俺が悪タイプ使いなのは間違っていない筈だ   作:ゴーマ

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第4話

スタンドには大勢の人。もう既に席は満席で立ちながら観戦する連中が大勢いる。

今俺はスタジアムのフィールドの中でトーナメントの開会式に参加している。皆黙ってはいるが教師の話しなど聞いてないだろう。事実俺も聞いてない。口から出てくるのは決まりきった陳腐で聞き飽きた文言ばかりだ

そこでどんな反応をすればいいのかわからない。それに俺の意識はもう一回戦のことにシフトしていた。

こちらが選出するのはニューラ。持ち物は持たせて良いとのルールなのでニューラにはチーゴの実を持たせるつもりだ。ニューラは物理攻撃主体なので火傷の状態異常が怖い。

そんなこんなで開会式が終わり、トレーナーはそれぞれ解散していく。

俺は手持ちのアップをするため隣接するグラウンドに向かった。

最後までぬかってはいけない。

 

 

 

 

いよいよ俺たちの出番が回ってきた。試合の様子を見る限り校内の実力者であると分かった。だが、俺が彼らに劣っているなどとは微塵も思っていない。むしろ相手が強いほど戦り甲斐があるものだ。さて、頑張っちゃおうかな。

俺がフィールドに入った途端馬鹿でかいアナウンスが入った。色々言ってるみたいだが、正直興味ないので無視。

今はバトルに集中だ。

相手はユイガハマ ユイという女子。俺が相手だから対戦拒否されるかもしれないと思っていたが、それは杞憂に終わったようだ。

さあ、やりますか。

 

 

「それでは試合開始!」

そう宣言されるとお互いモンスターボールを手に取り、ポケモンを繰り出す。

「ニューラ、出番だ。」

俺はあらかじめ決めておいた通りニューラを出す。

「行って、サブレ。」

ユイガハマはサブレという名のハーデリアを繰り出した。

タイプ相性は互角、互いに弱点をつける技を覚える。どうでてくるのか?

いきなりユイガハマが仕掛けた。

「サブレ、炎の牙!」

ハーデリアが犬歯に炎を纏って嚙みつこうとしてくる。やはり弱点をつける技を持っていた。

だが、俺は何も指示を出さない。ギリギリまで引きつける。後一歩、もう一歩。よし、きた!

「ニューラ、騙し討ち」

言うが早いかニューラはハーデリアの下から強烈な一撃を入れた。綺麗に顎に入っている。そして、後方に吹っ飛ぶ。

先程まで騒がしかったスタジアムが静まり返る。

そして、一斉にブーイングが始まる。

そりゃそうだろう。騙し討ちという狡猾な技、急所を狙うえげつなさ。反感をかうのは当然だ。

聞いていて気持ちのいいものではないが無視を決め込む。

今はバトルの最中、ヤジを飛ばす連中には後で目にもの見せてやるからほっておく。

「サブレ、大丈夫!?」

ユイガハマが焦りながらハーデリアを気遣う。確かに心配だろう。事実ハーデリアは足をフラつかせている。

ここが攻め時だ。

「サブレ、奮い立てる。」

ハーデリアが全身を震わせ攻撃と特攻を上げ始める。だが、黙って放っておくわけがない。

「嫌な音!」

ニューラが爪を擦り立てて耳をつん裂く音を鳴らす。 加えて防御を大きく下げる。

堪らずハーデリアは奮い立てるを解除する。

「電光石火」

すぐさまニューラがハーデリア目掛けて突撃する。単純にまっすぐ向かうのではなくフェイントを織り交ぜている。

だが、ユイガハマも応戦する。

「サブレ、嗅ぎ分けるでニューラを見つけて。」

ハーデリアが鼻を鳴らして、ニューラがいる方向に向き直る。

だったら、小細工なしでいく。

「冷凍パンチ!」

冷気を纏った拳がハーデリア目掛けて振るわれる。

「サブレ、恩返し!」

二つの技がぶつかり合い鍔迫り合いが起きる。

鍔迫り合いの末、ハーデリアが跳ね飛ばされる。

目を回して戦闘不能だ。

ニューラは荒息つきながら立っている。

俺達の勝ちのようだ。

フィールドの主審が俺の勝利を宣言、俺の二回戦進出が決まった。

俺はニューラをボールに仕舞い、一礼してから退場する。

「バトルお疲れ様、後で腕を見せてみろ」

そう言うとうなづくニューラ。やはり痛かったのか時折腕をさすってる。

なんだかんだ言ってやはり出場者は一定の実力があるようだ。

これでは一層楽しみになってくる。

そんなことを考えながらニューラへのご褒美としてサイコソーダを購入した。

次の対戦カードを確認しておこう。




短くてごめんなさい。また続きました。次が二回戦。バトルにはヤミカラスがでます。
バトル等の描写が上手くいっているかはわからないですが応援よろしくお願いします。
ご感想頂ければ幸いです。では次回もたのしんでいただけるように努力します。
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