文月学園での新たな生活   作:Argo(不定期更新)

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 ども、Argoです。体育大会でちょっと死んでました。どうにか生き返った次第です。駄文ですけど、どうぞよろしくお願いします。
では、本編へどうぞ!


帰宅のちほんの少しの非日常

「「ただいま~!」」

「「「お帰りなさい!」」」

 

 学園がある文月から現在、川越市の実家へ帰宅した。

ちなみに詩乃は俺の家に住んでいる。理由はSAOをクリアした後での一人暮らしは心配だという点と文月学園─には絶対通わなければならないため─にある程度近く、家で融通がきき、なおかつ詩乃が絶対的な信頼をおいている友人という項目を満たしたのが何を隠そう我が桐ヶ谷家だった。

詩乃がお願いしたときの家族の反応は・・・・

母の翠は笑顔で『大歓迎よ!詩乃ちゃん!和人のことよろしくね!』と快諾。

父である峰高は『和人、いくら恋人でも節度を持てよ?』と要らぬ心配とともに快諾。

妹の直葉は『私は別にいいよお兄ちゃんとは昔の仲に戻れたし、それはきっと詩乃さんがいてくれたから。それに、詩乃さんとは北欧神話の話ができるし!というか、住んで!』と、これまた快諾。

 このように、家族からも許可がでたので晴れて詩乃はこの家に滞在することになった。

 でも、それだけじゃない。先ほど聞こえた3つのお帰りの声は直葉、父さん、母さん合わせてでの声ではない。

なぜなら、父さんは出張してるし、母さんは締切が迫ってるので、部屋で缶詰めになっている。では、直葉を除いた2つの声は誰の声か?

 ユウキとラン、・・・・つまり木綿季と藍子の声だ。二人とはSAOの《森の秘薬》クエストで出会った。

 二人はもともと後天性免疫不全症候群でヒト免疫不全ウイルスの薬剤耐性型にかかっており、薬が効きにくく危うい状態だったが、SAOの最中に新薬の完成、投与が行われ、皮肉なことに囚われたことで理解ある仲間ができ『精神衛生が向上』それも手伝って今では走り回れるほどに回復した。

 では、その二人がなぜ桐ヶ谷家にいるのか?それは、二人の両親が亡くなってしまっていることと、彼女らの親族が関係する。

 両親が亡くなり、帰る場所がなくなってしまった。ならば、当然親族が引き取るのが当たり前だ。しかし、彼女達の親族は二人がかかっていた病気に理解がなかった。何も知らない、分かっていない、分かろうとしない。そんな親族たちは二人を毛嫌いし、遠退けた。引き取り手に名乗り出た者はいたが、結局二人の家の土地が目当てだった。倉橋医師が引き取るという案もでたが、彼も立派な医師で二人を引き取る時間的な余裕は控えめに言ってもなかった。

この事を母さんに相談したところ『それなら、私達が引き取ればいいじゃない。』と、事も無げに言われた時はビックリしたものだ。その後、菊岡に頼んで養子縁組の手続きを円滑に行い晴れて二人は家族となった。

 

「お昼ごはんなに!?お腹すいたよー!」

「はいはい、着替えてから作るからちょっと待って」

 

____________________

 ちなみに詩乃の部屋は2階の直葉の隣、木綿季と藍子は屋根裏部屋だ。

屋根裏部屋といえば薄暗く、ボロボロで埃が舞う、というイメージがあることだろう。

しかし、我が家の屋根裏部屋は違う。他の部屋同様、明るい照明、綺麗な壁とフローリング、天井には空を寝転がって見ることができる大きな窓、壁にもしっかり窓はある。高さは190cmと少し低いが広さは和人と直葉の部屋を合わせたくらいでとても広い。寝室は詩乃の真上の部屋を使用している。勉強、ゴロゴロ、読書等は和人と直葉の真上の部屋でしている。一応、他にも部屋はあったのだがここがいい!の一点張りだったので即決した。

────────────────────

 

 

 高校の制服から黒の部屋着に着替え、詩乃とともに階下のリビングへむかう。

よほどごはんが待ち遠しいのか、木綿季が落ち着かない様子でソファーに藍子と直葉と座りチラチラとこちら(階段)の方へ視線を送っていた。余談だが、詩乃はSAO以前まで、一人暮らしで自炊もしていたので料理はお手の物だし、その上うまい。

そのため俺たち、桐ヶ谷一家は完全に詩乃に胃袋を握られている。

 

「ふっふーん♪まっだかな~まっだかな~」

「木綿季、落ち着きなさい」

「スグもな」

「「は~い」」

 

    ~調理&食事タイム~

 

「「「「ご馳走さまでした!」」」」

「はい、お粗末さま!」

「美味しかった~!」

「そうそう!ご飯の粒がパラパラだったね」

「ちょっとした工夫をすれば二人にも作れるわよ。それじゃ、ごはんも食べたし課題でもしましょ」

「了解」「「は~い!」」「そうですね」

「和人兄さん、詩乃さん、教えてくださいませんか?」

「私も!」

「ボクも!」

「ああ、いいぜ」

「今日は少ししか課題は出ていないから大丈夫よ」

「ありがとうございます!では、早速ですが・・・・・」

「ああ、これは~~~~ってすれば良いのよ」

「なるほど」

「お兄ちゃん、これは?」

「おお、そこは分配法則を使ってだな」

「和兄!宿題終わったら遊んでね!」

「ああ」

「木綿季、あまり和人兄さんに迷惑をかけないように」

「分かってるって!」

 

~~約2時間後~~

 

「終わった!」

「ボクも!」

「私もです!」

「ふぅ~、疲れたな」

「そうね、今は15時くらいか・・・・」

「お腹すいたよ~」

「おいおい、さっきおやつ食べたばかりだろう?」

「そうだけど、勉強したらお腹すいちゃうんだよ!」

「あら?木綿季は途中からうたた寝してたでしょう」

「えへへ、寝つきは良いんだ////」

「褒めてないから!まったく・・・・」

「まあまあ、それは置いといて和兄!遊ぼうよ!」

「んー、良いけど。何をするんだ?」

「・・・和人兄さんは木綿季に甘過ぎます」

「あはははは、それはまあお兄ちゃんだし」

「そうね、和人だもの」

「なんか、失礼なこと言われた気がするんだが・・・」

「「「気のせい、気のせい」」」

「そ、そうか・・・。木綿季、こんなのはどうだ?」

「なになに!?」

「試験召喚獣の話はしただろ?木綿季も召喚してみたくないか?」

「したい!!でも、できるの?」

「ああ、藍子たちもどうだ?」

「では、お言葉に甘えて」

「私も~!召喚獣は可愛いって評判だし」

「和人、学園の生徒じゃなくても召喚はできるのかしら?」

「大丈夫だろ、たぶん・・・」

「貴方って人は・・・はぁ~」

「ま、まあやってみようぜ!道場はもちろんダメだし、よし庭でやるか」

「「おー!」」

 

 靴を持ち縁側を通って小さな池のあるまあまあ広い庭へ出る。

 召喚獣等について一通り教えたところで実践に移る。さて、召喚はできるのか?

 

「よし、じゃあやってみてくれ」

「おっけー!」「分かった~!」「はい!」

「「「サモン!」」」

 

 少し時間を置いてから可愛らしいぽむん!

という音がしてスグ、藍子、木綿季の召喚獣が出てきた。スグはALOのリーファの装備を現実のスグをデフォルメした召喚獣が装備している、種族はシルフだ。藍子は濃紺を基調とした装備に紫がかった濃い藍色の片手剣を装備している、種族はインプだ。木綿季は紫を基調としたALOの装備でかためている。武器は細剣と見間違うほど細い片手剣を装備している。頭にはトレードマークの赤いカチューシャもついている。

 

「おお!木綿季達でもできるのか!」

「みたいね・・・」

「わあ!可愛い!この子ってさわれるの?」

「ん、実体化すればさわれるがそうするとフィードバックがくるから操作に慣れるまではダメだ。」

「そっかー、よし!じゃあ、頑張って慣れるぞ~!」

「「おー!」」

 

 それから木綿季達に操作などを教え自分も操作の練習をしているとスマホに着信がきた。相手は菊岡だった。

 

「すまん、電話きたから少し抜ける」

「「おっけー!」」「はい」「分かったわ」

 

 縁側に腰をかけて通話を開始する。

 

「菊岡さん、何のようだ?」

『やあやあ、キリトくん。にしても、酷いなあ会話の最初がそれだなんて。』

「ああ、で要件は?無いなら切るぞ」

『わ~まったまった!そう急かさないでくれ。まったく、急ぐとロクなことは無いよ?

要件はユウキくん達にも例のネクタイピンの能力は有効だと伝えようかと思ってね』

 

あんたはノンビリしすぎなんだよ!という心の声を抑え会話を続ける。

 

「どの条件下で有効になるんだ?」

『SAO生還者で今もVRMMOゲームを続けているキリトくん、シノンくんに近しい人物にのみ有効となるよ』

「なるほどな・・・。一つ質問いいか?」

『ああ、言ってみてくれ。』

「文月学園とは関係のないユウキ達が召喚をできた理由は?」

『簡単なことだよキリトくん。彼女達のゲームアバターデータが読み込まれただけさ。現に君たちが召喚したときよりも出現するのは遅かっただろう?試験召喚システムは《ザ・シード》も利用されてるからね。

何も可笑しくはないだろう?』

「まあ、確かに」

『ああ、そうそう。ネクタイピンの能力はリーファくんも使えるように設定しているからいざという時は使いたまえ、機能の追加は無制限にできるからキミの好きなようにしてみるといい。』

「分かった。で、それだけか?」

『あと、一つだけ。今でこそネクタイピンの形になっているが強く願うだけでどんな物にも形状変化ができるよ、では、これらのことはシノンくんにも伝えておいてくれ。じゃ、これで』

「じゃあな」

 

《形状変化、か。使えそうだな。》そう思いつつスマホをポケットにしまい、庭へ顔を向ける。

・・・そこにはすごい動きをしながら戦う召喚獣が、つーか操作に慣れるの速すぎだろ。

 

「和兄、操作慣れたよ!」

「そうだよ!お兄ちゃん!」

「実体化の許可を!」

「あー、分かった分かった。詩乃」

 

詩乃に合図を送る。

 

「はいはい。えーと、ここをこうして、と。オッケーよ」

「さわってみてくれ」

「「「はーい!」」」

「わ!しっぽフサフサだ!」(* >ω<)

「かーわいー」( 〃▽〃)

「癒されますね」(o⌒∇⌒o)

 

   ~~それから20分~~

 

「満足、満足♪」

「少し嫌がられたのはショックだったなぁ」

「まあ、苦しそうでしたし」

「よし、今日はここまでな」

「私は夜ごはんの準備してくる」

「あ、詩乃さん。私も手伝いますよ」

「あら、ありがと。直葉」

「よ~し!ボクは洗濯物を取り込むよ」

「私もユウキを手伝いますね。」

「じゃあ俺は風呂の準備でもするか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こうして、いつもとは少し違う日常は幕を閉じた。




 ここまで読んでいただきありがとうございます!
お気に入り等してくださった読者様ありがとうございます!感謝感激雨霰です!
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