。
彼女は警戒するように勢いよく振り返ったが俺だと分かると表情をゆるめた。
「呼び止めて悪いけど、どうしても聞きたくてさ。一体何があったんだ?」
「・・・その反応は大丈夫そうね。詩乃は丁度お風呂の時間か、歩きながら話しましょう。今は時間がないの」
「あ、ああ。分かった」
剣幕に圧されつつ、素直に早足の小山さんに追従する。
「ここまで大きな騒ぎになっているのはとても単純でそれ故に許されないことをした輩が現れたからよ」
「・・・それは一体なんなんだ?」
「女子風呂の覗きよ」
「は?」
小山さんは如何にも頭が痛そうに顔をしかめるが俺はそれどころではない。浴場には今詩乃たちが行っている。それにお世話になったAクラスの皆も。覗き犯に対して沸々と怒りが揺らめく。隣を走っていた小山さんがぎょっとすると俺から少し離れた。
「──えー、こちら小山。応答せよ、桐ヶ谷君がそちらに向かっている。ただし、味方なので彼に攻撃はしないように」
横の小山さんの無線をギリギリ聞きとどけて一気に加速する、これ以上待っていられなかった。俺は彼女の裸を他人に見られて喜ぶような変態ではないし、友人がもしかすれば心に傷を負うかもしれないと分かっていて無視するほどクズになった覚えもない。そもそも、仲間をどんな形であれ傷つけるやつは誰であっても許さない。
☆★☆
~20:31
──その頃の明久たち
「中々に良い風呂だったな」
「流石、元旅館というべきかのう」
「・・・お湯も良い温度だった」
「ねぇ、なんか騒がしくない?」
「ん?そういえば何だかうるさいな」
「そうじゃ、康太は何か知っておるか?」
「・・・一応知っている」
「一体何が起こってるの?」
「・・・覗き」
「へ?」「はぁ?」「なんじゃと?」
「・・・女湯の覗き、首謀者はBクラス江藤」
「「「・・・・・・」」」
「・・・現在、和人が猛ダッシュで覗き犯をしばきに行っている」
示し合わせたかのように四人は顔を見合わせる。その表情はアイツやっちまったなとも言うべき顔だ。
「おいおい」
「江藤くん、もしかしなくてもさ」
「死んだじゃろうな、確実に」
「・・・南無」
「ヤムチャしやがって・・・」
「君のことは三秒くらいは忘れないよ」
四人は静かに死にゆくアホ面を思い描きながら手を合わせた。きっかり三秒で顔を上げた明久は雄二を見る。
「ん?どうした明久」
「いやさ、雄二が怒ってないのが意外で」
「はあ?」
「いや、今ってABCクラス女子の入浴時間でしょ?」
「そうだな、人数の少ないSクラスも合同だ・・・あ?」
「それって霧島さんも覗きの被害に遭うってことじゃ・・・」
「・・・・・・」
ガタリと立ち上がる雄二、そんな彼を見上げる明久たち。
「行くぞ、お前らぁ!」
「いいけどさ、忘れてたよね?」
「いかにもそういえば、みたいな顔をしとったな」
「・・・分かりやすい」
「うるせぇ!」
桐ヶ谷和人から数分遅れて、坂本雄二率いるAクラス男子の応援が出発した。
ちなみに雄二たちは少し早めに大浴場に行き、人が少ないうちに体を洗いゆっくり風呂に入ることができたのだった。
秀吉は残念ながら個別風呂である。本人は兎も角、明久たち以外の男子達が秀吉の性別が男であることを認めないことと学校側からの万が一に備えての容認がでなかったこと、それらが重なった結果であr『納得いかんのじゃー!!』・・・。
──かくして、後に細々と語り継がれる男子の煩悩とそれに巻き込まれた女性陣及び、一部の紳士達がぶつかり合う、女子風呂覗き事変が開幕するのであった。
なお、開幕から戦闘力は女性陣に軍配が上がっている。なんなら大義も女性陣にある。
・・・まあ、結末が分かりきった戦いもたまにはよいのではないだろうか。
どっちが勝つかワクワクですねぇ(すっとぼけ)。
一応ね?原作通り明久達が凸るのも考えたんですよ?でも、なんか違うよなぁって思いましてね。
いつも通り、私は思い付いたまま書くしか出来ない者なので先の展開は未来の自分に託します。